三石山 1140

全般 ●282 (みついし)               房総丘陵1000
 大きな岩が観音堂にかぶさっています。山頂、奥の院の前には願掛けのハンカチが多数、結ばれています。
全山、車での登山が可能です。そのため元清澄(もときよすみ)山方面からここへ下山して、車を呼ぶハイカー
もいます。
 県指定天然記念物。三石山自然林。
 JR久留里線は久留里駅・上総亀山駅間の便数が少ないので事前に承知しておかねばなりません。
 上総亀山駅からの香木原、黄和田車庫、七里川温泉の民営バス路線は廃止され、自治体の委託するコミュ
ニティバスになりました。早朝の便は前日までの予約によるデマンドバスで、そのあとの便は従来どおりです。
今後も変遷があるかも知れません。このバス停からの案内です。

@ 観音堂と大岩

@亀山駅から表参道で
 上総亀山駅→0.10←川俣神社
 バス停笹→0.10←成田山別院→0.15←川俣神社
 川俣神社→0.10←看板→0.15←隧道前分岐→0.25=0.20←三石151柱→0.05←
三石156柱→0.15←観音寺入口→0.10←三石山観音寺
 JR内房線木更津駅乗り換え、久留里(くるり)線上総亀山駅下車。駅前にはこぎれいな公衆トイレがある。駅
前を右に折れると、線路の終点を見る。広い道路に合流した先の交差点は藤林(ふじばやし)大橋の西側から
この橋を渡る。川俣神社の先には亀山湖の入りくんだ水線を横断する橋が連続する。右手に草川原(くさがわ
ら)公園がある。
 浜松町バスターミナル又は東京駅八重洲口前発高速バス、バス停笹下車。ガソリンスタンド脇で東へ道路を進
む。亀山ダムを見ると左手にかめやまやすらぎ館があり、広い駐車場と公衆トイレがある。川俣大橋の次は川俣
神社の前で左から藤林大橋からの道を合わせる。
 千葉駅発高速バス、バス停藤林大橋下車。南東へ道路を進み、川俣神社の前で右から川俣大橋からの道路
をあわせる。
 右手に草川原公園がある。駐車場、園地、小さいながらもきれいな公衆トイレがある。その先の右手に三石(み
ついし)山観音寺の大きな看板があり、ここで南へ右折する。集落を抜ける道は狭いがすぐ二又に出る。標識
があって左へ進む。民家も田畑もなくなり、道路が右へ曲がったところで、左側に道路が分岐している。今は裏参
道とされている道路のトンネルが見える。林道草川原線だが、バリケードで閉鎖された。
 直進する道路は左へ曲がって先ほどのトンネルの上部を越え、更に右に曲がって高度を上げる。尾根筋にな
って、道路に沿って駐車場が左右にある。新しい公衆トイレが右に、左に展望広場への階段がある。頂上には休
憩舎もあり、周辺がよく展望される。片道僅かに2分だ。道路が僅か下りになった先の右手には大山祇神社が
有り、更にその先右手には観音寺入口がある。横断門は撤去された。
 入口の向かい、左手の岩山には地蔵峠経由、元清澄山方面の山道の登り口が刻まれ、その左手先に公衆トイ
レがある。道路は直進し、大型バス用の折り返し場所を経て片倉ダムに至る。 
 参道は車輌の通行可能な道路で、関係者の通行がある。山門の先に寺務所がある。その左手へ進むと、大き
な岩のかぶさる観音堂がある。この岩が山名の由来だ。
 観音堂の手前と奥の二ヶ所に、奥の院に通じる狭い径がある。手前の径は弘法大師像の脇から観音堂の裏
手を通る。奥の径は堂の左手から狭い岩の隙間を抜けて裏手へ回る。岩肌には小さく穿たれた穴があり、さま
ざまな形式の仏像が安置されている。急斜面の狭い径なので注意したい。二本の径は合流して奥の院の前に出
る。全方向に好展望が得られる。狭い頂上で、奥の院の前には金網が取り付けられ、そこには願掛けのハンカ
チが多数結ばれている。
 観音堂前の広場の奥には、裏参道への道があり、時間によって開閉されていた。下りの径が崩れて閉鎖され、
こちらからの通行はできない。

