鴨川富士 △208.7 房総丘陵1000
長狭(ながさ)富士というより鴨川富士というほうがいいかも。鴨川の平野からは三角形の独立峰に
見えます。実際は東西に長い頂上です。鹿野岡城跡でもあります。
平成23年(2011年)頃、登路が再整備され、標識やロープなどが設置されました。
古文書からここが鹿岡野山城跡だと分かり、県・市教育委員会の調査により、土塁、単郭、曲輪、堀切、虎口
等の遺構が確認されたそうです。
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| @ 打墨神社の社殿 |
@南側から
バス停大日→0.05←登山口標識→0.05←地蔵像の角
バス停打墨神社前→0.05←バス停峰仲→0.05←地蔵像の角
地蔵像の角→0.15←瓦のピーク(打墨浅間)→0.10←展望のピーク→0.10←
鴨川富士(三角点のピーク)
外房線鴨川駅下車。鴨川市コミュニティバス金山ダム行きバス乗車、バス停大日、バス停峰仲、バス停打
墨神社前下車。便は少ない。
主要地方道24号線、千葉鴨川線、久留里街道で南に向かう。無料になった鴨川道路が水平になった頃、東側
に開通(平成21年・2009年2月25日)したトンネルへの道路がある。右にカーブする附近の東側に大きな打墨
(うっすみ)神社の社殿が遠くからでも見える。バス停峰仲附近には適当な駐車スペースがない。バス停打墨神社
前で、その表参道に入る。広い参道で境内も広い。消防団の倉庫などを避けて常識的な駐車すれば、祭礼でもな
い限り問題ない。神社は立派な社殿で境内の隅にはトイレもある。県道を南へ進みバス停峰仲から東へ入る。左
に山の斜面の道路で、左に地蔵尊像の並ぶ角に出る。行き過ぎると突き当たりに新しい浅間祠等、二柱を見る。
バス停大日下車。大日交差点から北へ進むと登山口を示す標識がある。ここよりわずか北側にある石渡製菓
の店舗の駐車場には周辺案内の地図看板が有る。標識より東から北へ進む。右手に新しい浅間祠を見る丁字
路を左へ曲がって、地蔵尊像の角を北へ入る。
地蔵尊像の角からの入る道は、ここの人の屋敷に通じる道でもあるので、汚さないよう、不用意に騒がないよう
に気をつけたい。挨拶も欠かせない。
右にアジサイの株を見て、庭先を右に曲がる。左手の小屋にはアロエの株が大きい。右側竹藪の沢に近い所
を選んで、迷惑を減じたい。小沢の右岸を進んで左へ曲がると、広葉樹のほかにシュロの木が特徴的な刈り込
みの奇麗な径が続く。右手に四角い構造物を見る。地区の水槽だ。杉の植林の中に変わって、折り返しながら高
度を上げる。杉林を抜けると傾斜を強め、瓦の敷かれた平地に出る。
瓦が平地の真中に敷き込まれているかのように散乱している。材木などはない。浅間神社の跡だ。地蔵尊像の
東にあった石祠が最近下ろされたというものだ。古い手洗石(大正4年・1915年)が外れにある。真東へ尾根筋
を進む。ロープに導かれて急坂を北寄りへ登り、山桜の丁字分岐を南へ進んで頂上に着く。傷んだ石祠がある。
南側の展望がいい。鴨川市内の平野から太平洋までが一望だ。
山桜分岐に戻って更に東へ進む。小岩のあるピークに出て東へ進むと、更に少し登って三角点のあるピークに
出る。石祠が中央にあり、万延元年(1860年)と読める。ほかに石碑、岩を繰り抜いた小さな穴などがあり、スダ
ジイも太い、幹周り6.7メートル。北西方向には富士山も望める。
| @ この地蔵像の角を北に入る道。腕木型標識も建つが、文字が霞んできてしまった。 |
A鴨川富士 バス停打墨神社前から
バス停打墨神社前→0.15←立岩観音堂前・観音堂西尾根
バス停打墨神社前→0.10←立岩トンネル西入口(舗装道)→0.05←立岩観音堂前・観音堂西尾根
