大福山 1100

全般 大福山 ●292 50メートルの読み違いだと勝手に解釈します。×●242  
 林道(舗装道路)が大福山(だいふくざん)の山頂をかすめ、白鳥神社の参道が取り付いています。東寄りには
展望台(塔)があります。梅ヶ瀬渓谷のコースを除いて、そのほとんどが舗装道路歩きです。山頂は社殿の裏手
の一段高いところですが、標識はありません。展望もありません。紅葉の季節は年によって若干異なりますが、
11月末から12月初めまでで、他の地域よりかなり遅めです。この山は冑山とも権現山とも呼ばれることもあるそ
うです。山は常緑広葉樹林に覆われ、県指定天然記念物にされています。
 以下のABなどのコース名は(社)市原市観光協会の印刷物によります。
 県指定天然記念物。大福山自然林。  房総丘陵1000

@ (北側)左上の渓谷橋を見上げる宝衛橋 渓谷橋の色は替わりました。

@梅ヶ瀬渓谷コース
 養老渓谷駅→0.10←宝衛橋南詰め三叉路→0.10←根向線分岐→0.10←分岐林道加茂線へ
→0.05←駐車場東入口→0.40←岩壁前→0.10←もみじ谷分岐→0.20=0.15←
左分岐あり右へ→0.10=0.05←東屋林道左折→0.05←白鳥神社南参道

(房総ふれあいの道 見晴らしのみちの一部)
 もみじ谷分岐→0.10←日高邸跡地
 JR内房線五井(ごい)駅乗り換え、小湊(こみなと)鐵道養老渓谷駅下車。駅から線路に沿って細い径を南へ
進み、道路に出て右折し、踏切を渡る。すぐに又、右折して線路に沿って北へ向くとすぐに分岐がある。
 右の直進の道を進んですぐに左折するのは渓谷橋へ行くもの。右へ直進はせず左へ曲がると下りの道になり
宝衛橋を渡る。宝衛橋の右手上にかなりの高度差をもって、渓谷橋が見上げられる。
 すぐ三叉分岐があって、右の道を選ぶ。ここには左手にもう一つ、急傾斜で白鳥橋への近道も取り付いてい
る。ゆっくり下る径は、渓谷橋を渡って集落を抜けてきた道を右側から合わせる。ここには川回しの結果できた
三日月湖「黒川沼」が左手にある。
 朝生原(あそうばら)トンネルを潜ると、三又に出る。(厳密には右手にもう一つ目立たない林道がある)左の林
道加茂線へ入る。未舗装道路だが途中にある広い駐車場まで、車の通行は可能だ。紅葉の季節には、これに
合わせて仮設トイレも設置される。道路はこの先で車輌通行止めの標識と狭い駐車場があって、細い歩道に変
わる。遊歩道は浅い川を横切る。左右に断崖が代わる代わる現われる。これらの壁は今現在も侵食が進行中
なので、所により新しい崩落箇所もある。川自身を歩く箇所もあるので、夏期を中心にして起こることの多い急な
増水、厳冬期の河床の凍結による転倒などに、注意したい。逆に、厳冬期は岩壁からの滴が凍結して、奇観を
見せるのを鑑賞できる。そのときは写真家たちがここに集中する。これらを取材するテレビ局もある。
 右手左岸に河岸の平地があって、ベンチなどがある。ここが小沢−もみじ谷−の取り付く二俣だ。本流の方は
水流の中を更に進むと日高邸跡地に出る。日高氏の経歴やこの地の由緒を書いた看板がある。現在は多少起
伏のある屋敷の跡地の基礎のほかには遺構らしきものも、梅の木もない。新緑・紅葉の時期がよい。
 左岸に取り付く支流の径を登る。もみじ谷と名付けられた谷の径で、やはり季節には紅葉が色付く。尾根径に
変わって、急登と水平な径を登る。左への分岐点がある。ここにはその径が行き止りだとする市原市の標識があ
る。これに入ると29、30、31と読みとれる標石のあるピークが連なる。この径には入らない。左への分岐点を
見送った後、更に急登をすると林道に出る。大福山の頂上に近い地点で、日高氏の顕彰記念碑と東屋がある。
ここからは、南側の展望が素晴らしい。このコースは房総ふれあいの道見晴らしのみちの一部だ。
 左手西へ道路を進むと、大福山・白鳥神社の標識のある細い斜路で右手へ登る。急な斜路だがすぐに鞍部へ
出る。脇参道ともいうべき近道で、右手の奇麗な石段を登ると、広い前庭に出る。左手には社務所、神輿庫、トイ
レなどがある。社殿の裏手が一段高い。大福山を示す標識はない。その先、踏み跡は下りながら展望台(塔)へ
と続いている。
 梅ヶ瀬渓谷の通行は靴を濡らすので、そのつもりでいたい。ハイキングコース以外の踏み跡が多数あるがいず
れも入ってはならない。

