杉戸1237

全般                       房総丘陵1000
 JR外房線大原駅乗換え、旧国鉄木原線=いすみ鉄道、大多喜駅、総元駅、西畑駅下車。いすみ鉄道は廃止
の議論が持ち上がっています。時刻表や今後の成り行きなど注意が必要です。外房線勝浦駅、上総興津駅下
車。
 バス便はありますが便数が少なくて利用できません。バス停の名前を出しますが、これで場所の特定をします。

@杉戸七面山 ●186
 バス停杉戸→0.10←長福寺
 バス停松野坂上→0.10←長福寺
 長福寺→0.10←七面堂→0.20=0.15←七面山
 勝浦駅と、大多喜駅との両駅を結ぶバス路線、バス停杉戸(北寄り)、バス停松野坂上(南寄り)下車。
 バス停杉戸の僅か南側横断歩道の箇所から旧国道を西へ入る。バス停松野坂上を北へ進んだ箇所にある
横断歩道から旧国道を西へ入る。どちらからも要所に案内標識がある。新国道の函渠を潜った先に寺の駐車
場がある。(国道297号線のバイパスが開通した。南寄り西側に連絡道が出来た)小崖の上にはスダジイの大
木が二樹ある。若干痛んではいるが樹勢はいい。一段登ったところに新築なった本堂がある。祖師堂への石段
を見送って七面山の案内に沿って池の端部を渡る。
 320段の階段の上、七面堂がある。右手にトイレ、左手には鐘楼、休憩舎がある。周囲にはスダジイの大
木複数が見える。その奥には石造釈迦如来立像を奉る小堂(厨子)がある。
 小堂の脇から南側の尾根筋の左端に取り付く。太い木の脇から尾根筋を南へ辿る。登りきったピークで右折、
西へ進む。尾根筋自身より若干南へそれた位置に奇麗な踏み跡がある。小さな鞍部に下りかける位置にはモミ
の木複数が太い。内一本は幹周り3.05メートルある。鞍部から急登した肩のピークから左寄りに進んだ先が
●186のピークで三方分山状だが、それらの尾根には進まない。又、最初に登ったピークにも南東側の奇麗な
尾根筋に明瞭な踏み跡が見えるが、これにも入らない。

@杉戸七面山 寺の駐車場がある。小崖の上右端にはスダジイの大木が二樹ある。

A三等三角点平沢  △227.0
 A−1 犬石山の尾根筋で三等三角点平沢へ △227.0
 総元駅→0.20←十字路→0.15←犬石方面との分岐→0.10←南東分岐点→0.10←林南端
→0.10←三等三角点平沢→0.05←東カーブの分岐→0.05←竹林
 総元駅前から曽根町踏切、不動橋、トンネル、新道との十字路、防火水槽のある丁字路を経て川畑の集落を
抜ける。道路はアスファルト、コンクリート、砂利と舗装が変化する。右手に竹林があった先、道路は岩の切り通し
を抜ける。
 その右手後ろ加減に分岐する山道は犬石山方面のもので、尾根筋の未舗装道路を南へ進む。尾根筋の西側
を巻く道は徒歩道を右下へ分け、尾根の東側を巻く道に変わる。まとまった尾根の南側の巻き尻は幅広い尾根
筋に道路が続く。
 左側が竹薮になった箇所では左下へ轍が下っている。ここでは右側のほぼ水平な道を進む。右下に轍が下っ
ている箇所、左側へ緩く上って東側の尾根の僅か西側を巻く。左右共に低い尾根の浅い溝道から、東側に浅く
広い谷を置いた先、低い丸い山が見える。杉林の原だ。南端で狭まって尾根道になる。
 緩い上りと小々の下りを繰り返し、若干左へカーブしていく。数回目の盛り上がりでは右側に道が広がる。小塚
程の箇所に三等三角点平沢の標石が注意標柱と共に立っている。地形図で△226.9、ホームページで改め
△227.0だ。
 道は下りながら右へカーブする。緩い上りになって左へカーブする箇所、狭い溝径が分岐して西へ下っている。
この西側の急下りは市町境の尾根を経て平沢ダムに至る。左へカーブした道路は東へ下っている。竹林を抜け
て平らになると道は消える。北側に草の平原が見える。この附近(痩せ尾根○180)か、ここの北西側のピーク
(小ピーク190)または南西のピーク(○220)の附近が大日本國誌二王山の項にある記載がある辻(ツヂガ)
峰だが、これ以上進めない。又いずれがその名前のピークか判断も出来ない。地形図では黒破線黒実線で杉
戸三條方面に繋がっている。逆コースは別項へ。
 この附近までの幅のある未舗装道路の轍は農業(筍)、林業のものだろう。

A黒原不動の滝 不動橋から川原に降りる。

 A−2 杉戸から三等三角点平沢へ
 バス停三条入口→0.10←墓地脇分岐(杉戸112柱)→0.20←痩せ土橋→0.15=0.10←
●213東巻き径分岐→0.15=0.10←龍塚山南峰の分岐→0.10←竹林→0.05←カーブの分岐
→0.05←三等三角点平沢
 南峰の分岐→0.05←平らな山頂を持つピーク
 JR勝浦駅下車。いすみ鉄道大多喜駅下車。両駅を結ぶバス路線、バス停三条入口下車。バス停三條入口の
西側は大きな鮮魚店だ。ここから西へ進む。南へクランク曲がりを繰り返しながら、南へ向いて見通しのよい箇
所、右手に小墓地への斜路がある。そこには山裾を西へ水平に進む細い径がある。(東電柱杉戸121柱)左手
は草の平地で、離れて住宅もある。二度目に南左側からの合流があると右手の小山は一段低い平地の植林地
に変わる。これまで通りの一直線の径は傾斜を増して尾根筋の溝径になる。
 径が水平になると山肌に喰い込む谷の右岸側のトラバース径になり、狭くなっているが踏み跡は確かだ。左岸
側のトラバース径を回り込むと左に山を置いた緩い傾斜の径が続く。たまにある岩肌に段を切った箇所は滑り
やすい。左側の山が低くなると左からの曖昧な踏み跡が合流しているが、左に折れて左右からの切り込みの鋭
い痩せ尾根になる。右手遠方に三条の集落が眺められる。
 尾根筋の左側を登る径に変わり、左へカーブする。古い崩落の跡地と思われる箇所では踏み跡が僅かな距離
ながら曖昧になる。西へ向いた斜路の傾斜が緩むと右側に踏み跡が多数見える。右手の低くなった尾根筋を越
える径や、右手やや上を並行する径が分岐している。●213の東側を北へ抜ける径もあるが、北斜面は倒木地
獄だ。右手のピークが●213だ。左へ水平に分岐する踏み跡もある。緩い上りの右側の踏み跡を選ぶ。右後ろ
から合流する踏み跡は先ほど右手上へ分岐した径だ。右手にピークを置いて右カーブして北へ向き直って緩く
鞍部に下る。
 鞍部からは右側の溝径に降りる。右手東側へ下る急下りの溝径へは降らない。この径はカーブを繰り返し、倒
木地獄を抜けた(抜けられない)先にもノバラの洗礼が待つ径で倒木地獄が繰り返される。
 これまで通りの北向き進むと右側は曖昧、左側が濃い分岐が見える。右側の溝径は僅か先で北側のピークに
上る。石標が二本並ぶ龍塚山南峰だ。左側は緩く上って左カーブ、右後ろから別の溝径の合流がある。これは
龍塚山南峰から西へ進んで来たものだ。この附近が径としては一番高い。左右とも崖壁の溝径で西へ下る。
 痩せ尾根を右へカーブすると左側の尾根※が盛り上がり、その右側を巻く奇麗な幅広い気持ちのいい径を直
進する。右側の谷が平地になると、下生えが増えて歩きにくくなる。左の尾根は低くなり、右側は薄い樹林の先
盛り上がっている。左側が見通しのいい崖の上の尾根筋になり、右側に草原が見える。水の抜けた池の跡だろ
うか。この附近は下生えが多いが、鳥獣保護区の看板と右寄りに曖昧な踏み跡を追う。右手に手入れされた竹
林のある径を登る。この附近から「道」になる。登りの斜路が右へカーブル箇所には左手に細い径が分岐してい
る。北へ向き直って水平な道を進むと左手に平地がある。小塚を思わせる盛り上がりがあって、注意標識と三等
三角点平沢の標石が共に立っている。
 左側の尾根※が盛り上がり、緩やかな斜路が付いている。上りつくと南に緩い傾斜の平地を持つ山頂に至る。

