全般 房総丘陵1000
関東ふれあいの道は正式名称を首都圏自然歩道といい、一都六県(神奈川県・東京都・埼玉県・群馬県・栃木
県・茨城県、そして千葉県)を環状に結ぶ長距離自然歩道です。その総延長は1,665キロメートルあり、およそ
10キロメートル前後に区切った日帰りコース144コースが設定されています。コースの前後は交通機関に接続
するように工夫されています。
千葉県内は水郷大橋で茨城県からの「道」と接続して、29コースが設定されています。その内1コースは「連絡
コース」として除外され、3コースは支線コースになっています。「連絡コース」は整備が完了し、平成18年・
2006年から公開されました。
水郷大橋から利根川の右岸付近を上流へ向かい印旛沼まで6コース。一旦途切れて、芝山町から太平洋、九
十九里海岸の西側の山際を縫い、千葉市の東端部を通って7コース。房総半島付け根の中央部に展開する県
立笠森鶴舞自然公園を縦断して2コース。海へ向かい、太平洋の浜と磯を踏んで7コース。海から離れ、房総丘
陵を東から西へ横切って6コース。整備完了の連絡コースが一つ。
道は1.5メートル幅を標準としていますので、山の中でもごく一部を除いて、径は広く楽に歩けます。交通量の
激しい国道では、並行した旧道を みち
としているところもあって、安全に歩行できるよう配慮されています。コー
スは所在地の市町村で細やかな管理がなされています。嵐直後の山中では無理でしょうが、大抵は非常に良好
な管理状態です。安心して歩けます。
11 @ バス停六地蔵の階段の上にある地蔵堂と六地蔵の覆い屋 (右端の地蔵尊には失礼してしまった) |
11 森と森をつなぐみち (権現森から笠森寺)
JR外房線茂原(もばら)駅から小湊バス和楽(わらく)の郷行きバス停六地蔵局前下車。便数こそ少ないが、
便利はいい。権現森(ごんげんのもり)から時計回りに廻って眼蔵寺へ行く。県道を横断して長柄山から自衛隊
市原送信所へ向かう。そのまま南に進んで八重垣刑部神社へ行き、更に熊野神社から笠森観音に至る。笠森
観音からは茂原駅または小湊鉄道上総牛久(かずさうしく)駅へバス便がある。平日、土曜に比べ休日は便数
が極端に少ない。笠森寺がもう一つの森だ。和楽の郷は閉鎖された。バス停名は?
コースの案内をページ末に詳細解説。
12 観音様のみち (笠森寺から中之台)
茂原駅及び小湊鉄道上総牛久駅からバスがある。平日、土曜に比べ休日は便数が極端に少ない。笠森寺は
坂東三十三観音札所第31番霊場になっている寺で、ここから国道409号線を尾根筋で越える。次の県道も尾
根で越える。ユートピア笠森という保養施設を通り、東へ向かう。バス停平田・岩撫から更に楓谷(もみじやつ)か
ら常福寺を経てバス停中之台まで。バス停平田・岩撫から小湊バス茂原行き。長南町営のバスがある。便は少
ない。
コースの案内をページ末に詳細解説。
20 海と森をつなぐみち (行川アイランド駅から内浦山県民の森)
行川(なめがわ)アイランド駅から国道を西へ進む。南へ分岐する「おせんころがし」を往復したあと、大沢の集
落を抜ける。境川トンネルの入口で海沿いの道路を進む。誕生寺の脇を抜けて、国道128号線でJR外房線安
小湊(こみなと)駅付近を抜けて内浦山県民の森に至る。全コース舗装道路。内浦山県民の森にはコミュニティ
バスの接続があり、予約により宿泊ができる。
21 アジサイのみち (内浦山県民の森からバス停清澄寺)
JR外房線安房小湊駅から内浦山県民の森までは、前項。県民の森から林道で麻綿原(まめんばら)高原入
口へ。ここまでは舗装道路。ここより麻綿原高原を往復したあと、一杯水林道で清澄寺(せいちょうじ)のバス停
を目指す。清澄寺裏手までは未舗装道路。バス停清澄寺は便数こそ少ないが便利はいい。バス便の最終はわ
りと早いので休日、平日の違いと共に、必ず確認のこと。JR外房線安房天津(あまつ)駅へ。
22 モミ・ツガのみち (バス停清澄寺からバス停金山ダム)
JR外房線安房天津駅からバス停清澄寺までは便数こそ少ないが、便利はいい。東大演習林内の道路(郷台
林道)で、未舗装道路が舗装道路にかわる。元清澄(もときよすみ)山入口の標識から左手南側の山道に入る。
元清澄山頂上から黒塚番所跡を経て、金山ダムへ向かう。未舗装道路に下りて、すぐのところにある金山ダム
の船代橋からは狭い舗装道路で、バス停金山ダムに出る。バスは鴨川駅へ行く路線だが、便数は少なく利用に
は便の確認が必要だ。
23 尾根筋上の右手西側の休憩所 |
23 滝のあるみち ([バス停]香木原からバス停下の台)
[上総亀山駅からの香木原へのバス路線は平成25年・2013年10月からデマンドタクシーになり、その後民
間委託のコミュニティー・バスになりました]
(バス路線やバス停標識がない場合の案内です)
[五井駅乗換え久留里線上総亀山駅から香木原(かぎはら)行きバス乗車。終点下車](鴨川有料道路、料金
所の北、林道香木原線始点から)林道香木原線を西へ進む。バス停金山ダム・[バス停]香木原間は厳密には、
ふれあいの道として連続してはいない。バスは[便数少]なく、利用[に]は[充分な事前調査が必要だ。](出来な
い)林道渕ヶ沢奥米線で登って尾根筋の道路になる。尾根筋上の右手西側の休憩所に入る。(ここまで舗装道
路)尾根筋の山道で急登、急降下して清和県民の森・オートキャンプ場付近の舗装道路に下りる。大戸場大滝=
豊英(とよふさ)大滝を経て、木和田橋を渡る。国道を目前に道路を右折して、バス停上の台からバス停下の台
