嶺岡浅間 1470

全般 △334.8              房総丘陵1000
 麓に昭和院と白滝教会、中間の山中に天狗の石面の祀られた祠。頂上には浅間神社と御嶽神社とがある信
仰の山。しかし嶺岡中央林道が山頂を走っているので、こちらから行けば、ほんの僅かな散歩になってしまい
ます。

@ 男坂

@白滝不動
 @−1 主基駅から
 バス停主基駅→0.10←白滝橋→0.30←白滝不動→0.20=0.15←天狗の祠→0.05←
カーブと林道→0.15←浅間神社=嶺岡浅間
 JR外房線鴨川駅下車。亀田病院発バス、東京湾フェリー行き、平塚本郷行き、木更津駅東口行き急行バスに
乗車。バス停主基(すき)駅下車。
 交差点を南へ進む。途中振り返ると、加茂川−鴨川の沖積平野越しに国境の山並みが眺められる。首筋に
無残な傷跡を見せるひときわ高いピークが、安房高山だ。
 白滝橋を渡った右手の丁字路には岩ノ田橋がある。そのまま進んだ上小町堰の道路正面に鴨川サテライト
(場外競輪投票場)が見える。池の脇で道路は右側に曲がる。昭和院の境内に入ると、大銀杏(姉妹イチョウ)が
あり、その左側の鳥居から石段を登るのが男坂だ。
 舗装道路が左へ延びていて、その左側に白滝不動教会の駐車場がある。この女坂の道路を先へ進んで右に
曲がる所に、白絹の滝への細い径が左へ分岐している。これに入るとごく僅かで滝の正面に立つことができる。
 道路の左側に人一人分程度の大きさのトンネルがある。古い参道で今でも通行は可能だが、入口を見るだけ
にして右側の道路を進む。左側から住まい、事務所、信者会館、正面に拝殿、右側に男坂への下りの道が並
ぶ前庭に出る。拝殿に掲げられた白滝の文字の扁額は立派なものだ。
 事務所の建物の並びの中間に嶺岡浅間(みねおかせんげん)への登り口があり、建物の裏手に出る。大きな
水槽の脇からやや細い登山道を登る。沢筋自身の岩を刻んだ階段だったものを付替えたもので、白木の鳥居
を潜るところから、幅のある径に変わる。かなりの急斜面をゆるい傾斜のジグザグで高度を上げる。
 右側への水平な径に変わるところで左側へ進むと、石の祠の並ぶ祭壇の前に出る。天狗の石面が幾つか、
奉納されている。
 水平な径を進むと、左側に別の石の祠がある。尾根筋を踏み変え、右側に尾根筋を見る径になる。この右側
の尾根筋が終わりかけたころ標識があって、径を左側へ曲がる。この左カーブこ地点には北側に左巻き径と右
尾根径がある。南へ僅かに下って未舗装道路に出る。この道路を左へに折れて、僅か進んだ右側に草で覆わ
れた石段がある。右へ曲がってこれを登る。この道路の切り通しで寸断された参道を巻いたのだ。参道に戻る
と水平で幅のある広葉樹に覆われた径になる。
 竹藪の径に変わって、左側に石神様の祭壇がある。径の地面に水が沁み出てくるのを見ると仮設トイレと水
槽の跡がある。どちらも古く傷んだものだ。未舗装道路を横切ると石鳥居がある。平成19年・2007年と読め
る。浅間神社の前に出る。右側のフェンス越しには急斜面の先、荒れ地が見えるが、好展望は北側にも望めな
い。未舗装道を右側に進むと浅間神社のすぐ北側に出る。スカイスポーツのフライト台があり、ここからは北側
全般、国境の尾根が見渡せる。南側の藪の中に踏み跡を探すと参道の北側のフェンスの切れ間に出て、浅間
神社の前に至る。
 左手南側の樹林の中に三角点と御嶽神社の石祠がある。並行しているこちらの参道の方が踏み跡は明瞭
だ。更に南側の方が僅かに高い。
 「横切った」未舗装道路に戻って、南へ折れるとすぐに舗装道路に出る。嶺岡中央林道二号線で、嶺岡浅間を
案内する標識が取り付けられた。林業の伐採の進行により、一部南側に展望がある。
 「横切った」未舗装道路に戻って、北へ進むと、スカイスポーツのフライト台がある。北側の展望がいい。そこ
から南側へ踏み跡を求めて斜面を登るとフェンスの端から浅間神社の参道の脇に出る。
 361又は360.8を三角点より高いこの山の標高とする資料がある。それは北側の斜面が採石場で削られる
前の山の標高だ。