A右後ろ加減に分岐する山径がある。―左側が犬石に通じる径。右側は川畑の集落。

B平沢ダムと三等三角点平沢
 B−1 湖岸の道路
 総元駅→0.15←戸越踏切→0.05←交差点(新船塚橋南側)
 西畑駅→0.05←バス停弥喜用→0.20←交差点(新船塚橋南側)
 交差点(新船塚橋南側)→0.15←せせらぎ橋→0.10←新道分岐→0.10←平沢ダム
 平沢ダム→0.20←大原橋(西回り)
 平沢ダム→0.05←展望台→0.05←広野橋南詰め分岐←大原橋(東回り)
 総元駅または西畑駅から新船塚橋南側交差点を経て南へ進み、せせらぎ橋の東詰めからバス停平沢ダム
入口南側の新道を左折、東へ進むと新道の分岐点に出る。南へ進んだ堰堤上の丁字路がダムだ。
 平沢ダムにはそのダム湖周回コースの途中に複数の駐車スペースがある。これらの利用が可能だ。特に東側
の展望台ではダム湖が一望できる。
 展望台から広野橋から更に南へ進んで両岸の道は大原橋で合流する。ピンクの蓮の花が水上に見られる。

 B−2 広野橋の道路 ●204 ○220
 平沢ダム→0.05←展望台→0.05←広野橋南詰め分岐→0.15←右丁字路(町有林標柱の南)
 平沢ダム→0.10←左丁字路(東電柱宇筒原306柱)→0.15←左丁字路(町有林標柱の南)
 丁字路(町有林標柱の南)→0.15=0.10←コンクリート杭の小ピーク→0.15←市町境尾根六六
→0.10←鞍部五四(→0.10←西巻き径)・(→0.15←尾根直登)林道カーブ箇所→0.05←
三等三角点平沢
 ダダム東側湖岸の道路には展望台がある。この僅か南側に広野橋があり、その南詰めには東側の尾根へ続
く道路がある。やや急なコンクリート舗装道の傾斜が緩むと未舗装になり、右手の尾根筋がやや低くなる。植林
地の樹林を透かして三角のピークが見える。(○220)左へ折れると右手の山は自然林の急斜面に変わる。奇
麗な竹林は筍農園で、ゲートを開閉。直進して農園を抜け、又ゲートを開閉。再び自然林の斜面を縫う水平路に
なり、直ぐ右側には緩い登りの道が分岐している。
 平沢ダム堰堤上の丁字路にはもう一つ急傾斜のコンクリート舗装道路が北東に分岐している。これを進む。二
回目の折り返し位置は堰堤上の道路の延長方向だ。3回目の折り返しの後左丁字路に出る。左折方向は未舗
装ながら路面が奇麗だ。ここは直進する。水平な道路は●204の東側を水平に巻く。この巻き尻に「町有林」の
標柱があり、その先、左側に緩い登りの道が分岐している。
 緩い登りの道は右へカーブする。筍農園の山側の金網の外を進むとSカーブして尾根筋に出る。尾根筋は丁
字路で南へ右折。ピークの肩の部分で道路は尽きる。細い山径と曖昧な踏み跡を辿って山桜のピークを経て南
へ進む。南東方向へ吊り尾根を下り、(この吊り尾根の西側の谷を下るとすぐに下の未舗装道に繋がる)痩せ尾
根を登る。
 左に寄った奥が一番高い。細いコンクリート杭がある。読図で○220メートルのピークだ。北側の幹に「三又」と
刻まれているのが辛うじて読める。南側の幹の刻みは読み取れない。南東へ杉並木の尾根筋を下る。岩の目立
つ尾根筋を下ると水平な尾根になる。右後ろに獣径程度の細い径が合流している。痩せ尾根を進んだ先、再び
細いコンクリート杭が立っている。左へ巻くと幹周り4.7メートルにもなるスダジイの脇に出るものだが、ここでは
右下への下りの踏み跡を辿る。奇麗な水平路は突き当たり、右へと枯れ葉の狭い踏み跡を進むと山桜の尾根
が右側南西に下っている。ここでは左へVターンする。再びの突き当たりでは右へ奇麗な踏み跡を辿るとモミの
大木幹周り3メートルの脇を進む。この次の突き当たりの小ピークは今までよりもやや大きい。今度は左へ巻く。
 カーブした巻き尻には白い樹皮の木が特徴的で、このピークの北寄りで市町境の尾根筋に合流する。ピーク
の東側には南への奇麗な巻き径も見える。北へ左カーブの幅広い尾根筋に踏み跡がある。赤い頭部のコンク
リート杭は読みにくい東側に漢数字がある。六六。右カーブした後、低い尾根の西側を巻く。 五四、五三の杭
では左巻き径の緩い登りを進む。更に左側への下り道は無視。右へ尾根先を廻り込むと、小さく下って尾根の
北端の径が合流している。五三杭からの直登路は急過ぎる。右寄りでは狭すぎる。南端の高まり、中央の浅い
鞍部、北端の高まりの山桜を見て下ってきたものだ。四八杭から右手へ急な溝径を登ると未舗装林道に出る。
左へ進んで僅かで道路の西側に三等三角点平沢がある。