バス停打墨神社前→0.10←立岩トンネル西入口(砂利道)→0.05←立岩観音堂西尾根
立岩観音堂前・観音堂西尾根→0.20=0.15←鴨川富士(三角点のピーク)
平成21年(2009年)2月25日)開通した立岩トンネルへの道路がある。その南に大きな神社の社殿が
遠くからでも見られる。バス停打墨神社前で、その表参道に入る。参道に並行して集落への道がありこれを進
む。右と左に民家への道が分岐している。東電柱金山182柱の先で舗装道路は尽き、左へ曲がって民家の敷
地に繋がっている。この道路の直進方向、沢の右岸に未舗装の径がある。進んで数歩ですぐ左手に山道が分岐
していて、これに入る。水平の径に変わる。シュロの倒木と滲み出る水で濡れた右手の斜路が立岩観音堂への
坂道で、これを無視してそのまま進むと右手に石段がある。直進方向は薄い藪をついてトンネルの西出口からの
径と尾根筋との合流点に出る。左手は古い墓所を経て、トンネル西出口付近に至る。
バス停打墨神社前から道路を北へ進むと右手にトンネルの入口が遠望される信号のある新道の交差点に出
る。トンネルを目指して新道南側の歩道を進む。右手にガードパイプの切れ目があり、歩道を横断する側溝があ
る。右手に細い舗装道路が下っている。この道路は、すぐ途切れて草の多い山径になる。左手に古い墓地、
大日如来座像を見ると、立岩観音堂の石段の下に出る。左右ともに径がある。
新道を東へ進み観音堂への参道入口になっている舗装道路を見送ると、トンネル入口間近で右手に砂利道が
分岐して、上っている。途中でコンクリート舗装に変わり、赤い杭が埋め込まれている。道路はトンネルの上に通
じているが、この付近で右手の藪の中に通じる踏み跡へ入る。薄い藪で小枝をかわして左手の尾根筋に踏み跡
を求める。途中、右手に水平な踏み跡を辿ると観音堂石段下に通じるが、尾根筋を進むと、右手に樹林を透かし
て観音堂が見られる。
立岩観音堂下の石段を登ると、岩壁に喰い込んだお堂がある。鐘には享保二年(1717年)の文字が刻まれて
いる。堂の左右には石仏・石塔が並んでいる。左手が広い平地で、その先に尾根がある。薄い踏み跡を水平に
辿って、その尾根筋を目指す。尾根筋には左への下り方向にも踏み跡が続いている。北側に見える新道のトン
ネル入口附近へ至るものだ。
尾根筋は薄い藪の中に曖昧な踏み跡が続き、やや急だ。小笹やアリドウシなどに気を付けて登りきると、岩の
露出した肩に出る。観音堂の岩壁の上部だ。このあと緩やかな尾根筋の径になる。岩のピークでは右側へ巻い
て鞍部に出る。鞍部の先からは踏み跡が薄くなるが、右寄りに踏み跡が続き、ジグザグして北側の平地へ至る。
幅広い斜面なので踏み跡を見失っても上部を目指せばよい。平地の更に一段上が三角点のピークだ。
下りのとき頂上からは踏み跡を慎重に辿り、やや右寄りに進んで鞍部を目指す。また、観音堂の屋根を左手に
見たら、斜面の緩い踏み跡から堂脇の平地を目指す。
立岩観音堂は堂の最奥部が岩壁のオーバーハング部分に喰い込んでいる。同様なものはこの地方では、高宕
観音堂、崖の観音、三石観音、寂光不動など多い。
B鴨川富士 大日から
大日交差点の北側には金乗院があり、その本堂から鴨川富士へ行かれます。いいえ、行かれません。
大日交差点の北側には金乗院の石段が面している。境内に入り、本堂に詣でる。この左手から奥の墓地へ進
む。墓地を抜け林に入ると右手に配水施設大日分水工があり、径が東へ下っている。尾根径は北へ進み、送水
ポンプ施設、新家屋の東側を抜ける。二軒目の住宅の広い庭南東側の柵の更に東側がアズマネザサの密生し
た斜面で、人も通れまい。柵の北東角の外の笹薮の中には赤いコンクリート杭がある。径の跡だ。濃い笹薮はま