@ 白滝不動教会 本堂

 @−2 白滝ルート
 みんなみの里→0.05←バス停長狭学園正門前→0.05←バス停吉保→0.05←
内居台薬師堂前交差点→0.10←宮山神社南丁字路→0.10←林道十字路→0.15←岩ノ田橋
→0.30←白滝不動前サテライト分岐→0.05←駐車場端→0.35=0.30←西分岐→0.15←
フライト場東嶺岡林道→0.10←東電柱畑337柱嶺岡浅間入口
 みんなみの里の壁にはここを起点とした周回コース・里山ウォーキング白滝山浅間コースの案内看板があり
ます。みんなみの里から白滝橋に近い岩ノ田橋から白滝不動を目指し、鴨川サテライト側から嶺岡中央林道
に達し、嶺岡浅間へ行きます。又複線になりますが、白滝不動から嶺岡浅間を経て、嶺岡中央林道に出ます。
西側の林道熊取線を下り、道種院参道前からみんなみの里に戻ります。看板には回遊方向の表示はありませ
ん。コース中岩ノ田橋の方を白滝ルートとして、サテライト側からの径を紹介します。
 みんなみの里から北へ進みバス停長狭学園正門前の交差点を東へ進む。一つ先のバス停吉保は流鏑馬神
事の催される吉保八幡神社で、その参道の脇のクスノキ複数が太い。南側の十字路の先に小さな薬師堂があ
る。これは古いが数々の仏像が奉られている。西へ進む。道路は南へ向き直り、東電柱137柱の丁字路を右
へ民家の門前で左折して細い道を南へ進む。山車の倉庫の特徴的なシャッターの前は宮前神社の裏側だ。境
内にはケヤキ、クスノキが太い。東側の道路を南へ進むと西に三峯神社の鳥居が見える東西道路の丁字路に
出る。東へ進む。尾根を越した位置には金比羅神社の小社がある。下った先の十字路はバス停仲上の台から
南下した道路とのものだ。更に東へ進む。右手にある南小町区民公会堂の径の先は奥山神社に至るものだ。
その後二度のカーブの後、左手に大日堂を見送った後右へカースすると岩ノ田橋の丁字路に出る。左は白滝
橋、右は白滝不動、鴨川サテライトに続く。
 右へ曲がる。上小町堰の水面を右下に見て、右へ分岐、カーブすれば山ノ城橋から白滝不動へ。分岐を左へ
進んでサテライトの駐車場入口を経てさらに進む。道路は未舗装道になり通行禁止の看板が大きい。左手に堰
の水面を見て西へ進み、突き当りを東へ進む。背の高い廃屋がある。ここで南へ折れて登る。直ぐに草で囲わ
れた十字路に出る。三方向とも道は草に半分隠されている。東へ草や小木の覆う「道」を進む。道は北東に振
れるが草の中を進むと東側の尾根山裾を南へ登る径になる。一時幅の広い道になったところでは東側の山裾
に石垣が見える。西へ向き直ってからも草が多い。左カーブした南向きの登り道が南側の山裾に突き当たって
東へ向き直る箇所には西へ進む草で覆われた道がある。逆方向で来た時直進になるが、草の多さの違いで北
へカーブできるはずだ。東へ向いた道の左北側の荒地には運搬器が放置されている。東へ直進する草の多い
道との分岐箇所で西に向き直る。その後もう一度東へ向き直ったのち、何方かの駐車資材置き場の脇から嶺
岡中央林道に出る。東電柱畑350柱。すぐ東側にはアンテナ塔がある。
 林道を西へ進むとフライト場で、北側の展望がいい。ここにもアンテナ塔がある。東西に大きくトラバースする
道から南を仰いだ時に見えた西側のものだ。僅か西へ進んで嶺岡浅間の入口に至る。
 サテライトからフライト場まで、未舗装の荒れた路面と草の生い茂る道。草の平地への曖昧な分岐。コースサ
インなどは全然ない。行かないほうがいいルートだ。グリーンシャワーとかフィトンチッドとか山歩きの好趣とはか
け離れた荒地の徘徊だ。