A−3 三角点 平沢

 B−3 山神神社 ●197
 交差点(新船塚橋南側)→0.05←山神神社→0.10←小沢のカーブ→0.10←林道終点
→0.15=0.10←尾根筋合流点
 平沢ダム→0.10←左丁字路(東電柱宇筒原306柱)→0.15←林道終点
→0.10←降下点
 新船塚橋の南側の交差点を更に南へ進む。最初の小丁字路(宇筒原25柱)で左折、東へ進む。道路が上り
始める箇所、右へ砂利路が分岐している。鳥居と入母屋妻入りの赤い鋼板葺きの社殿が建つ山神神社の軒下
には組み物が見える。やや離れた小さな社は八雲神社だ。
 舗装道路を直進すると二又に分かれたイチョウがあり未舗装道路に変わる。る。農地の脇から林に入る。左手
の山は竹林になる。その後二箇所、右側に小谷がある。道はやや右に折れる。沢の右岸の道の谷側に白いガ
ードレールがあらわれると、下生えが増える。倒木も増える。小枝や幹が道を塞ぐが、工夫で何とか進められ
る。小溝に変わった谷の左岸の径になるが、沢谷は失せてしまう。東側にやや広い谷が取り付いた先で、今まで
の沢谷はU字溝に変わって、その終端部を見せる。正面の斜面には倒木もあって林道は尽きる。広い谷の南側
の小尾根を隔てて、狭い谷が更に南側にある。小尾根の先端部を目指して、広い谷の左岸側から、または狭い
谷の右岸側からトラバース気味に高度を上げる。尾根筋を辿って上部のタワに至ると一息付けられる。上部側
には自然の岩段が見える。更に斜面をひと登りすると、奇麗な尾根筋になっている径に合流する。脇に岩が見え
る。
 左北側へ下ると奇麗な痩せ尾根筋になっている。小さく尾根筋を左右に巻き、奇麗な痩せ尾根を繰り返す径に
なるが、これは進まないこと。
 右南へ登ると尾根筋の巻き尻になる。この附近が径の最高部のようで、左後ろ水平な尾根には太い木が並
ぶ。小さく下って右後ろから水平な小径が合流している。独立した岩塊が径の西側にあり、又右後ろに水平な小
径が合流している。いずれも逆コース時に入らないこと。痩せ尾根にコンクリート境界杭とビニルパイプがある。
ここは橋沢トンネルの上部だ。左右の分岐は右上の径へ進むと、尾根筋の林道終点に至る。 平沢ダム堰堤上
の丁字路の北東側に急傾斜のコンクリート舗装道がある。三回折り返して道が水平になると左丁字路に出る。
直進は轍の目立つ未舗装道。左折は良く均された未舗装道。これに入ると直ぐ右折、水平な道路は緩く左へカ
ーブする。右手の山に畑があり、民家の入口がある。ここまで路面は奇麗だ。幅広いまま道路が続く。 小ピーク
を左へ巻くときは木々が高いので路面に下生えは少ない。ピーク間の痩せ尾根は土橋状で殆ど水平だが、日当
たりがいいので路面が草に隠される。痩せ尾根が下り傾斜のところで道路が尽きる。右側に巻いて細い踏み跡
を繋げ、巻き尻では右後ろに水平な別径が合流する。尾根筋の山径が続き、コンクリート境界杭とビニルパイプ
を見た附近、東側の下方には道路が見える。橋沢トンネルの上だ。尾根筋の左側に水平な径が分岐している
が、これらには進まない。独立した岩塊の右側の斜路を登る。尾根筋が水平になると太い並木になる。径は左
下へ下る。右側は尾根筋の崖、左側は斜面だけではなく、門のように岩壁と倒木の間を抜ける。二箇所目の岩
壁がある。この前後で西側の急斜面へ入る。踏み跡は薄い。やや太い木の立つタワに出られたら、そのまま下
る。
 岩壁を通り抜けると奇麗な痩せ尾根の水平路に降りる。北へ巻き径と痩せ尾根の径が繰り返えされるが、こ
ちらまでは進まないこと。

A−4 杉戸から三等三角点平沢へ   墓地脇分岐(杉戸112柱)

C龍塚山 (南峰 ○190、北峰○200)
 大日本國誌二王山の項に龍塚(りゅうがづか)山の記載があります。一方、地名辞典の小字一覧には平沢地
区に竜ヶ塚(りゅうがづか)と辻ヶ峰(つじがみね)があります。
 バス停四ツ石→0.05←川畑集会所
 バス停四ツ石→0.05←たけんこ橋→0.10←川畑集会所
 川畑集会所→0.15←未舗装道丁字路佐野441柱→0.10←小橋→0.05←二重丁字路
 1 二重丁字路→0.10←尾根切り→0.20←北峰(山桜ピーク)→0.15←南峰
 2 二重丁字路→0.25←林道終点→0.10←南峰
 バス停四ツ石下車。西へ緩く下る道路には車両通行止めのパイプガードが現われる。手摺も傷んだ橋から見
下ろす夷隅川の右岸側は堰の放水路だが、左岸側は三滝(さんたき)という幅広い滝だ。北側からの新道の突
き当たり三又の北東側には川畑集会所があり、この三又は西へ進む。
 バス停四ツ石下車。国道を北へ進み、たけんこ橋を渡り、左手に広場のある角を左折、川畑集会所を左に見
た先、三又に出て右折西へ進む。
 妙安寺の裏側の崖に山神神社の社殿が見える。この分岐は右へ進む。右下に見た川が消えると左側が谷に
なり、未舗装道との丁字路で(佐野441柱)左折する。
 左岸の未舗装道が水平から下りになると橋(銘板は宇の字が明瞭だがあとは読めない。宇里倉代という字が
川畑地区内にある)を渡る。Sカーブしてコンクリート舗装の急登の斜路になる。舗装が尽きて緩やかな道にな
ると左に丁字路がある。
 1 この丁字路を左折すると直ぐ山裾に当たって、また丁字路を右折する。南へ進んで左右にカーブし、竹林の
中の広い道になる。正面には杉が一本竹林の中に立っているのが印象的だ。左右に道が分岐しているが、中央
の一番広い道を進むと谷の左岸の道になって左カーブ、傾斜を強める。狭い径になって切り通しを抜ける。
 切られた尾根筋の北側、東側にも踏み跡があるが、南側の尾根筋へ踏み跡を求める。尾根の東側にも水平
な道があるが、尾根筋を進む。急斜面になって踏み跡は曖昧になるが、下生えが少ないので順調に高度を稼
ぐ。その後は水平、緩い登りを繰り返すが、最初の小ピークの後、尾根筋は落ち葉の多い径になる。ここは右へ
巻き径をとると下りの誘いの多い狭い踏み跡になる。水平やや登りを選ぶと明るい林の上の緩斜面に出る。左
後ろからの径は直登と北東の舳先からの合流だ。その後2回、肩ピークを経て東への尾根筋と踏み跡を持った
三方分山のやや南西寄りのピークに出る。東へ下る浅い溝径があるが、これも川畑方面からの径だ。
 この北峰では西側への尾根筋は直ぐ行き止まり、太い木の脇から南へ下る。緩い下りで迎えた二回目の肩ピ
ークにはヤマザクラの大木が二本幹に分かれている。杉の境木の並木を緩く下った最低部の尾根筋から南東
へ林の合間を抜けて遠方が眺められる。僅か登ると、右手に溝径が合流して山頂に出る。この南峰の南端に二
本の石標がある。界甲一三一支八と三四の文字はいずれも縦書き。南西方向と東へ尾根筋が延びている。※