(長距離バス路線の停留所)へ進む。バス便は少ないが、帰路の利用は可能だ。木和田橋を渡って国道に出て
左折した、バス停奥畑のほうが距離としては近い。
24 ニホンザルと出会うみち (バス停下の台またはバス停奥畑からバス停植畑上郷)
内房線木更津駅又は君津駅から中島行きバス乗車、終点下車。便数は少なく、事前に時刻の確認をするこ
と。バス停中島乃至バス停鈴木病院前でコミュニティバス中島・豊英線に乗り継ぐ。バス停は豊英下の台、豊英
上の台、奥畑へと進む。木更津駅東口から亀田病院息バス乗車。下の台(豊英下の台と同じ位置)下車。バス
停豊英上の台、バス停奥畑へと進む。バス停奥畑から集落の道路へ入る。ここまでは舗装道路。集落内から山
道へ入る。八郎塚(八良塚はちろうづか)への道を右に、お茶立て場への道を左に分ける。高宕山(たかごや
ま)奥の院を往復し、高宕観音を経て、石射(いしい)太郎(山)から東へ下山する。高宕第一トンネルからは舗装
道路でバス停植畑(うえはた)上郷へ。バス便は有るが便数少なく利用は不能。バス停東日笠(ひがしひかさ)か
らバス停中島にて乗り換えて、木更津駅西口または君津駅へ戻る。バス停東日笠の北二つ目のバス停清和中
から木更津駅東口行きバスで戻る。(このみちに限らず、この付近の房総丘陵の各所でニホンザル、シカに出会
う)
25 九十九(くじゅうく)谷をたどるみち (バス停植畑上郷からマザー牧場又は鹿野山神野寺)
内房線木更津駅又は君津駅から中島行きバス乗車、終点下車。便数は少なく、事前に時刻の確認をするこ
と。バス停中島乃至バス停鈴木病院前でコミュニティバス中島・豊英線に乗り継ぐ。バス停植畑上郷下車。別路
線の時、乗り継ぎが悪い時はバス停植畑上郷までも徒歩になる。またバス停東日笠からの徒歩になる。木更津
駅東口から亀田病院行きバス利用の場合はバス停清和中下車。
高宕第一トンネルまで舗装道路を進む。ここより山道に入り、石射太郎(山)付近の丁字分岐から北へ折れ
る。尾根筋の山道を進む。電気柵の扉の所から、芹(せり)の集落へ下る。国道を横断し、この西側の旧道を並
行して北へ進み、今度は国道を東へ横断して旧道を進む。林道鹿野山(かのうざん)線をマザー牧場東の分岐
まで進む。林道には一部、未舗装部分があるが、ほとんどが舗装道路だ。ここから、神野寺(じんやじ)を経て、
白鳥神社=九十九谷展望公園まで往復する。帰路のバスは本数が少ないが充分利用できる。神野寺始発と休
日はマザー牧場始発があり、春夏秋の休日は運転経路が若干異なる。バスは内房線佐貫(さぬき)町行き。九
十九は(つくも)と読みたいが。
26 鋸山の東 林道開通記念碑=左側の黒っぽいもの。 右寄りは案内看板、このときはまだ開通前なのでシートに覆われています。 |
26 東京湾を望むみち
(鹿野山から)浜金谷・保田までのルート。「現在諸般の事情」で連絡ルートとして除外されていました。平成15
年・2003年3月県発行のルートマップでは、久留里鹿野山湊線から国道で海岸を廻り、浜金谷付近から鋸山三
角点に向かい、三角点から保田に下っていくルートに破線が引かれている。このうち浜金谷から保田までの道が
既存のガイドブックで紹介されるような道とは少し違った経路で整備され、平成18年・2006年4月から一般公
開されました。各所に標識や、看板が設置されている。ルートを浜金谷駅から追うと、以下のようになる。浜金谷
駅−観月台−石切り場跡−吹き抜け洞窟−絶壁階段−新展望台(パラボラ跡−往復)−三角点−林道開通記
念碑−採石場事務所跡地−鋸山ダム付近−保田駅。
11番及び12番は引き続きコースの案内を改行します。
20番以降の「みち」は分解して各山への登山のコースとして、紹介します。
@ 11 森と森をつなぐみち 権現森から笠森寺へ
国指定重要文化財 笠森観音堂坂東三十三霊場の第1番札所、巨岩の上に建てられた四方懸造り(しほうか
けづくり)の堂。正面五間、側面四間。中央を前後に仕切り外陣、内陣に分ける。外陣は白木造り、内陣は彩色さ
れる。堂の周囲は高欄がめぐる。桃山時代の建立だ。○90
国指定天然記念物 笠森寺自然林 延暦年間(782年〜806年)から禁伐林として保護されてきたとものと伝
えられ、豊かな植物相がみられる。
笠森観音のクスノキ 高さ25メートル、幹周り6.7メートル。樹齢300年。
笠森観音の三本杉 根元は一本、高さ36メートル、幹周り8.38メートル。樹齢500年。
大國主神社のスギ 高さ32.7メートル、幹周り7.13メートル。樹齢250年。
武峯神社のタブノキ 権現森内、高さ20メートル、幹周り5、5メートル。樹齢150年。幹に空洞あり。
道の駅ながら→0.05←バス停六地蔵局前→0.20←権現森→0.15←道路左折→0.15←
眼蔵寺前→0.30←送信所前→0.30←辺田インフォメーションセンター→0.15←バス停田代入口
→0.15←大國主神社分岐→0.20←熊野神社分岐→0.20←観音堂→0.05←町営駐車場
→0.05←バス停笠森
@ 大國主神社 表の道路から |
茂原駅下車。南口から、ちはら台、喜多、ロングウッドステーション、和楽の郷行き小湊バス乗車。バス停六地
蔵局前下車。月曜から土曜までは1時間内外ごとに便があるが、日曜祭日は減便される。同じ箇所にバス停六
地蔵の標識が並ぶが、これは「町民バス」で役場への便がはかられている。ここから僅か西側には「道の駅なが