A巾着山 ●169
 白滝不動→0.10←巾着山(きんちゃくやま)
 バス停主基駅から鴨川サテライト(場外競輪投票場)へ向かうと右側に溜池がある。山ノ城(やまのじょう)橋
から右側に曲がって溜池と昭和院との間の未舗装道路を北向きに進む。坂道は左へカーブするが、ここで右
側の小さな盛り上がりを目指して、笹の中へ入る。尾根筋はヒトツバの葉で足元の踏みようもない。北側は切
れ落ちているので注意したい。
 「房総山岳志」内田栄一氏によればここが巾着山で●330は雨乞山だとうことだった。

@ 天狗の石面が幾つか、奉納されている。

B熊捕山 ○320
 B−1 バス停仲上の台から
 バス停仲上の台→0.10←十字路→0.05←小川(市井沢川)→0.10←熊取橋
→0.30=0.25←東分岐→0.10←林道熊取線丁字路
 林道熊取線丁字路→0.05←東電柱畑337柱嶺岡浅間入口
 林道熊取線丁字路→0.05←熊捕山(くまとりやま)
 バス停仲上の台下車。僅か西側から南へ直線を進む。嶺岡の山並みが正面に向う。やや右手よりに見える
鉄塔が日本テレコムの無線中継所だ。ガードレールが東西にある十字路は直進する。道路が西へカーブして
附近には小川(市井沢川)にそって東側に道がある。そのまま道なりに南ないし南西へ進む。493柱。
 周囲のすい出がなくなり最後の住宅の先で熊取橋を渡ると林道熊取線の標識がある。その後はコンクリート
舗装の道路が続く。幅は広いが一部狭いところもある。路面の荒れた箇所も一部ある。右側のガードレールが
途切れたところには未舗装道が分岐している。道路の傾斜が一旦緩むと、右側に平地がある。今はラジコンの
愛好家の場所になっている。左側には未舗装道路が分岐している。右側の山が高まり、無線中継所のフェンス
に出て、嶺岡中央林道の丁字路になる。
 林道熊取線との丁字路を東へ進むと嶺岡浅間南側の林道は北側に山径の入口がある。東電柱畑337柱。
僅か北へ入ると嶺岡浅間だ。
 林道熊取線との丁字路の北西角には無線中継所がある。この鉄塔は遠くからでもわかるほどの大きなもの
だ。この角からフェンスに沿って西へ向かい、北西へゆるく登る。途中、太いスダジイの脇を通る。フェンスの先
僅かで、右側に切開きがあり、小幅ながら北側が展望できる。何のためか小屋掛けがある。

 B−2 道種院ルート
 みんなみの里→0.05←三峯神社入口丁字路→0.15←民家前丁字路→0.10←小川(市井沢川)
→0.10←熊取橋→0.30=0.25←東分岐→0.10←林道熊取線との丁字路→0.05←
東電柱337柱嶺岡浅間入口
 みんなみの里の壁にはここを起点とした周回コース・里山ウォーキング白滝山浅間コースの案内看板がありま
す。みんなみの里から白滝橋に近い岩ノ田橋から白滝不動を目指し、鴨川サテライト側から嶺岡中央林道に達
し、嶺岡浅間へ行きます。西側の林道熊取線を下り、道種院参道前からみんなみの里に戻ります。看板には回
遊方向の表示はありません。コース中道種院の参道前を通る方を道種院ルートとして紹介します。
 みんなみの里から国道を南へ進む。最初の東丁字路は三峯神社の前から十字路を経て白滝橋へ向うもの
だ。次の東丁字路には道種院の案内看板がありここで左折する。登りの坂道は道種院北側参道の十字路から
東へ進んで下る。南へカーブした道は右後ろに道種院参道の石段を置いて東へ進む。その後は山裾の道を選
ぶ。東電柱松尾154柱では左折。474柱は右折。280柱の丁字路では左折すると民家の前で道路は尽き、日
当たりがいいせいで草の生えている狭い径になって北へ進む。
 藪の盛り上がりの左側を直進するとやや下りかけて藪を抜ける。他家の樹園内の脇を抜けて道路に降りると
右後ろには民家の玄関が見える。東側僅か先は変則的な交差点で更に東へ進む。丁字路の右側は小川があ
り、南北の道路がこれを渡っている。ここで右折南北の道路を南へ進む。493柱。
 その後はコンクリート舗装の道路を進んで嶺岡中央林道に丁字路で合流する。別項との重複を避ける。

