三石山 ●282 (みついし) 房総丘陵1000
大きな岩が観音堂を覆っています。山頂、奥の院の前には願掛けのハンカチが多数、結ばれています。
全山、車での登山が可能です。
県指定天然記念物。三石山自然林。
久留里線は久留里駅・上総亀山駅間の便数は少ない。上総亀山駅からのバス路線は廃止されました。
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| @ 観音堂と大岩 |
@亀山駅から表参道で
上総亀山駅→0.10←川俣神社
バス停笹→0.10←成田山別院→0.15←川俣神社
川俣神社→0.10←看板→0.15←隧道前分岐→0.25=0.20←東電柱三石151柱→0.05←
東電柱三石156柱→0.15←観音寺入口→0.10←三石山観音寺
内房線木更津駅乗り換え久留里(くるり)線上総亀山駅下車。駅前にはこぎれいな公衆トイレがある。駅前
を右へ折れると線路の終点を見る。広い道路に合流した先の交差点は藤林(ふじばやし)大橋の西詰めでこの
橋を渡る。川俣神社の先には亀山湖の入りくんだ水線を横断する橋が連続し、右手に草川原(くさがわら)公園
がある。
浜松町バスターミナル又は東京駅八重洲口前発高速バス、バス停笹下車。丁字路を東へ進む。亀山ダムを見
ると左手にかめやまやすらぎ館があり、広い駐車場と公衆トイレがある。川俣大橋の次は川俣神社の前で左から
藤林大橋からの道を合わせる。
千葉駅発高速バス、バス停亀山・藤林大橋下車。南東へ道路を進み、川俣神社の前で右から川俣大橋から
の道路をあわせる。
右手に草川原公園がある。駐車場、園地、小さいながらも奇麗な公衆トイレがある。その先の右手に三石(み
ついし)山観音寺の大きな看板があり、ここで南へ右折する。集落を抜ける道は狭いがすぐ二又に出る。標識が
あって左へ進む。民家も田畑もなくなり、道路が右へ曲がったところで、左側に道路が分岐している。今は裏参道
とされていた道路のトンネルが見える。林道草川原線だが、バリケードで閉鎖された。
道路は左へ曲がって先ほどのトンネルの上部を越え、更に右に曲がって高度を上げる。尾根筋になって、道路
に沿って駐車場が左右にある。新しい公衆トイレが右に、左に展望広場への階段がある。頂上には休憩舎もあ
り、周辺がよく展望される。片道わずかに2分だ。道路が下りになった先の右手には大山祇神社があり、更にそ
の先右手には観音寺入口がある。横断門は撤去された。
入口の向かい、左手の岩山には地蔵峠経由、元清澄山方面の山道の登り口が刻まれ、その先に公衆トイレが
ある。道路は直進し、大型バス用の折り返し場所を経て片倉ダムへ至る。
参道は車輌の通行可能な道路で、関係者の通行がある。山門の先に寺務所がある。その左手へ進むと、大き
な岩のかぶる観音堂がある。この岩が山名の由来だ。
観音堂の手前と奥の二ヶ所に、奥の院に通じる狭い径がある。手前の径は弘法大師像の脇から観音堂の裏手
を通る。奥の径は堂の左手から狭い岩の隙間を抜けて裏手へ回る。岩肌には小さく穿たれた龕が多数あり、石
仏が奉られている。急斜面の狭い径なので注意したい。二本の径は合流して奥の院の前に出る。全方向に好展
望が得られる。狭い頂上で、奥の院の前には金網が取り付けられ、そこには願掛けのハンカチが多数結ばれて
いる。
観音堂前の広場の奥には裏参道への道があり、時間によって開閉されていた。径が崩れて閉鎖され、こちらか
らの通行はできない。
A亀山駅から裏参道で
上総亀山駅→0.10←川俣神社→0.10←看板→0.15←隧道前分岐→0.30←小川横断
→0.20=0.15←(通行止め)三石山観音寺
上総亀山駅下車。駅前を右に折れ、藤林大橋を渡る。草川原公園の先、大きな看板があり、ここで南へ右折す
る。道路が右に曲がる所で、左側に道路がある。今は裏参道とされている道路で、トンネルの入口が見える。
ここで左に折れる。但し「道路の崩落のために車では三石山へは行かれない」という看板があって、通行止めに
されている。
始め右側に沢を見る。川廻しの河川洞で道路は川を渡り、その後はずっと左側に沢を見る。左側の山が急