@ 三石山山頂 奥の院 願掛けのハンカチ

A亀山駅から裏参道で
 上総亀山駅→0.10←川俣神社→0.10←看板→0.15←隧道前分岐→0.30←小川横断
→0.20=0.15←(通行止め)三石山観音寺
 上総亀山駅下車。駅前を右に折れ、藤林大橋を渡る。草川原公園の先、大きな看板があり、ここで南へ右折
する。道路が右に曲がるところで、左側に道路がある。今は裏参道とされている道路で、トンネルの入口が見え
る。ここで左に折れる。但し「道路の崩落のために車では三石山へは行かれない」という看板があって、通行止
めにされている。
 始め右側に沢を見る。川回しの川トンネルで道路は川を渡り、その後はずっと左側に沢を見る。左側の山が急
な岩壁になって林の枝越しに黒い影を見せるころ、左手に細い橋の分岐がある。道路はあと僅か先に続き道路
の終点に広い折り返し場・駐車場が有るが、山からの崩落により道路は埋没して利用できない。(その後改修さ
れても、いつ繰り返されるかも知れないほどの急斜面だ)道路はその駐車場まで舗装されている。その先には細
い道があって、素掘りのトンネルの先、ゴルフ場とはフェンスで遮られいる。
 細い小さな橋を渡って谷筋の階段を登る。しかし、この先の径が崩れて通行止めにされた。(左手には三石山
の垂直かと思わせる岩壁が樹林越しに見える。大山躰光法子と書かれたお堂がある。階段が続き、登りきって
小尾根の尾根筋を左へ進むと、参道の門扉に着く)時間によって開閉されていたが、完全に閉鎖された。通行で
きた時は観音堂の前の広場の一番奥に出られた。

B片倉ダムから
 バス停君津ふるさと物産館→0.05←片倉ダム→0.10←宮ノ下ピクニック園地入口
→0.45=0.40←観音寺入口→0.10←三石山観音寺
 上総亀山駅下車。[香木原(かぎはら)行きバス乗車、バス停ふるさと物産館下車。](西側の県道24号線久留
里街道を南へ計約4キロ進む。房総スカイラインの丁字路に出る手前、150メートルのところにある東分岐に入
ると、片倉ダムを右岸から眺め、片倉ダム(右岸サイト)を通り抜ける。)
 浜松町バスターミナル又は東京駅八重洲口前発、鴨川駅西口行き高速バス、君津ふるさと物産館下車。
 千葉駅発、鴨川駅西口・亀田病院行き高速バス、君津ふるさと物産館下車。
 君津ふるさと物産館は「道の駅 ふれあいパーク・きみつ」で、広い駐車場(複数)と売店がある。僅か南側に
は食堂とコンビニエンスストアもある。ここの北側にある片倉ダム(左岸サイト)から笹川湖=笹川の右岸側へ渡
る。
 林道片倉三石線の片倉ダムに近いところに宮ノ下ピクニック園地があって、ここにも駐車できるが、設備的な
ものは何もない。緩い登りの舗装道で、三石山観音寺表参道横断門まで進む。途中、未舗装の駐車場がある。
これは大型バス用の折り返し場所だ。亀山湖ゴルフ場に近いところでは、崖の成層にユニークなものが見られ
る。地層の緩い褶曲が、いくつもあるものだ。紅葉・新緑の時期は周囲の配色がいい。全線が舗装道路だ。