@ 嶺岡浅間山頂の祠

C乞山 ●330 嶺岡花立山 ○310
 嶺岡浅間→0.10←フライト場東分岐→0.10←東電柱畑361柱→0.05←雨乞山
 嶺岡浅間→0.10←フライト場東分岐→0.10←東電柱畑361柱→0.05←嶺岡花立山
 嶺岡浅間南側の林道を東へ進む。右側に林道が取り付き、左側のアンテナと展望のいい草地はフライト場
で、休憩所とトイレがある。左側山が高くなると右手が開けて南の展望がよくなる。東電柱畑357柱の箇所から
北側の斜面へ入るのは急斜面であること、藪状であること、踏み跡らしいもののないことなど、おすすめできな
い。さらに東側、畑361柱を見て、左手の藪の中に踏み跡を探して西へ向き直る。尾根筋、幅広い谷筋に踏み
跡がゆるく登っている。左側の盛り上がりが高いところで尾根筋に上れば狭い雨乞山の頂上だ。少ない木立越
しに南側が展望できる。ピークの西側が平地になっていて、雨乞いの祭事にも休憩にも多数の人がくつろげる。
 同じ東電柱畑361柱の箇所から道路南側に踏み跡を求め、東寄りの斜面をゆるく登ると、ほとんど平らな嶺
岡花立山の頂部に出る。個人設置なのかもしれないテレビアンテナがある。林道の更に東側、東電柱畑364
柱付近から南側の崖を攀じ登り、踏み跡を道路と並行に辿ってもいい。藪をかわすだけのほとんど水平な径
で、一番高そうなところを左南寄りに求める。
 平成8年・1996年から東京新聞房総版に連載された「房総の山50選」三浦一郎氏によれば、この●330
が巾着山だということだった。

D川代浅間山 ●279
 D−1 バス停追分、川代から
 バス停追分→0.05←北川橋→0.15←熊野神社集会所→0.25=0.20←浅間神社(籠もり堂)
→0.05←中央林道(右折)→0.05←中央林道待避所→0.05←川代浅間山
 浅間神社(籠もり堂)→0.10=0.15←川代浅間山
 
バス停追分から小学校の東側の道路を南へ進む。北川を渡る。十字路の向い側の道路が狭い丁字路では
右折する。棚田の案内標識と同じ方向だ。水田の真中の丁字路では左折の道路が太く、ここで左折して南へ進
む。突き当たりは川代(かわしろ)地区集会所で、勝福寺の境内は児童公園遊具もある。石塔も多く、鐘楼の奥
には毘沙門堂がある。東側には熊野神社があり、ここにも石碑や灯篭・狛犬など古い石造物が多い。
 ここは西へ進む。道なりに左右に曲がりながら坂道を登る。右側に防火水槽があり、左側に流し台のある角
では、その僅か手前を左折し急坂を登る。その後は「アスファルト舗装に分岐の方向を聞けば」いい。左側の垣
根の陰に家屋の有る集落を抜けると、林道を示す看板が有る。
 右側に金網に囲まれた浅間神社の籠もり堂が有り、網戸を開閉して中に入ると湧水池がある。清冽な水が湧
き、柄杓が用意されている。その池の向うに石祠がある。その左手に奇麗に刈り込まれているが急な山道があ
る。これを登ると途中、小御嶽神社を経て川代浅間山山頂の石祠に至る。その左側には緩く下る径が続いてい
る。
 右側の金網を見送って更に舗装道路を進むと直に中央林道丁字路に出る。正面の高みには工場の大きな建
物が見える。右折して、八岡(よおか)600柱の北側には道路の退避所がある。そこには奇麗な踏み跡が北側へ
伸びている。僅かな上下で川代浅間山山頂に至る。山水講の石碑と共に立派な石祠が立っている。東側には
急な踏み跡が下っている。

B熊捕山 B−2 道種院ルート 熊取橋

 D−2 バス停大里、太尾橋から
 バス停大里→0.10←太尾橋→0.15←瀧山寺東十字路→0.15=0.10←楠合流点
→0.05←小橋→0.20=0.15←嶺岡中央林道分岐点(電子会社看板八岡580柱)→0.10←
道路分岐(右は浅間神社へ)→0.05←中央林道待避所→0.05←川代浅間山