B 平沢ダム 中央に展望台の柵が見える。左端の屋根は看板の覆い屋。

 2 この丁字路は見送って正面の幅広い未舗装道を進む。左側に分岐があるが、緩い正面の道を選ぶ。右下
からの谷の切れ込み箇所では河床の濡れた岩壁を見る。その後は度々左側に緩い斜面があり、細い径、広い
径が複数左に分岐している。いずれも幅広い正面の道を選ぶ。右側は谷の斜面だが小山のため一時、浅い谷
道になる。竹林農家の休憩作業場らしき場所から先、道は若干荒れる。右側の谷の源頭地では草の中になり、
径がわかりにくくなるが、慎重に踏み跡を選べば未舗装道が復活する。
 珍しく右丁字路を見た後、右に小山のある浅い切り通しの道になる。左側緩い斜面に曖昧な道が複数あるか
のように思わせる疎林に出るが、右カーブで径を延ばす。右手に出た小尾根の根を浅い切り通しで抜けると、左
へ折れ曲がる。分岐では右下への道の方が奇麗で、正面の道はここで尽きる。
 右下の道はその先で右側からの谷筋を曲がり込んで左岸で西へ下る。この分岐では左手東側の緩い斜面に
曖昧な踏み跡を繋ぐ。左手に山に囲まれた「湾」を見ながら右へカーブすると、東側からの小尾根の先を曲がり
込む溝径になり、径が明瞭になる。溝径は南へ進んだのち、左に折れ東側の主尾根筋に登りつく。右折して少
々登ると龍塚山だ。二本の石標Aがあり、南西方面と東へ尾根が続いている。※
 ※この南峰約○190。桜のピークの北峰が約○200。どちらが龍塚山とも、ここの案内子には特定できない。
辻峰(つじがみね)とも、またはいずれでもなく別箇所がそれらの峰かもしれない。
 二本の石標Aの脇から溝径を南へ下る。西側と南側との溝径カーブ地点に*合流する。
 *合流した溝径を南へ進むと直ぐ溝径は東へ急な下りをするが、この径には入らない.道型は明瞭だが、倒
木地獄とノバラの径は抜けられない。●213の東側を巻く径に合流するが、その丁字路南●213の東側の尾
根筋も北へ下ってバス停三条入口附近北寄りの径へはやはり倒木などで進めない。
 *合流した溝径の南側左手に急な下りの溝径を見送って西寄り尾根筋の径を登れば●213の西側南側を経
てバス停三條入口へ至る。
 *合流した溝径の西側を進めば。今の山頂からの道の合流点から溝径を下り尾根筋を経て三等三角点平沢
へ至る。
 バス停四ツ石→0.05←川畑集会所→0.25=0.20←十字路→0.20=0.15←尾根筋
→0.05←北峰(山桜ピーク)
 
川畑集会所の南の三又を西へ進む。妙安寺の裏側山神神社下の分岐は左へ進む。山神神社の石段を見る。
道路はコンクリート舗装で左右に旋回を繰り返して高度を上げる。舗装が尽きると十字路に出る。左は金網のゲ
ート、右は緩く下っている。そのままの方向で幅のある未舗装道路を進む。右側の斜面には網が張られている。
左右とも竹林で、古い孟宗竹が道路に被さっている。この竹が少なくなると左側の尾根筋に上りつく。左後ろ尾根
筋にも踏み跡※がある。尾根筋少々で南北尾根がやや東へ向いた位置に上りつく。直進してケヤキや山桜の太
い木を見る。
 左後ろ尾根筋の踏み跡※を進むと奇麗な尾根筋の踏み跡があるが、途中急傾斜の尾根筋に変わり踏み跡は
消える。進まない。

B−3 山神神社

D野々塚 △268.1
 山頂には二つの石碑が少し距離を置いて背を向け合っています。一つは法雨山。もう一つは妙見山と彫られ
ています。野々塚(山)の文字は手元の地図だけです。(法の字の右上、土は大と彫られています。石塔などに
用いられる異体文字です)法雨山の方が山名としては適切だったかもしれません。
 D−1 北側から
 総元駅→0.15←戸越踏切→0.05←交差点(新船塚橋南側)
 西畑駅→0.05←バス停弥喜用→0.20←交差点(新船塚橋南側)
 交差点(新船塚橋南側)→0.15←せせらぎ橋→0.10←東電柱宇筒原144柱→0.10←
竹の子村→0.10←平沢共同館→0.05←東電柱平沢36柱→0.05←平沢十字路(うちなし橋東)
→0.10←無名橋(栄橋)→0.20←ゴルフ場裏入口→0.10←フェンス戸→0.20←野々塚
 西畑駅から平沢のうちなし橋東側の十字路まで進む。
 南へ山裾の道路を進むと、左手には赤い鳥居の山神社がある。左に道路を分岐させて橋を渡ると、道路はや
や狭くなるが、今度は左前方の見通しがいい。山が迫り、谷筋の道路になるとゴルフ場の管理事務所への入口
がある。この先から未舗装道路になるが、路面の状態はいい。右手にはフェンス戸があり、未舗装道路は山に
突き当たるまで直進している。(トンネルは無い)
 フェンス戸の脇を注意深くすり抜けて、舗装道路を進む。二回目のヘアピンカーブの直後、電波塔の前に出
る。鉄塔はフェンスで囲われているので、その周囲を廻ると、西側を除いた周囲に展望が得られる。大多喜採種
園の看板の前から桧の中木の小枝をかわして頂部を目指すと、この植林を抜けたところに、法雨大明神の石
碑がある。(法=異体字)僅か先には別の石碑が背を向けている。その台石には妙見山と彫られている。二つ
の石碑のほぼ中間、僅か北西よりに、三角点の標石がある。桧の枝をかわして鉄塔の方向、東へ進んで戻る。
僅かな距離だが踏み跡はない。