な岩壁になって林の枝越しに黒い影を見せる所、左手に細い橋の分岐がある。道路はあとわずか先に続き道路
の終点に広い折り返し場・駐車場があるが、山からの崩落により道路は埋没して利用できない。(その後改修さ
れても、いつ繰り返されるかも知れないほどの急斜面だ)道路はその駐車場まで舗装されている。その先に細い
道があって、素掘りのトンネルの先、ゴルフ場とはフェンスで遮られいる。
細い橋を渡って谷筋の階段を登る。しかし、この先の径が崩れて通行止めにされた。(左手には三石山の垂直
かと思わせる岩壁が樹林越しに見える。大山躰光法子のお堂がある。階段が続き、登りきって小尾根の尾根筋
を左へ進むと、参道の門扉に着く)時間によって開閉されていたが、完全に閉鎖された)観音堂の前の広場の一
番奥に出られた。
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| @ 三石山山頂 奥の院 願掛けのハンカチ |
B片倉ダムから
バス停君津ふるさと物産館→0.05←片倉ダム→0.10←宮ノ下ピクニック園地入口→0.10←
南西丁字型分岐→0.35=0.30←観音寺入口→0.10←三石山観音寺
上総亀山駅下車。西側の県道24号線久留里街道を南へ約4キロ進む。房総スカイラインの丁字路(片倉)に
出る手前、150メートルの所にある東分岐に入ると、片倉ダムを右岸から眺め、片倉ダム(右岸サイト)を通り抜
ける。
浜松町バスターミナル又は東京駅八重洲口前発、鴨川駅西口行き高速バス、君津ふるさと物産館下車。
千葉駅発、鴨川駅西口・亀田病院行き高速バス、君津ふるさと物産館下車。
君津ふるさと物産館は「道の駅 ふれあいパーク・きみつ」で、広い駐車場(複数)と売店がある。僅か南側には
食堂とコンビニエンスストアもある。ここの北側にある片倉ダム(左岸サイト)から笹川湖=笹川の右岸側へ渡る。
林道片倉三石線の片倉ダムに近い所に宮ノ下ピクニック園地があって、ここにも駐車できるが、設備的なも
のは何もない。緩い登りの舗装道で、三石山観音寺表参道入口まで進む。右手南東にある丁字路はゴルフ場建
設中止の仮橋に至るもの。更に途中、未舗装の駐車場が左手にある。これは大型バス用の折り返し場所だ。亀
山湖ゴルフ場に近い所では、崖の成層にユニークなものが見られる。地層の緩い褶曲が、いくつもあるもの
だ。紅葉・新緑の時期は周囲の配色がいい。
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| D−1、2、3、4 加勢神社 |
C猪峯橋から三石山へ
上総亀山駅→0.10←川俣神社→0.10←看板→0.10←長崎十字路→0.20←猪峯橋
→0.25=0.20←展望の崖→0.20=0.15←●272ピーク
●272ピーク→0.10←東電柱三石151柱→0.05←東電柱三石156柱
●272ピーク→0.10←東電柱三石156柱
東電柱三石156柱→0.15←観音寺入口→0.10←三石山観音寺
上総亀山駅下車。三石山観音寺を目指す。看板の所で右手に見送り、更に東へ進み亀山大橋を渡る。神
納(かんのう)橋では旧河床の水生植物園を見おろす。
長崎十字路を南へ折れる。キャンプ場への分岐や貸しボート店の脇を抜け、折木沢(おりきさわ)橋を渡る。こ
れは長い橋で、崖の成層の模様が近くに見渡せる。
右手の小さな猪峯(いのみね)橋を渡ると、第二橋が右手にある。床面が一部腐食しているので注意したい。左
岸から左手の斜面を登るように薄い踏み跡を辿る。一段上は緩い植林の斜面だ。そのまま西へ進んで山裾の小
谷を進み、この尾根筋に上りつく。この尾根筋を乗り越す方向に左巻き径があるが、薄い踏み跡、狭くて急な直
登尾根筋へ進む。コンクリートの杭にはステンレス帯が巻かれ数字が入る。巻き尻が見えるので左巻き径を進む
と痩せ尾根には苔を見る。
緩い平面に出た所では斜面の右端を選ぶ。左側に小谷が喰い込んで、痩せ尾根になり右直登を選ぶ。北
側に水面と亀山坂畑が展望できる崖の上になる。尾根筋は左へカーブ、赤い杭もある。スギとツガが並ぶ急斜
面の後、左巻き径を見送って直登すると●272のピークに出る。