 JR鴨川駅から東京湾フェリー行きバス、平塚本郷行きバスに乗車。バス停大里(だいり)下車。
 南側は公園で、陸上競技場と駐車場とは隔てられている。この公園の中の径を進む。太尾(ふとう)橋から南
へ直進し道なりに東へ向く。右側には瀧山寺がある。その僅か東にある未舗装道路の十字路(嶺岡216柱)で
右折する。
 滝山堰の右岸側から山道になり、尾根筋の径になる。右後ろ側から未舗装道路が合流する。クスノキ※が太
い。轍は目立たない。この径が小尾根を乗り越すところ、左側には不動立像(二体が奉られていたが、再訪す
ると一体しかなかった)が文政元年(1818年)の文字の読み取れる石祠に納められている。
 小さな崩落を経て直ぐに左へカーブして小橋を渡る。もう一つの小沢を渡った尾根筋の径の左下に別の沢
がある。集水桝があって水神様と推測される石祠があるが、文字類は読めないので確認できない。右カーブ
すると一直線に斜路が登っている。これを上り詰めると小幅の径を一段上がって茂みを分け、舗装道路に出
る。林道分岐点(電子会社看板八岡580柱)の僅か3歩西側に出る。この二又では右側の道路を西へ進む。
「馬の水のみ場」、桜の園地を右側に。工場の建物とその道路を左側に見た後、川代方面との道路分岐丁字
路に出る。以下、重複を避ける。
 太尾橋から南へ直進し道なりに東へ向く。狭い急坂の道路と大きなカーブミラーが右側にあり、これに入る。
嶺岡352柱。急坂が水平になると左側が眺められる。最初の右分岐は左へ舗装道を辿り、林に入った右分岐
ではこの未舗装の道路を進む。僅か左下には舗装道が並行している。水平に山裾を進む路は左へ曲がり傾
斜を増して左下に小径を合流させる。クスノキ※がある。以下省略。

E川代浅間山から阿さみ塚を経て嶺岡浅間へ 阿さみ塚 △315.4 
 中央林道丁字路→0.05←中央林道待避所→0.10←阿さみ塚入口→0.05←
テレビ中継所分岐→0.05←別荘地分岐道路→0.10←雨乞山分岐→0.15←嶺岡浅間
 川代浅間山から中央林道を辿って嶺岡浅間へ行かれる。その途中には阿さみ塚または蒐塚(あざみづか)と
いう三角点ピークがあります。右側に別荘地の分岐と別荘の並ぶピークを眺めながら道路を進む。左側に展
望がいい。緩く右へ曲がったあと、振り返るとその道路の延長方向からも鴨川市が遠望される。右側の山の木
立にコースサインがある。急斜面は登れそうで登れない。やや右へそれて尾根を目指して左に戻ると、三角点の
標石と境界石が並んでいる。その後、尾根筋を選んで藪をかわして境界見出標と境界石を辿るとテレビの中
継所に至る。
 道路を西に進んで北側の盛り上がりが一旦途切れる所、畑386柱に奇麗な踏み跡が上っている。僅かな時
間でテレビ中継所に達する。境界石を辿って藪をかわしながら尾根筋を進むと阿さみ塚の三角点に至る。
 古い別荘や別荘地への道路を見送る。嶺岡七鈴鏡遺跡の標柱と雨乞山への入口を経て嶺岡浅間入口へ至
る。

H 鴨川漁港から魚見塚を眺める。

F山之城城跡 ○297
 白滝不動→0.10←山道入口→0.10←とうしろ台分岐→0.10←カーブ地点→0.05←
山之城城跡
 白滝不動→0.20=0.15←天狗の祠→0.05←カーブ地点→0.05←山之城城跡
 山ノ城橋で右折して溜池と昭和院との間の未舗装道路を進む。巾着山への小さな分岐を見送り、更に進むと
左側の山肌に溝径が分岐している。5メートルほど先には北側にガードレールもある箇所だ。
 南へ登る溝径は倒木と下生えを避けて土手を進む。2回目の右折のあと、小さな切り通しで尾根筋を踏み替
える。右側はとうしろ台(藤四郎台館跡)で、左へ折れる。右下に谷を眺める山道は数回ジグザグを繰り返して
明るい道に出る。左は天狗の祠へ下る径が直線的で奇麗だ。右寄りは少し下って未舗装林道に下って嶺岡浅
間に至る。この径のカーブ地点で左後ろの急斜面に足掛かりの少ない踏み跡が登っている。
 登って出た平地の先、土橋を渡ったピーク383杭の脇が一番高い。山之城(やまのしろ)城跡だ。北側には浅
い踏み跡が低い石垣と並んで下り、平地が繰り返される。青い杭400附近から急傾斜が強まり、竹薮に阻まれ
る。北側には下らない。