@ 大山津見神の祠 大福山梅ヶ瀬渓谷を結ぶ径にあった。今はその脇のピークに
移され、石碑だけになった。

A養老渓谷駅Aコース 渓谷橋、夕木城跡
 養老渓谷駅→0.10←黒川地蔵堂→0.10←根向線分岐→0.10←三又梅ヶ瀬分岐→0.25←
女ヶ倉橋西→0.15←上古屋敷→0.05←駐車場→0.05←梅ヶ瀬渓谷分岐点東屋→0.05←
白鳥神社南参道
 根向線分岐(の手前)→0.20←熊野神社
 養老渓谷駅下車。駅から線路に沿って南へ進み踏切を渡る。すぐ右折して線路に沿って北を向く。すぐ分岐が
あり、右の直進の道を進む。すぐに左折して、渓谷橋を渡る。かつて、ここは川回しのトンネルの上部だったの
だが、それを切開いて橋が掛けられたのだ。−昭和8年・1933年、農業振興土木事業として「白鳥村」が開削し
たが、昭和45年・1970年の集中豪雨時に上流部での冠水がこの「川トンネル」隘路となったためだとされ、昭
和48年・1973年渓谷橋が架橋された−お堂の前を通って、集落を左へ曲がりながら抜けると、宝衛橋経由の
道に出る。ここは右へ曲がる。道路左側には木立に隠れて川回しの結果生じた三日月湖−黒川沼が有る。この
黒川沼越しに見える斜面上部が夕木城跡だ。右手に根向(ねむこう)線の分岐を見送って道路を直進する。この
右手のコースは房総ふれあいの道−森と梢のみちの一部だ。
 直進してまもなく正面に崖が迫り、トンネルがある。朝生原トンネルを潜ると、三又に出る。右手の舗装道のまま
進む。道路のカーブ地点に一軒の農家がある。右手に高い崖、左手に深い谷の道路が続く。左右に切れ落ちた
痩せ尾根を女ヶ倉(めがくら)橋で通過する。特に右手には深い谷が見られる。その先、右から大久保駅方面か
らの林道牛堀線が合流する。
 緩やかな登りの尾根筋は、左に一本踏み跡を分岐させる。南側に派生している割りと長い水平な枝尾根への
道だが、これには入らない。右後方向から、大久保駅方面からの道路を合わせるところには、数軒の農家があ
る。上古屋敷(かみこやしき)の分岐点で左へ直進する。すぐ先が「梅ヶ瀬渓谷駐車場」で東屋と公衆トイレがあ
る。どちらも洒落た形をしている。左手に高等学校の実習林の入口がある。※福山自然歩道林間ルート駐車
場口が駐車場北側にある。
 右手に四角いトイレがある。夕木台(ゆうぎだい)の駐車場にあるものと同じデザインだ。ここから脇の階段を上
がると、展望台(塔)で鉄製の展望塔があり、好展望が得られる。フェンスを越して尾根伝いに進める明瞭な踏み
跡があって、大福山・白鳥神社へ繋がっている。
 展望台(塔)への階段を見送って、道路を先に進むと、左手に梅ヶ瀬渓谷への急な下りの山道がある。その脇
には日高氏の顕彰記念碑と東屋がある。南側の展望がいい。更に道路を進むと右手の崖に細い踏み跡がつい
ているが、これには入らない。大福山・白鳥神社の標識のある細い斜路で右手に登る。急な斜路は鞍部に出る。
脇参道ともいうべき近道で、右手に奇麗な石段が登っている。
 この石段を登ると広い前庭に出る。左手には社務所、神輿庫などがある。社殿の裏手が一段高い。大福山を
示す標識はない。その先踏み跡は展望台(塔)へ続いている。このコースは房総ふれあいの道見晴らしのみちの
一部だ。
 黒川沼の西の外れ、右手に根向線が分岐する手前、東電柱夕木103柱の脇から沼の西に連なる草地に入
る。よく均された奇麗な平地の奥で黒川沼からの小川を渡って対岸の笹の中に入る。直ぐ左へ、薄い笹を潜って
水平に進んだのち、右手斜面へ向かう溝径を辿る。急斜面を持った小尾根はZ型の深い溝径で、虎口と思わせ
る径を上る。小尾根を巻く狭い径は一部崩れている。痩せた尾根筋を選ぶ。尾根筋の幅が広がって安定した登
り僅かで低い峠状の地形から杉林の平地に変わる。右手には土塁を思わせる地形がある。民家の玄関先から
道路に変わり、桜の大木の角、NTT50柱を左折して、熊野神社参道入口の西側に出る。右折すれば夕木台駐
車場、出世観音裏口、蔵玉方面。左折すれば熊野神社参道入口から宝衛橋方面へ下る。
 夕木城跡の踏査の図があれば根古屋、土塁、虎口等が記せるのだが、その点、ご容赦願いたい。