D 加勢神社

C猪峯橋
 C−1 猪峯橋から三石山へ
 上総亀山駅→0.10←川俣神社→0.10←看板→0.10←長崎十字路→0.20←猪峯橋
→0.25=0.20←展望の崖→0.20=0.15←●272ピーク
 ●272ピーク→0.10←東電柱三石151柱→0.05←東電柱三石156柱
 ●272ピーク→0.10←東電柱三石156柱
東電柱三石156柱→0.15←観音寺入口→0.10←三石山観音寺
 上総亀山駅下車。三石山観音寺を目指す。看板のところではこれを右手に見送って、更に東へ進み亀山大橋
を渡る。神納(かんのう)橋では旧河床の水生植物園を見おろす。
 長崎十字路を南へ折れる。キャンプ場への分岐や貸しボート店の脇を抜け、折木沢(おりきさわ)橋を渡る。こ
れは長い橋で、崖の成層の模様が近くに見渡せる。
 小さな猪峯(いのみね)橋が取り付いている。この橋を渡ると、第二橋が右手にある。床面が一部腐食している
ので注意したい。左岸から左手の斜面を登るように薄い踏み跡を辿る。一段上は緩い植林の斜面だ。そのまま
西へ進んで山裾の小谷を進み、この尾根筋に上りつく。この尾根筋を乗り越す方向に左巻き径があるが、薄い
踏み跡、狭くて急な直登尾根筋へ進む。コンクリートの杭にはステンレス帯が巻かれ数字が入る。巻き尻が見え
るので左巻き径を進むと痩せ尾根には苔を見る。
 緩い平面に出たところでは斜面の右端を選ぶ。左側に小谷が喰い込んで、痩せ尾根になり右直登を選ぶ。北
側に水面と亀山坂畑が展望できる崖の上になる。尾根筋は左へカーブ、赤い杭もある。スギとツガが並ぶ急斜
面の後、左巻き径を見送って直登すると●272のピークに出る。
 狭いピークには南北の尾根筋に踏み跡があり、西側足元に道路を見る。南側へ進むと巻き径の合流からモル
タル法面上部に出る。東寄り自然斜面の狭い径に移る。道路に出るとカーブミラーと東電柱三石156柱がある。
北側に下っても一段低い肩ピークを右寄りに下り、古道に合流して左へ折り返すと道路三石151柱の脇に出る。
 舗装道路を南へ進めば左右に駐車場、展望広場の階段と公衆トイレ、大山祇神社の鳥居を見たのち、観音寺
の入口に至る。
 折木沢橋の南詰め東側の斜面に小滝がある。
 猪峯橋を渡らず、直進すると黒滝から東大演習林のゲートへ至る。
 上総亀山駅から長崎十字路までは藤林トンネル経由の方が若干近い。

 C−2 河床の甌穴を見る
 沢を詰めて三石山に行かれるらしい。甌穴を見学して、その先の渕を限度に戻ろう。
 猪峯橋→0.30←渕
 猪峯橋を渡ると、正面にも踏み跡があるが、これには入らず、右手に下る。すぐ又左には、小さな橋に繋がる
踏み跡があるが、右へ下って川原に入る。その橋の下を潜って川原を上流へ進む。ダムの水量が高い時、悪天
の時などは入ってはならない。
 岩がごろつく川原だが、歩きにくいところはない。上流に進むと、これが全幅、奇麗な滑滝状の岩になる。直径
15センチほどの甌穴(おうけつ)が幾つかある。左岸の崩落で川原の半分が埋まっている。右手に左岸の枝沢
の切込みを眺めた先に渕がある。渕は川幅全体に及び、わりと深い。高巻きできるところはない。その先の河床
が滑滝状になっているのを眺めて戻る。
 増水期は当然接近できない。沢を詰めて三石山へ行くのは他者のガイドを参考にされたい。ここの案内子はこ
れ以上進むなとだけ案内する。

D 滝原の亀山神社

D加勢神社へ
 D−1 林道から
 上総亀山駅→0.10←坂畑公民館十字路→0.05←坂下橋→0.10←長崎十字路→0.20←
猪峯橋→0.05←オートキャンプ場分岐→0.05←林道加勢線分岐→0.15←加勢神社
 上総亀山駅下車。長崎十字路を南へ進む。キャンプ場への分岐や貸しボート店の脇を抜け、折木沢橋を渡
る。小さな猪峯橋が取り付いている。その先には亀山湖オートキャンプ場への分岐がある。更にもう一つ先に林
道の分岐が左側にある。林道加勢(かせ)線で、その分岐点の角には駐車できそうな草地がある。
 バリケードで車輌の進入禁止が標示されている。林道はやや傾斜が急で、コンクリート舗装されている。左下に
はさきほどのオートキャンプ場が見える。右にカーブしていくところの左手に平地がある。そのまま林道を登って
左にカーブして水平になると、道路は砂利舗装になる。右手に金網に囲われた敷地の中に加勢神社がある。