狭いピークには南北の尾根筋に踏み跡があり、西側足元に道路を見る。南側へ進むと巻き径の合流からモル
タル法面上部に出る。東寄り自然斜面の狭い径に移る。道路に出るとカーブミラーと東電柱三石156柱がある。
北側に下っても一段低い肩ピークを右寄りに下り、古道に合流して左へ折り返すと道路、東電柱三石151柱の
脇に出る。
舗装道路を南へ進めば左右に駐車場、展望広場の階段と公衆トイレ、大山祇神社の鳥居を見たのち、観音寺
の入口に至る。
折木沢橋の南詰め東側の斜面に小滝がある。
猪峯橋を渡らず、直進すると東大演習林のゲートへ至る。
上総亀山駅から長崎十字路までは藤林トンネル経由の方が若干近い。
D加勢神社へ
蔵玉トンネル付近は道路の改良工事により様子が大きく変わります。
D−1 林道から
上総亀山駅→0.10←坂畑公民館十字路→0.05←坂下橋→0.10←長崎十字路→0.20←
猪峯橋→0.05←オートキャンプ場分岐→0.05←林道加勢線分岐→0.15←加勢神社
上総亀山駅下車。長崎十字路を南へ進む。キャンプ場への分岐や貸しボート店の脇を抜け、折木沢橋を渡る。
右手に小さな猪峯橋が取り付いている。その先には亀山湖オートキャンプ場への分岐がある。更にもう一つ先に
林道の分岐が左側にある。林道加勢(かせ)線で、その分岐点の角には駐車できそうな草地がある。
バリケードで車輌の進入禁止が標示されている。林道はやや傾斜が急で、コンクリート舗装されている。左下に
はさきほどのオートキャンプ場が見える。左右にカーブを繰り返す。右にカーブして道路が水平になる位置、右手
に平地があるがその一番手前の。右手に金網に囲われた敷地の中に加勢神社がある。クスノキ二本が太い。
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| D−2 滝原の亀山神社 |
D−2 滝原公園から
長崎十字路→0.15←滝原→0.10←滝原公園→0.35=0.30←加勢神社
上総亀山駅下車。長崎十字路を東へ進む。広い新道が狭くなる所に滝原(たきはら)公園の標識があり、南
へ曲がる。この附近より東側も新道の工事が完成した。左手に泉滝寺(泉龍寺など混乱があった)の地蔵像を見
ながらそのまま進むと鳥居がある。ハンテンボク二本が太い。共に周長は4メートルを越えている。神門が左手に
あり、その中には御輿があった。これは寺だったときの仁王門だと聞いた。広い境内の亀山神社には杉が多い。
神門の前を通り抜けると、左手に滝原橋がある。小仁田(こんた)ほかもっと先まで径があるように書かれた標識
があった。滝原橋の先は一軒家で、枝沢に橋はない。(吊橋はなくなった)
左手に滝原橋を見送って道路を下ると、公園の駐車場に出る。滝原公園は広い芝生の広場と奇麗な公衆トイ
レと休憩舎が西側にある。滝尻橋の袂に川の右岸に下りられる階段があり、その下右岸に遊歩道がある。釣や
川遊びができる。但し水流の屈曲部には一部深い所もあるので、注意が必要だ。遊歩道はかなり北側まで延
びている。岩瀬の急流が見られる。滝原橋の附近、かつて全川幅段差をもった「滝原不動滝」が、亀山ダムによ
り水没したものだ。
駐車場の外れの滝尻橋を渡った対岸からジグザグ径で尾根筋に取り付く。これを渡った対岸からジグザグ径で
尾根筋に取り付く。杉林の平地が雛壇状に径の左右に展開している。荏柄(えがら)城の跡地かもしれないが、
城跡は別所にある。城跡なら曲輪、一般的な地形なら水田跡だ。杉の枯れ枝を踏みながら進む。溝と土手の並
ぶ径でやや左へ巻いて行く。正面に更に高いピークが見えるが、近づくにつれ径は左へ巻いていく。左手が急に
開けて東側が眺められる。古い標識があり、やや遠い地名が記されていた。ただ、加勢が近いことだけは確か
だ。下り出してすぐ痩せ尾根になる。その径も笹が狭めている。十字路に思える紛らわしい所に標識杭がある。
西側に尾根筋を巻いて広い径になるが、竹が径を覆って通りにくくなる。竹でや低木で身動きのきかない径で十
字路になっている。右前方の白いガードレールを目指して進むと、林道に出る。林道のカーブ地点の内側に金網
の扉があって、その中に加勢神社がある。
国道465線折木沢の東側、道路北側の山への径がある。日の森山の標識があり、石祠が並ぶ。稲荷大明神、
