湯倉高塚山 1135

 外房線大原駅乗換え、旧国鉄木原線=いすみ鉄道、東総元(ふさもと)駅、久我原駅、総元元駅、西畑駅
下車。すみ鉄道は廃止の議論が持ち上がっています。今後の成り行きなど注意が必要です。
 クロガネモチ 国道297号線にある道の駅たけゆらの里から南へ進んだ石神の交差点から東へ入る。八幡神
社の向かいの民家の庭。外の道路から見学。幹周り4メートル。高さ30メートル。   房総丘陵1000

@湯倉高塚山 △178.6
 西畑駅からが一番楽な道です。楽な順に並べました。
 @−1 西畑駅から
 西畑駅→0.15←国道左折→0.25←湯倉高塚山
 西畑駅から国道465号線を東へ進む。道路の右側だけに歩道がある。湯倉橋は本多家の家紋を飾った歩道
橋がある。右下には川面が、右上には水流で攻撃された高い岩壁が遠望される。その後も右下には川面が見え
る。赤い欄干の瀬越(せごし)橋には歩道がない。行き交う車輌に気を付けたい。その先の狭い車道の交差点で
左折し、林道雨ヶ堀線を北へ進む。
 瀬越橋の下の川はそのわずか下流で小さな滝を造っている。せごい、せごし滝はこの橋のわずか下流で川中
島の岩塊を巻き込んで、高い滝になる。東側の交差点で右折した東電柱湯倉94柱の先には右岸へ下りられる
小径が有り、川原に下りられる。荒れた沢筋をわずか上流へ進んで滝の下に出る。瀬越橋より中野金属の看板
の方が目立つ。
 林道雨ヶ堀線のアスファルト舗装の坂道を進んで、山中の二軒屋を見たあと、未舗装道になる。ほとんど水平
の道路には轍がついている。この未舗装道が尽きても、山道の幅は十分広い。切り通し状の小さな「門」を抜け
ると右手に視界が広がる。ここで左手後ろの小ピークへの踏み跡を探す。一歩進んだ左手からひと登りすると、
二本の補助杭に囲まれた三等三角点の標石がある。

@ 法塔山へはこの丁字路の向かい側の山の斜面に草で覆われた斜路があり、
これに入る。

 @−2 東総元駅から 1
 東総元駅→0.10←国道分岐→0.10←池の三又→0.10←トンネル→0.05←
左後ろ合流・右前分岐→0.10←湯倉高塚山
 東総元駅にはトイレはないので、そのつもりでいたい。国道465号線に出て西へ向かう。南側にだけ歩道があ
る。北側に道路が分岐している。東電柱小谷松95柱。右手には資材か廃材がストックされている。この道路に入
ると川の右岸の道路が左岸に変わり、右側に池があり、左手に花壇のある三又を右へ進む。ここから未舗装道
になる。シイタケ栽培場に挟まれた道路は十分広く、右へ折れた道路はトンネルへ入る。
 光線の加減によっては足元が全然見えない長いトンネルなので、照明器具を持参したい。北側の出口付近は
崩落で路面は荒れて通りにくくなってはいるが、徒歩の通行には支障はない。右手に視界が開け今度は左に山
を置いた径になるが、これが山肌からの崩落の土砂により狭いものになっている。再び広い径になると左後ろか
ら広い径が合流する。池の三又から民家の付近を通って来た径だ。ここから径は尾根径になる。右手に尾根径
が続き、左下へ緩い下り径が分岐している。ここではこの左下への緩い下り径へ進む。径が登りに転じて右手の
山肌に馬頭観音文字塔を見たあと、左手の視界が広がる。右側の斜面に細い踏み跡を探して、ひと登りすると
三角点のある頂上だ。