 D−2 滝原公園から
 上総亀山駅→0.10←坂畑公民館十字路→0.05←坂下橋→0.10←長崎十字路→0.15←
滝原→0.10←滝原公園→0.35=0.30←加勢神社
 上総亀山駅下車。長崎十字路を東へ進む。広い新道が狭くなるところに滝原(たきはら)公園の標識があり、
南へ曲がる。この付近より東側も新道の工事が完成した。左手に泉滝寺(泉龍寺など混乱している)の地蔵像を
見ながらそのまま進むと、鳥居がある。神門が左手にあり、その中には御輿がある。わりと広い境内の亀山神
社神門の前を通り抜けると、左手に滝原橋ががある。小仁田(こんた)ほかもっと先まで径があるように書かれ
た標識がある。滝原橋の先は一軒家で、枝沢に橋はない。
 左手に滝原橋を見送って道路を下ると、公園の駐車場に出る。滝原公園は広い芝生の広場にきれいな公衆ト
イレと東屋がある。川の右岸に下りられる階段と右岸の遊歩道があり、釣と川遊びができる。但し水流の屈曲部
は一部深いところもあるので注意が必要だ。遊歩道はかなり北側まで延びている。岩瀬の急流が見られる。滝原
橋の付近、かつて全川幅段差を持った「滝原不動滝」が、亀山ダムによって水没したものだ。
 駐車場の外れには滝尻橋がかかっている。これを渡った対岸からジグザグ径で尾根筋に取り付く。杉林の平
地が雛壇状に径の左右に展開している。荏柄(えがら)城の跡地かもしれないが、城跡は別所にある。杉の枯れ
枝を踏みながら進む。溝と土手の並ぶ径でやや左へ巻いて行く。正面に更に高いピークが見えるが、近づくにつ
れ径は左へ巻いていく。左手が急に開けて東側が眺められる。古い標識がある。この径唯一の標識で、内容は
現実離れしたやや遠い地名が記されている。ただ、加勢が近いことだけは確かだ。下り出してすぐ痩せ尾根に
なる。その径も笹が狭めている。十字路に思える紛らわしいところに標識杭がある。西側に尾根筋を巻いて広い
径になるが、竹が径を覆って通りにくくなる。竹でや低木で身動きの聞かない径で十字路になっている。右前方
の白いガードレールを目指して進むと、砂利舗装の林道に出る。林道のカーブ地点の内側に金網の扉があっ
て、その中に加勢神社がある。
 バス停長崎、バス停折木沢、バス停滝原と続く国道465線。折木沢の東側、道路北側の山への径がある。日
の森山の標識があり、石祠が並ぶ。稲荷大明神、金刀比羅宮、大山祇神と書かれた札が立っているのだが、日
月六臂の庚申像の脇に大山祇神の札が立っている。

E 月山橋と階段

 D−3 加勢神社から向山 △351.2
 加勢神社→0.25=0.20←向山
 加勢神社の南側は未舗装道路が右西へ緩く登っている。一部コンクリート舗装の箇所も含め西へ進んだ道路
は、左へ急カーブして東へ向き直る。右手一段上には建物が見える。道路の退避場の個所に右南側への分岐
があって、これに入る。右へ曲がって西へ向いた道は丁字路に出る。右に1本道が、左に二本道があって、左の
道の内、登りの径を進む。尾根筋を越えると「ちば四季彩の森」の看板のある分岐に出て右へ進む。径が高度を
上げ、左手に置いた尾根が低くなると、そちらからの別道が合流する。南側には左右東西に長くピークが横たわ
っている。南側の分岐を右へ進むと尾根筋と径が合流した三又で、東へ折り返して三角点のあるピークに出る。
南側の分岐を左へ進むと、緩く下って溝径に変わったところ、鳥獣保護区の標識がある。ここで右側の尾根筋へ
入る。踏み跡は薄いが下生えも薄いので僅かな登りでピークに至る。三等三角点加勢 周囲に分岐・踏み跡が
多いので不用意に進み込まないこと。鹿、猪など野生動物が多いので、物音に気をつけて周囲に気を配りたい。