金刀比羅宮、大山祇神と書かれた札が立っていたのだが、日月六臂の庚申像の脇にあった大山祇神の札と共
に片付けられている。
D−3 加勢神社から向山 △351.2
加勢神社→0.25=0.20←向山
退避場分岐→0.15←橋脚
加勢神社の南側は道路が右西へ緩く登っている。西へ進んだ道路は、左へ急カーブして東へ向き直る。右手
一段上には建物が見える。道路の退避場の箇所に右南側への分岐があって、これに入る。右へ曲がって西へ
向いた道は丁字路に出る。右に1本道が、左に2本道があって、左の道の内、登りの径を進む。尾根筋を越える
と「ちば四季彩の森」の看板のある分岐に出て右へ進む。径が高度を上げ、左手に置いた尾根が低くなると、そ
ちらからの別道が合流する。南側には左右東西に長くピークが横たわっている。南側の分岐を右へ進むと尾根
筋と径が合流した三又で、東へ折り返して三角点のあるピークに出る。南側の分岐を左へ進むと、緩く下って溝
径に変わった所、鳥獣保護区の標識がある。ここで右側の尾根筋へ入る。踏み跡は薄いが下生えも薄いの
でわずかな登りでピークに至る。ここからは富士山も見えると伺った。三等三角点加勢。
周囲に分岐・踏み跡が多いので不用意に進み込まないこと。シカ、イノシシなど野生動物が多いので、物音に
気をつけて周囲に気を配りたい。
この附近より南側は東大千葉演習林の範囲なのでこれ以上は進まないこと。
道路の退避場の分岐点のわずか先が林道の最高部になり、その後は下りばかりでカーブの多い道路が続く。
左手に尾根西面の道路を遠望したのち、広場に出る。工事中の橋脚を見る。深い谷の向いにも橋脚が見える。
| D−2 滝原公園から滝尻橋を渡る。その橋の南端 |
D−4 林道小仁田線と林道加勢線 ●308ピーク
蔵玉トンネル南新道との分岐→0.10←門生橋→0.20=0.15←小分岐→0.05←小仁田大橋
→0.10←左小径分岐(東電柱折木沢64柱)→0.05←小仁田(熊野神社)→0.05←
林道加勢線分岐→0.10←林道小仁田線終点→0.05←六〇標杭小仁田歩道→0.05←
●308ピーク
蔵玉トンネルン南新道との分岐(東電柱蔵玉32柱)から西へ進んだ道路が下ると門生橋(かどうばし)を渡る。
川原には岩が眺められる。集落を抜けて林の中の道路になり、谷の左岸側を登る。小仁田隧道の入口には小
仁田林道の表示がある。
川原まで大きな高低差のある小仁田大橋の西詰めには左岸に接続する小枝沢がある。但し本流へは降りられ
ない。左へカーブする箇所で道幅が非常に広い箇所がある。その先、令和元年(2019年)9月の房総半島台風
による大規模な法面崩落の場所があったが、1年近くを経て開通した。東電柱折木沢64柱の附近では東側の林
の斜面の中に古い川廻しへの径がある。
右手に畑が広がる左手の階段の上が熊野神社だ。右手に林道加勢線が分岐している。更に直進すると緩い
登りが続いて舗装が尽きて暫く進んで終点に至る。右後ろの尾根筋には北側からの尾根筋に踏み跡★が見え
る。終点の平地の南側は低い山崖だが、わずかにかわすと尾根筋に踏み跡が下っている。
この附近より南側東側は東大千葉演習林の範囲なので、これ以上は進まないこと。
林道終点の平地右端には細い踏み跡★を付けた尾根筋が下ってきている。今来た林道とは戻り方向になるが
これを登る。尾根筋少々で急斜面の下で左巻きの水平路を進む。2本のコンクリート杭の一本からは六〇の文
字が読める。西側には東大演習林の小仁田歩道の標識が立派な歩道に設置されている。この歩道を尾根筋の
西巻きのまま北へ進むと東大演習林の大きな看板の前に出る。今来た歩道は演習林のものだ。
径が浅い切り通し▼になったところで左手の尾根筋へ上る。●308ピークへはわずかだ。ピークの標石の裏側
から北へ下ると尾根径を経て林道加勢線に至る。
浅い切り通し▼をそのまま進むと●308の北東側を巻いて尾根筋に合流する。
林道加勢線分岐→0.05←切り通し→0.15=0.20←橋脚
右手に分岐している林道加勢線はZカーブしたのち、西側にあった尾根筋との切り通しになる。この切り通し◆