だ少し続く。
地蔵像の角→0.20=0.15←東鉢巻き径→0.20←鴨川富士(三角点ピーク)
地蔵尊像の角の東側、新しい浅間祠の角の更に南側から南東方向の分岐へ入る。東電柱金山308柱付近。
道路の西側には小墓地があり、東側は低地でアズマネザサの笹薮状態だ。密生状態ではないのを幸いに、南
側広葉樹林日陰の斜面、下生えの少ない箇所を縫う。右側にある民家北側の柵の外を進む。笹薮の中、斜面
の西側りから小笹の疎らな箇所を選んで北側の山裾へ向かう。更に下生えのない樹林の中を東へ行くと、浅い
溝径が南北に走っている。
溝径は尾根筋の東側を巻く径に変わる。傾斜を増して尾根筋の径になると左斜面にはケモノ径程度の巻き径
が多数見える。あくまでも直登する。径は急斜面に面して右へ折れ、東へ巻く水平路になる。これを進むと右下か
らの別尾根径との丁字路■があるが、これには逆コースの時も誘われないように気をつけたい。わずか下った堰
の附近で曖昧になってしまうものだ。所ところで左折して、わずか登った西寄りの平地が進みやすい。その後、再
び右手の尾根筋を辿ると溝径に変わる。急登から又傾斜が緩むと円噴か塚を思わせる丸い斜面の前に出る。
やはり左寄り巻き径や正面急登に薄い踏み跡が見えるが。右東寄りに濃い踏み跡を求める。北東へ進むと小さ
なSカーブをして北側の尾根筋に接近する。水平に東へ進んで、左手の尾根筋の径と合流する。★三角点ピーク
の直ぐ西側にある長い鞍部の高さだ。最近設置された標識を見たのち気持ちのいい奇麗な登路わずかで、三角
点のある山頂に達する。
下山時に利用するには★尾根筋の径の分岐がわかりにくい。又別尾根筋の■丁字路には入らないように。
| A 立岩トンネル西入口 もう少し様子が変わりました.。 |
C鴨川富士 花房浅間
バス停花房→0.05←根方集会所→0.10←尾根先右折→0.15=0.10←Vターン
→0.15=0.10←鴨川富士(三角点ピーク・花房浅間)
バス停花房の西、十字路を北へ進んだ根方集会所の脇には花房浅間登山道入口があり、大きな案内・解説
看板が立つ。これによると西端のピークを打墨浅間、三角点のあるピークを花房浅間とし、これに至る手前に展
望台があるように書かれている。
細い径に入ると右へカーブし、右下に蓮華寺の本堂が見える。径は水平になり分岐がある。直進は根方堰の
東側の上部。標識に従って右折、低い尾根筋の径へ進む。
傾斜が増すと右に曖昧な踏み跡を分けてSカーブし、細い丸太を見る段径を登る。緩い傾斜の左巻き径に倒木
が見えるところ、立ち木の樹皮に赤いペンキが認められる。右手の急斜面に踏替えて尾根筋に出る。右下尾根
筋の浅い溝径には枯れ枝落ち葉などが積もっているのが見える。尾根筋僅か左巻き径を進むと、尾根が急登し
ている箇所に出る。正面の急斜面には曖昧な踏み跡が見えるが、右側の緩い傾斜の右巻き径へ進む。 巻き尻
の鞍部に右寄りの北東側の尾根筋方向にはロープが張り渡されている。標識もあって、ここで左へVターンする。
急傾斜の径の脇にはケヤキが太い。最初の右巻きの巻き尻には左手のピークを展望台とする標識がある。これ
を往復すると、五本松と地滑り16号の標柱があり、南側には好展望がある。
急斜面にロープが垂らされた急登と小鞍部を繰り返す尾根筋を辿る。「堀切」から急傾斜を上ると三角点のあ
る山頂に達する。
D観音台 トンネルの上から ○243
バス停打墨神社前→0.10←トンネル西入口(舗装道)北側→0.25=0.20←●190ピーク
→0.10←分岐点→0.05←観音台→0.10←御嶽山・名所塚
バス停打墨神社前から道路を北へ進むと右側にトンネルの入口が遠望される信号のある新道の交差点に出
