高崎公園 1490

全般 わずかな山登りで東京湾を挟んだ素晴らしい展望が得られます。   房総丘陵1000

@ 高崎公園駐車場 ここまでの道路が狭い 右側の土手は線路

@高崎公園 ○120 高崎山
 @−1 大橋から
 岩井駅→0.10←大橋→0.10←ガード下→0.05←高崎公園駐車場→0.05←分岐点
→0.20=0.15←急段上のピーク
 岩井駅から国道を南へ進む。市部(いちぶ)の交差点を更に直進する。大きな郊外型の店舗が左右にある。大
橋で川を渡った先で左側に分岐する道へ入る。
 大橋の南側で、そのまま国道を進むとわずか先で左側に高崎山を案内する標識がある。左折するとすぐに民
宿と公民館の並ぶ変則的な十字路に出る。
 民宿と公民館が並ぶ所で道は左右に振れるが、左右の取り付きに惑わされず、道なりに東へ進む。内房線
のガードを潜った所で右折する。ここには標識がある。
 高崎公園駐車場と看板された無料駐車場から、道路はコンクリート舗装ながら狭いものになる。傾斜を強める
と、右上だった線路は右下に変わり、距離も置く。ビワの棚畑が現われる。右下に現われた狭い段径は漁協付
近から上がって来た径だ。左後ろに神社(浜下で奉賛している天満社)への径が取り付く。径は直進しているが、
左への段径があって、標識がある。(これらの接続点は接近している)
 左へ向き直っての径をわずか登って、展望台に着く。ベンチが並び、東屋がある。海側の展望がいい。展望図
もある。岩井海岸の浮島から東京湾対岸、久里浜、城ヶ島、伊豆半島、箱根、富士、南アルプス。石祠が並
び説明看板がある。雨宮社といい、御祭神名が書かれていた。高(雨+品+龍)神(たかおかみ)、天富命、闇
(雨+品+龍)神(くらおかみ)の三柱だ。傍らのシイの大木はご神木で、その裏手に段径が延びている。(相当す
る漢字がこのソフトでは出力されないので、ご容赦願いたい。三文字縦に並べて頂きたい)
 段径でその上の段々の地形に導かれる。桜の苗木と水仙の棚だ。しかしこの径は草の斜面を登るようになる。
ご神木の裏手で、目の前の段径ではなく、更に右側の外れへ水平に進むと、この棚の右端を段径で上がる丸太
が並ぶ。これはピークまで伸びている。ピークにはベンチテーブルのセットが一台ある。僅かな高さの差で梢が
高く、海側への展望はない。
 径は尾根筋で緩く下り、緩く登って続いている。再びベンチのあった所には、展望がある。この尾根筋での
一番高いと思われる所には、それを示すようなものは無いが120メートル強だ。(あわ・がいど4安房古道を歩く
安房西岸の要路・房州木ノ根峠P2の図)緩く下った先で再び少し登ると、急な下りを目の前にした小ピークになる。

 @−2 地蔵堂と信号機から
 岩井駅→0.10←大橋→0.15←バス停浜下→0.05←地蔵堂と信号機→0.15=0.10←
急段上のピーク
 岩井駅から国道を南へ進む。市部の交差点、大型店舗の並ぶ大橋付近。バス停浜下へ進む。左側に標識が
あって二本の細い径が取り付いている。国道とほとんど並行している方の径を進み、民宿の先で左に曲がる。行
きすぎると地蔵堂と信号機の漁港入口で国道に出る。
 信号の所で左側、民宿の看板の方が目立つ狭い道路に入る。わずか進んで、その民宿まで進まない手前で、
右へ曲がる。
 コンクリート舗装の細い道には荷運び用のモノレールがある。すぐこれを右下に見送って高度を上げ、径は左
にそれる。水平な径もすぐに急な段径に取り付く。丸太の段の幅の中央には頑丈な白いパイプの手摺りがある。
尾根筋を直登する急な径だ。
 登りついたピークからベンチテーブルのあるピークまでなだらかな尾根径だ。