@ 日高氏の顕彰碑と東屋 夕日に映えて 左端に道標、ここから下ると、、、

B上総大久保駅Aコース
 上総大久保駅→0.25=0.20←月崎駅Cコースとの合流点→0.25←大地蔵線分岐点→0.15←
上古屋敷→0.05←駐車場→0.05←梅ヶ瀬渓谷分岐点東屋→0.05←白鳥神社南参道
 上総大久保駅下車。奇麗なトイレがあり、その裏には竹林の里という庭園がある。駅南側の踏切を渡って白鳥
小学校(2013年3月廃校)の十字路を右折する。イチョウの木が太い。雌雄の株が一体になっているものだ。東
電柱石塚215柱附近の左手に山道の分岐がある。そこには古い目立たない標識がある。左手の山から滲み出
る水で足元が常に湿潤している。やや急で左右の崖に囲まれた急な上り径に変わり、水平な尾根径に変わるの
を繰り返し、月崎駅Cコースとの合流点に出る。右折は月崎駅。左折が大福山方面で、月崎駅Cコースと共通
だ。未舗装道と舗装道が入れ替わる緩い上りで、右に山を巻くことが多い。急坂の上り下りの後、紅葉の並木を
越すと、右に柴田美術館があり、その先が上古屋敷の分岐点だ。左は養老渓谷駅方面で、右は梅ヶ瀬渓谷駐
車場を経て大福山へ行く。
 215柱の山道分岐から月崎駅Cコースとの合流点までが悪路なので、足元の準備が不十分な場合、西側のト
ンネルを経て十字路を左折する経路のほうがいい。

C上総大久保駅Bコース 
 上総大久保駅→0.30←芋原橋→0.10←牛堀線分岐左へ→0.40=0.35←女ヶ倉線右へ
→0.15←上古屋敷→0.05←駐車場→0.05←梅ヶ瀬渓谷分岐点東屋→0.05←白鳥神社南参道

 (上総大久保駅から芋原橋までは房総ふれあいの道 森と梢のみちの一部)
 上総大久保駅下車。駅南側の踏切を渡って白鳥小学校(廃校)の十字路を左折する。右上に学校、左下に線
路を眺める道路を進む。右手水田奥の山肌に大久保かくれ里の不動滝がある。左下はるかにU字谷状の川面
を見下ろして、芋原第一トンネルを潜る。素掘りのトンネルを潜ると、やや開けたところに出る。芋原川を同名の
橋で渡ると三又に出る。左は折津熊野神社へ行く。このコースは房総ふれあいの道森と梢のみちの一部だ。
 この三又では右側のトンネルを潜る。又、素掘りのトンネルを潜ると、目の前が拡がる。谷津田があって、右側
から左岸の崖、川筋、取り残された砂山の小峰、水田、直進する林道。この林道はその左の崖からの水で湿っ
ている。ここでは左に折れる林道牛堀線に入る。舗装道路に戻って、やや急な上りの道路を進む。じきに緩やか
な道になって小さく上下を繰り返す。痩せ尾根の道路を越えると、左から養老渓谷駅からの道路と合流し、右折
する。
 もう一つ先、上古屋敷の三又で大久保方面からの道(Aコース)を右側から合流させる。梅ヶ瀬渓谷駐車場を経
て大福山へ行く。

@ 白鳥神社の鳥居と石段 白いものは降雪と積雪

D上総大久保駅Cコース
 上総大久保駅→0.20←十字路→0.30←石塚橋→0.20←丁字路左折(石塚公民館分岐)
→0.10←福野分岐≒大福山自然歩道石塚口→0.10←大福山自然歩道白鳥神社口
→0.10=0.05←
鳥居前→0.10←白鳥神社=大福山
 (上総大久保駅から十字路までは房総ふれあいの道 森と梢のみちの一部、丁字路左折からは房総ふれあい
の道 見晴らしのみちの一部)
 上総大久保駅下車。運転本数は少ない。駅南側の踏切を渡って白鳥小学校(廃校)の十字路を右折する。東電
柱石塚215柱付近の左手に山道の分岐があるが、これはAコースの分岐だ。ここは直進する。左右に田畑が広
がり、トンネルを潜ると周囲は山林になって、十字路に出る。このコースは房総ふれあいの道森と梢のみちの一
部である。
 この十字路の左右は大福山への月崎駅Cコースとされるハイキングコースで、ここは直進する。左右は険しい
崖に囲まれているのに、それが林で隠されているので、谷の中という感じは薄い。柳川(やながわ)隧道に続いて
柳川第二トンネルをくぐる。左手の崖から多量の滴がしみ出ている。パイプでまとめられている。右手に低く水田
が現われる。左手に民家を見ると、石塚橋を渡る。再び周囲が民家の集まるところには、石塚浄水場があり、奇
妙な形の鉄塔がある。公民館の前を通って急な坂道を登ると、林道の丁字路に出る。ここには標識もあり、左南
へ曲がる。ここからは月崎駅Bコースとの共通部分になる。
 尾根筋の道路で右手に二つ舗装道路の分岐があるが、これらは福野へ行く北側・南側の道路で、これには入
らない。その福野南分岐のすぐ南側には大福山自然歩道石塚ルート石塚口がある。自然林の説明看板のある
鞍部を越す。左手にせせらぎルート白鳥神社口がある。道路の右手の土手にベンチがあり、左手には石の鳥居
と石段がある。これを登って緩い上下の後、水平な径を辿る。防火用水、右側に養老渓谷駅方面からの近道が
ある。奇麗な石段を登ると白鳥神社の社殿の前に出る。その左脇から社殿の裏手へ登った先が大福山の頂上
だ。