ら」があり、農産物その他が販売される。観光案内もあり、西の外れには奇麗な公衆トイレもある。バス停の北
側には長柄郵便局が、東側には地名の由来になった六地蔵堂入口の階段がある。一つ東側のバス停は六地蔵
というので気をつけたい。
南側へコンクリート舗装の坂道を登ると右側に武峯(たけがみね)神社の社がある。これは御輿庫だ。林を抜け
右折左折をして僅かに食い違う十字路の左側は貸し農園で、この付近だけが未舗装だ。アスファルトの舗装道
路に出て右折した左側は愛犬学園という。左右は畑と桧・杉の植林が続く。右手に鳥居がある。コンクリート舗装
の路面は杉の枯れ枝で覆われている。正面には中央に手摺の設置された石段が登っている。10数段程度で踊
り場を置きながら高度を上げる。平成17年・2005年10月に建て直された武峯神社の新しい社殿がある。権現
森は広いが、周囲が背の高い樹木で覆われているので、展望はない。一等三角点標石(173.3)と東屋が後ろ
にある。その裏に下りの段径があって、右へカーブしながら下る。先ほどの石段下で右手に折れたコンクリート舗
装道に降り立つ。石段からは僅か西側だ。左西へ緩く下るコンクリート舗装道路は右へカーブして一旦は未舗装
道になる。左右が果樹園になって、左へ登ると、広いアスファルト道路のカーブ地点に出る。右手は貸し農園のと
ころで横断した道路だ。ここでは左折する。
広い舗装道路の右手に民家が現われると道路は左カーブして別の道路・県道に出る。右手には眼蔵寺があ
る。周囲に塀はない。鐘楼はフェンスで囲まれている。非常に古い梵鐘だという。柱梁などが赤く塗られた堂の中
には釈迦如来像、迦葉像、阿難像ほか閻魔像、奪衣婆像などが並ぶ。参道は梅、桜の並木だ。県道の西側斜め
北西に向いた道を進む。県道を避けた近道だ。突き当りを左折、ここからは単調な舗装道路歩きだ。交通量は
割りと多い。部分的にしか歩道はなく、路肩を歩くことになる。左カーブしてから道路は登り坂になる。右手がうる
さいのはバイクのレース場京葉スピードランドで、左手はミニ飛行機の滑走場だ。右手にアンテナ群が見えてく
る。これまでの道路は狭くなって直進しているが広い道路は右に折れる。すぐに左に曲がると市原送信所のゲー
ト前だ。道路はこの付近が一番高く、下りの道路になる。丸太に腕木の案内標柱でほとんど全ての分岐点でコー
スを案内されるが、ここでは緑色の板が並ぶ案内看板の三叉路で左へ曲がる。
左右が畑、水田、住宅地になると県道13号線との三叉路に出る。左手の角が自然歩道インフォメーションセン
ターという建物で、県道に面してベンチがある。土日祝日で開館していれば中で休憩もでき、トイレも借用でき
る。町民バスのバス停辺田(へた)もある。笠森方向は左折だが、「みち」は右側西へ進む。すぐ先で左折して県
道と並行した道路で東へ進む。突き当りを左折して、水上郵便局で右折する。左手にある社は八重垣神社で中
は空だ。右手に長屋門の民家がある。左手に月川青年館のある丁字路で右折する。館の看板はかすれて読み
取りにくいが、標識がある。水田が拡がり、離れて低山が展開する風景だ。左折して山裾の道路を歩くと右手に
幅広い石段がある。八重垣刑部神社の参道だ。段の上は広い庭の奥に立派な社殿が鎮座している。
石段の下を右折して道路に出ると東屋とバス停田代入口があり、右折する。バスは茂原から大津倉(おおづく
ら)を結ぶものだ。*左手に岩川橋を渡る道路を分けて、右よりの道路を直進する。本光寺の看板の方が目立つ
交差点では左折して橋を渡る。
*左手へ岩川橋を渡る道路を進むと左手北側の丁字路がある。これを進んで新川橋を渡った右手に金谷農
村公園への入口がある。この公園には広い駐車場と奇麗なトイレがある。
@ 大庭青年館の前で左折する。水田を横断して右折する。有線放送のスピーカーの 取り付けられた柱のところで、今度は左折する。 |
左手に田畑が展開する丁字路に大國主神社の解説看板がある。神社へはここから東へ進んで田畑を横断し
た先にある。片道5分とかからない。大きな杉が2本、神楽殿がある。西側のコンクリート舗装の斜路を登ったと
ころには大津倉公民館があり、その庭には三山供養碑が並んでいる。
十字路に出ると標識の腕木が笠森のほかに熊野神社の方向を案内している。東へ進んで熊野神社を往復す
る。神社の向いには房総浮世絵美術館もある。この場合は十字路には戻らず小川に沿って南へ進むのが近道
だ。
大庭青年館の前で左折する。水田を横断して右折する。有線放送のスピーカーの取り付けられた柱のところ
で、今度は左折する。右手は山肌だ。右手にある二つめの段径にふれあいの道の看板と標識がある。道の左
右が崖に囲まれた溝径を登ると、尾根筋に出る。太い石の標柱がある。関東ふれあいの道と彫られている。ほ
とんど水平の尾根径を進む。左に探鳥路さえずりの看板を見、水色に塗られた自然保護林の標柱の先に裏参
道仁王門がある。最近修理され大変奇麗になった。これを通り抜けると四方懸造りの観音堂の下に出る。
鐘楼への階段の脇、道の先にトイレがある。表参道の二天門(裏側、閻魔、奪衣婆)から下り、熊野神社の分岐
のところに左右に下り道が分かれる。左側は斜路で寺用の車輌の通行があるかもしれない。バス停よりやや東
寄りで国道に出る。右側はアルミの手摺の付いた階段で町営無料駐車場に出る。その北側に食堂があり、並び
にはトイレもある。南の隅には精密水準点の標石がある。右手に笠森寺の本坊を見て国道に出る。東側には茂