 @−3 バス停浜下から
 岩井駅→0.10←大橋→0.15←バス停浜下→0.05←分岐点→0.20=0.15←急段上のピーク
 岩井駅から国道を南へ進む。市部の交差点、大型店舗の並ぶ大橋付近。バス停岩井魚協前。更に少し進ん
で、左側に細い道がある。東電柱高崎281柱の所だ。入ってすぐに狭い道を右へ曲がる。すぐに石段の径に
なって線路の前に出る。板が転がっているだけの踏切だ。線路の向こう側には並行して左右に径があるが
左へ進む。線路からそれて高度を上げる。もう左側には岩井海岸と浮島などが見え始める。
 狭いコンクリート舗装道路に取り付く。右へ曲がると、すぐ左側に社への分岐がある。そのまま直進して左側に
丸太の段径が分岐していて、高崎公園の標識がある。三つの分岐点は接近している。

B 湯浴堂 今も縁日は賑わう

 A原田山林道−原田山さわやか街道 
 岩井駅→0.25←バス停富山学園前→0.15←岩婦湖→0.10←原田山トンネル北口→0.05←
原田山トンネル南口→0.10←原田山隧道西側の丁字路→0.15←ガ−ド→0.10←大橋→0.10←
岩井駅
 岩井駅から国道を南へ進む。市部の交差点で東へ進む。高速道路を潜った先に右側に岩婦温泉への案内標
識がある。車を駐車させるにはここのわずか先が駐車場で、バス停富山学園前だ。
 岩婦温泉=岩婦湖の方向へ進む。道路の左上に堰があり、東寄りから湖岸を時計回りに半周できる遊歩道が
ある。擬木の柱にステンレスチェーンの大変立派なものだ。途中、岩壁からの剥離崩落があり、終点までは通行
できない。
 岩婦湖の西側には温泉旅館があり、原田山林道の標識がある。ここから反時計回りに進められる径はない。
道路が鋭く左へカーブするところにはこの道を原田山さわやか街道と表示する絵地図がある。この付近から原
田山隧道西側の丁字路まで、沿線の全てが桜並木のように書かれている。実際は断続的だ。三ヶ所あるトンネ
ルには照明が無い。真中の原田山トンネルは全長が250メートル弱だが、車とのすれ違いの安全確保のため
懐中電灯・ヘッドランプの点灯が望ましい。
 原田山隧道西側の丁字路は右折する。ここからは下り道になる。左右に枇杷畑が点在する。ガードの手前の
左手には高崎公園の案内標識がある。

B木ノ根峠(北側)  ○156 ●171 
 高崎公園駐車場→0.20=0.15←木ノ根峠
 岩井駅から国道を南へ進む。大橋の南側、僅か先で左側に高崎公園を案内する標識がある。左折するとすぐ
に民宿と公民館の並ぶ変則的な十字路に出、右折する。内房線のガードをくぐったところで右折する。ここには
標識がある。
 高崎公園駐車場と看板された無料駐車場の手前を左折する。または、そのまま線路沿いに進んで山裾で左へ
曲がると右側に墓地とお堂がある。湯浴(ゆあみ)堂といい、小さいながら参詣者用の手洗いもある。かつて硫黄
混じりの水が出たところから、これを入浴に供したという場所だ。道路は左へ曲がって駐車場手前から来た道路
と合流して右折する。周囲は果樹園で狭いコンクリート舗装の道路には分岐があって、最初の三又分岐は右側
へ進み、道なりに山裾側左へ進む。

B 標識がある。ここから左へ進んで北側から木ノ根峠に至る。

 最初の三叉路を左へ進むと枇杷畑を登る。北西に延びる尾根筋間近まで行かれる。尾根筋は冷水(ひやみ
ず)城址なのだが、険しい岩肌が危険で入山は薦められない。湯浴堂からの道との丁字路の突当りにある尾根
筋の上部がその主郭だが、やはり険しい。
 谷の地形になって果樹園を横切る手前、左山沿いに未舗装道が分岐している。「旧木の根街道」という粋な標
識があり、これに入る。幅が3メートルほどあるべき道だが、左側からの山崩れ、中央の水径のためにシダで覆
われて、狭い踏み跡になっている。径の傾斜が緩くなると、意外と広い本来の道幅がある。左側の木立が薄れる
と展望がよくなり、峠に出る。
 北側は鋸山から岩井海岸など展望がいい。古い石仏が並んでいる。一本松跡という標識があり、やや南寄りに
は丹生(にゅう)への案内標識もある。1段高い所には真言種子石塔もある。茶屋跡という標識もある。
 東へ進むと巻き道でピークをかわして小さな溜池に出る。鞍部に出ると左側果樹園の斜面で素晴らしい展望が
あり、ベンチもある。尾根筋で急登すると、小ピークでそこにもベンチがある。見飽きない展望が眼下に広がる。
この附近の山の手入れはここの農家のもののようで、尾根筋には踏み跡が濃く、更に東に続いている。二箇所
目のベンチで展望を楽しんで戻るのがいいようだ。溜池の付近では北側へ下る径に誘われないようにしないと峠
には戻れない。
 種子石塔の裏側の小ピークから、南へ下る尾根筋が続いている。途中右側の街道と接近した後も、更に尾根
筋の径は続く。●171ピークでは東西延びる薄い踏み跡で西へ進むこと。幅広い尾根筋の西側に径がある。
 一本松跡の南側、丹生への標識に従うと、尾根筋の西側をほとんど水平な道で南へ進む。切り通しを越えた先
も左側が山肌だ。幅広い尾根筋の広場の脇を通るとき、疎林の向うの盛り上がりが●171ピークだ。展望はな
い。
 明治19年・1886年に木ノ根隧道が開通するまでは、冨山町岩井村と富浦町八束村を結ぶ重要な街道だった
という。