の南北の斜面には丸太の手摺りの付いた階段があり、どちらも尾根筋へ登られる。
切り通し◆から道路は北へ向き最上部から下りに変わる。このとき右手東側の尾根筋が低い。黄杭の附近か
らこれへ入るとわずか登って南北に走る尾根筋と奇麗な踏み跡に出る。林班界標識も境界見出し標もある。又、
この附近、道路の東側の展望がいい。
北へ下る道路は左へUターンして間もなく西へ向きを変えると工事中の橋脚を見る。深い谷の向いにも橋脚が
見える。
切り通し→0.20←●308ピーク
切り通し◆の南北の斜面には丸太の手摺りの付いた階段がある。草や小枝倒木苗木をかわして南側の階段を
登る。尾根には複数の踏み跡が並行している。尾根筋かそれに近い方の踏み跡を選んで緩い傾斜を登る。幅の
広い尾根になったあとでは、その後の狭い尾根筋の位置に注意する。正面のピーク■を直登すると農科大、小
仁田と刻まれた石標がある。もう風化して石に戻りかけた石祠もある。●308のピークだ。モミ二本が太い。東西
に尾根筋があるが、東側の尾根筋はすぐ右カーブ、南へ続く。
西側の尾根筋は平地を休憩場所に使用できるほど広いがそれ以上は進まない。
正面のピーク■を東へ巻くと右からの径がカーブする箇所で合流し、東大演習林の大きな看板の前に出る。
| D−4 小仁田大橋 東側から |
D−5 小仁田大橋の川廻し径
小仁田林道は小仁田大橋で四郎治沢を渡るのですが、この橋の南側には川廻しの径で対岸に渡ることが出来
ます。西岸側では旧来の路が崩落しているためにわずか迂回して登ります。
門生橋→0.20=0.15←小分岐→0.10←旧河床北寄り→0.25=0.20←
林道合流(東電柱折木沢64柱)→0.05←小仁田(熊野神社)
門生橋、小仁田隧道を経て西へ進んだ小仁田林道は緩く下り始めて右へ急カーブする。
東電柱折木沢218柱の先で左へ登る。境界見出し標の赤い杭が見える。左へ曲がって左山の狭い水平路の
先、水田跡の植林地内の広い未舗装道を南へ進む。★
東電柱折木沢218柱の先、カーブミラー、東電柱折木沢219柱で左へ登る、小幅の未舗装道が植林地の手
前を左へ曲がり、山裾を南へ進む。左寄りに進んで広い未舗装道に合流する。★水平な植林地が段を造って
いる。小広い道は右へカーブ、下りかける☆と小沢の右岸の路になる。右側の小山が低くなると「痩せ尾根」筋
の水平な路になる。
小広いカーブが下りかける所☆、右側の水平な植林地の左端に移ると一段下の三角形の平地に馬頭観音
像と地蔵菩薩が奉られている。下りの溝径が左端にあり、急な斜面を下ると「痩せ尾根」に合流する。
ここが川廻しの河川洞が貫通している箇所で、南北に川筋が見下ろせる。尾根筋が下りかけるとSカーブで
北斜面の狭い径になって旧河床の北寄りに降りる。
旧河床をわずか東へ進むと本流の左岸に出る。新旧河岸の高低差が小さいので斜面を選べば容易に河床に
降りられる。河川洞はわずかに曲がっているので下流へ進んで砂利の川原を中ほどへ進むと縦長のトンネル、
垂壁が見られる。
旧河床の西寄りの尾根先山裾を南へ進む。この附近の西側の岩肌は枝沢の涸れ滝を見せている。その左岸
側に古い斜路があったものが、浸食により通行不能になった模様だ。
旧河床の南端、小さな廃トンネルの口を見せる土手に登る。この土手の東端では河川洞に入り込む水流が
見られる。西側からの小沢になりきらない谷の斜面にケモノ径を繋いで高度を上げる。北寄りに廻り込んで幅広
い砂利の河床の右岸側に出る。
この砂利の川原の北左岸には東へ下る小幅路があるが、途中で切れ落ちている。
川原の上流右岸側にSカーブを見せる溝径を進むと,Sカーブを繰り返して林道に出る。東電柱折木沢64柱。
林道を南へ進んで少々、小仁田の熊野神社に至る。
| ○ 月山橋と階段 |
D−6 滝原公園から小仁田へ
長崎十字路→0.15←滝原→0.10←滝原公園→0.10←徒渉四郎治沢左岸上り口
→0.40=0.35←は小班K228標→0.10←痩せ尾根鞍部→0.25←幅広鞍部※→0.10←
切り通し→0.05←林道三又分岐(加勢線・小仁田線)→0.05←小仁田(熊野神社)
切り通し→0.15←幅広鞍部※→0.05←●257ピークK22