原と小湊鉄道上総牛久駅を結ぶバス停笠森がある。月〜土に比べ日曜祭日は便数が少ないので注意が必要
だ。長距離バスも便数が少ないがある。羽田空港、横浜駅行きだ。
コースから僅か離れるが、バス停田代入口、刑部の三又を東へわずか進んだ刑部橋を右折、南進して新川橋
の手前で左折すると金谷農村公園がある。ここには公衆トイレと休憩舎駐車場、広い運動場がある。辺田のイン
フォメーションセンターと笠森観音との中間だ。
笠森からは関東ふれあいの道 12 観音様のみち (笠森寺から中之台)が南へ繋がる。※和楽の郷は別名
の施設になったが、バス路線・バス停名に変更はない。
@ 笠森観音 仁王門 関東ふれあいの道はここを通るが、寺の入口としては 裏門のような位置で正参道側には二天門がある。 |
A 12 観音様のみち 笠森寺から中之台の内、バス停平田まで
バス停笠森→0.05←町営駐車場→0.05←観音堂→0.10←展望台→0.10←霊園内降り口
→0.10←木落し→0.05←奥野トンネル分岐→0.10←百山望→0.30←夕焼け台→0.10←
道路横断→0.05←観湖台→0.10←蔵持ダム道路合流→0.10←浄水場→0.05←
ユートピア笠森→0.10←配水場→0.25←バス停平田・岩撫
町営駐車場→0.10=0.05←展望台(弁天谷池経由)
バス停笠森→0.05←霊園内駐車場バス停笠森霊園→0.10←霊園内降り口(立入禁止)
霊園内駐車場バス停笠森霊園→0.20←木落し(立入禁止)
奥野トンネル東側バス停清水谷→0.05←奥野トンネル分岐
茂原駅南口及び小湊鉄道上総牛久駅から相互にバスがある。平日、土曜に比べて日曜祭日は便数が少ない
ので注意したい。小湊バス、バス停笠森下車。バス停より僅か西側に笠森観音入口がある。左手に本坊を見て
更に進むと、やはり左手に町営無料駐車場がある。食堂土産物店の左端にはトイレもある。そのまま直進しても
いいが、※右手に参道がある。中央にアルミの手摺のある階段だ。右手に熊野神社の参道、バス停よりやや東
側からの斜路の参道を合流させて左折すると梯子と楠木があり、ニ天門の先に観音堂の階段が延びている。
※町営無料駐車場からの道を「そのまま直進」するとすぐ右手に未舗装道路があり、これに入る。砂利道の突
き当たりから左に階段がありこれを登る。右に折り返したところで観音堂の下、階段の脇に登りつく。
堂の参詣には少額ながら拝観料がいる。正月三ヶ日無料のことがあった。来年はどうだろうか。十一面観音像
の奉られた堂の高欄からは360度、素晴らしい展望が得られる。秘仏で厨子の前はお前立ちだ。丑年と午年に
日を限ってご開帳される。
お堂の北側を裏参道の仁王門(表側、風神、雷神)を右手に見ながら左に曲がっていく。切り通しの径を緩く登
って行く。径は幅広く、傾斜も緩い。右手に小さなピークがあって、これを登る径が分岐している。その頂上には
屋と天満宮と彫られた石塔が建っている。この南側の平地は天満宮平でここにも東屋がある。再び小さなピーク
への径が左に分岐していて、これを登ると展望台(塔)の真下に出る。↓
※町営無料駐車場からの道を「そのまま直進」する。右手に未舗装道路があり、更に木レンガ広場があってこ
こにも東屋がある。左右に木道が分岐する。右側は弁天谷池の奥へ行く遊歩道で、最上流部には東屋がある。
かつては回遊できたが南岸側は閉鎖された。左側の木道に入ってすぐ、段径で尾根筋に取り付く。これを登ると
手摺が現われ展望台の下に登り着く。北へ一段下れば天満平から観音堂へ行き、南へ下ればユートピア笠森
方面だ。
↑鉄骨造りの3階建ての展望台(塔)の西側の階段は通行止めなので、東側から接近する。ここからはほとん
ど360度の展望が得られる。
幅広い水平な尾根径を南へ進む。その先、東へ向いた径が霊園降り口だったが、立入禁止になった。
〔笠森霊園には広い駐車場と奇麗なトイレがある。ここ十字路を右折し、左へ分岐する斜路を進んで西側の本
尾根筋に出る道は立入禁止になった〕
更に南へ進むと径は小さく上下が始まる。すぐに木落しという看板があって昔、材木を運んだ時、下りでは材木
を山から落としたという説明がある。霊園駐車場を示す標識が東へ向いた径を案内しているが、これも立入禁止
だ。この標識は蔵持ダムも案内している。
〔笠森霊園内の奇麗なトイレがある広い駐車場の南の外れから道路が更に東へ延びている。これを進むと左
手が広場になったところ、右手に遊歩道の標識があって山道が斜面に取り付いていたが、今は立入禁止だ〕
木落としの附近から径は丸太の段径で小さく上下を繰り返すようになる。かつて奇麗なイラストの地図があっ
た。今では位置がわからなくなった地名を書いていた。ここの北側0.05希望が丘、0.2らくだの背だが、その
ような表示は現地にはなかった。南側では0.25百山望、1.55夕焼台などだが、これらも現地には表示はな
い。東へ下る尾根筋に手摺り柵がある。奥野トンネル東側のバス停清水谷へ至るものだ。
〔茂原駅南口及び小湊鉄道上総鶴舞駅または循環器病センターから相互にバス便がある。平日、土曜は日に
は便があるが、日曜祭日はない。バス停清水谷下車。バス停の僅か西側東電柱倉持16柱脇の径を入る。国道
409号線の南側にある道路県道加茂長南線で鶴舞へ抜ける奥野トンネルの東側、道路の北側は路肩が広く駐
車場に利用できるように整備されている。その南側にこのバス停がある。狭い登り径だが段径が整備されてい
る。右下にトンネルの入口を見下ろして、本尾根筋に登り着く。右側は観音堂、左側はユートピア笠森方面だ〕