る。トンネルを目指して新道南側の歩道を進む。長狭富士立岩観音の参道になる舗装道路の取り付き箇所の北
側には、集落へ入る径がある。これへ入るとすぐ右手、新道の北側に平行した未舗装道路東へ延びている。トン
ネル入口附近への土砂崩れを防ぐ石籠の脇から、狭い踏み跡へ入る。細い踏み跡を辿って下草を踏み分け
る。尾根先を目指して草木の少ない所を選んで進む。新しい境界石の埋められた尾根筋には浅い溝径が有
る。但し、刺の木アリドオシも多い。左側に巻き径もあるがアルバイトはたいして変わりない。なだらかな尾根筋に
出ると小さなピークで、緩く下り又登る。●190ピークではやや左寄りにも尾根筋があるので、右寄りの方向を間
違えないように気を付けたい。植林地帯の中の鞍部を経て登った斜面の途中に、左からの溝径がカーブしなが
ら合流している。そのまま、幅広い尾根筋を辿るのだが、右側に幅広い巻き径のような地形があるので、右側に
は寄らないようにしたい。左側、尾根筋の西寄りには大木に囲まれて石祠がある。文字類はわからないが、扇の
形に繰り込まれた手洗石がある。76番鉄塔の先、枝を潜ると平らなピークに出る。
観音台には三面六臂の馬頭観音座像があり、アンテナの外された鉄塔が木々の裏に隠れている。北側にも尾
根筋があるが、この観音台からはやや西寄りに進んで、幅広い緩やかな斜面を下る。しかし、すぐに狭い尾根径
になる。この地域には珍しいくらいの狭い尾根だ。途中、巻き径もある。再び幅広い緩やかな斜面になると、石碑
2基と石祠3柱の並ぶ御嶽山・名所塚の頂上に達する。
| B 大日交差点の金乗院 |
E観音台 大日如来像前から
バス停打墨神社前→0.15←沢上部→0.15←分岐点→0.05←観音台→0.10←御嶽山・名所塚
バス停打墨神社前から道路を北へ進むと右側にトンネルの入口が遠望される信号のある新道の交差点に出
る。さらに北へ進んだ東電柱金山347柱のところで右折する。道路の突き当りには大日如来座像があり、クラン
ク曲がりしている。道なりに進むと槙の木の垣根脇から山道へ入る。左側に石段がある。そのまま進むと沢筋に
沿ったやや草の多い径になる。沢の上部で左に曲がる。下りの時ここでは沢上部の水平路から沢の中へ曲って
下るようには思えない。標識などもないので注意したい。尾根先を水平に進み急坂を上る径になると幅広い溝径
になる。左右にジグザグをして高度を上げる。尾根筋に出ると左右に土手が盛り上がる溝径になる。枯葉が深く
倒木も若干あるので右手南側の土手の上が歩きやすい。倒された石祠がある。文久二年(1862年)の再建の
ものだと読める。この道が左へカーブすると、●190ピークからの尾根筋合流分岐点に出る。幅の広い傾斜の
緩い尾根筋を進む。尾根の西寄りに大木に囲まれた石祠と手洗石がある。76番鉄塔の先、枝を潜ると平らなピ
ークに出る。
馬頭観音坐像と木々の裏に鉄塔がある。この観音台からは、やや西側に寄り、幅広い緩やかな斜面、狭い尾
根径を経て、再び幅広い緩やかな斜面になると、石碑二基と石祠三柱の並ぶ御嶽山・名所塚の頂上に達する。
F御嶽山・名所塚 1 ●236 74番鉄塔から
駐車場→0.05←バス停美野口→0.15←(→0.05←分岐→0.10←)尾根筋
→0.20=0.15←(→0.05←尾根筋の切れ込み→0.15=0.10←)御嶽山・名所塚→0.10←
観音台
分岐→0.05←74番鉄塔→0.05←尾根筋の切れ込み
バス停美野口の付近には駐車できるところはないが、県道を北側へ進んだ左右に駐車場があり、ベンチテーブ
ルもある。バス停美野口の僅か南側、ソテツと石垣に囲まれた道を左折する。東電柱金山707柱のところだ。左