G貢城遺跡 ○50
 貢城(ぐじょう)遺跡は太尾橋南側の滝山の尾根筋にある中世城跡で曲輪、腰曲輪、土塁などが認められる
そうです。
 バス停大里→0.10←太尾橋→0.15=0.10←尾根筋
 JR鴨川駅から東京湾フェリー行きバス、平塚本郷行きバスに乗車。バス停大里下車。
 南側は公園で、陸上競技場とは駐車場とは隔てられている。この公園の中の径を進む。太尾(ふとお)橋の
南側の道路を西へ進む。左折して新しい住宅の前を進む。コンクリート道路の折り返し地点で西側の山へ入
る未舗装道路へ進む。途中に滝山分水工があり、その先を進むと明るい林の斜面に出る。これを登ると尾根
筋の平らなところに出る。更に尾根筋を辿って潅木の少ない幅広い尾根筋に踏み跡を求める。特段、遺構は
認められない。

I 一戦場スポーツ公園

H魚見塚、大浦から ○108
 山の上から海面を見て魚の来るのを知って、漁師が船を出したという。それがこの山の名前の由来だというこ
とです。ここに近い鴨川青年の家の海岸では、天然記念物に指定された枕状溶岩が見られます。
 鴨川駅→0.20←加茂川橋→0.10←大浦バス停→0.15=0.10←魚見塚展望台基部
 JR外房線鴨川駅下車。バスお花畑行き、太海(ふとみ)フラワーセンター仁右ヱ門島(にえもんじま)入口行き
に乗車。大浦バス停で下車。妙昌寺南側の道路を登る。大きな境内の八雲神社へ入り、拝殿の前から左側の
径へ進む。
 拝殿の前の左側の径は民家の間を抜けて真っ直ぐ進むと、樹木に囲われた径に丁字型に突き当たる。左側
は大浦より南からこちらの方向に入り、左の狭い径へ分岐して登ってきた径で、土地の人間しか入らないほうが
いい径だ。右側は坂道が曲がり、石碑が並んでいる。
 更に登ると左側に拝所を見て、階段を登る。中央に手摺が設置してある。僅かな登りで神社の前に出る。社は
富士浅間神社だ。平成29年・2019年の夏に社殿が新築され、大変立派なものになった。棟には山包の紋も見
える。ここを山と解して浅間山としている書籍もあった。○106
 この社殿の脇を抜けて進むと、奥宮の石祠の先、魚見塚(うおみづか)展望台(塔)の下に出る。コンクリートの
ビル並みの造りで壁には鉄平石が貼られ、西側には大きな階段がある。廻り込んでこれを登ると、樹林の頭を
越して、鴨川市街と海が眺められる。ここは像の土台部で、見上げても像の下部の裾の一部しか見られない。遠
方から見ると、海に向かって、天女が立っている像がある。天女の造形は仏像の現代アレンジだといい、地元の
有名作家の作品だ。しかし、この像の鑑賞ができるのはドローンや翼でもなければ、はるか遠方からか裾だけ
だ。その遠方から眺めたとき、嶺岡の山並みの最先端に、これが峻立しているのが見える。西側から鉄塔ばか
り並んでいるのに、これだけ何かしらと思わせ、たいそう立派なものだと思われる。
 展望台(塔)からそのまま西側に下る緩い段径が、設置されている。下りきったところ、左南側に数台分の駐
車場と、公衆トイレがある。大変奇麗なものだ。真西には家が並び、道路が一戦場スポーツ公園へと続いてい
る。右北側には細い道路が東西に付いている。振り返ると樹頂越しに天女像の後姿が眺められる。
 八雲神社の拝殿の前にある左側の径を最初の民家で右へ曲がり、民家の脇を抜けて真っ直ぐに進むと、左
山右斜面の緩い坂の径が続く。魚見塚西側の駐車場に出て、展望台(塔)には北東側から取り付く。