 @−3 東総元駅から 2 (西鍛治兼山 ●155)
 池の三又→0.15←高塚山・トンネル径との合流→0.10←湯倉高塚山
 国道から北側へ分岐する道路に入る。右側に池があり、左手に花壇のある三又を左へ進む。左へカーブして
三角屋根の二階建て民家の前に出る。右手の一段高い平地へ折り返して上る。運動場を思わせる広場は農場
の作業場で、その右端、栗の木の立つ未舗装斜路に取り付く。
 山の中に入ったやや深い溝径は左右にカーブして高度を上げる。広い尾根筋の左肩を水平に進む径になる。
右手が尾根筋に変わったのち、その右手が低くなると径自身が痩せ尾根筋になる。右下には幅広い径が見え
る。高塚山・トンネル間だ。
 左手は小ピークになり、小さな踏み跡が丁字型に合流する。法塔山方面からのものだ。●155のピークを右に
巻くと高塚山への幅広い径に合流し、高塚山へ至る。

@ 湯倉橋 サクラです。

 @−4 法塔山 ○140 西鍛治兼山 ●155
 法塔山の西側、地続きのこのピークが鍛治兼山で、別名西鍛治兼山ともいうそうです。地理院の地形図には北
東の別位置に鍛治金山の山名がありますので、こちらの方は西鍛治兼山とします。
 東総元駅→0.10←国道分岐→0.05←バス停久我原の東丁字路
 久我原駅→0.15←バス停久我原の東丁字路
 バス停久我原の東丁字路→0.20←法塔山西丁字路分岐→0.25←
西鍛治兼山・高塚山・トンネル径との合流→0.10←湯倉高塚山
 久我原駅から表道路を北へ進むと陸橋を渡って国道の丁字路に出る。東総元駅から国道を進んで来ても同じ
くらいの時間だ。わずか西側にはバス停久我原がある。この丁字路の向かい側の山の斜面に草で覆われた左
斜路があり、これに入る。
 最初だけ下生えが多い。左右の木々が高くなると確実な斜路になる。しかし直ぐに古い小さな地滑り跡で径は
不明瞭になるが、それまでの方向で右山の斜面を進むと幅広い溝径のZカーブ箇所に合流する。この径で右折
する。左下は先ほどの斜面の下方で藪になって紛れてしまうものだ。
 谷の源流部に差し掛かると右折、一回のSカーブで峠の十字路に出る。峠乗り越し方向は下り始めだけ踏み跡
が明瞭だが、直ぐに曖昧になってコンクリート法面の崖上の藪に至るものだ。峠の南側は細い登りの踏み跡だ。
峠からは左へ幅広い尾根径を登る。
 小さなカーブののち、右手の直登を避け、左手の巻き径を登る。この右手の小尾根に弘化五年(1848年)の
石塔があり、ここを法塔山という。その後右手は杉の植林になり、左肩の径をほとんど水平に進む。
 前方が開けるのは疎林状態の自然林との植生分かれの箇所で、踏み跡は丁字路に分岐する。左手は平地の
左肩から南へ向き直り、痩せ尾根へ変わっていく。右側の径は右手の杉の植林で多めの下生えを伴う。左手は
杉の木もその他の木々も疎らに生える自然林で、その生え分かれ部分に曖昧な踏み跡が続く。尾根が狭まると
小笹が疎らに被り、痩せ尾根は鞍部になる。小さく上り、ピークを左へ巻く径を繰り返す。別径に丁字路型に合流
する。右手東は池の三又へのもので左へ進む。●155とこの付近のピーク群が西鍛治兼山だ。わずか進んで
右下の幅広い尾根径と合流する。高塚山とトンネルを結ぶものだ。