側に墓地があり、さらに進むと、今度は右側上に墓地がある。右側、山の斜面の大木が特徴的な径を進む。左
側は緩いが崩落したような地形だ。根から幹が分かれた双子の木の脇を進むと、径が明瞭になる。やや急な斜
面を登る。尾根筋に出て右に曲がると、右正面の尾根筋の径と、左側の「巻き径」とが分岐している。
左側の「巻き径」を進むと右後ろに送電鉄塔74番へのプラスチックの段径が登っている。左下には73番鉄塔
へのプラスチック段径が下っている。そのまま進むと左側の谷筋の中になり狭い尾根筋に上がる。右へ曲がる
と、正面の尾根筋に薄い踏み跡があるが、左手の巻き径を進む。右側の山が低くなって、狭い尾根の切れ込み
を見る。そのまま左側の巻き径を進む。左側に尾根筋が変わり傾斜を強める。黄色と黒のロープが張られた急
登の痩せ尾根になる。北側の展望がいい。緩やかな幅のある径に変わると石祠の並ぶ頂上に出る。
大小三柱の石祠には弘化元年(1844年)弘化四年(1847年)の文字、御嶽山ほか御祭神の名前、関係者の
名前などが読める。縦長と横長の石碑が右手に並んでいる。
南側へ枝を潜ると緩い下りの尾根径がある。そのまま幅広い尾根を下ると鞍部から左右に切れ落ちた狭い痩
せ尾根になる。再び幅広い尾根になって緩く登ると、馬頭観音座像のある観音台の頂上だ。
左側の巻き径(A)を避け、右側の尾根径を進むと右手へ登るプラスチック段径がある。これを登ると74番鉄
塔の下に出る。右側奥から枝をかわして上手へ進む。大木の被る下草の少ない幅広い尾根筋になる。進むに
連れ狭くなった尾根筋に踏み跡はあるが木々の枝が低い。これをかわして辿り着いた狭いピークのからやはり
痩せ尾根で、さらに進むと鞍部の切れ込みに出る。ここからは尾根筋左手にある巻き径で東へ進む。ロープ張ら
れた尾根筋を経て御嶽山・名所塚の頂上に出る。
| C鴨川富士 花房浅間 看板 登り口 地区の方の設置のようです。右端には標識も。 |
G御嶽山・名所塚 2 ●236 73番鉄塔から
駐車場→0.05←バス停美野口→0.10←73番鉄塔→0.05←尾根筋
→0.20=0.15←(→0.05←尾根筋の切れ込み→0.15=0.10←)御嶽山・名所塚
バス停美野口の付近に駐車できる所はないが、県道を北側へ進んだ左右に駐車場があり、ベンチテーブル
もある。そこから南へ進み、東電柱金山99柱で左折する。バス停美野口から北側へ進んできた細い道路の十
字路だ。北東になる石垣の角を北側へほぼ並行に進むと、民家の庭先を抜けるような感じだが、東電の支線柱
の所で右折する。山裾には鉄塔の巡視路案内標柱があり、プラスチックの段径を登る。すぐ別の径に合流して
左折する。下りの時、この径を下ってきてプラスチック段径を見落としやすいので注意したい.。プラスチック段径
は断続的に続き73番鉄塔の下に出る。その右奥に74番鉄塔を案内する標識柱と段径がある。
この段径は74番鉄塔へ続いてはいるが、無駄に上下する迷いやすい径なので、ハイカーは入らない方がい
い。この段径へ三歩入った所から左側へ、薄い藪を突いて斜面を進む。杉の植林の外れで広葉樹の大木の
前に出る。右へ寄ってマテバシイと杉の中間で、幅広い尾根筋に踏み跡を求めて進むと、小ピークに出る。右側
に寄りながら奇麗な尾根筋の鞍部に出る。右側の谷には薄い踏み跡がある。74番鉄塔方面からの径だ。尾根
筋には右側に急登の踏み跡があるが、これは74番鉄塔からの尾根筋にある狭いピークへ達するが、ここでは
左側にある巻き径へ入る。右側に狭い尾根筋の切れ込みがある。そちらにはかまわず尾根筋の左側を巻く径へ
進む。ロープの張られた急登の尾根を経て、石祠の並ぶ御嶽山・名所塚の頂上に出る。