丸太の段径で上下が連続する。左へカーブする小さなピークに百山望の標識がある。その後の小ピークには
ベンチがあり、僅かに展望がある。ベンチのあるカーブするピークが夕焼け台だが標識はない。その直後から急
な段径を下る。コンクリートの折り返し階段で道路に降りる。
道路の東側に径の続きがある。谷筋の段径なので、雨の後だと好天時でもかなり湿潤する。尾根筋を右に折
れると東屋がある。観湖台(○110)と額がある。しかし南側に水面は望めない。尾根筋を進むが枝道にはユー
トピア笠森の名前で通行禁止の看板がある。この付近激しい浸食のため径が狭いので特に注意したい。直進の
尾根筋を外して標識に従い左へVターンして下る。傾いた段径を下りるとコンクリート舗装道に出る。蔵持ダム左
岸の道路で右折する。
左側には広場と東屋があって、橋上からダム湖の全貌が眺められるうぐいす橋もある。左側に町営の野営場
を見て登り坂を左にカーブすると、浄水場のところでアスファルト舗装の広い道路に合流する。道路が右にカーブ
するところには無料休憩場※があり、裏にはトイレとハイキング道がある。道路を越える渡り廊下はユートピア笠
森※の本館と別館を結ぶものだ。町営バスは路線縮小された。
A コンクリートの折り返し階段 右下に関東ふれあいの径の案内腕木型標識がある。 上っている人達です。 |
広い道路は左へカーブする。右に野見金丘陵・公園への道を分け、左に展望台への道を分ける。左側の芝原
(しばら)人形展示館への分岐点には奇麗な駐車場と洒落たデザインのトイレがある。配水場のところで広い道
路は右へ行き、ここは左へ進む。尾根筋の道路は下って岩撫の集落を抜ける。橋を渡ると関東ふれあいの道の
腕木型標識があって右折を案内している。直進すればバス停平田・岩撫の桐谷商店の角だ。茂原駅へ行かれ
る。長南町のバスもある。
※ユートピア笠森は県営の宿泊施設でしたが平成22年・2010年の春から「当分の間、閉館」され、管理下の
施設はアウトドアを含めて利用できません。
B三等三角点中ノ谷 △138.5
インフォメーションセンター→0.25=0.20←金毘羅石祠→0.05←三等三角点中ノ谷付近
関東ふれあいの道森と森をむすぶみちの中間にあるインフォメーションセンターは土日祝日の日中は地区の
人が開館させていらっしゃるので休憩手洗いに利用できる。数台分の駐車場もある。辺田(へた)地区の集会場
でもある。三叉路を西へ進んで右折する。左側が企業、右側が一段上って墓地。直ぐ二又になる道だ。その分
岐は左へ進む。最奥の民家のヒノキ並木を右手に更に直進する。林の中に入ってすぐ、右手の尾根は孟宗竹
の林でその尾根筋の低くなった所へ取り付く。尾根筋を辿ると溝道になってSカーブしたあと、右よりの踏み跡を
選んで尾根筋を進む。小さなピークには2柱の石祠がある。一方には金毘羅の文字が読める。左よりに踏み跡
が続く。曖昧な鞍部を経たあと藪のピークを通過する。この付近左にそれた最上部に三角点の標石があるはず
だが、密生する竹に阻まれて見つけられない。
A コンクリートの折り返し階段の南 やや東に寄ってふれあいの道が続く。 |
C高星山 ●155 天神山 ○140
インフォメーションセンター→0.20←市町境→0.20←高星山
月川青年館→0.05←新宮神社分岐→0.10←刑部450柱→0.20=0.15←高星山
インフォメーションセンター→0.20←市町境→0.20←天神山
関東ふれあいの道のインフォメーションセンターから三又を西へ進む。緩い坂道の頂部近くに市と町の境の標
識が道路上部にあり、左手には農場(養鶏場)の看板もある。左折して舗装道路を進むと、未舗装道が左手に
分岐する。その左手には緩い斜面に畑地が広がっている。別荘か草庵か「自遊の里」と名板のある先から、林
の中の道になり、左分岐へ進む。尾根筋の径にはスダジイの太い木が現われる。新しい社の裏側に出る。町の
基準点標もある。大木の枝を透かして北東側が眺められる。
辺田のインフォメーションセンターから三又を南東へ進む。郵便局の先、左手に月川青年館がありその向かい
で右折する。水田の広がる路傍に関東ふれあいの道の看板があり、新宮神社の紹介が書かれている。平安時
代の牛頭天王像が収納され、その山を御輿山ということだ。その先の丁字路を左折すると、右手にコンクリート
舗装の斜路がある。斜路の先は階段でその上に白い社殿がある。社殿新築記念の碑がある。
新宮神社の分岐からは田の谷の左岸の道を進む。東電柱刑部(おさかべ)448柱とその支線柱の尾根端には
注連縄が張られている。尾根の幅広い径の先に観音石像の龕がある。その裏側の尾根筋を辿っても行かれる
が、倒木や下生えが多くて歩き難い。450柱の所、右側に狭い田の枝谷があり、その左岸側を進む。休耕田が
尽きて山道になると、右手の尾根が低い。溝径のまま登ると右に分岐があるように見えるが、尾根の右側の径
は曖昧になって消える。左を選んで谷上部でZ型に回り込む。左手に急ながらきれいな踏み跡が見えるが、右側
溝径で高度を上げる。この溝径の傾斜が緩みかける所、右側の斜面に狭いが濃い踏み跡が取り付いている。こ
れを登ると左手は下生えの刈り込まれた緩い斜面、右手は急斜面の肩を辿る径になる。太い木の多いピークに
は小社がある。その脇から北へ下る径もあり、スダジイの太い木が数本ある。浅間山ともいい、高星山は戦後に
なって多くなった呼び名だそうだ。