滝原公園、滝尻橋の袂に川の右岸へ下りられる階段があり、その下右岸に遊歩道がある。遊歩道はかなり北
側まで延びている。滝原橋の附近でこの小櫃川を左岸へ渡り、わずか下って支流四郎治沢の右岸からこの沢に
入る。右ひだりにカーブした後、左岸に登り口がある。慎重にスタンスを選ぶ。
左岸に沿った坂径は右カーブから左右にカーブを繰り返し、溝径になって杉林の平地に上りつく。緩い傾斜の
平らな杉林の中、踏み跡を辿る。左へ曲がって傾斜を強めるが、幅広く浅い溝径に変わりかける。この先この溝
径でいいのだが、右岸相当の土手に上って狭く深くなる溝径と斜面全体を眺めながら進むのがいい。断面V形の
溝径が三又になって左右に分かれる。左に分かれた溝径に一旦下りて、その溝径の左岸相当を進む。溝径は浅
くなり普通の踏み跡に変わると、右側から幅のある径が合流する。先ほど右へ分岐した径が右手かなり遠方を迂
回してきたものだ。斜面の左寄りの溝径になって登る。左手の土手上にモミの木が太い。周長3.5メートル。右
側斜面上に半分根を見せながら3.1メートル、若干西に離れた平地に3.1。計三本。杉の林の緩い傾斜の北
の端部で、焼炭の防腐処理された木杭を見たが、勘違いだろうか。径は枯れ葉枯れ枝に覆われている。境界見
出し標等の建つ位置から見渡すと緩い傾斜の広い杉林の斜面の中、複数の溝径がある。ここでも正面のV型溝
の右岸相当を進む。溝径自身は枯れ枝や枯れ葉で覆われて進みづらいのと、何よりも全体が見渡せない。小尾
根筋を乗り越す小峠状態に変わる直前で3本の径が合流する。尾根筋の西右側の巻き径になる。赤い杭にはK
の100番台の数字が読めるのだが掠れや欠字などでうまく読めない。
小尾根先を左へカーブする箇所にK228の杭と「は小班」の標柱が建つ。尾根筋側一段高い位置にはモミが太
く3.7メートル。その後南北の巻き径は右へカーブし、西へ向いてすぐに左カーブ、南北径になるというパターン
が繰り返される。径が巻き径に変わる位置左右にモミが二本2.5と2.4、やや細かった。左手の土手の上に
3.0。この付近で径は右カーブし、左カーブの径に沿って2.7メートル、わずか東側に一段高く3.1メートル、半
分根上がり状態でもっと太いつもりが測定位置からしてそんなものだ。K227標。
痩せ尾根に差し掛かる。その南端にK867の標識があった。日当たりのいい草の径は林に変わる。左手は緩
い傾斜で林の斜面が下っている。右へカーブする箇所には境界見出し標があった。緩い斜面には複数の溝径が
分岐しているように見える。中央を選ぶ。小尾根の乗り越しの位置で合流する。西巻き径が凹部で右カーブ、凸
部で左カーブ。この左カーブの附近では「未舗装道に轍がない」と勘違いしそうなくらい幅もある。西側遠方には
加勢林道の一部が見える。南側への巻き径は徐々に狭くなって、人幅の径になる。
左側の尾根がなくなり、左東側が幅広い鞍部▼になっている。ここでこの鞍部の東端から北へ尾根筋を登れば
●257のピーク、K22標に至るが、東側は倒木崩落の為に展望がいい。これは単純に往復がいい。
幅広い鞍部▼からは尾根筋の西側肩の巻き径を忠実に進む。右下に加勢林道のこちら側の舗装面が見える
ことがある。緩く上った巻き径の左手の尾根筋が低くなったところ、954に小班の標識柱の位置で尾根筋に変わ
る。尾根の東側に変わり、もう一度同じ「に小班」の標識の先、階段を下りて加勢林道の切り通し◆へ下る。
階段の草が手を切るので左の急斜路を下ってもいい。西巻き径が尾根筋に変わる附近で西側の舗装道路に
下りても高低差は少ない。西側に展望がある。
尾根筋を北側へ忠実に進んでも幅広い鞍部▼に至るが、特徴的なものはない。
切り通し◆からは加勢林道を東進、小仁田林道を北進。小仁田の住宅もある熊野神社の前に至る。
| ○ 月山公園から湖岸を見ると枝越に鳥居が見える。 |
E東京大学千葉演習林 柚ノ木歩道
東京大学千葉演習林は君津市と天津小湊町(平成17年・2005年2月、合併して鴨川市)にまたがる2,170ヘ
クタールの演習林です。森林、林業に関しての教育、研究が行われています。関東ふれあいの道以外の演習林
内の立ち入りは許可制になっています。一般公開が新緑と紅葉の時期を選んで実施されていましたが、台風の