E月山橋まで往復
 かつてはこの川俣林道を進み、沢を詰めて三石山へ行けたそうです。月山橋まで沢沿いの道路の景色を眺め
るだけで戻ろう。
 上総亀山駅→0.10←川俣神社南→0.15←押込橋南詰め→0.05←月山橋
 上総亀山駅→0.10←[バス停三石観音入口](川俣大橋西詰め)→0.10←成田山別院前分岐
→0.10←押込橋南詰め→0.05←月山橋
 上総亀山駅下車。藤林大橋を渡る。川俣神社前の右分岐の先に橋が見えるのを見送り、僅か南側のもう一つ
の分岐で右に折れる。湖岸を北側に眺めるようになると押切沢橋で、その先が月毛公園だ。駐車場と公衆トイレ
がある。湖の中に参道を水没させた神社がある。道路の山側にも石碑の並ぶ拝所がある。右手に押込橋を見
送って左へ進むと、右手にボート店がある。月毛橋の東詰めで、パイプの柵の向うに狭い舗装道路が続いてい
る。
 パイプ柵の向こうの道路を進むと右手に湖に繋がる川が見える。新緑、紅葉が楽しめる。すぐ小さな橋に出る。
月山(がっさん)橋で道路は左岸の道になるが、崖の法面が危険なので、この橋を限度で戻りたい。この橋の南
詰めには手摺付きの狭い階段があるが、これへ入るのも遠慮したい。

E 月山公園から湖岸を見ると樹木の枝越に鳥居が見える。

F 東京大学千葉演習林 柚ノ木歩道
 東京大学千葉演習林は君津市と天津小湊町(平成17年・2005年2月、合併して鴨川市)にまたがる2,170
ヘクタールの演習林です。森林、林業に関しての教育、研究が行われています。関東ふれあいの道以外の演習
林内の立ち入りは許可制になっています。一般公開が、4月の半ばの土日二日間、11月の末と12月の初頭に
4、5日間、新緑と紅葉の時期を選んで実施されています。折木沢、黒滝から猪ノ川林道へ、地蔵峠から柚ノ木
歩道へ入林できます。前者は一般向けコースとしての往復コースです。両者を通して健脚向けコースとして、地
蔵峠から更に三石山(みついしやま)または元清澄山(もときよすみやま)へも抜けられます。
 一般公開に合わせて入林する時でも、各種の制約がつくので十分注意したい。前もって公開日を問い合わせ
る。平日の9時から5時までの間に電話するか、ホームぺージにアクセスすること。当日の入林は午前9時から
午後4時までで、柚の木歩道については更に早い時間に締め切られます。悪天時には公開が見合わせられる
こともあります。最近は公開される日が少ない。当日の雨天はもとより、コースの整備が間に合わないほどの被
害を生ずる荒天が多いそうです。
 @入林に際して記帳をすること。
 Aインストラクターの注意指示事項に従うこと。
 B駐車場は全然無い。
 C自転車-オートバイも乗り入れ禁止である。
 D公開にあわせて各所にトイレが仮設される。
 E林内は禁煙である。
 Fお弁当広場として、休憩箇所が指定されている。当然、ゴミは持ち帰りだ。
 G林道、歩道以外のところに立ち入らないこと。
 H動植物を取らないこと。
 林内の各所にパネルが掲げられ、動植物の生態についての解説などがなされています。インストラクターから
研究成果や演習林のことなどが説明してもらえます。激しく侵食された沢筋の奇観と林相(新緑-紅葉)とが楽し
めます。
 東大演習林の周囲の尾根筋はハイキングコースになっています。これらには、アルファベットに数字を加えた
境界石が50メートルまたは100メートルおきに埋設されていますので、よい目印になります。但し、径は細かい
ピークを左右に巻きますが、標識は尾根筋に忠実に埋設されていますので、その違いだけは承知しておきたい
ものです。