北側から高星山を目指した時、最後左東分岐で尾根筋を進んで頂上に達するが、そのまま右下への道を進む
と、左カーブして東へ向き直る。左北へ登る細い踏み跡と東へ崖のような急斜面の径の分岐になる。「新宮神社
の分岐から」と案内した径だ。
天神山へは市と町の境のから左折して舗装道路を進むのは高星山のときと同じ。農場の入口から更に未舗装
道を更に進んで、右に分岐する二本目の未舗装道へ入る。桧の林の脇から杉林の中の道になる。左右丁字路
型に複数の道が取り付いているがいずれも直進、ゆるく登る。右下にゴルフ場を見下ろし、遠方に素晴らしい展
望が開けたところ、左手に桧の苗木畑がある。苗木の外れから左手の奥へ進むとスダジイの太い木の並ぶ草
地の中に石祠が祀られている。寛政四年(1792年)の文字などが明瞭だ。この付近が一番高いようだが、広く
なだらかな草地で東側は疎林だ。未舗装道はまだ東へ続いている。ほかにも未舗装道は多いが、不用意に踏
み込まない方がいいようだ。
D笠森探鳥路 さえずりのみち
町営駐車場バス停笠森→0.15←苗代谷橋→0.20=0.15←観音堂
駐車場からなら一旦国道へ向かう。本堂の門前で国道と並行している北側の道路を東へ進む。バス停からなら
北側で国道と並行している道路に出て東へ進む。道路は国道と距離をとるようになる。特徴的な擬宝珠の欄干
の橋、下乗(かじょう)橋で左折する。右側の広い道路ではなく、左側川沿いの道を進んで新しい橋、苗代谷橋で
左折する。
幅のある水田の谷の右岸側山裾を進む道路は左岸側に変わって最後の民家の前を抜ける。右手側の枝沢を
一つ越した右手の尾根の斜面に狭い山道があり、これに入る。上部の木々の葉がかぶらない箇所までは下生
えが多い。落ち葉の厚い急登径はすぐに尾根筋になる。小さなピークを右に巻くと関東ふれあいの道に合流す
る。鳥の絵の描かれた解説板がある。ふれあいの道を左へ進むと、仁王門を抜け観音堂の下に出る。
B インフォメーションセンター バス停は辺田 今では貴重な公衆電話ボックス |
Eユートピア笠森附近の山道
ユートピア笠森は県営の宿泊施設でしたが、平成22年・2010年の春から「当分の間、閉館」されました。その
ためここの施設はアウトドアを含めて全部利用できなくなりました。
E−1 蔵持ダム附近
立派な百体観音を奉る全応寺の西から狭い道路を進んだ先、三又のところに広い駐車場があります。蔵持ダ
ムの下です。
駐車場→0.10←観湖台
駐車場→0.10←関東ふれあいの道合流点
駐車場前の三又、北側の道路は西へ進んですぐに草に覆われはじめる。右手の尾根先にユートピア笠森の看
板が通行禁止を示している。奇麗な段径が登っている。径は平らな尾根径になったあと再び奇麗な段径ではあ
るが急な登りになる。観湖台と名付けられた東屋のある関東ふれあいの道に合流する。ここにも今の径を通行
禁止とする看板がある。
駐車場前の道路はコンクリート舗装でやや急な坂道でカーブする。ロープの張られた箇所はダムの堰堤へ行
かれる箇所だ。流水路を渡って進むと左手に二棟の東屋が並ぶ。ここからは水面やその向かいの山並みが眺
められる。その後、道路はゆるい坂道を登ったのち、右へ曲がって下る。関東ふれあいの道になっている傾き
傷んだ段径を右側に見る。登れば観湖台の東屋、左の道路はうぐいす橋からユートピア笠森方面へ至る。
E−2 蔵持ダム西側の道
途中、通行の難しい箇所があります。「蟻の戸渡り」ほどではないので山慣れた方なら問題ありません。
駐車場→0.15=0.10←うぐいす橋分岐→0.15←ユートピア笠森
蔵持ダム駐車場からコンクリート舗装の急坂をカーブして登る。ダム堰堤に出てこれを左東へ進む。山道の登
り口には改めて通行禁止の看板が有る。急な段径は丸太の段も丸太の柵も一部朽ちてはいるが、通行には何
ら支障は無い。すぐに尾根筋の径に変わる。小ピークには左に薄い踏み跡が認められるが何れも右側へ進む。
径が尾根筋から僅かそれる。足元注意と通行禁止の看板、うぐいす橋の標識を見て右手の尾根筋に入るとコン
クリート製のベンチストゥールが二基ある。右よりに進めば僅かな時間でうぐいす橋から関東ふれあいの道に合
流する。
うぐいす橋分岐から尾根筋で進むと小ピークに基準点の鋲を見る。痩せ尾根に桟橋が掛けられている。そこに
は改めて通行止めの看板がある。垂壁を見せる小ピークがある。右下に下って、その壁の下を巻く方向へロープ
が張られている。又、そのピークの左側の斜面へも細い踏み跡が延びている。左側緩い登りの細い踏み跡を辿
ると左側に薄い踏み跡の分岐があるが、これは右へ曲がる。尾根筋の踏み跡は右下から先ほどの巻き径を合
流させる。
径が完全に崩落の為に無くなっている。草木のない裸地状の壁が延びている。その左下にはこれがわりと最
近の崩落だと分かる土砂があり、壁は手掛かりのない「のっぺり」面になっている。壁の中腹くらいの位置、足元
の高さに細い材木で渡りが作られ、手摺りの高さにロープが張られている。幸い距離は短い。渡ると普通の尾
根筋で、左下への緩やかな斜面の先には舗装道路が見える。ここにも通行禁止の看板がある。道路の正面の
階段はアスレチック遊具のある児童遊園「冒険の森」で、右へ下ればカーブののち無料休憩所に出る。表の道
路の左先にはユートピア笠森の玄関が近い。
D 笠森探鳥路 さえずりのみち 苗代谷橋で左折する。 |
E−3 ユートピア笠森の展望台 野見金公園
ユートピア笠森の本館、道路を挟んだ反対側には閉館中の別棟があり、その東側には幅広い遊歩道がある。