C木ノ根峠(南側)
 富浦駅→0.05←南房総市役所前→0.10←松尾地区コミュニティセンターの前→0.05←
深名谷公会堂前→0.30←丹生トンネル東交差点→0.05←丹生照尾線林道丁字路→0.15←
東電柱丹生290柱→0.05←枇杷畑北端≒ハラン畑→0.25=0.20←慰霊塔→0.10←木ノ根峠
 富浦駅から線路に沿って南へ進み、踏切を渡る。右手に民舞房総市役所を見たあと右カーブ、左折して東へ
進む。左手に松尾神社の小山を見上げる道路に右手には松尾地区コミュニティセンターがある。腰廻り(こし
めぐり)橋の下、丹生川の上流側には激しい河床の腰廻り滝が見える。
 富津館山道路の高架を見上げる交差点を左折すると左手に深名谷公民館がある。
 左右に幅広い道路の交差する西側には丹生トンネルの東口が見える。右側に丹生照尾線林道の丁字路で
は、そのまま北へ進む。枇杷のビニルハウスが左右に現われる。
 東電柱丹生290柱の山の手前で左折する。幅広い谷の左側を進んですぐに左分岐があり、コンクリート舗装
道路から未舗装道へ入る。すぐに枇杷畑に出て谷の北側で道が尽きる。畑の西側へ急な斜面を登るとハラン
の畑の脇に登りつく。ここのわずかな登りがこの道では難所だ。
 左側にハランの畑を見ながら北へ進むと尾根筋の径になる。右側の斜面の林が枇杷畑に変わると、これまで
の歩きやすい径は倒木などで進めなくなり、西側に溝径を避ける。ここからしばらくは、曖昧な径になるが、「ここ
ぞ私の出番」とばかりに数種類のコースサインが場所を替えて細かく取り付けられている。足元の踏み跡とこの
コースサインを辿って、迷いの心配なく先へ進められる。奇麗な尾根径が再び倒木で塞がれて、今度は東へ巻
く。左側に倒木で通行しにくい浅い溝径を林越しに睨みながら進むと、溝径に戻れる所がある。明治36年・
1903年と読める「無縁法界霊」の慰霊碑が建つ。再び東側の巻き径はすぐ本来の径に戻る。
 ●171ピークすぐ西側に出てからは東に尾根筋を置いた径になり、枝尾根を乗り越す所以外は、ほとんど
水平・直線的な径のまま木ノ根峠に出る。又、●171ピークから尾根伝いでも木ノ根峠へ行かれる。ここからは
岩井海岸の眺めがよい。そのまま富山岩井方面へ下る時、東よりへ数歩下ったのち、左へ折り返すこと。直進
方向にも別ルートの踏み跡がある。気をつけたい。

C 石仏が並ぶ平川地蔵の覆い屋

 丹生照尾線林道入口の丁字路から林道木ノ根線のまま木ノ根隧道を進むのも可能だ。
 丹生照尾線林道丁字路→0.15←東電柱丹生290柱→0.15←原田山隧道西側の丁字路
→0.15←ガ−ド→0.10←大橋→0.10←岩井駅
 