被害の復旧困難のため永く閉鎖されています。以下はその被害前の様子です。
折木沢、黒滝から猪ノ川林道へ、地蔵峠から柚ノ木歩道へ入林できます。前者は一般向けコースとしての往復
コースです。両者を通して健脚向けコースとして、地蔵峠から更に三石山または元清澄山(もときよすみやま)へ
も抜けられます。
一般公開に合わせて入林するのも、各種の制約がつくので注意したい。前もって公開日を問い合わせる。平日
の9時から5時までの間に電話するか、ホームぺージにアクセスすること。当日の入林は午前9時から午後4時ま
でで、柚の木歩道については更に早い時間に締め切られます。悪天時には公開が見合わせられることもありま
す。最近は公開される日が少ない。当日の雨天はもとより、コースの整備が間に合わないほどの被害を生ずる
荒天が多いそうです。
@入林に際して記帳をすること。
Aインストラクターの注意指示事項に従うこと。
B駐車場は全然無い。
C自転車-オートバイも乗り入れ禁止である。
D公開にあわせて各所にトイレが仮設される。
E林内は禁煙である。
Fお弁当広場として、休憩箇所が指定されている。当然、ゴミは持ち帰りだ。
G林道、歩道以外のところに立ち入らないこと。
H動植物を取らないこと。
林内の各所にパネルが掲げられ、動植物の生態についての解説などがなされています。インストラクターから
研究成果や演習林のことなどが説明してもらえます。激しく侵食された沢筋の奇観と林相(新緑-紅葉)とが楽し
めます。
東大演習林の周囲の尾根筋はハイキングコースになっています。これらには、アルファベットに数字を加えた境
界石が50メートルまたは100メートルおきに埋設されていますので、よい目印になります。但し、径は細かいピー
クを左右に巻きますが、標識は尾根筋に忠実に埋設されていますので、その違いだけは承知しておきたいもので
す。
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| E 黒滝ゲート 1 |
猪ノ川、黒滝ゲートから地蔵峠へ
長崎十字路→0.20←猪峯橋→0.05←オートキャンプ場分岐→0.05←林道加勢線分岐
→0.15←黒滝の先のゲート→0.30←柚ノ木歩道入口→0.25=0.20←地蔵峠ゲート
上総亀山駅下車。藤林トンネルをくぐる。坂下橋を渡ると道路は南へ向き直る。長崎十字路を直進する。亀山
湖南岸のこの付近までにあるよその公園の駐車場を利用して、駅から歩くのと同じくらい歩くことで計画すれば、
車輌の駐車場に不自由は無い。亀山湖畔には各所に公園があり、駐車場と公衆トイレもある。この先には、わ
ずかな駐車場しかない。車輌による接近は遠慮したい。
キャンプ場への分岐や貸しボート店の脇を抜ける。このボート店の駐車場にはトイレがある。すぐ先が折木沢橋
だ。亀山湖に流れ込む小櫃川の曲部に掛けられた割りと長い橋で、湖岸とも河岸とも言いがたい成層の岩肌が
見られる。猪峯(いのみね)橋の先にはオートキャンプ場への分岐が左側にある。また更にもう一つ先にも林道の
分岐がやはり左側にある。車がこれ以上先で、転回できるところは無い。公開時はこの付近に車輌通行止めの
標示ををしている。その先にゲートがある。職員及びボランティアが、折木沢方面からの見学者の記帳を受け付
けている。素掘りのトンネルを潜り抜けると、右手の川に滝が見える。黒滝だ。川幅一杯、黒い岩肌に水流が広
がっている。角度がいま少しよくないのと、けっこう木々が多いので、そんなによくは見えない。この先に再び東大
のゲートがある。普段は関係者しか入らないだけあって、こざっぱりとした奇麗なコースになっている。右岸の道
が川廻しの河川洞で左岸に変わる。左岸の時、右側の山の裾に用水路が見られる。かなり上流で川の水を引
き、小さなトンネルやU字溝を思わせる形に砂岩を穿ったものだ。他の地方ではそう見られないものだが、房総
では各所で見られる。
径にも川にもトンネルがあって、これが並ぶ。他所ではなかなか見られない奇妙な景色が見られる。河床の下
刻の様子も奇麗な水を通して見られる。お弁当広場に指定されているのは河岸への段差が斜面になっていると