E月崎駅Aコース及びBコース
 月崎駅から市原市市民の森(いちはらクォードの森)までがAコースとされ、「森」内のコースを経て、西側の尾
根筋を走る林道万田野線からが、Bコースとされています。菅野(すげの)から産業廃棄物処分場の分岐まで大
型ダンプが行き交う道路なので、あまりお勧めはできません。
 月崎駅→0.20←市原市市民の森(いちはらクォードの森)(管理事務所)
 「森」林道万田野駐車場→0.15←32号線左・右折(菅野隧道東側)→0.10←菅野
→0.35←林道長者線南端の分岐→0.10←石塚公民館分岐
→0.10←
福野分岐≒大福山自然歩道石塚口→0.10←大福山自然歩道白鳥神社口→0.10=0.05←
鳥居前→0.10←白鳥神社=大福山

 (房総ふれあいの道 見晴らしのみちの一部)
 月崎駅下車。駅前の県道を左に曲がる。直進して、右に「森」の入口を示すモニュメントから右折する。天馬橋
を渡ると左右に農道がある。左に「森」内のきのこコースへ繋がる林道月崎一号線の分岐を見送る。「森」内の陸
橋を潜ると、市民の森の管理事務所と、駐車場が広がっている。開門は9時からで、閉門は16時だ。
 駅前の県道を左に曲がって、すぐ右側に分岐して下る細い道に入る。未舗装道になって下っていくと小川に出
る。三叉を右に曲がって川に沿って進み、銘板の壊れた橋を渡り、水田の道を進むと道路に出る。右に曲がれ
ば「森」へ至る。
 「森」の中の5つのコースが尾根筋の林道万田野(まんだの)線に取り付いている。東から、つばきコース、くぬ
ぎコース、さつきコース、もみじ谷コース、さくらコースだ。さつきコースともみじ谷コースの中間に林道万田野線の
駐車場が有る。
 ゆっくり下っていく道路林道万田野線は右手に飲食店・民家・水田を見ると、主要地方道32号線に出る。右手
西側にはトンネルの入口が見える。飲食店があって左に曲がる。すぐ又右に曲がる。曲がり角には標識がある。
菅野の民家のところを過ぎると尾根筋の道路になるが、およそ2キロ半、産業廃棄物処理業者の大型ダンプの
行き交う道路になる。
 菅野の神社内にはムクノキの大木があったが、伐採された。石鳥居の脇にその切り株が残っている。右側に
林道長者線の合流する丁字路がある。その先右手は産廃処分場だ。
 右側に福野への下りの道路を見たあと左手に桜の太い木がある。石塚への道だ。そのまま尾根筋の道を進
むと、標識がある。左手に下る道は大久保駅Cコースで、石塚の公民館の前を下っていく道だ。尾根筋の道路
をそのまま進む。大久保駅Cコースとの共通部分になって、福野南側分岐≒大福山自然歩道石塚口、同歩道
白鳥神社口を経て、右側にベンチの並ぶ箇所では左側へ白鳥神社の石段を上って進むと、社殿の前の広い
前庭に出る。このコースは房総ふれあいの道 見晴らしのみちの一部だ。

@ 白鳥神社の社殿 白いのは積雪

F月崎駅Cコース
 月崎駅→0.05←市原市市民の森(いちはらクォードの森)入口案内モニュメント→0.05←
分岐カーブ地点→0.15←柳川橋→0.30←十字路→0.15=0.10←大久保駅Aコース分岐点
→0.25←大地蔵線分岐点→0.15←上古屋敷
→0.05←駐車場→0.05←梅ヶ瀬渓谷分岐点東屋
→0.05←白鳥神社南参道