 D−2 大森から
 上総興津駅→0.05←家の田踏切→0.05←バス停植野坂下→0.30←植野坂上丁字路
→0.20←西原丁字路→0.10←荒田橋分岐→0.25←大森熊野神社→0.20←参道入口
→0.10←野々塚・妙見山
 JR外房線上総興津駅下車。駅から西へ進み、植野坂入口丁字路から、バス停植野坂上へ進む。丁字路を西
へ進んで西原丁字路へ向かう。
 西原丁字路から北へ進む。三叉路は右側に直進すると荒田橋、八坂神社を通る。拡幅工事が徐々に進行中
の道路だ。その先の山並みに、鉄塔が小さく見える。野々塚山頂の鉄塔だ。大森熊野神社の石段の下に至る。
神社はかなり立派な社殿だ。市指定文化財、熊野権現本地仏がある。県道はこの西側に続いていて、その直ぐ
先に右側に未舗装の道路が分岐している。
 未舗装道路は左下の民家からの小径を合流させる。畑がきれいに耕され、その周辺は道路の手入れがいい。
右カーブし、左カーブのところには右後ろ、右前に分岐がある。孟宗竹の林の尾根で右へ下り始める箇所〜、左
へと尾根筋の山道へ入る。倒木も小木も少ない緩やかな径は尾根筋を左右にからみながら進む。岩の小さな切
り通しののち、左の低い尾根筋がなくなると林道に出る。妙見山参道入口と書かれた標柱がある。
 鳥居と石宮が平成年・1990年のものだと書かれている。林道が左へ鋭角曲がりする西側だ。ここの山径へ
入る。直進する溝径へ一歩進むと左手に細めの丸太の段径があり、これへ踏み替える。素木の鳥居をくぐって段
径を登ると、石祠の前に出る。新しい納札胴の上に古い屋根が載っている。後ろには風化した石祠が2基並ぶ。
その一つの屋根が新しい石祠に転用されたものだ。
 更に径は尾根筋を登るが、最初の二又は左を選ぶ。「□□□□雨碑」読みにくい文字が刻まれた菱形をした鉄
平石の碑がある。明治30年・1897年のもので、台座の石には妙見山と、人名が多数刻まれている。僅か先に
は別の石碑があり、反対側には法雨大明神の文字が彫られている。その中間に三角点がある。これまでの自
然林が途切れて北東側は桧の林だ。

C たけんこ橋 国道297号線バス停四ツ石に近い夷隅川

E杉戸林道
 E−1 西側から 三等三角点別当 △174.5
 上総興津駅→0.05←家の田踏切→0.05←バス停植野坂下→0.30←植野坂上丁字路
→0.20←西原丁字路→0.10←荒田橋分岐→0.25←大森熊野神社→0.05←大森358柱分岐
→0.10←杉戸林道入口
 弓木東丁字路(弓木227柱)→0.15←林道分岐→0.05←ゴルフ場入口→0.20←杉戸林道入口
 杉戸林道入口→0.25=0.20←参道入口→0.25←丁字路(植野・赤羽根)→0.20←
第6支線林道分岐→0.20←第2支線林道分岐→0.15←丁字路(北向き)→0.05←
分岐(小羽戸橋方面・林班界標西側)→0.05←広場(道路の頂部)→0.10←分岐(コンクリート舗装)
→0.05←三等三角点別当
 第6支線林道分岐→0.25←林道終点→0.05←細林道分岐→0.05←左右共通
 第2支線林道分岐→0.15←林道分岐
 JR上総興津駅から植野坂上丁字路を経て西原丁字路に至る。これより北へ進んで大森熊野神社の西側を北
へ進む。東側に南を向いて急な斜路がある。東電柱大森408柱のところだ。
 上総中野駅から三條、弓木を経て、弓木東丁字路(弓木227柱)に至る。更に南へゴルフ場入口を経て進むと
東側に急な斜路がある。東電柱大森408柱のところだ。
 これに入ると、広域基幹林道筒森(杉戸)林道と看板がほかの注意看板と共に並んでいる。道路の入口には
頑丈な扉が、施錠されている。林道の途中には妙見山国有林の看板が有り、杉戸林道の標識もある。右側の樹
林が途絶えた時、南に展望がある。
 左手山崖に、妙見山参道入口と書かれた標柱がある。鳥居と石宮が平成2年・1990年のものだと書かれて
いる。野々塚へはここで参道を進む。林道が左へ鋭角曲がりするところで、11|13林班界標がある。僅か東側
では南側が眺められる。
 殆ど水平な道路が左右に曲がりながら続く。山崎曲がりになる左カーブの箇所では僅かにずれて南側への眺
めがある。北側の尾根筋が低くなり、僅かで上れる箇所がある。左へ急カーブする箇所では北側の小尾根が低
く、南へ延びる尾根のほうがやや高い。小尾根の根元の低いところを抜けて緩く下っているのだ。山側の木々が
高く枝が拡がって道路が暗い箇所の先の谷筋曲がりの箇所には丁字路があり、細い荒れた道路が取り付いて
いる。植野・赤羽根方面からの道路で反対側は草に隠れた細径だ。