 @−5 総元駅から
 総元駅→0.20←筍農園前→0.15=0.10←分岐→0.20=0.15←竹の鞍部→0.15←
湯倉高塚山
 総元駅から北へ進むと国道465号線これを渡る。狭いアスファルト舗装の坂道を道なりに進む。東電柱黒原
159柱の三又の所は左へ折れて、石垣を右手にして進む。カーブミラーが有って道路が右へ曲がる所、
直進すると砂利の道路になる。狭い分岐があり、左手が草の中に轍を見せる水平路、右がコンクリート舗装の坂
道で林の中の道になる所では、この右手の道路へ進む。右手にこぎれいな家を見た後、林の中の水平な道
が続く。未舗装道が、左へカーブして筍農園の扉が遠望できる所、黒原249柱の下で、右手の踏み跡に入
る。多少笹が被ってはいるが「藪漕ぎ」と言うほどでもないわずかに避る程度だ。
 竹林を囲う金網の脇を通り、これが終わった所、右へ曲がる溝径から左右に曲がって進むピ径になる。右下
の尾根からの径を合流させてからSカーブで小ピークへ登り、その後小ークを左右へと緩く巻き、痩せ尾根を辿
る径なって高度を徐々に上げる。右側の斜面に孟宗竹を見下ろしながら進む径では、径にまで生えた竹とその
倒竹をかわしながら小さく下って径の鞍部に出る。この「竹の鞍部」には正面にも右へ巻く踏み跡が明瞭にある。
 正面の尾根筋に対して左下へ緩く下る径へ入る。更に下ると沢の源頭部を越える。右へカーブして緩く登ると幅
広い枝尾根に丁字路状に取り付く。左側は南西のピークに繋がる径で、右へ尾根筋を緩く登る。痩せ尾根になっ
て正面尾根が傾斜を強める所で、左下に分岐して水平に山裾を巻く狭い径に入る。非常に狭いので注意がいる
が斜面自身の左右の傾斜は強くないので落ち着いて進めば問題は無い。右側の山が低くなり、接近した尾根筋
が一段程度高い時に狭い踏み跡を辿って尾根筋の峠部に登る。尾根筋に踏み跡を見せる鞍部で、十字に踏み
跡が見える。左へ曲がって尾根筋を辿れば高塚山の南を巻く径に接続し、その背後のピークに三角点があ
る。
 「竹の鞍部」から十字路の鞍部・峠まではもっと東寄りの尾根径もあるがそちらは「紛れ」が多い。

@−4 久我原駅

 @−6 総元駅から黒原浅間山を経て湯倉高塚山へ ○140 
 総元駅→0.30←黒原浅間山→0.15←分岐→0.20=0.15←竹の鞍部→0.15←湯倉高塚山
 総元駅から北へ進み国道465号線を渡る。狭いアスファルト舗装道路の坂道を道なりに進む。東電柱黒原
159柱の三又の所は左へ折れて、石垣を右手にして進む。次の東丁字路(東電柱黒原200柱)で右折すると
左手にアンテナ塔のフェンスがある。フェンスに沿って北へ。左寄りには進まず、右寄り杉の林の植え分かれの
林の端を進む。緩い傾斜に通行止めの標示があり、左下が崖になっている。大きな横穴の入口の上部を通る
もので、その天井の崩落に備えたものだ。フェンスの途切れ部分に扉があって、これを開閉する。★右一段上
の竹林の平地を眺める巻き径からこれに登る。広い竹林の幅が狭まり、山裾の径になって左へカーブすると右
側の尾根が低くなり、右手に褐色の細い幹(ヒサカキ)を抱いた太い木を見る。西巻き径が尾根径になって広い
鞍部に出ると今度は太い木が二本並んで門になっている。西側はスダジイの大木だが東側はやや細く、枯死が
進行中だ。その間を抜けると急登に替わる。直立したスダジイの大木の陰には山包浅間講の小御嶽大権現石
尊大天狗小天狗(ただし獣偏が木偏に読める)文政十二年(1829年)の石塔が大きい。更に急斜面を東巻きで
登ると青い波鉄板の浅間神社に出る。黒原浅間山の頂上は平らで広く、太い木が多い。
 大木が二本並んで門柱になっているのを抜けて薄い踏み跡を左へ水平に辿る。左下の斜面が浅い鞍部になっ
ている所でこれに降りて、浅間山北西に当たる位置の尾根筋に入る。踏み跡は薄く通行には判断が必要だが、
急な斜面に囲まれた鞍部を挟むピークに踏み跡がある。二つ目のピークの後、浅い鞍部から急登で三つ目のピ
ークを目指すとその途中で別径に合流する。右折するとSカーブでそのピークへ高度を上げる。その後は前項と
の重複を避ける。湯倉高塚山へ至る。
 復路では竹林の平地の西寄りを戻る。その平地の南西端から一段下って左へ折れる箇所、直進や右寄り方向
に浅い溝径や低い土手径などがあって誘われそうだ。金網に突き当たって薄い藪を縫って右へ下れば道路だ
が、これは薦められない。