 (月崎駅から十字路までは房総ふれあいの道 森と梢のみちの一部)
 月崎駅下車。運転本数は少ない。駅前の県道を左に曲がる。直進し、右手に市原市市民の森(いちはらクォー
ドの森)の入口を見ながら更に直進する。主要地方道32号線のカーブ地点に取り付く。右側の直進方向に進
む。道路は下りになって右前方の見通しがいい。柳川橋付近は新道が出来ていて、道路は緩く右へ曲がって行
くが、ここで左の細い道路に入る。民家の間を抜け山の中を縫う道になる。浦白(うらじろ)川は平和橋、丸金橋、
平成橋と渡りかえしてから、道路は川から離れる。低い切り通しを抜けると、右手の先に民家が見える。丁字路
に出るがここは左へ曲がる。林の中の十字路に出る。このコースは房総ふれあいの道 森と梢のみちの一部
だ。
 十字路の正面の広いが急な坂の道路を上る。左後側から尾根筋の道が合流すると、尾根筋の水平な道にな
る。これまでの舗装道路は未舗装になる。左側に細い山道・大久保駅Aコースが合流する。舗装と未舗装の混在
する道路を進んで上古屋敷から大福山東側に至る。

A 大福山山頂に近いところにある「梅ヶ瀬渓谷駐車場」 の積雪

G上総大久保駅Bコースと大地蔵線
 上総大久保駅→0.30←芋原橋→0.10←牛堀線分岐直進→0.05←素掘りトンネルの手前右へ
→0.25=0.20←大地蔵線月崎大久保線分岐点→0.15←上古屋敷
→0.05←駐車場→0.05←
梅ヶ瀬渓谷分岐点東屋→0.05←白鳥神社南参道

 上総大久保駅下車。運転本数は少ない。駅南側の踏切を渡って白鳥小学校(廃校)の十字路を左折する。右上
に学校、左下に線路を眺める道路を進む。左下はるかにU字谷状の川面を見下ろして、芋原第一トンネルを潜
る。素掘りのトンネルを潜ると、やや開けたところに出る。芋原川を同名の橋で渡ると三又に出る。左は折津熊
野神社へ行く。このコースは房総ふれあいの道森と梢のみちの一部である。
 この三又では右側のトンネルを潜る。又素掘りのトンネルを潜ると、目の前が拡がる。谷津田があって、右側か
ら左岸の崖、川筋、取り残された砂山の小峰、水田、直進する林道、左に折れる林道牛堀線。直進する林道は
その左の崖からの水で湿っている。この道を右手に水田を見ながら直進する。素掘りのトンネルがある。道はま
だ続いているが、このトンネルの手前で右に折れる。
 手摺のない橋で川を渡る。上流側にはコンクリート製の堰が見える。左岸を上流に進むと、農業資材置場があ
り、枝沢の谷の右岸側の山裾の道になる。谷は緑の笹原だ。左後ろに幅のある径が山に付いているが、これは
風化して丸い石と化した石塔の跡地で途切れてしまう。このみちの取り付きの僅か数メートル先の左手の山の崖
に狭い急な踏み跡がある。水みちとしか思えない程の獣道ともいいがたい。高度差は僅かであるのでゆっくり登
る。枯葉の積もった緩い斜面に出る。細い踏み跡が数本あるが正面の尾根筋のわりと低いところを目指して踏
み跡を辿る。尾根筋に登りつくと、僅かに溝状に抉られた尾根径に出る。左側はカーブして下り、芋原川のコン
クリート堰の左岸に出るが、やはり細い踏み跡状態で下のほうは満足に繋がっていない。
 右手へ登る。溝状の尾根径はかなり尾根筋に忠実で、刈り込みはされていないが、通行には差し支えない。
順調に高度を上げる。それでも溝径に薮が増えて通りにくくなる。右側の一段高いところに並行した踏み跡が
あるのでこれを踏んで、左下の溝径を眺めながら登る。丸いピークを一つ越すかと思ったところが先程の左手
の溝で、これをまたいで林道大地蔵線の終点に着く。未舗装道路だ。逆にこの林道を下ってきた時は左に振
られやすい。林道の終点で左右に横断する溝を越えると丸いピークに踏み跡がついている。この踏み跡を踏
まず、左右に横断した溝の右手側が右下に続いているので、これを進む。薮が断続的にあって進めないので
その溝を進むつもりで左脇へ一段高いところを進んで高度を下げる。程よく溝径に入ること。
 林道大地蔵線は緩い上下の尾根筋で左右の展望がいい。コンクリート舗装の急斜面を登ると林道月崎大久
保線に出て、左に曲がる。未舗装道と舗装道が入れ替わる緩い坂道になる。紅葉の並木を越すと、右に柴田
美術館があり、その先が上古屋敷の分岐点だ。左は養老渓谷駅方面で、右が梅ヶ瀬渓谷駐車場を経て大
福山へ行く。