C 龍塚山 妙安寺の脇の三又 左は寺の庫裏 ガードレールは右折側、
左折側は寺の裏手へ

 林道自身にはチェーンが張り渡され、上りになっている。右へカーブして南へ向いた道はその後左へUカーブ
して向き直る。山に囲まれた道路の東側が下り斜面になると殆ど水平になる。数回東側へ向いた小尾根に根元
を廻り込むと南東側の谷が伐採の半裸地になっている。緩く下った先、右手に林道が分岐している。第6支線
林道
が東へ水平に延びている。14|1515|14の林班標識も道路の左右に対になって取り付けられている。
 北へ向かう林道は数回山崎曲がりを経た後、左側の谷からの水で路面が湿潤している。道路も南東へ向き変
わる。主尾根から南へ伸びる小尾根先を廻り込む箇所、左手の主尾根が一段低い。山桜の木が目立つ。「桜の
壇地」が出来ている。北へ向き直ると東側に第3支線が取り付き、南へ下っている。第3支線の取り付き箇所
では西側主尾根が低く、斜路があって登られる。そこには薄い踏み跡が見える。
 東側に広場がある。東への分岐ではなく、裸地の盛り上がりの右巻き箇所に細い踏み跡が隠れている。林道
を北へ僅か下ると第2支線林道が東へ分岐している。右側に尾根筋を置いた左巻き道は緩く下り、右から左
へカーブして尾根道になる。右後ろには狭い径が合流している。道は東へ続く。地図では●145附近まで道路
が延びているが、386mでは届かないはずだ。
 杉戸林道を北へ下る。小さく東へ尾根先を曲がることを繰り返すが全体的には北へ直進だ。これが大きく東へ
カーブしたあと、又西へ大きくカーブする。道路は上りになる。左へカーブしてこれまで左側に垂壁が連続してい
たものが、浅い切り通しの左丁字路がある。これは進んでもすぐ北側崖上で道路が途切れるものだ。
 両側にガードレールのある道路になった先、右側に未舗装道が分岐している。轍はない。ピークの右側を巻
いて、その南側で歩道に変わり、小羽戸橋方面の黒破線になるものだ。ピークの東側には林班界標17|18が
ある。
 緩く上った道路は幅広く、南北に見晴らしのいい広場に出る。ここから急な下りのあとほとんど水平な道を経
て、又登る。左に未舗装道が分岐している。右側はここからコンクリート舗装道路だ。左の未舗装道から尾根筋
を進むと三等三角点別当の標石のある頂上に至る。これは往復で戻ること。
 第6支線林道分岐では幅広い未舗装道が右側に分岐している左寄りの山崖には看板が大きい。幅広い道路
の左右の山は低く、緩やかな下りを中心とした左右に曲がる径が続く。展望はない。右下遠方に民家が望まれ
た先、左にカーブして草の多い広い平地で支線林道は尽きる。
 道路が平地に変わる位置、右南側に同じく幅のある未舗装道が下っている。入口は雑草や草に隠された状態
だが入り込むと尾根道になる。左下には小谷の始まりが見える。狭まったこの径が左カーブしたあと鞍部から斜
路を上ると※尾根筋が右巻きで緩く下る。南東へ進んだ径が水平になると右下への浅い谷筋の径がある。これ
は荒れて続くが下方に水流が見える。
 ※尾根筋が右巻きを見せる位置、直進方向にも径がある。ヒノキの植林の小枝の迫る踏み跡の緩い上りにな
る。左に水平な分岐を見たのち、水平なピークに至る。この先緩く下った位置にはスダジイの太い木も見える。
この斜路が下りはじめる位置が、地形図の黒破線の終点だ。
 第3支線
は小さな崩落を経て東へ向いた小尾根筋の道になりすぐに尽きる。長さ189m幅3.6mの終点だ。
 第2支線林道 右に裸地状態の平坦地があり、山の切り肌が南側に高い。この崖の西側に小さな踏み跡が
あるがこれには入らない。この平地を見送って林道を左へ下ると右手に幅広い林道が分岐している。
 左寄りから右カーブして尾根筋になると右後ろに別径が隠された形で合流する。その後、もう一箇所同じように
右後ろの合流がある。ピークを左右に巻いたあとの「痩せ」尾根の鞍部は平らで苔生している。左へカーブして
やや離れた位置に岩の見える半切り通しを通過すると小木が増えて支線の終点標識が立つ。右へカーブして
●145ピークの西側を僅かに進んだ位置で径は尽きる。
 左丁字路は切り通しから西側の尾根筋へ進み、三等三角点平沢等へ至る。
 右側の未舗装道は少し進むと左手丁字路があり、その突き当りから山道を進んで小羽戸橋からの径になる。
 第3支線は小さな崩落を経て東へ向いた小尾根筋の道になってすぐに尽きる。長さ189m幅3.6mの終点だ。

C龍塚山 左岸の未舗装道が水平から下りになると橋を渡る。宇の文字の小橋

 E−2 植野・赤羽根から
 上総興津駅→0.05←家の田踏切→0.05←バス停植野坂下→0.30←植野坂上丁字路
→0.05←小学校西側入口信号→0.05←下川橋→0.10←西丁字路→0.10←三叉西へ
→0.15←二回目分岐→0.15←杉戸林道丁字路
 JR上総興津駅から植野坂上丁字路を経て小学校西側の信号をクランク曲がりする。横断歩道の所で北側の
細道に入る。下川(したかわ)橋の先も細道が続く。赤羽根区事務所を北西角に見る十字路を更に北へ進む。
住宅地では緩やかなカーブを繰り返す。
 住宅地を抜けると西側に丁字路がある。角には文字塔が奉られ清められているが、残念なことに文字が読み
とれず尊像は確かめられない。水田の拡がる道路になって再び住宅地に入り、その北側の三叉を西へ進む。
 浄水場前から花房(ななぼう)橋を経ると西側には広く水田が展開している。左西分岐の道路2回目を見送ると
林の中の道路には門扉がある。この附近から未舗装になる。川の左岸の道だが川は細く林が高い。右股の谷
を渡るところの土橋では路面がコンクリート舗装になる。これが繰り返された後、路面が荒れた箇所を通り抜け
ると幅広い杉戸林道に丁字路で合流する。左右とも登りの未舗装ながら奇麗で幅広い林道だ。丁字路の反対
側細い踏み跡を辿るとフェンスで囲われた未開通のトンネル入口がある。
 右は一旦南を向いたのち、左へUターン、北へ向き直って第6支線林道分岐を経て北へ続く。左は南へ進ん
だのち全体的に西へ進んで妙見山参道入口の交差点を経る。

 E−3 赤羽根浅間山 三等三角点上野 △180.2
赤羽根地区の北東部にある三等三角点の山ですが土地は他所の人に譲られ、山頂の浅間様は麓に下ろされ
ました。
 上総興津駅→0.05←家の田踏切→0.05←バス停植野坂下→0.30←植野坂上丁字路
→0.05←小学校西側入口信号→0.05←下川橋→0.10←西丁字路→0.10←
東分岐(赤羽根152柱)→0.05←尾根先→0.20=0.15←赤羽根浅間山
→0.15=0.20←未舗装道→0.10←市道三又(貝掛88柱)
 JR上総興津駅から植野坂上丁字路を経て小学校西側の信号をクランク曲がりする。横断歩道の所で北側の
細道に入る。下川橋の先も、赤羽根区事務所を北西角に見る十字路も北へ進む。住宅地を抜け、水田の拡が
る道路から再び住宅地に入る。道路東側、南から二軒目(東電柱赤羽根152柱)で右折する。道は鋭角曲がり
して南ないし南東へ進む。小橋を渡ると右側に石祠が並ぶ。端部には石宮があり、「コノハナノサクヤヒメ」の木
像が祀られ、石造不動明王像も並ぶ。水田脇の道は尾根の先端で折り返す。害獣避けの金網はこの位置が小
扉になっている。これを開閉して尾根先の径を進む。急登は最初だけで、尾根筋を緩く上り、小ピーク、浅い鞍
部の痩せ尾根を繰り返す。右側への小分岐を見送って、正面の急登を登ると頂上だ。
 三角点の標石と浅間神社のあったであろう基壇(70センチ角高さ20センチ)と二本に幹別れしたスダジイの
大木がある。
 北へは踏み跡はないが緩やかな尾根筋が下っている。この尾根の傾斜が強まるとすぐに沢筋に出る。これを
左岸へ渡ると未舗装道に出る。北東へ進み法花(ほうげ)の道路に至る。(東電柱貝掛88柱)龍蔵寺前を経て
荒川に出る。以前はバス路線があったが、最近廃止された。