 猪ノ川、黒滝ゲートから地蔵峠へ
 上総亀山駅→0.10←坂畑公民館十字路→0.05←坂下橋→0.10←長崎十字路
→0.20←猪峯橋→0.05←オートキャンプ場分岐→0.05←林道加勢線分岐→0.15←
黒滝の先のゲート→0.30←柚ノ木歩道入口→0.25=0.20←地蔵峠ゲート
 上総亀山駅下車。藤林トンネルをくぐる。坂下橋を渡ると道路は南へ向き直る。長崎十字路を直進する。[ここ
にはバス停があるが、便数は少ないので全コース徒歩で計画したい]亀山湖南岸のこの付近までにあるよその
公園の駐車場を利用して、駅から歩くのと同じくらい歩くことで計画すれば、車輌の駐車場に不自由は無い。亀
山湖畔には各所に公園があり、駐車場と公衆トイレもある。この先には、わずかな駐車場しかない。車輌による
接近は遠慮したい。
 キャンプ場への分岐や貸しボート店の脇を抜ける。このボート店の駐車場にはトイレがある。すぐ先が折木沢
橋だ。亀山湖に流れ込む小櫃川の曲部に掛けられた割りと長い橋で、湖岸とも河岸とも言いがたい成層の岩肌
が見られる。猪峯(いのみね)橋の先にはオートキャンプ場への分岐が左側にある。また更にもう一つ先にも林
道の分岐がやはり左側にある。車がこれ以上先で、転回できるところは無い。公開時はこの付近に東大で用意
した車で、あえて車輌通行止めの標示ををしている。その先にゲートがある。職員及びボランティアが、折木沢
方面からの見学者の記帳を受け付けている。素掘りのトンネルを潜り抜けると、右手の川に滝が見える。黒滝
だ。川幅一杯、黒い岩肌に水流が広がっている。角度がいま少しよくないのと、けっこう木々が多いので、そんな
によくは見えない。この先に再び東大のゲートがある。普段は関係者しか入らないだけあって、こざっぱりとしたき
れいなコースになっている。右岸の道が川回しのトンネルで左岸に変わる。左岸の時、右側の山の裾に用水路
が見られる。かなり上流で川の水を引き、小さなトンネルやU字溝を思わせる形に砂岩を穿ったものだ。他の地
方ではそう見られないものだが、房総では各所で見られる。
 径にも川にもトンネルがあって、これが並ぶ。他所ではなかなか見られない奇妙な景色が見られる。河床の下
刻の様子も奇麗な水を通してよく見られる。お弁当広場に指定されているのは河岸への段差が斜面になってい
るところで、その河原に下りたところだ。
 左岸の径の途中に記帳所が設けられ、地蔵峠方面からの入林者が記帳する。猪ノ川林道はまだまだ続いてい
るが、一般公開ではここまでで、往復して帰るか、柚ノ木歩道へ入ることになる。
 柚ノ木歩道は登りの山道で、「二段試験林」があり林内の小分岐が所々にあるが、濃い踏み跡から分かれて、
右に分岐すべきところには標識がある。これを登る。径は痩せ尾根をまじえた尾根筋の径になる。小ピークには
巻き道があって、右手の谷越しの尾根筋には逆方向に進む人影が見えるかもしれない。深い侵食の谷を挟んで
尾根筋が曲がりくねっているので、部分的には逆方向になってしまうからだ。地蔵峠には職員がいて、ここからの
入場者に挨拶をしている。時間外、公開日以外のゲートは閉ざされている。
 地蔵峠から左南側は元清澄山へ。右北側は三石山へ。三石山から元清澄山のコース案内は(元清澄山A三
石山・地蔵峠から)へ。
 道路のトンネルが隧道なら,川のトンネルは隧川、隧河、隧水。こんな言葉はない。川洞もない。川のトンネルは
房総丘陵では珍しくない。

F 黒滝ゲート 1

G愛宕神社 愛宕山 ○160 蔵玉城跡・亀山城跡
 バス停蔵玉・圓蔵院入口看板の丁字路→0.10←愛宕神社
 国道465号線のバス停蔵玉西側附近では改良工事が完了し、広い道路になった。バス停のすぐ東側には圓
盛院の案内看板が見える。県有形文化財指定の木造虚空蔵菩薩立像がある。東側の熊野神社とともに亀山城
跡の遺構だとされている。
 バス停蔵玉・蔵玉郵便局の丁字路から北へ旧国道を進み、郵便局旧局舎向かいの角で右へ曲がる。左側に
建つこざっぱりした二階建て住宅の裏手から、畑の脇の小径に入る。防犯灯5−1304。階段を上ってさらに進
むと路地のカーブ地点に取り付いて右へ曲がる。蔵玉142柱の附近から民家の西側の狭い径へ入る。愛宕神
社社務所の前に出る。御輿が表から見られる。途中に5ヶ所踊り場のある急で長い石段の参道が、一直線に延
びている。山頂には三基の石祠が並んでいる尾根筋にはさらに踏み跡がつながり、アンテナ鉄塔の先にのびて
いる。蔵玉城跡の主郭はこの先だろうが、下生えに阻まれる。
 バス停蔵玉の西側、バス停釜生(かもう)(集会所の墓地)には徳本名号石塔が建っている。