突き当りを左へ階段を登ればアスレチック遊具と東屋のある児童遊園「冒険の森」に出る。東屋に近いところに
緩い傾斜の段径があり、これを登ると展望台(塔)下に達する。展望台(塔)は平面的には三角形をしたコンクリ
ート造で最上段と一段下が円い回廊になって周囲が展望できる。南側はアスファルト舗装の斜路で道路に出ら
れる。右はカーブして道路で本館へ戻る。左は芝原人形展示館を案内される角のトイレと駐車場に至る。ここま
でユートピア笠森の管理下だったものは進入禁止処理されている。道路西へ進むと左手に町おこしの小屋があ
る。ここからは未舗装道路を車輌で進むと、広場の脇を抜ける。この広場には新設された奇麗なトイレがある。
更に狭い道路を進むと駐車場になる。「野見金丘陵地」だ。カワヅザクラ河津桜、ソメイヨシノ染井吉野、アジサ
イ紫陽花などが展開する。東へインターロッキングの斜路を歩くと展望台に出る。ミハラシハウスが昼食時開店す
る。駐車場の西側に歩道多数が展開し、下って町おこしの小屋まで続く。
大日本国誌では山域の北方に小高いところがあり、これを鏡塚といい、東西に海を眺望するという。(市原)市
(長南)町境なので、この附近いずれかであろう。
F 浅間神社への案内標柱 |
F水沼から野見金山とユートピア笠森 △180.2 野見金公園
バス停水沼→0.15←分岐(水沼188柱)→0.15←浅間神社→0.10←野見金山
分岐(水沼188柱)→0.20←配水場→0.10(0.05)←ユートピア笠森
外房線茂原駅下車。西口から小湊バス、三川行きバス乗車。バス停平田は関東ふれあいの道 観音様のみち
が交差するバス停だ。その先バス停水沼で下車。バス便は少ないので必ず確認が必要だ。昭和橋を渡って僅か
北へ戻ると左側にユートピア笠森の案内看板が大きい。県道を左折すると遠方に石造観音立像が大きい。相川
寺の寺名石塔を左に置いて、更に進む。最後の民家の後、三又がある。左側の道路は左右ともセメントの崖が
高い。ここは右へ進む。緩い坂道が左へ曲がって下りだす手前、左手に未舗装道が分岐している。東電柱水沼
188柱の向いだ。浅間神社案内標識も建つ。
未舗装道路はすぐに草に覆われた山道になるが、林で覆われると下生えは減る。切り通しを抜けると丁字路で
右折する。左側はセメントの崖の上で径は途切れている。右手に尾根を置いた径は幅広く、落ち葉も深い。右手
の尾根にたびたび切れ間があるが、そちらへは進まない。右手の崖面に馬頭観音像、同文字塔を見たあとSカ
ーブする。右手に分岐があリ、浅間神社道と刻まれた石標がある。これを進むと狭い踏み跡は岩の段になって石
鳥居を潜り、簡素な社殿のある広場につく。右手には記念碑の石碑が立っている。この山が野見兼山とか櫛峯
山という山なのだそうだ。社殿の左側に向こう側への下り径がある。
右手に浅間神社道という石標のある箇所では西へ真直ぐに幅広い径が延びている。右側の斜面から幅広い
踏み跡が合流すると林を抜けてゴルフ場に出る。100ヤードと150ヤード標識のほぼ中間で、カート路を左へ
進む。ホールの先で右へ曲がると7番ティーグランドの脇を右へ進む。左へ曲がって林の中へ入る路が砂利に
変わったところで、右側の杉林の中、薄い踏み跡を辿って下生えを踏み進む。この一番高いところに三角点標
石がある。径が下りだしてヒノキの苗木が一本ある手前だ。
左へ曲がって緩く下る道路は再び登りに変わり、左側の山の斜面はセメントの崖になっている事が多い。右へ
谷筋を曲がる所には小さな堂がある。石碑もあって滝不動とも刻まれている。道路拡幅の折り、現在の場所に移
されたという。中には小児体形の小さな不動像が奉られている。配水場前の三又の右側は関東ふれあいの道と
してバス停平田へ行く道で、左へ進むと駐車場とトイレのある分岐に出る。
右手芝原(しばら)人形展示館のほうへ進むと無料休憩所の裏からユートピア笠森に至る。関東ふれあいの道
のとおり進むより近道だ。左手へ進むと右手に展望台(塔)、左に野見金丘陵への分岐の交差点。再び左に野見
金丘陵への分岐点を経て、宿泊棟と別棟の陸橋を潜ってユートピア笠森に至る。
ユートピア笠森は「当分の間、閉館」され、同館管理下だった本項末のアウトドア施設は利用できなくなった。
芝原人形展示館手前の駐車場とトイレの分岐から西へ関東ふれあいの道を進むと左手には「あじさい園」が出
来ている。左に分岐した先の広場にも新設されたトイレがあり、左折した先には駐車場がある。駐車場の東側の
斜路を登ると展望台に出る。ミハラシハウスが昼食時開店する。ベンチが並び、東側茂原と太平洋方面の眺め
がいい。看板があって北西方向に東京スカイツリーが遠望されると説明されている。気象条件にもよるが確かに
その頭部が見られる。以前から数種類のサクラが植えられていたが、面積も広げ、アジサイほか各種の草花で
彩られている。遊歩道の斜路は緩い段径に、分岐には標識が、刈り詰められた草と敷き詰められたチップで泥
土の露出はなく、ロープで進入の限界が常に示され各所にベンチが点在している。とてもお奨め度の高いもの
だ。
「鏡塚」の位置を内田氏は三角点峰の南西、電波塔のピークの途中という。大日本國誌上総国によれば山塊
の北寄りの高所だといい、太平洋と東京湾が望める好展望地だという。
G立鳥城跡
バス停立鳥→0.10←針東集会所→0.05←城跡山頂
外房線茂原駅下車。大津倉行きバス乗車。バス停立鳥(たつとり)下車。バス停から西へ県道を進む。北西に