丹生照尾線林道入口の丁字路から道路を北へ進む。観光枇杷園が右に、左にあって道路が右へカーブし
たのち左へ曲がると、道路と左岸の間に狭い畑がある。北寄りの東電柱丹生286柱の東側に川へ下る道が
ある。藪を廻り込むと平川地蔵の厨子があって地蔵像が納められている。南寄りの東電柱丹生285柱の西側
には枯れ葉に隠れたコンクリート道が北へ向いて登っている。わずかな距離で道路は行き止まりになる。モノレ
ールが急斜面の草の中に見える。
 東電柱丹生290柱から県道をそれて枇杷畑から急登を強いてハランの畑脇に登り着く。そのわずか西側に本
来の古道がある。ハランの畑に沿って南へ進むと左下には一旦は崩れた溝径が見える。南端で斜面の上に出
る。その溝径は右西側に折れて急斜面をゆるく下り始めるが、すぐに藪に阻まれる。斜面を左真下に覗くと草藪
の急斜面の下にモノレールとコンクリート道路の終点が見える。これを下ればと誘われそうだが、これは薦めら
れない。
 丹生照尾線林道丁字路のやや南の道路東側、マテバシイの林を尾根に見上げる付近、東電柱丹生柱108柱
の角から私道を東へ登ると、丹生359番地山木家の玄関に出る。母屋の玄関前に「チリツバキ」の大木と看板
がある。樹齢400〜500年、高さ6.5メートル、枝張り8メートル、幹周り1.4メートル。サザンカのように花が
散るもので、一樹に赤、白、桃、縦絞りなどの五色の花が咲くという。花期は2月、3月だそうだ。

D冷水城跡(高崎要害山城跡) ○80 (○95、○97)
 高崎の名前はやめて冷水城跡とします。主郭部の高さは地理院の地形図では80ですが、95、97とする資料
がありました。
 高崎公園駐車場→0.15←主郭部
 高崎公園駐車場からわずか南へ進んだ所、湯浴堂からの道路との丁字路に未舗装の斜路がある。林の中の
平地は畑か住宅の跡地だろうか。左側に奇岩が層を見せている。主郭から西に張り出すこの尾根は急傾斜なが
ら、山慣れた方ならゆっくり慎重に足元を選んで楽に登れるが、お薦めできない。
 南側に枇杷畑へのモノレールがある。レールに沿って終点まで進む。レールは右へそれて終点になる。その手
前から谷を登る。太いモミ・カヤの木から竹薮の端を抜ける。この谷は切岸とされるもので、やや急だ。登り着くと
小さな石段もある。左へ曲がり、北西へ尾根筋を辿る。分岐左側には奇岩の下部に覆い屋が造られている。三
柱の石祠が納められ、今も奉幣されている。分岐右側はこの奇岩の裏を登って主郭に至る。枯れ竹に覆われた
20メートル×10メートルの平坦地がある。
 切岸上部の右側は木ノ根峠に繋がる尾根だが、途中にナイフリッジがある。進むな。