H別説亀山城跡
 圓盛院・熊野神社から蔵玉小学校付近が亀山城跡だとされている一方、上総亀山駅の北側500メートルほど
の山がこれではなかろうかと別説を唱えた方がいらっしゃる。そのすぐ西側には城主と同じ姓名を名乗る屋宅が
多く、城跡を思わせる字が残り、山城跡としての急峻な地形があります。線路と小櫃川に挟まれた高さ110メー
トルの山を教育委員会の調査報告書では(亀山城跡候補)高水城跡とされ、「圓盛院」を(亀山城跡候補)蔵玉城
跡としています。
 上総亀山駅→0.10←高水自治会館・不動堂→0.25←山頂
 上総亀山駅から西へ進むと国道465号線の高架の下を潜る。[左にはバス停高水踏切のある]分岐を右へ登
ればその国道に出る。右手には高水自治会館と不動堂がある。左手には畑地があり、その脇にコンクリート舗
装の道路が奥へ延びている。すぐに未舗装道になるが、幅広い奇麗な道が山中に延びている。笹の多い径を抜
けると尾根筋の径になって右へ曲がる。尾根筋が痩せ尾根になると奇麗な幅の径が繰り返される。尾根筋を左
から右へ横切って、下草の少ない斜面に出た附近を限度に戻ること。横尾番所への径のトンネルに近い位置
だ。
 この付近は別説の亀山城跡とは若干位置がずれているが、気持ちのいい尾根歩きができる。一部斜面が垂
壁の箇所もあるので、その点だけは気をつけたい。

F 東京大学千葉演習林 黒滝ゲート 2 秋の一般公開

I荏柄城跡 ○170
 滝原橋の南にも曲輪を思わせる雛段状の平地が山道の左右に展開しています。これが荏柄城跡かとも思わ
れますが、[バス停折木沢の南、]源之丞橋の南には荏柄城跡があり、この城域の南は加勢方面と繋がっていま
す。
 バス停折木沢・長崎十字路→0.10←国道より分岐→0.20←源之丞橋→0.25=0.20←
荏柄城跡
 [バス停折木沢下車。](長崎十字路の東、国道を左手にして、右側に道路が分岐している。これに入って直ぐ
右折、)南へ進んで丁字路に突き当り、西へ右折。僅か進んだところには防火水槽があり、その先で左へカーブ
して行く。火袋のない石灯籠が左手に建つ農道から水田の脇を進むと、害獣避けの電気扉があり、これを開閉す
る。右下は亀山湖の水面で、幅広い斜路を下ると源之丞橋の西詰めに降りる。左後ろに溝径が合流している。
防火水槽のある丁字路で南へ進み、民家の玄関脇から梅林、急斜面の切通し、左山肌からの崩落の径が埋って、
この位置に達する近道だ。径の崩落もあるので、これは避ける。
 橋は昭和53年・1978年竣工という看板のある頑丈な鉄骨のもので、幅の内法が1.5メートル、長さは約100
メートルだ。亀山湖の水面とこれを挟んだ湿地と垂壁が見え、思う沢(オモウ沢)からの水の落下も見える。
 緩い登りの幅広い径はカーブして高度を上げる。二又の左直進は狭い急登で、右側の幅広い溝径を進む。こ
れが左カーブすると、その左側は杉苗木の水平な雛壇状になっている。曲輪を思わせる地形だ。右側はオモウ
沢の谷を見下ろす崖になっている。その後、急斜面の林になって踏み跡が薄らぐが、右寄りに薄い踏み跡が繋が
る。尾根筋に登り着くとモミの大木(幹周り4.0メートル)が連続して2樹。その後の急登で山頂の肩に出る。南北
に長い水平な平地の右西端踏み跡が続く。浅い曖昧な切割りの付近が、滝原橋の真西の位置だ。その後僅か
で、尾根筋の平地は急登の尾根になる。ここが荏柄城跡の城域だ。炭焼き窯の跡らしき地形もある。標高にして
170メートル付近だ。標高200メートル以上の尾根からオモウ沢の西側へも城域は続き、その尾根には三山石
碑が建っているという。