迫る尾根が、城跡の山で、その南西側で水路が崖をえぐっているのを見ながら右折する。針東集会所の僅か南
側に三山供養碑が建ち、更に南側には墓地がある。ここから枝尾根に取り付き、尾根筋を辿ると山頂に至る。
細い踏み跡が多数ある。南へ僅か進む部分が通行出来るほかは下生えが多い。
出羽三山講は8月8日、行堂である集会所で講が開かれている。
G 針東集会所 手前の物置きが邪魔で絵になっていない。右寄りに三山碑が見える。 |
H高山城跡(城の腰城跡) 1 ○90
バス停大津倉→0.05←十字路→0.10←企業西端階段→0.15=0.10←小石祠の曲輪(主郭)
茂原駅下車、小湊鉄道バス大津倉行き乗車。終点大津倉下車。大きな菓子工場の前から、そのままの方向
へ進む。十字路を左折北東へ進む。山の切り通しの幅は広い。左側、山の端の道路沿いが奇麗な斜面になっ
ている。電気会社の工場の西端に差し掛かると、道路のコンクリート擁壁にコンクリート階段が造られている。
これを登って山際を工場の端へ進むと工場敷地の小道とも合流して尾根の端部に切り開かれた山径に入る。
最初だけロープが垂らされているが直ぐに緩やかな尾根筋に達する。再びロープを手にして急坂を登ると平
らな山頂に出る。
平地の隅に小石祠の祀られた山頂には西側と北側に尾根筋が分岐している。主郭だと思われる。西側の尾根
筋は直ぐ南側にも尾根筋が分岐する。西側は小鞍部を経た次のピークまでで戻ろう。
北側へ進んだ小さな鞍部では電気工場の屋根越しに遠方が眺められる。直ぐ先、最近の倒木の根に連られた
崩落による深い堀切状の鞍部を経て小ピークに達する。この堀切附近だけが笹に覆われている。小ピークの直
ぐ北側で径は左右に二分岐している。
これらがこの城跡の最高部だ。
I高山城跡(城の腰城跡) 2 ○90
バス停水上小前→0.15←熊野神社前→0.05←畑の南端の尾根(刑部412柱)→0.10←堀切
→0.20←小石祠の曲輪(主郭)
小湊鉄道バス大津倉行き乗車。水上小前下車。小学校の南側の道路を東へ進む。南側には水田が続き、北
側は住宅地が続く。左手に石段が上り、熊野神社の鳥居がある丁字路を南へ進む。道路東側の山肌が畑に変
わり、その畑の南端に未舗装道路が東へ向いている。(東電柱刑部412柱)一段登ると柿の木が大きい。その
南側の尾根先から登る。進み易いのは最初だけで、小竹の茂みの中に細い踏み跡を辿って藪を漕ぐ。僅かで
小枝の被る狭い尾根筋になる。サクラの株が特徴的なタワの左下にも薄い踏み跡がある。これは先ほどの未
舗装道の草を踏んだところに繋がる。
急傾斜の尾根筋はすぐに傾斜を緩め左へカーブする。倒木の多いところで右側に尾根筋を巻く。右へカーブし
て左側の南北尾根に合流する。ほぼ水平な尾根筋が続いたのち、小さく登る。これは肩のピークで、また水平な
尾根筋になる。やや深い堀切に出る。西側に下り径があるが、北へ向き直って緩く下り小堰の附近に繋がるよう
だが、この巻き径は狭く枝が被って通りにくい。進入しないほうがいい。
右後ろ、左後ろからの尾根筋の合流が連続する。笹に覆われた尾根筋が小さく下り、堀切に出る。東側には工
場の白い屋根越しに遠方が眺められる。その後小さな鞍部をから登って山頂に出る。小石祠がある。主郭だろ
う。東西の尾根筋に踏み跡があるが、東へ下って道路へ降りられる。
J奥野城跡
バス停奥野倉庫→0.05←石碑類の鞍部
小湊鐵道牛久駅下車。茂原駅行き、または長南営業所行きバス乗車。バス停奥野倉庫下車。バス停から僅
か西へ進むと、北側一段上に奥野下公民館があるが、看板がない。斜路を登ると崖の下に地蔵像が建ち、右
側に公民館、その奥に三山供養が建つ。猛宗竹の林への幅広い斜路がある。僅かでその尾根に達する。地蔵
像が建ち、僅か離れた位置には合併紀念碑が倒れている。右側の尾根先へ進むと。墓地の跡だったのか多数
の墓石、大日像・弥勒像・地蔵像・観音像がある。
合併紀念碑の東側には尾根筋があり、下生えの中に踏み跡が続いている。これには入らない方がいい。
H 高山城跡 南東側の上り口 左下の階段 斜路 右へ折れて 黒く見える切り開き径 |
Kくらもち滝の里
バス停青年館前→0.05←くらもち滝の里
バス停蔵持→0.05←下川橋→0.10←くらもち滝の里
JR外房線茂原駅下車。小湊鉄道バス茂原駅発、笠森霊園・牛久駅行き乗車。小湊鉄道牛久駅下車、小湊鉄
道バス茂原駅、長南営業所行きバス乗車。バス停蔵持下車。
バス停蔵持の交差点は国道409号線に対し、南側にやや取り付き箇所を離してK字型に二本の道路が分岐
している。東寄り、南へ向いた方の道路を南へ進む。※東側の水田の舗装道路に「くらもち滝の里」の看板が大
きい。東の突き当たりは蔵持川の左岸で河床近くに降りられる斜面もある。右手に曲がれば小橋で右岸に渡れ
る。高低差約5メートル、幅約10メートル、長さ約20メートルの滑滝が水を流している。土手には大小の紅葉の
木が並ぶ。右岸を進むとじきに川とは別れ、ゴルフの打放し場の先から国道に出る。
※東側の道路南西側の草地の先、山の斜面の下には行堂がある。崖には横穴のほか月山三山の供養塔・石
碑が並んでいる。
バス停蔵持から国道409号線を東へ進む。四宮神社の石段を左に見たのち、右丁字路に入ると下川橋を渡
る。橋の銘板の一つは変体仮名の橋名だ。ゴルフ打ち放し所場の先で右折し、その西端から右側に竹薮の水音
を聞く。川の右岸からは滝が足元に見られる。
K くらもち滝 桜の花が散ってから行かないでぇ、今度は紅葉の時よぉ。 まだ菜の花があったよ。 |