B 道の駅おおたき たけゆらの里

 @−7 総元駅から黒原浅間山 1 ○140
 総元駅→0.30←黒原浅間山
 総元駅からから国道465号線を渡り、狭いアスファルト舗装の坂道の二つ目のカーブミラーが左側に建ってい
る丁字路を右折する。小十字路を左折すると荒神様参道の石段の下に出る。右側に山道があって、これに入
る。孟宗竹の林の原を左に置いた急斜面の肩を辿る。
 石段の上にある荒神様の社殿は改築され、その脇には熊野神社の石塔もある。敷地の奥右寄りに径があり、
石段からの径と合流して斜面の肩の径を進む。孟宗竹とスギが競合する斜面、孟宗竹を囲むフェンスの脇を進
む。これは直ぐに北端角に出る。枯れた倒竹が阻む傾斜が強まった斜面の先、ピークの広場にはかなり痛んだ
石祠と思われる石がある。下りに転じて最初の鞍部には東側に展望がある。二つ目の鞍部には4本に幹分かれ
た大木があり、その左下にある広い径に降りる。大木の西側には赤褐色の細い幹(ヒサカキ)が挟まれてい
る。広い径は前項の径の途中から来た径だ。
 この径は地形図では黒破線で示されたものだが、お薦めできない。

 @−8 総元駅から黒原浅間山 2 ○140
 総元駅→0.30←黒原浅間山
 総元駅から北へ進み国道465号線を渡る。狭いアスファルト舗装の坂道を道なりに進む。東電柱黒原159柱の
三又の所は左へ折れて、石垣を右手にして進む。カーブミラーが有って道路が右へ曲がる所、直進すると
砂利の道路になる。直進して直ぐ狭い右分岐がある。奇麗に手入れされた竹林を抜け造成主旨不明の大きな横
穴を見る。その西側の藪の中でフェンスに囲まれる。横穴入口左側の土手をフェンスに沿って上ると横穴の入
口上部でフェンスの途切れ部分に扉があって、これを開閉する。★以下前項。

 @−9 鍛治金山 ●138
 国土地理院の地形図ではこの附近に鍛治金山の記入があります。コンクリート舗装と未舗装の混じる林道が
通じています。
 東総元駅→0.10←浄水場入口・日枝神社→0.15←石祠のピーク→0.05←鍛治金山
 東総元駅から国道を東へ進む。浄水場の案内標識で左折すると日枝神社の参道、石段の前に出る。右手の
斜路は浄水場。左手のコンクリート舗装の斜路へ入る。右手は急な崖で2ケ所右後ろに岩段の細い分岐があ
る。この路面の傾斜が緩むと未舗装道になる。その後、道路の最高部と思わせる箇所になる。左手に小ピーク
があり、狭い踏み跡を辿ると小石祠の前に出る。明治24年(1891年)部田中の文字が読める。
 緩く下ると道路の左右が間知ブロックで固められた箇所を通過する。左右が切り通しになった右カーブ箇所が
最高所で切り通しを抜けた先で左側の踏み跡に入る。細い踏み跡の先はなだらかなピークで●138のものだ。
 その後、道路は小ピークの右側を巻くことが多く、下りが多くなる。