D 冷水城跡に至るモノレールの脇から畑に至り更に上へ

E不入斗山 ●197 高崎要害山城跡
 大ソテツ見学の道、南の前方に岩肌を見せる険しい山が見えます。不入斗(いりやまず)山と高崎要害山城跡
(○191)です。その南寄りに●197ピークがあります。
 E−1 木ノ根峠から
 高崎公園駐車場→0.20=0.15←木ノ根峠→0.10←小分岐→0.30←クジラ岩
→0.15=0.10←不入斗山→0.05←切り通し★
 木ノ根峠は北側、鋸山から岩井海岸など展望がいい。東へ進むと巻き道でピークをかわして小さな溜池、鞍部
に出る。左側は果樹園の斜面で素晴らしい展望があり、ベンチもある。二箇所目のベンチには冷水ピークと標識
もある。見飽きない展望が眼下に広がる。マテバシイの並木の始まりの位置にもベンチがあるので、日差しを避
けるときはここがいい。尾根筋の径の先には二又の分岐があるが、右を選ぶ。その後はやや狭い箇所や急な箇
所もあるが、わけなく先へ進める。忠実に尾根筋を進む。小さく下った切り通し状の鞍部には右南側が林の谷、
左北側はジグザグの下り径だ。ここにはマッコウクジラのミニチュアを思わせる石がある。尾の部分は無いが長
さ2.6メートル。最大幅0.9メートル。口に該当する刻みまで見える。
 小さく一段登ると右側からの緩い斜面の中、踏み跡を辿ると正面には大きな岩の壁が見えている。右寄りに踏
み跡を辿ると狭い尾根筋に登りつく。左北側には険しい岩稜が急斜面を見せている。実際には大人の歩幅なら
階段ほどの登りわずかで頂上の南端部の肩に達する。素晴らしい展望が得られる。北側の方がやや高い。不入
斗山の頂上は樹木がわずか展望を損なう。コンクリートの柱と一級基準点の文字の読める鋲がある。東側にも
尾根が伸びているが北側へやや急な下りをする。
 下りきった切り通しの北側には大きな岩がある。この北側が高崎要害山城跡第一郭の○191だ。この切り通
し★の北西側にも踏み跡が続いている。東側にも歩きやすい径が下っている。
 原田山隧道西側の丁字路を北へ進むと木の根隧道に至る。その手前、右側に山道が分岐している。東電柱
丹生319柱を左側に見る南東側だ。下生えの草が多いが通行には差し支えない。曖昧な小分岐は左水平路へ
進む。大小のヌタ場と「罠に注意」の看板が都合3箇所ある。浅い谷の径になってクジラ岩に出る。
 原田山隧道西丁字路→0.15←クジラ岩
 クジラ岩から北側へ下りのジグザク径がある。直ぐに藪と崩落で径は失せる。果樹園の上部に出るはずだが進
入はしないこと。
 切り通しAから北西へ進むと直ぐ右側に四角い井戸が有り、左下には曲輪がある。虎口があって下りになる。
アオキの被りと倒木が若干あるが、いい径が続く。竹藪に出て通行不能になる。東遠方に民家があるが、この竹
薮より先にはどの方向にも進めない。
 竹薮→0.20=0.25←切り通し
 切り通し★から急な岩を登ると第一郭に達する。藪の下生えがあるが、北東に二郭、三郭が続いているが、程
ほどで戻ろう。
 東側の歩きやすい径はガマ石、「原田峠」への径だ。

E−1 木の根隧道北側 この右手の斜面に径があり、クジラ岩に至る。

 E−2 岩婦湖から
 岩婦湖→0.10←原田山トンネル北口→0.10←ガマ石東の切り通し(原田峠)→0.25←
馬頭尊ピーク北分岐→0.10←切り通しA→0.05←不入斗山
 富山町岩婦湖から南へ進むと原田山林道になる。原田山さわやか街道という看板もあって、桜の木が大きい。
岩婦隧道の先、原田山トンネルに入る直前、右側には丸いコンクリート管が三つ水を溜めている。その斜向い東
側の林の中に入る。浅い谷の中、下生えの谷を登る。左右見て一番低い位置で下生えの踏み跡を辿る。尾根筋
の登りから右山斜面の登りに変わる。尾根筋に登りつくと三角の岩壁が左右を挟む切り通しになる。正面は緩い
下りだ。原田峠と最近の表示がある。右側の尾根筋南東側を登ると、カエルを思わせる岩がある。ガマ石だ。
 尾根筋がマテバシイの並木から小ピークの多い径になる。尾根が西へ続いている箇所で白いテープに「こっち」
と書かれている。尾根筋から「右後ろ」へ外して狭い踏み跡へ入る。都合Zカーブして尾根筋を繋げる。左側のピ
ークを右に巻いて水平に進む。枝の被りが多くなると左に曲がってやや広い鞍部に出る。左右とも尾根が登って
いる。左のピークには馬頭観音の丸い石塔ー文政十二年(1829年)竹之内村−肝心の文字の読めない大きな
石柱(明治36年・1900年)がある。(往復して山頂のオブジェを確かめるのか)右側の尾根筋の脇を緩く上ると
やや左側にも奇麗な踏み跡が続くが、右寄りに進む。ここにも岩の壁に囲まれた切り通しがある。これは不入斗
山から延びる東側の尾根の先端を切ったものだ。緩い登り径は左に尾根を置いて北へ向かう。左にカーブすると
切り通し★に出る。右北側に大岩が迫っている。その先が要害山城跡だ。左側を登ると不入斗山頂に至る。展
望は素晴らしいが、そのわずか南側の頂上の端部の展望が素晴らしい。狭いのでメンバーの多いときは足元に
気をつけたい。
 逆コースのとき、馬頭観音ピーク北分岐は特にその位置からは馬頭尊は確認できないので、その北側の切り
通しの位置から推測したい。ガマ石までの尾根筋でマテバシイが目立ち始めると、尾根径を左に巻いて左側の
尾根筋に変わる場所があるので、単純に尾根筋だけをたどらないこと。
 原田トンネル南側出口のすぐ東側に幅広い谷があって木の柵がある。その端から谷の右岸に入ると未舗装道
がある。北へ向き直って道が続く。左側に幅広い分岐がって、ここで左折する。小さく急登して「原田峠」に至る。
こちらの方が容易なルートだ。
 原田山トンネル南口→0.15=0.10←ガマ石東の切り通し(原田峠)
 原田山トンネルと原田山隧道は別物だ。