I魚見塚、一戦場スポーツ公園側から
 バス停横渚→0.20←山上の丁字路→0.10←三又分岐→0.10←魚見塚展望台基部
 鴨川方面、国道128号線の嶺岡トンネルの北側入口手前から、左に分岐して嶺岡中央林道へ進む。丁字路で林道に出て左折する。東へ進むと馬頭観音堂を経て一戦場スポーツ公園への入口がある。
 左折すれば一戦場スポーツ公園の小さな駐車場複数と公衆トイレがある。
 直進し宿泊施設のある三又分岐を左後ろへVターンする。※
 太海方面から国道128号線の新屋敷交差点で右折し主要地方道89号線に入る。二回左に曲がって嶺岡林道を登る。宿泊施設のある分岐を右へ曲がる。※
 ※宿泊施設の裏側がスポーツ公園のやや広い駐車場になっている。そのまま進んで、左への分岐を見送って更に尾根筋の狭い道路を進むと、右手に駐車場と公衆トイレがある。天女像の後姿を樹頂越しに見上げて緩い段々の路を登る。天女像の後ろ姿も見えなくなると、展望台(塔)の基部の階段に着く。

I 駐車場のトイレと桜 もうこのような姿は見られません。何の咎があったのか
知りません。ばっこん伐採されました。

J加茂川橋から一戦場スポーツ公園へ 石子山 ○40
 バス停加茂川橋→0.05←心巌寺→0.15←三又分岐・一戦場スポーツ公園
 バス停加茂川橋は川の南側にある。国道より西側に入る。相互通行の狭い道路の二又の鋭角側の民家の
庭先には夏みかんの木がある。東電柱貝渚38柱。左へ進んだ先、丁字路の角には水栓がある。東電柱貝渚
40柱。左折して坂を登ると心巌寺の入口に出る。そのまま進むと赤い鳥居の稲荷社の脇を通る。
 稲荷社の左脇から墓地の中を抜けると、樹木の中に細い径があって、山裾を右へ進む。大きな岩壁には弥
勒種子に続き、奉桟(賛の異体字か、ノ木偏に見える。旁は戈の重ね)四国霊場供養(異体字)塔と刻まれた
磨崖碑がある。享保元年(1716年)と願主の名前多数などが並んでいる。この左脇から碑の上に進められる。
これが石子(いしこ)山で標高はおよそ40メートルだ。(「鴨川の石造物百選」では移の文字だとしている。間違
いだと思う)
 稲荷社の参道を右に見送ってコンクリート舗装の狭い径を登ると民家の間を抜けて道路のVターン箇所に出
る。北側草の平地の先に磨崖碑の上部になる林が見える。登りの道路は左側に魚見塚展望台への分岐を見
ると、右側に一戦場スポーツ公園のセンターハウスへの近道と駐車場がある。宿泊施設のある三又分岐を鋭
角に右折して西へ進むと小さな駐車場複数と公衆トイレのある角に出る。ここもスポーツ公園の西寄りの入口だ。

K馬頭観音堂から龍光山へ ●177
 馬頭観音とは頭上に馬の頭(宝馬)をかぶせて、忿怒形(ふんぬぎょう)という怖い顔をした観音様です。
 三又分岐→0.10←山上の丁字路→0.10←右折→0.10←龍光山
 一戦場スポーツ公園への入口から西へ嶺岡山系の尾根筋を辿る道路を進んだところに、道路の北側に数段
の階段があり、これを上がる。廻り込んだ東側から拝したコンクリートブロック造のお堂の中に、一戦場馬頭観
音像が安置されている。この付近に産する蛇紋石を使い、三面八臂(顔が三つで腕が八本)の忿怒形は石材の
色と相まって、恐ろしいほどの迫力がある。
 ここは嶺岡トンネルの北側の脇にある道路から、この尾根筋の道路に丁字路へ出て東へ僅か数分の場所
で、小さな標識を見落としかねない位置だ。
 房総丘陵に限らず千葉県内各所に、馬頭観音像がある。字のみ彫られた文字塔、小さな坐像、立像など登
山ハイキングコースの各所でも見られるが、見落とすことも多い。石像の多くは風化が進んで、かろうじて見分
けられるほどということも多い。その点、ここは大変立派な石像である。
 嶺岡中央林道を更に西へ進むと、左側にパイプで車止めされた道路があり、右側に電波塔がある。ここでそ
の脇の右側の道路へ入る。もう一度右側に電波中継場があり、左側には民家がある。その手前に狭い参道が
登っている。垣根に囲われた参道には鉄製の鳥居がある。再び同じ鳥居があって山住大神の社殿の前に出
る。ベンチもあり、周囲の平地には石の祠、石碑等が社殿を囲んでる。社殿の裏手にはまだ径がある。倒木の
中の径を辿ると最頂部、龍光山に達する。境界石のほか標識はない。