H上総亀山駅から林道坂畑線で
 上総亀山駅→0.10←坂畑公民館十字路→0.05←坂下橋→0.10←分岐→0.45=0.35←
大福線合流→0.15←女ヶ倉線合流→0.05←鳥居前→0.10←白鳥神社=大福山
 JR内房線木更津駅乗り換え、久留里(くるり)線終点、上総亀山駅下車。駅から線路に並行している一本北
側の国道465号線に出て右折東進する。藤林(ふじばやし)トンネルをくぐって直進する。道路は下ってカーブし
て南に向きを変えると、坂下橋の北詰めに出る。左手東側に北向きの林道坂畑線が取り付いている。左手は高
い崖だ。小さな橋は湯名沢橋で道路が右に曲がる所には、左手に左股の沢沿いへ行く径が分岐しているが、こ
れは素掘りのトンネルが水没しているので、足元か腰までか、濡れなければ進めないようになっている。左手が
沢だったのにいつのまにか右手が沢の道路になる。川回しで沢の水がトンネルを潜っているからだ。植林は桧
の方が多い道路になるが、これもなくなり尾根筋の道路になる。●182のピークを過ぎると周囲の展望がい
い。左手に分岐が一つあり、右手にも分岐がある。ここには950林班い小班の標識杭がある。
 大福線に出ると、道路は未舗装道になる。右手には「林道の一部が私有地内を通過しているので林務以外の
者の通行を禁ずる」という看板があり、左手には産廃処分場建設反対の看が並んでいる。ここでは左に曲が
る。産廃処分場の入口を通過して、左下に処分場を眺められる所付近から、舗装道路になる。右手上後から
狭い舗装道林道女ヶ倉線を合流させて、そのまま進むと白鳥神社=大福山の表参道の前に出る。道路の左側
には休憩用のベンチ、右手には神社の鳥居と階段がある。

A 展望台(塔) 夕日が落ちかけて、、、

I上総亀山駅から横尾を通って
 三角点271.8のピーク近くを経由します。
 上総亀山駅→0.10←坂畑公民館十字路→0.10←北端の民家→0.30←左分岐あり→0.10←
トンネル前の十字路→0.05←右山道へ→0.05←三叉路右へ→0.25←林道坂畑線・大福山線
→0.15←女ヶ倉線合流→0.05←鳥居前→0.10←白鳥神社=大福山
 左分岐あり(NTT77柱)→0.10=0.05←横尾番所跡→0.05←丁字路
 トンネル前の十字路→0.15←丁字路
 上総亀山駅下車。駅から線路に並行している一本北側の国道465号線に出て右折する。藤林トンネルをくぐっ
て直進する。右手に広い駐車場を持つ亀山コミュニティーセンターがあり、左手には坂畑自治会館のある十字路
を左折する。左手には赤い鳥居の山神社があり、長い石段の上には立派な社殿がある。
 右手に畑に沿って延びる道路はその右手に民家を見た後、簡易舗装の道路になり左右は杉林になる。小さな
素掘りのトンネルを二つ連続して潜るが、いずれもその出口付近の先、痩せ尾根の崖側がゴミの投棄防止の柵
なのは情けない。それでも、全体的に気持ちのいい広葉樹林だ。右手に簡易舗装の道路が分岐している。事実
上最後の民家への分岐だ。その道は一段下でかなり並行して続いている。道路の周囲が平地になると杉の美林
になる。
 左手に山道が分岐している。そこから右へカーブして又トンネルを二つ連続して潜る。都合、四つ目のトンネル
の右側には細い踏み跡が分岐している。三叉路に出て、左手の道を選ぶ。NTTの電柱92柱のところで、左折す
る方向にやや長い素掘りのトンネルが開口している。
 未舗装道路は尾根筋になり、これが尾根道でなくなった右手に山道が分岐しているので、これに入る。右へ尾
根筋を外した緩い下りのほとんどが水平の径で三叉路の分岐に出る。左は緩い登り径で、右手の水平路へ進
む。左手の山の斜面には二つ三つ小さな窯口のような穴が開いている所だ。右手に延びる小尾根筋を乗り越す
巻き径で、全体緩い下り径が続く。左手に産業廃棄物処分場が見える。笹に囲まれた狭い尾根径を通過して少
し上り坂になると、道幅が拡がる。
 林道坂畑線は舗装道路で、左折するとすぐ大福山線との分岐に出る。道路は未舗装道になり、産業廃棄物処
分場の入口の先から、舗装道路になる。右手上後から狭い舗装道林道女ヶ倉線を合流させる。そのまま進むと
白鳥神社=大福山の表参道の前に出る。道路の左側には休憩用のベンチ、右手には神社の鳥居と階段があ
る。
 NTTの電柱92柱のあった先、未舗装道が尾根筋から尾根筋でなくなった右手に、山道が分岐している道路
を、そのまま直進する。東電柱高水134柱があり、左手には小径が下っている。ゴルフ場開発時の看板が立っ
ている。右手には通信用のアンテナ鉄塔と小屋がある。この付近が一番高く、南側には展望がある。道路は緩く
下り、左へカーブする。右手にある杉林の盛り上がりの中へ入るには曖昧な踏み跡しかないが、下草がないので
わけなく頂上に着く。そこには三等三角点原山△271.8の標石がある。
 「左手に山道が分岐している」NTT77柱のところだ。左にやや急な登りはすぐ右へ曲がり、竹林の中の径にな
る。横尾番所跡には石の道標が立っている。昭和の大典礼を記念して坂畑青年会で建立したもので、ここが辻
で、四方の方向を案内している。一段高いところには石幢の六地蔵像がある。径は狭い下りになり、別の径に合
流するように降りる。そのままの方向で北へ進めば今度は右に幅のある未舗装道に合流する。北へ直進すれ
ば林道怒田福野線に至る。右折すれば左右に狭い径を分けながら集落を抜け、舗装道路に変わる。小さなトン
ネルの先、右手の山肌に湧き水の水場を見る。上り坂の後、やや長いトンネルを抜けると、林道横尾線に合流す
る。NTTの電柱92柱のところだ。