E−2 岩婦湖 正面の屋根が西側の温泉旅館

F女夫石山 △207.9
 山頂近くにNTTの電波塔があり、そこまで道路がつながっています。三等三角点があります。すぐ北側に大き
な石が二つづつ2群、寄り添っています。女夫石(めおといし)というのは岩井竹内の呼び名で、神楽石が八束居
倉の呼び名だそうです。
 F−1 大居橋から
 道の駅おおつの里花倶楽部→0.05←大庭橋西(東電柱大津247柱)→0.10←大居橋北
→0.05←水田の北側の丁字路→0.05←モノレール分岐→0.20=0.15←
丹生照尾線林道(東電柱丹生171柱・172柱)→0.10←女夫石山
 道の駅おおつの里花倶楽部より県道を北へ進む。大庭橋西(東電柱大津247柱)の先、大津公会堂の角で二
又になるが大居橋北側で合流する。その丁字路の少し東側の墓地の角の丁字路を左折、北へ進む。水田を南
に置いた谷の丁字路で左岸の道路に入る。左西に分岐する道路は果樹園に通じる道路だ。道路を直進して東
側の山肌にモノレールのある所で、道路に平行して北向きの斜路へ進む。
 若干刈り込みが悪いが数回折り返して東側の尾根筋でモノレールを潜る。左折して尾根筋を北へ進むと、小屋
の脇の平地に出る。右側の急斜面のため、径が崩落して狭い所を渡る。左側の山が低くなると、舗装道路を
左下に見る。そのまま進むとスロープ状に道路に降りる。(東電柱丹生171柱)そのすぐ北側から又、山が盛り
上がる。道路が左へカーブする箇所に右側の山の中に入る踏み跡がある。(東電柱丹生172柱の南)
 左側に山を置いた斜面を緩やかに登る。尾根筋で左折するところで、その尾根筋に踏み替える。薄い下生えの
中に径型があるが、これとは別に踏み跡が交錯する。緩やかなピークの先、浅く広い鞍部から一登りすると小さ
な頂上に達する。三角点の標石があり、南西側と北側に濃い踏み跡がある。北側へわずか進むと女夫石と呼ば
れる大石が二つずつ2群、並んでいる。

 F−2 丹生照尾線林道丁字路から
 丹生照尾線林道丁字路→0.30←左Uターン箇所→0.05←
東分岐箇所(東電柱丹生171柱・172柱)→0.05←電波塔→0.05←女夫石山
 
丹生照尾線林道入口から東へこの道路を進むと丹生照尾線林道開通記念碑がある。無名の橋で右岸左岸へ
と渡り直す。NTT専用道路の看板を見たのち、右Uターンした道路は急傾斜を登り、今度は左へUターンする。
右側の林の中への踏み跡がある。これは果樹園の上部に達するものだ。
 右側の山の斜面が低くなった所には東側へ入る山道がある。道路終点には大きな電波塔が建つ。フェンス
を左へ廻り込んで北東角から山の中に入る。小ピーク、小鞍部ののち、三角点の標石のある山頂に達する。北
へ進むと女夫石がある。