A三又浅間山 ○120
 総元駅→0.20←バス停下原→0.10←住宅地抜け→0.10←小分岐右へ→0.10←三又浅間山
 
総元駅から東へ進み、黒原交差点で右折、バス停下原へ向かう。バス停は丁字路で右折して鷲巣橋(わしずは
し)を渡る。住宅地を抜け(東電柱三又183柱)、幅広い未舗装道の左右は旧水田の竹林。じきに右手は切れ落
ちた急斜面にかわる。これが山にかわると溝径になって左に急カーブ、右手に狭い山道が分岐している。
 急な狭い径を進むと大権現の石碑が建つ。御岳山、石尊、大天狗、小天狗の文字と山包講の紋が見える。脇
には文政十二年(1829年)、別当延命寺ほか多数の文字が読める。更に急坂を上った山頂には社があったが
再建中だ。一段上には崩壊した石祠もある。西へ緩やかな尾根が下っている。ケヤキ、スダジイ、スギが太い。

B 妙見大菩薩の石碑 石階段

B寒山城跡
 道の駅おおたきとは国道を挟んだ東側の山中に城跡があります。寒山(かんざん)左近烝の城で、東西400
メートル南北200メートルの尾根筋だそうです。夷隅風土記203ページ。
 道の駅おおたき→0.05←階段→0.10←石碑南分岐
 道の駅おおたき→0.15←石碑南分岐
 石碑南分岐→0.35=0.25←桜の塚
 道の駅たけゆらの里おおたきから国道の東側を北へ進み、法面に切られた階段を上る。左右に小さな平地が
認められる幅の広い径を上る。水平になると、左手に小さな階段がある。その上には妙見大菩薩の石碑が立
つ。昭和2年(1927年)のものだ。わずか先に左分岐があって、石碑と同じ高さの尾根筋へ上がる。右下から
は薄い踏み跡が合流する。
 道の駅たけゆらの里おおたきから国道を横断、山裾南側の道を東に進み広い駐車場で左折、右端の斜路を
上る。右へ急カーブ、民家の裏側を進むと涸滝の先で左西へ急カーブする。直ぐに二又に出る。左は急登の小
ピークで総高さ70センチの石祠二柱が祀られ、もう一つ屋根石が転がっている。
 二又の右側は緩やかな登り。左下に沢の源頭部を見ると右手に小さな分岐があり、一段上へ上がる。
 分岐から一段上がると妙見菩薩の石碑の尾根筋との合流点で、右手へ向かう幅広い径がある。これを進む
と斜面の中段に馬頭観音菩薩の石塔が立つ。斜面の上部、孟宗竹と杉の混じる水平な尾根を進む。幅広い
尾根筋が痩せ尾根になって下る。この付近までが城域だ。
 その後は痩せ尾根と小ピークを繰り返して別径に合流する。桜の塚の北側、図根三角点のピークと竹林との中
間で、右へ上って図根三角点のピークへの分岐を左後ろに見送り、わずか南へ進んで桜の塚に出る。

C桃の井沢堰
 C−1 道の駅おおたきから桃の井沢堰
 道の駅おおたき→0.05←階段→0.15=0.10←右尾根先分岐点◆→0.10←南山斜路分岐点
→0.10←大分岐→0.05=0.10←三又分岐→0.05←桃の井沢堰
 道の駅たけゆらの里おおたきから国道の東側を北へ進み、法面に切られた階段を見送る。そのわずか北側の
水田と住宅に囲われた道路を右折する。東電柱八声113柱。幅のある道路は左へ折れるが、直進のコンクリー
ト舗装道路は金網のゲートに突き当たる。これを開閉施錠(鍵はない、閂とチェーン巻き)の後、東へ進む。遠か
った右手の谷は道路が左カーブをすると接近、右岸の道路になる。この谷が右へそれ、右側が尾根先に変わ
る所、コンクリ−ト舗装道路◆には道路横断の排水小溝が見える。道路の方は緩い傾斜で続く。「竹林」は害獣
避けのトタン板が囲っている。右カーブの位置でコンクリート舗装は尽き未舗装になるが、路面状態は非常にい
い。谷筋の切れ込みで左カーブしたあと、右側の山が低くなりかけた所、右後ろ方向に登りの斜路★がある。
その先で右側の尾根は無くなり、未舗装道が右に分岐しているが、これには入らない。
 尾根筋に切られた未舗装道は左右に緩いカーブを繰り返す。大きな分岐がある。左へ幅広い未舗装道が上っ
ているが、コンクリート舗装になった右側の急な下りの道路を進む。山裾にかわった道は「竹林」の三又分岐に
出る。右折した未舗装道の左側には川が見える。左カーブから桃の井沢堰の右岸側に上る。