D−2 大森熊野神社

 E−4 大谷溜池
 バス停高砂屋前→0.10←大谷溜池→0.05←左股奥
 勝浦駅と、大多喜駅との両駅を結ぶバス路線、バス停高砂屋前下車。
 バス停の僅か北側で西へ進む。左右に新国道を見た後道路は南へクランク折れをする。二又分岐では藪を背
に馬頭観音文字塔が奉られている。ここでは右側の斜路を上る。大谷(おおやつ)溜池の堰右岸側に至る。黒い
石碑が建ち、未舗装道の門扉を開閉して池の右岸を進む。
 左股の水を土橋で渡って道は尽きる。中尾根の右岸に径が続き、トンネルを抜けた後、杉戸林道に繋がるは
ずだが、倒木地獄で接近さえ出来ない。
 西側杉戸林道側からは辛うじて接近できる。左側からの崩落に伴う倒木が径を塞ぐ。トンネル入口上部からの
水が入口の路面を掘って水が溜まっている。素掘りのトンネルで小さな落石のため路面は荒れている。貫通して
いないので奥からの光はない。

 E−5 杉戸から 三等三角点別当
 バス停杉戸→0.10←左丁字路(杉戸82柱)→0.15←井堤堰→0.10←第1支線分岐→0.10←
溜め池分岐→0.05←第五支線林道分岐→0.05←分岐(コンクリート舗装尽き)
 分岐→0.05←三角点別当
 分岐→0.10←広場(道路の頂部)→0.05←分岐(林班界標西・小羽戸橋方面)→0.05←
丁字路(北向き)
 第四支線分岐→0.05←倒木連続
 新造支線林道→0.20=0.15←丁字路分岐→0.05←展望の小ピーク
 第1支線分岐→0.05←分岐と橋
 第五支線林道分岐→0.15←工事起点標識分岐→0.10←終点
 勝浦駅と、大多喜駅との両駅を結ぶバス路線、バス停杉戸下車。
 バス停杉戸の僅か北側西へ広い道路を進む。左手に新国道を見た後道路は橋を渡ってゆるい傾斜を上る。
左手に未舗装道路の丁字路(杉戸82柱)があり、これに入る。
 右カーブには広域基幹林道筒森(杉戸)線の青い看板がある。幅の広い未舗装道路は左手に業者の資材置
き場、右手に第四支線林道、同じく資材置き場を経た後、若干狭くなる。左手の井堤(いつみ)堰は広い用水
池だ。堰の先端に放水口があり、その放水路の下流は人工の滝になっている。
 右側の沢筋に新しい支線林道が造られている。
 左右に振れた左岸の道はチェーンと門扉のゲートを経て、小橋の先右手に第1支線林道を分ける。18|19
林班境界標識が転がっている。
 第1支線林道の分岐の僅か先から全幅コンクリート舗装の道路に変わり、谷筋を横断して左俣の狭い谷の
右岸に変わる。

E−1 杉戸林道 西側入口

 大谷溜池のトンネルからの取り付き箇所は狭い踏み跡と倒木地獄状態でトンネルの入口も見えない。しかし
狭い踏み跡を進むと左側からの崩落に伴う倒木が径を塞ぐ。トンネル入口上部からの水が入口の路面を掘っ
て水が溜まっている。素掘りのトンネルで小さな落石のため路面は荒れている。貫通していないので奥からの
光はない。
 急坂を登った未舗装道路との角には林班の地図がある。左後ろに分岐しているこの道は第五支線林道だと
の記載がある。 
 右側、やや急斜面の尾根には三等三角点別当 △174.5があるが、尾根の東端からは接近しがたい。コン
クリート舗装が尽きた位置がこの尾根の南端で、その西側を巻く未舗装道が鋭角で分岐している。これを北へ
進んで尾根筋を進むと三角点に至る。二方向に尾根筋が見えるが往路を戻ること。
 緩い下りの道路が右カーブのあと、やや急な登りになると道路は尾根の頂部になる。幅広く南北に見晴らし
がいい。道路の広場だ。
 珍しく左側に林班界標17|18がある。小ピークが高く、崖面が白い。道路の左側このピークの右側に未舗
装道
が分岐している。轍はない。このピークの右側をほぼ水平に巻いた南端で歩道になって小羽戸(こばど)橋
方面からの黒破線になる道の分岐だ。(小羽戸橋からの径として別項にて案内)
 両側にガードレールのある尾根道から左カーブを上り、右北側が高くなると右北側に丁字路で切り開きがあ
る。この丁字路に入ると、道路は北側の崖面の上で途切れる。谷を挟んで、「向こう岸」の尾根筋が波打ってい
る。
 第四支線林道は南側の資材置き場の分までは草深い道路だがチェーンの張り渡された先、幅広い気持ち
のいい道路になる。しかし間もなく右側の斜面からの古い倒木などの為に通行は出来ない。
 新造支線林道は沢筋の左岸右岸、更に右岸へと道筋を変えながら奥へ進む。急傾斜の未舗装道は正面の
斜面の源頭部附近で丁字路になる。左へ進んで尾根筋に出ると東側に好展望がある。丁字路右へ進んだ道も
眺められる。
 第1支線林道は尾根の山裾を進んですぐに立派な橋に出る。橋の手前川の右岸の径は草が多く僅か先で
消える。橋を渡る道もかなり先まで続く。
 第五支線林道は地図記入の通り、黒実線は幅広い尾根道が繋がっている。黒破線の分岐している箇所に
は平成五年の読める支線林道工事起点の標識が立っている。左手には尾根筋を進む踏み跡が東へ続く。一
方右手には沢に林道が続き、終点の先にも踏み跡がある。
 未舗装道は少し進むと左手丁字路があり、その突き当りから山道を進んで小羽戸橋からの径になる。
 丁字路は切り通しから西側の尾根筋へ進み、三等三角点平沢等へ至る。