 F−3 岩婦湖から
 岩婦湖→0.10←原田山トンネル北口→0.10←原田峠ガマ石東切り通し(原田峠)
 原田山トンネル北口→0.05←原田山トンネル南口→0.15=0.10←
原田峠ガマ石東切り通し(原田峠)
 原田峠ガマ石東切り通し(原田峠)→0.10←尾根筋の小鞍部→0.15←女夫石山
 富山町岩婦湖から南へ進むと原田山林道になる。原田山さわやか街道という看板もあって、桜並木の木が大
きい。岩婦隧道の先、原田山トンネルに入る直前、左東側林の中に入る。浅い谷の中、下生えの谷を登る。左右
見て一番低い位置で下生えの踏み跡を辿る。尾根筋の登りから右山斜面の登りに変わる。尾根筋に登りつくと
三角の岩壁が左右を挟む切り通しになる。正面は緩い下りだ。原田峠という小さな標識がある。右側の尾根筋西
側を登ると、カエルを思わせる岩がある。ガマ石だ。峠からは見えない。
 原田山トンネルに入り、南側へ通り抜ける。左側が幅広い谷で、柵に隙間があり、これよりこの谷の右岸側を
北へ進む。幅広い未舗装道が続いている。わずかな水流の左岸側に変わり、再び右岸側になって幅広い二又
になる。ここで左側のやや急な方へ進む。枯れ竹を刈ったあとも有り、狭い踏み跡を登ると三角の岩壁が左右を
挟む切り通しになる。原田峠という小さな標識がある。
 ここの切り通しの岩の南側から左側の斜面を登る。その先には岩が見えるが右に巻いて楽に高度を稼ぐ。小
さく下った鞍部には右側だけに谷がある。小ピークを登る。やや左へ巻いて下ると尾根径は水平になる。右側は
下生えの多い谷になる。尾根筋には鞍部を経て径は繋がっているが、右側の谷の右岸側の水平路を探す。
わかりにくいので注意が必要だ。左側に遠く浅い谷を置いて東へ進むと尾根筋に差し掛かる。丸い岩が径
の脇にある。右側に尾根が上っているが、これを右に置いて東側を巻く。南へ進む巻き径から尾根筋になって上
りになる。女夫石の間を通り抜けて三角点の頂上に至る。

E−2 右端が原田山トンネルの北口 
左端の藪の中に踏み跡があり「ガマ岩」の原田峠へ

G南無谷越え (北側) ○90
 岩井駅→0.10←大橋→0.15←バス停浜下→0.05←地蔵堂と信号機→0.05←バス停小浦
→0.10←国道横断(小浦隧道北側)→0.10←南無谷(なむや)峠
 南房総市旧富山町のバス停小浦は漁港の前で折り返す。わずか北側へ戻った所で東側の一段高い道路を
南へ進むのがわかりやすい。更に東側の崖の上には国道が見える。小浦隧道の前で登りついた国道を横断す
る。狭い未舗装道を進んだ丁字路で右折する。この付近まで岩井方面から国道で来た場合は隧道の手前、「右
側丁字路」の道路標識の所で左折する。
 モノレールの始点があり、傾斜している未舗装道はモノレールと共に左へ分岐している。レールに沿って階段を
登るとすぐにコンクリート道が左折していて、これへ入る。この径もすぐ山径にかわるが、その取り付きが最近の
崩壊で通りにくくなっている。コースサインに従って乗り越す。右側に仏像の浮き彫りのある墓石の前を抜けると、
歩きやすい落ち葉の径は尾根筋に出て左折する。草で覆われた細い径にかわり、コースサインが取り付けられ
ている。右下からレールが上がってきていて、これを横断する。再び落ち葉の溝径になるが、今度はレールが頭
上を横断している。ここが南無谷峠で南側にはソテツ畑が有り、足元はコンクリート舗装道路になって下ってい
る。
 小浦漁港入口の信号国道の南側は高崎隧道の北口で、西側には漁港へ向かう旧道がある。その角にはこざ
っぱりと手入れされた小浦地蔵尊のお堂があり、鳥居が建つ。

H南無谷越え(南側) バス停南なむや から ○90 
 富浦駅→0.10←里見公園国道側の登山口→0.15←一ツ橋大学臨海寮分岐→0.05←
バス停七面山入口→0.05←バス停南なむや→0.10←山神社→0.30=0.25←南無谷峠
 バス停七面山入口の僅か先にバス停南なむやがある。南北のバス停の中間に三又に分岐する径が東側にあ
り、これに入る。突き当りを右折する。一段上の小さな堂は地蔵堂だ。川に出て右岸の道路で左折すると、小高
い山に鳥居と階段が有る。これは山神社で裏手の分岐で左へ進む。
 水田の谷を右岸から左岸に抜けると分岐があり、山裾を行く右分岐へ進む。谷の径は少しづつ山が迫る。連
続してZカーブを二回登ると、尾根道になる。この付近で二度ほど、海越しの大房岬が眺められる。コンクリート
舗装の細い道路が枇杷畑の尾根筋を縫う。小屋が一軒あり、各所にモノレールの終点がある。左へ下る道を見
送ると、傾斜を強めてソテツ畑の脇になる。ここが峠で広く、コンクリート道も終わる。小浦からのモノレールが頭
上を通っている。

G 南無谷越え (北側)