B 総高さ70センチの石祠2柱

 C−2 桜の塚への径
 右尾根先分岐点◆→0.15←桜の塚
 右尾根先分岐点◆→0.10←南山斜路分岐点→0.10←桜の塚

 右側が尾根先に変わる所、コンクリ−ト舗装道路◆には道路横断の排水小溝が見える。尾根と右にそれた
小谷の造る斜面に踏み跡を探す。細い踏み跡が上っている。途中、左手の尾根筋に踏み替える。尾根筋は竹林
のトタン板の囲いに出るが、その端部から急な登りになる。径が左カーブする位置、右側の尾根には寒山城跡へ
続く山径の分岐がある。左後ろの分岐は地籍図根三角点の杭のある「盛り上がり」への径で、先ほどの急傾斜
の真上だ。緩やかな尾根筋は左へカーブすると、正面下りと右上りとの分岐になる。右側の上りは更に右へ曲が
って塚を巻く。桜木の塚の下には大字堀と読める杭がある。径は南へ緩い尾根筋で続いている。
 右側の山が低くなりかけた所、右後ろ方向に登りの斜路★がある。斜面をわずか登ると直ぐに緩い尾根筋の
登り径になる。左側に「界甲二九」と刻まれた杭を見たあと、下りに転ずる。やや急だ。尾根筋の鞍部■で左下
の巻き径へ下る。直ぐに幅広い尾根径を登る。正面下り、左上りの分岐に出る。左へ進んだ位置に桜木の塚
の下には大字堀と読める杭がある。
 逆方向のとき尾根筋の鞍部■を左上に見る位置では、これまでの径は右カーブ東方向に奇麗な径で繋がって
いるが、左へ踏み替えること。

 C−3 桜の塚南側の径
 道の駅おおたき→0.10←北側山道分岐→0.15=0.10←痩せ尾根分岐(交67)▼→0.05←
桜の塚
 道の駅たけゆらの里おおたきから国道を横断、山裾の住宅と水田の間の道路を東へ進む。道路の緩い右カー
ブの位置(東電柱大戸295柱のわずか東)に直進方向へ幅広い山道が分岐し、上っている。幅は広いが路面は
荒れている。左山裾からの湧水のある箇所から左へカーブ、傾斜を強める。右カーブして水平になると左丁字路
に出る。正面の細い径は避け、幅広い左へ折れる。その後左右に折れ曲がりを繰り返して高度を上げ、再び東
へ向くと右下りの斜面を水平に進む細い径になり、最初の痩せ尾根▼に出る。
 
痩せ尾根▼は東へ直進している。ここには(交67)の札、国調多角の白い杭7センチ角のほか複数の杭があ
る。ここでは左後ろの尾根筋、スダジイの大木の脇に細い踏み跡を求める。
 わずかな登りと右カーブのあと、水平の痩せ尾根径■になる。右へ小ピークを巻くとそれは塚で桜木とコンク
リート杭がある。「大字堀□..」は堀之内という北側の地名だ。塚の東側へ尾根径が続き、直ぐ東西に分岐して
いる。
 この痩せ尾根径■の左下に一段低く枯れ葉に覆われた「径」がある。