南側の尾根筋に径があり、幅広い尾根と左右に切れ落ちた狭い痩せ尾根とを経て、再び幅広い尾根になって
緩く登ると、馬頭観音座像のある観音台の頂上だ。
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| ◎ 鴨川・長狭富士の全景 東側から |
H打墨神社から ●246ピークを経て
長狭富士の北側にある観音台への径を進み、観音台の直前に北側にある並行路を進んで尾根筋を進み、
●246を経由し、さらに三等三角点打墨から関東ふれあいの道に合流して元清澄山へ至ります。
バス停打墨神社前→0.15←沢上部→0.15←分岐点→0.35←●246ピーク→0.50←
三等三角点打墨の北分岐→0.35=0.30←黒塚番所跡→0.15←R−5大周遊路分岐標識
→0.25=0.20←元清澄山
バス停打墨神社前から北へ進み新道の交差点の北、東電柱金山347柱の所で右折する。槙の木の垣根
の脇から山道へ入る。左手に石段があり、これを上がり石祠の前に出て右寄りに踏み跡を辿ってもいい。石段
を見送りそのまま進むと沢筋に沿ったやや草の多い径になる。沢の上部で左に曲がる。幅広い溝径を左右にジ
グザグして高度を上げる。尾根筋に出ると左右に土手が盛り上がる溝径になる。枯葉が深く倒木も若干あるので
右手南側の土手の上が歩きやすい。倒れた石祠がある。この径が左へカーブすると、●190ピークからの尾根
筋合流分岐点に出る。幅の広い傾斜の緩い尾根筋を進む。尾根の西寄りに大木に囲まれて石祠があり、手洗
石もある。ここまでは観音台への径と同じだ。尾根筋を右手北側に外したところに幅広い径が北西に延びてい
る。誤って76番鉄塔まで進んだ場合はわずかだが戻ることになる。
左手に観音台の盛り上がりを置いた幅広い落ち葉の深い径は、ゆっくり下りながら道幅を狭める。緩い登りに
転じて道幅拡がると左手の山は低くなり、尾根筋の幅広い径になる。この先は小ピークを小さく右に巻くことの多
い尾根筋が続く。右巻きで緩く下って尾根先を左に曲がった尾根筋の鞍部には、三角型にとがった岩がある。泥
岩の丸いもろい岩が多いこの付近では珍しいくらいだ。右側にマテバシイの林を巻いて尾根筋を直登が多くな
る。丸くてもろい岩が尾根筋に現われる尾根を進む。この山域には珍しいほどの急登をすると若干の樹木が覆
う岩のテラス、展望のいいピークに着く。これが●246ピークだ。
西側にもわかりやすい尾根筋が延びているが、これには入らない。北側へ一段下ると右手に黄黒色のロープ
が張られている。これに従って右手へ回り込み、東側へ延びている尾根へ取り付く。先ほどの頂上からはわず
かな樹木ながらも、これが邪魔をして急斜面の下の尾根が見つけにくかったのだ。ここからは尾根筋直登に対
しケモノ径程度の細い踏み跡が左右にある。しかし尾根筋を直登しピークのたび毎、先行者の取り付けた黄色
のコースサインを見ながら、出来るだけ尾根筋に忠実に辿る。小さな鞍部から急登のピークを経て右に径をと
り、更にもう一度鞍部を経る。肩のピークからわずかに高度を上げると右下手にゴルフ場のグリーンが見え隠
れする。三等三角点打墨(△221.0)のピークは狭いながらも休憩には差し支えない。そのまま北へわずかに
小枝をかわして踏み跡を辿れば関東ふれあいの径に合流する。
| F バス停美野口 |
段径を下って丸い岩の連続した所に右後ろへの分岐があるのは粟斗方面からの合流だ。そのまま北へ進
んで黒塚番所跡で、そこには「元清澄山1.3 バス停金山ダム4.2」の標識がある。更に元清澄山へは「金山ダ
ムから−関東ふれあいの道 22 モミ・ツガのみちの一部」の項、参照。 房総丘陵 1000