E−5 杉戸林道の起点の看板

 E−6 杉戸林道から三等三角点平沢へ(イズセンリョウの峠)
 杉戸林道丁字路(北向き)→0.15←九五杭三方分山→0.05=0.10←峠・鞍部→0.10←
八五杭平地端→0.20←西分岐(市町境尾根)六六杭→0.10←鞍部五四杭
(→0.10←西巻き径)・(→0.15←尾根直登)林道カーブ箇所→0.05←三等三角点平沢
 広域基幹林道筒森(杉戸)線は北側に尾根を置いて東西とも南へカーブしている箇所、北側の尾根に高い切
り開があって、北向き丁字路になっている場所がある。道は北側の谷に面した崖までの短いものだ。西側尾根
からの径が斜面を下ってこの道に取り付いているが、伐採された木々が折り重なって進行は出来ない。西側尾
根の切り開き壁面の低いところで木の根細い木の幹に頼って斜面の端部に取り付く。尾根筋に達すると右下か
ら木々に埋もれた斜路が合流する。左足元には梢を透かして杉戸林道が見える。
 下った鞍部には左下・西へ進む斜路がある。この斜路はSカーブで下り下生えが多くなり下れない。平沢ダム
上流の径に続くと思われる。これは見送って尾根筋を進む。一〇一、一〇〇(いずれも縦書き)の文字の読め
る杭の裸地状の尾根筋を進む。小下りの鞍部のあと、急登りで達した九五杭の見える広いピークは三方分山
(○190)だ。ここでは右に曲がり、杉林の端部に沿って緩い斜面を下る。ほぼ同じ高さの小ピークから急な下
りを進み、痩せ尾根では左へ巻いて尾根筋を下る。そこにも東側の巻き径が下ってきている。最低部は峠状
の鞍部
で下りの踏み跡、登りの径がある。
 西側の谷径は平沢ダム上流に続いているが倒木などでとても通れない。右岸の径から平沢ダム上流の径に
炭焼き窯の附近で合流する。
 東側の谷はケモノ径が断続的にあるだけで進めない。北東側は今見下ろした尾根筋の左巻き道※、その右
側が今下ってきた狭い急坂道だ。北側正面の正面の狭い尾根筋はイズセンリョウの小枝に隠されて躊躇いが
ちになる。九の下の数字の読めない杭のある痩せ尾根でイズセンリョウの枝をかわして緩い登りで左カーブ。
九〇杭。右側に尾根を置いた水平巻き径になると斜面に八五杭がある。
 右側は杉林の山裾で、右へ曲がると左側は潅木の平地になっている。八四杭のある林界のまま進む。緩く下
った狭い尾根の先、緩い左下がりの斜面に出て踏み跡は薄くなる。ここは右東に枝尾根の隠れたピークで、左
へカーブして緩く下ると、痩せ尾根の径が明瞭になる。ツブラジイの脇から左へ巻いてピークを巻いてVターンを
する。ほとんど水平な尾根筋から東側を巻く径になる。左側の尾根筋が途切れると幅広い尾根が緩く左にカー
ブしている。左後ろの白い樹皮の落葉樹の陰には西側を巻く踏み跡がある。これは平沢ダムに通じるものだ。
右へ一歩進むと、六六杭がある。
 尾根筋を北へ辿って尾根筋を左巻く径。四八杭の先で右側へ急登を登る。犬石山へ通じる未舗装道のカー
ブ箇所に登りつく。左北へ更に道路を進めば三等三角点平沢に達する。
 ※北東側に通じる径は尾根筋に変わり右手に最近の伐採の谷、左手に第一支線林道の取り付きにある谷
の延長をみる。

E−7 小羽戸橋附近から林道、農道を眺める。

 E−7 小羽戸橋から杉戸林道を経て三等三角点別当
 小羽戸橋→0.10←ゲートの分岐→0.20←●165ピーク西角→0.05←ピーク北曲がり
→0.25←杉戸林道(林班界標17|18西)→0.05←広場(道路の頂部)→0.10←分岐→0.05←
三角点別当
 
小羽戸橋東詰めはずれた十字路で夷隅川左岸に沿った道路を西へ進む。この道路が右へカーブするところ、
左下へ分岐する未舗装道へ入る。小羽戸118柱。直ぐに金網のゲートになりこれを開閉して進むとポンプ小屋
がある。左下に夷隅川の水面を眺めたのち高度を上げる。尾根筋の右槙の径では右下に水の少ない沢を見
る。足元の岩は滑りやすい。左右に平地を径位置では僅か笹が被る。右手の水平な植林は谷の地形になり水
の少ない滝が見える。小尾根を隔てた左手からSカーブして涸れ谷の上の径になる。この径が沢の上部源頭部
に至る。下りの時ここを溝径だとして誘われやすい分岐に見える。緩い傾斜を登ると右手に小石祠が祀られ、今
も御榊が小まめに奉じられているのを見る。山の神かどうかまではわからない。その後、幅の広い尾根筋か尾
根筋西巻の径が続く。古い倒木がたまにあるがかわすのは容易だ。
 右側の尾根筋の巻き尻に出ると、正面に径がない。右後ろに●165ピークへの曖昧な踏み跡が見える。ここ
では左へ狭い尾根筋へ向き直る。ここには三三八八の文字の読める御影石の杭柱が転がっている。狭い尾根
筋には笹がわずか邪魔をする。この痩せ尾根を通り過ぎると北側の尾根筋の左側を巻いて南へ向き直る。
 僅かな距離で南側のピークの右側を巻いて西へ向き直る。
 緩やかな上り径の尾根筋は幅広く左右の展望がいい。三三九□の石標杭の盛り上がりからは尾根筋と主に
左に尾根筋を巻く径を進む。廻りながら左巻きの径を進んで右へ直線に変わった位置左下に尾根筋の合流が
ある。逆コースの時誘われないように注意したい箇所だ。狭い尾根筋になって僅か登るとピークの正面で踏み
は曖昧になる。左へ水平に巻く踏み跡があってこれを進むと、幅広い道に下りる。未舗装道だろうか右へ進んで
僅かで丁字路に出る。これを右へ進む。先程のピークの北西側を巻いている。車の通行はできるほど広いが轍
はない。小木の小枝をかわして杉戸林道に合流する。
 丁字路を東へ進んだ道路脇のピーク東側には林班界標17|18がある。緩く上った道路は幅広く、南北に見
晴らしのいい広場に出る。ここから急な下りのあとほとんど水平な道を経て、又登る。左に未舗装道が分岐して
いる。右側はここからコンクリート舗装道路だ。左の未舗装道から尾根筋を進むと三等三角点別当の標石のあ
る頂上に至る。これは往復で戻ること。              房総丘陵 1000