C 南山斜路分岐点 (右後ろ方向に登りの斜路がある)振り替えって見る。

 C−4 ●139ピークと炭焼き窯跡
 痩せ尾根分岐(交67)▼→0.05←●139ピーク下左折→0.10←炭焼き窯跡
 痩せ尾根▼は東へ直進している。直ぐに左側が山になるが、痩せ尾根と左山の地形が繰り返えされる。正面
の斜面に細い踏み跡、左へ折れる幅のある径の分岐が●139標高点の西側だ。二本の径の中央の斜面にケ
モノ径程度の踏み跡が登っている。ピークには「界甲二五」と刻まれた石標がある。
 北東へ向いた径は細い踏み跡を左右に分岐合流させるが、あくまでも直進性の高い幅のある径を選ぶ。右手
からのわずかな落石と古い倒木一本が径に横たわる右側のピークへは、その北東側の巻き尻から進むことが
できる。ほかにも左右に分岐する径が多数ある。いずれも「本道」と思わせるほど奇麗な径だ。
 径が右にそれた位置を見廻すと古い炭焼き窯の跡がある。その先も尾根筋と踏み跡は続くが、曖昧な広いピ
ークと薄い踏み跡に変わり下り径に転ずる。

D荒木根ダム 荒木根山 △157.8
 大日本國誌上総の国に、荒木根山について高さ600尺、東西2里、南北1里とある。この○180がその大きな
山塊の中央の頂のようだ。昭文社版千葉県道路地図平成10年(1998年)のものではこの位置に山名が書か
れている。但し同社の別の道路地図等では山名の記入はない。
 又、荒木根ダム南西1.5キロメートルのところにある△181.9を荒木根山としている地図を他書(失念)で見
つけた。
 山名は「あらきねやま」でいいと思う。東側いすみ市大野には荒木根の地名があり、南側勝浦市、市野川には
荒木根山□□という地名が多数有り、その読みはあらきねざん○○○○とされている。
 D−1 荒木根ダム
 道の駅おおたき→0.10←北側山道分岐→0.10←短大北門北丁字路
 東総元駅→0.10←河伯神社東十字路→0.10←石神交差点→0.05←山裾曲り→0.10←
短大北門北丁字路
 短大北門北丁字路→0.05←短大北門東側入山箇所→0.20←林道分岐箇所→0.05←滝原堰
→0.05←妙台橋→0.10←荒木根ダム堰堤左岸
 荒木根ダム堰堤左岸→0.05←野登橋→0.05←住宅地丁字路→0.10←宮下橋
 荒木根ダム堰堤左岸→0.05←堰堤右岸丁字路憩いの家前→0.10←
荒木根第三隧道西口→0.10←登山口→0.10←宮下橋
 
道の駅たけゆらの里おおたきから国道を横断、山裾の道路を進む。右カーブして向き直った丁字路が短大北
側の丁字路だ。
 いすみ鉄道東総元駅下車。国道465号線を南へ進んで踏切を渡り、東へ進む。国道297号線を渡る。住宅街
の道路は左手にクロガネモチの大木を、右手に八幡神社の小社を見る。ここの辻を右に曲がった先にはこの地
区の地名と同じ石神(石祗いしがみ)神社がある。山裾を進んだ先、左カーブした丁字路が短大北側の丁字路
だ。
 短大の北門の前を東へ進んで山道に入る。緩い坂の谷道が切り通しを抜けると左に分岐◇があるが、下り道
へ直進する。ダム湖の左岸になる。滝原堰への分岐、妙台橋の入口、柿木原隧道を潜ると、ダム堰堤左岸に達
する。
 荒木根山へは堰堤を東へ渡り、突き当った憩いの家で右折、万代沢随道の先の道路を左折、第三隧道を抜け
た先に登山口がある。
 又、堰堤左岸側の道路を下ると野登橋付近で対岸に川目上の滝を眺められる。右岸側からの道路を合流さ
せて宮下橋に至る。
 切り通しの東側左の分岐◇は未舗装道になり、続いてはいるが直ぐに尽きる。山径に変わり東西尾根に取り
付く。