K 馬頭観音像

L東勝寺から龍光山へ ●177
 バス停横渚→0.05←八幡神社丁字路→0.15=0.10←丁字路(NTT12柱)
 丁字路(右折)→0.05←東勝寺
 丁字路(直進)→0.25=0.20←龍光山
 バス停横渚(よこすか)下車。南側の十字路を西へ進む。突当った丁字路右側の崖は八幡神社で、ここは左折
して直ぐ叉右折する。西へ進んで右へ分岐する三又を左へ二回進む。小川の先の突き当りを左折して南へ登
る。水平になった交差点(嶺岡74柱)を右折、南へ坂を上る。
 NTT12番の柱の丁字路を右折、西へ進んで農地の中の道路を進む。右側飯縄大権現社からの未舗装道を
合わせて、カーブの坂道を登ると僅かで東勝寺だ。本堂の裏手には本県唯一の血盆経塔という太い六角石幢
がある。
 NTT12番の丁字路を直進すると未舗装の山道に変わる。溝径の右側に線刻地蔵坐像の覆い屋、馬頭観音
像その他の石仏群を見た僅か先、水路と尾根筋を右側に見送って、左へそれ、ヌタ場の脇から右山左谷の登り
の踏み跡を辿る。進むにつれて明瞭になる小径は民家の門前に出る。そのまま直進すれば嶺岡中央林道だ
が、右折して民家の庭を右側に見下ろす狭い径が山住神社の参道で、龍光山に至る。

M波太富士 ○100
 溶岩でできた山でその東側には「青年の家」があります。山の中央は国道が貫通しています。
 バス停曽呂入口→0.05←事業所入口→0.15←波太富士
 ※バス停曽呂入口の西側には二本の道路がほぼ並行して西へ向かっている。これが合流する箇所に事業
所の事務所、北側に事業所の敷地が広がっている。その敷地の右寄りを東へ進む。車一台分の砂利の道路
#になった先で山道に変わる。※
 ※この事業所が閉鎖され、北側の資材置き場だった敷地は今後は進入できなくなるかも知れない。バス停
曽呂入口の並行する東側の道路を丁字路〜西へ進む。東電柱八岡91柱の向いの民家の間の狭い小道に入
ると鴨川青年会議所の看板がある。更に細い道は畑の脇になり、右に分岐して砂利の道路に出る。#
 砂利道の尽きたところで左の斜路から森の谷間へ径が繋がる。シートパイル(鋼板山留め材)が立つ北端か
ら左側を登ると左への折り返しで真新しいコンクリートブロックと銅板一文字葺きの屋根で囲われた石像を見
る。その先で山頂の平地に着く。
 右東側の方が高い。藪に覆われた崖の上からは「青年の家」の屋根と太平洋が眺められる。左側の平地の
奥には大きな石祠がある。(注連縄が新しい)(お供え物も新しい)石垣も含めた総高さは2メートル50センチ
以上もある。タブノキの太い木もあって低い位置で幹分かれしている。
 バス停八岡から南西へ進むと波太富士西側の丁字路を経て一戦場スポーツ公園へ行かれる。その丁字路
からも登れるという。「鋭い棘の多い蔓草と小枝の下に細い踏み跡が続く。山裾に出るとやはり棘の草と小枝
に隠された獣道ほどもない微かな踏み跡が断続的にある。一足登れば一歩滑り落ちるほどの急斜面の先、
石祠の裏側に達する」ということだった。これは避けよう。
 バス停八岡→0.05←波太富士西側の丁字路→0.10←三又分岐    房総丘陵 1000