F 東大演習林 川のトンネルと「道路の」トンネル
 府馬清氏が著作の中で蛇頭洞と名付けたもの

J高水城跡 ○110
 上総亀山駅西側500メートルほどの高さ110メートルの山が、県教育委員会の調査報告書では(亀山城跡候
補)高水城跡とされ、図示されています。
 上総亀山駅→0.10←高水自治会館・不動堂附近→0.10←三叉→0.10←水田脇入口
→0.05←山頂
 上総亀山駅→0.10←高水自治会館・不動堂附近→0.10←山頂
 水田脇→0.10←高水自治会館・不動堂附近(休耕田経由)
 駅から西へ進み、バス停高水踏切のある分岐を左へ曲がる。右手に登ると国道に出て高水自治会館と不動堂
がある分岐だ。高水第三踏切を渡り、突き当たりの三叉を左へ下る。又、上って水田の脇に出る。道路が緩くク
ランク曲がりするところ、藪に小さな入口がある。小径を登って直ぐに尾根筋の十字路に出る。左折して植林の
中の緩い登りを進むと、最上部に出る。北東側にやや狭い尾根筋がある。
 高水自治会館と不動堂の東側、国道の高架橋高水大橋の東詰め、南側に高水城跡の山が切られたセメント
の法面がある。その東端、潅木の中に赤い境界杭があり、狭い切り開きの踏み跡が登っている。一段登ると平
地に出て曖昧な踏み跡しかないが、一旦狭い尾根筋になって頂上に至る。
 遺構はこれらの径からはわからない。曲輪、腰曲輪、空堀、土塁があるという。
 尾根筋の十字路を直進すると東へ下る。休耕されて長いと思われる水田脇の水路を仮橋で渡る。右南へ進め
ば水路は自然の小川の河原になる。用水路が橋になってこの小川の上を横断している。小川の右岸は垂直な
崖が切り立っている。小川の水流は小櫃川本流へ落差をもって落ちている。用水路はこの小川の左右の山裾と
もトンネルだ。(この滝は亀山ダム西側行き止まりの道路−狭い舗装道路へ左折−未舗装道へ右折北へ−林の
中へ入って東へ下る−堤防のアルミ梯子−河原を西へ進んでも、高い岩壁が濡れている右岸を眺めるだけで、
滝とは認めがたい)
 仮橋から左北へ進めば小さな川トンネルを見たあと、右岸へ渡る。コンクリート道路の急坂を登って高水大橋
の東詰めに至る。

K柳城城跡 ○110 浅間神社 ○170
 柳城(やなしろ)にある熊野神社裏山の南側に延びる尾根が柳城城跡です。神社の境内は害獣避け電気ネット
の外です。杉の太い木があり、社殿背後の崖には小さな横穴が多数穿たれ、石塔類が奉られています。
 上総亀山駅→0.10←高水自治会館・不動堂附近→0.15←畳店の角(高水55柱向かい)
→0.05←金比羅大権現→0.15←浅間神社

H 国道に面して圓蔵院入口の看板が建っている。

 駅から西へ進み、高水自治会館附近から国道465号線に出て、さらに西へ進む。畳店の工場のある角(高水
55柱向かい)で北側へ折れる。民家の並ぶ十字路をさらに進む。右手に大木の見える住宅地を抜けた山裾正
面のシュロ(棕櫚)を左へ避けると、細い山道になる。電気ネットの途切れた位置から、幅広い切り通しに差し掛
かる。この切り通しの左手の手前、狭い急な径を注意して登ると、小さな平地が右手にある。
 一直線に幅のある坂径が登っている。金毘羅大権現(昭和18年・1943年)の石碑の前は広場になってい
て、坂径は尽きる。薄い踏み跡、緩い上下の尾根筋を西へ進む。この尾根の小ピークには左側に別の尾根筋が
取り付いている。熊野神社の上部に通じているが境内には降りられない。この小ピークわずか北側で、幅のある
径に取り付く。右は東、左は北向きだ。左北西へ進むと、右側には尾根筋が見える。左側が緩い下りの斜面だ。
右手の尾根が木々を透かして見える。これが高くなったところ、右手側一直線に登る路が分岐している。小さな
注連縄が幹にくくられている。
 痛んだ石灯籠のある急坂にはロープが添い張りされている。進むにつれ傾斜を増す。登りついた山頂には浅
間神社と刻まれた真新しい御影石の石碑が建っている。平成3年・1991年のものだ。脇には痛んだ石祠が積ま
れている。山頂の周囲は切れ落ちているが、左側にだけ細い尾根が続いている。展望はない。急坂の上下には
注意したい。
 切り通しの東側のピークと西側の金比羅大権現の石碑附近までが柳城城跡の範囲だ。  房総丘陵 1000