H JR久留里線上総亀山駅

J月崎駅から林道月崎大久保線(月崎■(みさご)城跡・月崎城の越城跡・三等三角点大久保
△219.3/219.4)
 月崎駅から尾根筋の道路、林道月崎大久保線で大福山方面へ行かれます。
 月崎駅→0.05←林道月崎大久保線入口→0.10←月崎448柱→0.10←東側山道分岐
→0.05←東尾根端合流→0.15←石塚296柱→0.15←大久保駅Aコース分岐点→0.25←
大地蔵線分岐点→0.15←上古屋敷
→0.05←駐車場→0.05←梅ヶ瀬渓谷分岐点東屋→0.05←
白鳥神社南参道

 月崎448柱→0.05←月崎■(みさご)城跡 (舟+鳥)
 東山道分岐→0.15←東尾根端林道合流(月崎城の越城跡経由)
 石塚296柱→0.10←三等三角点大久保
 月崎駅前の道路を西へ進むと右側に市原市市民の森・クオードの森への近道が分岐し、左手には小さな道路
がある。これを進むと二輪車までの狭い踏切・山の下踏切を渡る。駅の直ぐ裏側の道路を進み、住宅地で右折
する。右手には林道月崎大久保線の入口を示す看板がある。緩い登りの広い舗装道路だ。最後の民家を見た
後、西側の斜面に小径が見える。僅か南側に東電柱月崎448柱が建つ位置だ。
 左手に倉庫、右手に別荘が並ぶ道路はモミジ並木になる。東側の竹薮が山に変わったところには東向きに山
道が登っている。その後、左手の高い尾根もカーブミラーの先で低くなる。右へ直角に曲がる箇所の後、右手の
山の法面が高い。東電柱石塚296柱の脇には、その西側の山へ登る斜路が見える。
 右下からやや急な舗装道路が合流する。月崎駅Cコースとの合流点だ。これまでの道路は「左後側から尾根筋
の道」で、ここまでモミジ並木だ。直進して左から大久保駅Aコース、大地蔵線を合流させる。上古屋敷、梅ヶ瀬
渓谷分岐点を経由して大福山に至る。
 東電柱448柱附近にある小径を登る。すぐ北側へ尾根筋を辿ると左側に明瞭な踏み跡が続く。右側自然林の
下生えの中へ薄い踏み跡を辿って、高い方へ進む。杉林の南端を辿って、最高部に至る。県の城館跡調査報告
書で月崎■(みさご)城跡とされ、○115だという。読図では○130だ。
 東側が竹薮から山に変わったところに東向きの山道が登っている。右手南側には平地が並行している。段を
持って高くなって同様の平地が並行している。曲輪だと思われる。西端、道路に近い位置が一番高い。南側に尾
根切りがあって、その南側にも平地がある。月崎城の越城跡、同前調査報告書で○130、地図で●170のピー
クだ。そのまま尾根筋の薄い踏み跡を辿って、道路に下りられる。
 東電柱石塚296柱の脇の斜路を登る。やや急だが幅のある歩きやすい径だ。痩せ尾根を経て竹の段径を登
る。三方分山を左へ下って又登る。三等三角点大久保△219.3(地図)219.4(HP)の標石があり、後ろのフ
ェンスはテレビ中継局と携帯電話のアンテナ鉄塔だ。