 いすみ鉄道上総中川駅(トイレなし)下車、国道465号線を東へ約800メートル。丁字路大野入口交差点(信
号機に地名表記あり)を右折し、南へ主要地方道82号線天津小湊夷隅線を約4.1キロメートル。宮下橋の南詰
めには夷隅憩いの家と荒木根ダムとの案内標識があり、右折する。東総元駅からとダムまでの所用時間はほぼ
同じ。

C 桜の塚 南側の径から

 D−2 荒木根山 △157.8
 荒木根ダムとは尾根筋で一本東側に荒木根山があります。しかし、関係者以外の立ち入りを禁止しています
ので、以下の案内は読み物として行かないこと。
 宮下橋→0.10←登山口→0.20=0.15←荒木根山
 宮下橋の南側、県道を南へ進む。この県道が広い浅い谷から上りに変わる箇所、道路の東側にだけある歩道
の切れ間に幅広い未舗装道が開いている。車の進行は出来ない。道路反対側に歩道はないが、東電柱川目
279柱と東電柱川目280柱のほぼ中程。
 入って直ぐ右手に細道が分岐していてこれに入る。折り返して山腹を巻き、尾根筋を進む。尾根筋が左寄りに
なった先、一旦平地に変わる。筍農家の小屋がある。更に登ると右手に太目の木を見て平地に出る。筍農家の
作業場のようになっている。ここでは左へ進むが、これまでの小広い径は消え薄い踏み跡を辿る。再び平地に
出るが踏み跡は失せる。正面の斜面の左端を進むと傾斜を強めて、右寄りに溝径☆が現われる。その後は右
寄りの溝径は枯れ葉枯れ枝で進みにくいが、左寄り尾根筋は小枝が胸を突く。わずかな登りで三等三角点標石
の有る山頂に出る。南が広く、更に踏み跡は続いているが、深追いしない。
 下りのとき溝径☆から左へ振れ、尾根筋が盛り土の径になった最低部で、右下の平地に下ること。国土地理院
の地形図ではここが荒木根山だ。

D 荒木根ダム 妙台橋からダムの堰堤を遠望。

 D−3 荒木根ダム中央峰 ○180
 荒木根ダム堰堤左岸→0.10←妙台橋→0.05←滝原堰→0.25=0.20←
○180ピーク(ダム湖中央の小峰)

 ダム堰堤の左岸側の湖岸の道路を西へ進み、滝原堰を渡る。堰の正面には細い踏み跡があるが、これは急
で曖昧なので避ける。右西へほとんど水平な踏み跡を上下して進む。右下への下りと左上への分岐の箇所では
左へ上ると「三歩」で水平な平地に出る。左山側には炭焼き窯跡がある。ここで左へVターンする。東へ水平に
進む。左下にはケモノ径程度の狭い踏み跡が急斜面の下生えの中に見える。緩い登りの並木に沿った径を進む
と右側に小平地がある。そのまま緩斜面を進むと山桜の太い木もある。右に傾斜した踏み跡を進むと右上に山
桜の株わかれした太い木が見える。この附近で右手へ進むと、広い尾根筋に出る。下生えも少なく気持ちよく高
度を上げる。小さく右へ折れる尾根筋から幅広い水平な尾根筋を経て小さく登ると○180ピークに達する。展望
はない。北東側に急斜面、南側に尾根筋がある。太い木も目立つ。
 場所は大多喜町石神と同町久我原、勝浦市、市野郷の三つ境より若干ずれる。       房総丘陵 1000


C 桜の塚 桜木の根元 石標があって「大字堀、、、」と読める。堀之内の上部だ。