I南無谷越え(南側)  バス停なむや から ○90
 バス停南なむや→0.05←バス停なむや→0.05←分岐→0.40=0.35←南無谷峠
 バス停南なむやから更に国道を北上するとワンマンバスの回転場−バス停なむやと豊受神社が右東側にあ
る。豊受神社の西側に沿って舗装道路を北へ進む。宿泊施設の建物の脇を抜けると谷の地形になり、狭いコ
ンクリート舗装道路になる。カーブミラーの建つ狭い二又分岐は左山側へ進む。一回Sカーブをして高度を上
げ、尾根筋の道路になる。左右の斜面の緩いときは果樹園になっている。北側には国道の走る谷を隔てて、旧
町境の尾根が見える。緩い上下を繰り返した道路は浅い鞍部で舗装が尽きる。
 右へカーブして山径を登ると南無谷峠西側のピークに達する。その北側にはゴミの目立つ果樹園があり、東
へ下る。モノレールに沿って東へ進むと、ハランの畑の狭い径を抜けて南無谷峠に至る。

J黒崎山 ●94 平島山 ○100
 二つの山の位置については今一つ自信がありませんが、●94 と○100でいいと、推測します。
 バス停南なむや→0.05←バス停なむや→0.10←バス停小浜→0.05←斜路入口
→0.20=0.15←尾根筋→0.05←黒崎山
 尾根筋→0.25←平島山
 バスは なむや 止まりが多いのでバス停小浜までの便を確認すること。ワンマンバスの回転場にはバス停なむ
やと豊受神社が右東側にある。豊受神社の西側に沿って北へ進む。宿泊設備の建物の脇の三叉は左折、国道
に出る。南無谷隧道の西側のトンネルを抜けると石小浦に出る。漁港を左側に見ながら進むとK字路に出る。左
は漁港、右は国道。中間にはトンネルが見える。短いトンネルを抜けると小浜(こばま)の十字路に出る。右側は
国道に通じ、バス停小浜がある。
 バス停小浜は小浜隧道の北側で、東側には小浜神社があり、西側へ下る道がある。下ると小浜の十字路があ
り、国道に並行した道路を北東へ進む。左側にモノレールの設置された斜路があり、これを登る。
 モノレールに沿った斜路は一部竹や倒木が被っていたりして、通行には工夫がいる。Zカーブしたところに倉庫
と石祠がある。枇杷畑でモノレールは分岐する。左寄りの小尾根筋に沿って高度を上げる。
 東西の旧町境の尾根には尾根筋南側に水平な径がある。西へ進むと尾根筋は小岩が連なっている。小ピーク
には陸軍の文字が読める20センチ角のコンクリート杭と12センチ角の御影石の杭がある。北側には小枝越し
に海が透かし見える。西へ進むと海の文字の読める15センチ角の杭が6メートル間隔で並ぶ。これより西側は
急な下りになる。この附近が黒崎山であろう。
 東西尾根を東へ進むと南側からの小尾根の合流点で小ピークになる。岩のピークの陰には石祠が祀られてい
る。北側の斜面が緩い傾斜の鞍部のあと、南側が笹薮のピークになる。その後北斜面はハラン畑、南斜面はソ
テツ畑の藪の覆うピークには丸く風化の進んだ大きな石祠がある。これが平島山のようだ。尾根筋の径は断続
的に続くが、この附近で戻ったほうがいい。(曖昧な尾根筋と奇麗な尾根径、狭い尾根径、急な下りと鞍部の北側
は広い建物が見える。南側にやや高いピーク(南無谷越え西側のピーク)を北側に遠く巻いて下ると径が草と地
滑りで径は曖昧になる。モノレールに合流すると直ぐに小浦の交差点に出る) 

J 左手にモノレールの設置された斜路があり、これを登ります。

K御嶽山 ○30
 「富浦の昔ばなし」によると三神合祀の石塔があるとのことでしたが、わかりませんでした。
 バス停なむや→0.10=0.05←御嶽山
 バス停なむや の北側は豊受神社で、この西側の道路を北上する。宿泊施設の向かい側(東電柱南無谷111
柱)の三又を右折すると南無谷峠へ至るが、ここでは西側の斜面に登路を求める。細い踏み跡がある。ジグザグ
数回で山頂に着く。御嶽山大神−明治30年・1897年−の大きな石碑がある。南側富浦の海岸の眺めがい
い。    房総丘陵 1000