I 坂畑の山神社

K大福山自然歩道
 大福山の北側斜面大福山北部自然環境保全地域内に4つのルートが開かれました。但し、下りの往復道で
す。南側西側の道路から3箇所の入口があります。
 上古屋敷→0.05←駐車場・林間ルート駐車場口→0.05←梅ヶ瀬渓谷分岐点東屋→0.05←
白鳥神社南参道→0.05←女ヶ倉線三又→0.05←鳥居前→0.10=0.05←
せせらぎルート白鳥神社口→0.10←福野分岐≒石塚ルート石塚口→0.10←
丁字路(石塚公民館分岐)

 K−1 林間ルート
 駐車場・林間ルート駐車場口→0.25=0.30←中央分岐
 上古屋敷の三又の北側は民家。その西側に続いて広い駐車場がある。次に木立に包まれたこじんまりした
駐車場があり、その西端にはベンチとトイレが並ぶ。この小さい方の駐車場の北側に林間ルートの駐車場口
がある。幅の広い径が始めだけ登っている。最初の右分岐には入らず、北へ緩い下りを直進する。右側の山
が低くなり、尾根先を見た後、右側に崖の下を眺める径になる。杉林の鞍部では北側に左への径があるよう
に見えるが、あくまでも直進。ここには距離標識がある。尾根筋の左側を巻く径になった直後尾根径になり、
正面の尾根筋や右手の谷の脇にも薄い踏み跡が見えるが、左側へ下る。折り返しの段径にはまた距離標識
があり、左下の谷の源頭部を横断する。
 左巻き径で下った後は右岸から左岸へ渡り、また沢の中を歩くと右股との合流点に出る。ここが中央分岐
だ。本流の下流右岸側に洞門ルートが、右股右岸にせせらぎルートが分岐している。せせらぎルートへ僅か
入ると、河岸にベンチが並んでいる。

 K−2 せせらぎルート
 ルートの途中の脇にオトタチバナの滝があります。古くは水田だったと思われる湿地の脇、水流の中を歩き
ます。
 白鳥神社口→0.20=0.25←石塚分岐→0.10←中央分岐
 白鳥神社鳥居前と北側の福野分岐とのほぼ中間、自然環境保全地域の看板が小規模な畑地の中に立つ南
側に白鳥神社口がある。径に入ると直ぐ右折、擁壁間知ブロックの下を南へ進んで折り返し、段径を下る。急
な段径は階段の橋になって平地の脇に下る。小川の右岸側、湿地状の平坦地の左端で踏み跡を下流へ辿る。
右手からの枝沢の流れを渡るがその4,5回目は立派な橋になっている。
 白鳥神社口0.4.石塚口0.3の標識を見た後、右寄りに登りの薄い踏み跡があるが、あくまでも左側の水流
に沿ってその右岸・川の中を進む。幅広い平らな河床を見せる箇所では左へカーブする。左右の川岸が高くな
り、水流を進むと左手に段径が登っている。石塚分岐でその段径は石塚ルートだ。せせらぎルートはそのまま川
筋を進む。右カーブした後右岸へ上がる。幅広い平地の右端、山裾の細い踏み跡を進む。左手の離れた位置
に川筋があり、ベンチが並んでいる。木の小橋で小川を渡った後、右岸が広くなりベンチがある。右側からの合
流箇所が中央分岐で、本流の右岸の径が洞門ルート。左股の川筋が林間ルートだ。
 木の小橋※の附近広い右岸の斜面を水流まで下ると滝がある。オトタチバナの滝と名付けられている。高さ
3メートル幅1メートルほどのものだ。

I NTTの電柱92柱のところで、左折する方向にやや長い素掘りのトンネルが
開口している。

 K−3 石塚ルート
 石塚口→0.10=0.15←石塚分岐
 白鳥神社鳥居前から北へ、石塚集落との中間に西側の福野集落への道路の三又がある。そのわずか南側に
石塚口があり、山径に入ると左へカーブ、東側からの谷の源頭部を廻り込む。左手に杉林の谷を見た後、左に
壁を置いたやや急な下り径になる。段径になって川の右岸に下りる。ここが石塚分岐で、川筋の下流はせせら
ぎルートの中央分岐へ、同じく川筋の上流は同ルートの白鳥神社口へ至る。

 K−4 洞門ルート
 中央分岐→0.10←黒の洞門
 林間ルート、せせらぎルートの合流箇所が中央分岐で洞門ルートの始点だ。川の合流点では本流の右岸を
下流へ下る。右手の方は平地が広いが、左端川の直ぐ上を進み、左岸へ渡る。左側の壁には小さな穴が開
いている。
 左側は壁で右側はロープの張り渡された崖を見下ろす径を進む。幅広い谷の平地の左端を進むと、左側に
あった川が消えていたのが、大きなトンネルの下で水流が再現する。川の水量に相応しくない大きな穴は天井
部分の落石のものだ。これが黒の洞門だ。接近禁止の立て札もある。ここがルートの終点だ。道は草の藪の
中に消えている。ここで戻る。  房総丘陵 1000