ころで、その河原に下りたところだ。
左岸の径の途中に記帳所が設けられ、地蔵峠方面からの入林者が記帳する。猪ノ川林道はまだまだ続いてい
るが、一般公開ではここまでで、往復して帰るか、柚ノ木歩道へ入ることになる。
柚ノ木歩道は登りの山道で、「二段試験林」があり林内の小分岐が所々にあるが、濃い踏み跡から分かれて、
右に分岐すべきところには標識がある。これを登る。径は痩せ尾根をまじえた尾根筋の径になる。小ピークには
巻き道があって、右手の谷越しの尾根筋には逆方向に進む人影が見られる。深い侵食の谷を挟んで尾根筋が
曲がりくねっているので、部分的には逆方向になってしまうからだ。地蔵峠には職員がいて、ここからの入場者に
挨拶をしている。時間外、公開日以外のゲートは閉鎖だ。
地蔵峠から左南側は元清澄山へ。右北側は三石山へ。三石山から元清澄山のコース案内は(元清澄山A三
石山・地蔵峠から)へ。
道路のトンネルが隧道なら,川のトンネルは河川洞。川のトンネル「河川洞」は房総丘陵では珍しくない。
令和元年(2019年)の台風直撃により加勢林道分岐より南は進入不能になり、こちらからの公開は当面され
なくなった。
F愛宕神社 愛宕山 ○160 蔵玉城跡・亀山城跡
圓蔵院入口看板の丁字路→0.10←愛宕神社
国道465号線は改良工事が完了し、広い道路になった。圓盛院の案内看板があり、ここには県有形文化財
指定の木造虚空蔵菩薩立像がある。東側の熊野神社とともに亀山城跡の遺構だとされている。
蔵玉郵便局の丁字路から北へ旧国道を進み、郵便局旧局舎向かいの角で右へ曲がる。左側に
建つこざっぱりした二階建て住宅の裏手から、畑の脇の小径に入る。防犯灯5−1304。階段を上ってさらに進
むと路地のカーブ地点に取り付いて右へ曲がる。東電柱蔵玉142柱の附近から民家の西側の狭い径へ入る。
愛宕神社社務所の前に出る。御輿が表から見られる。途中に5ヶ所踊り場のある急で長い石段の参道が、一直
線に延びている。山頂には三柱の石祠が並んでいる尾根筋にはさらに踏み跡がつながり、アンテナ鉄塔の先に
のびている。蔵玉城跡の主郭はこの先だろうが、下生えに阻まれる。
釜生(かもう)集会所に接して徳本名号塔がある。
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| E 東京大学千葉演習林 黒滝ゲート 2 秋の一般公開 |
G荏柄城跡 ○170
滝原橋の南にも曲輪を思わせる雛段状の平地が山道の左右に展開しています。これが荏柄城跡かとも思われ
ますが、源之丞橋の南には荏柄城跡があり、この城域の南は加勢方面と繋がっています。
長崎十字路→0.10←国道から分岐→0.20←源之丞橋→0.25=0.20←荏柄城跡
長崎十字路の東、国道を左手にして、右側に道路が分岐している。これに入って直ぐ右折、南へ進んで丁字路
に突き当り、西へ右折。わずか進んだ所には防火水槽があり、その先で左へカーブして行く。火袋のない石灯籠
が左手に建つ農道から水田の脇を進むと、害獣避けの電気扉があり、これを開閉する。右下は亀山湖の水面で、
幅広い斜路を下ると源之丞橋の西詰めに降りる。左後ろに溝径が合流している。防火水槽のある丁字路で南へ
進み、民家の玄関脇から梅林、急斜面の切通し、左山肌からの崩落の径が埋って、この位置に達する近道だ。径
の崩落もあるので、これは避ける。
橋は昭和53年(1978年)竣工という看板のある頑丈な鉄骨のもので、幅の内法が1.5メートル、長さは約100
メートルだ。亀山湖の水面とこれを挟んだ湿地と垂壁が見え、思う沢(オモウ沢)からの水の落下も見える。
緩い登りの幅広い径はカーブして高度を上げる。二又の左直進は狭い急登で、右側の幅広い溝径を進む。これ
が左カーブすると、その左側は杉苗木の水平な雛壇状になっている。曲輪を思わせる地形だが、単なる水田跡か
も知れない。右側はオモウ沢の谷を見下ろす崖になっている。その後、急斜面の林になって踏み跡が薄らぐが、
右寄りに薄い踏み跡が繋がる。尾根筋に登り着くとモミの大木(幹周り4.0メートル)が連続して2樹。その後の
急登で山頂の肩に出る。南北に長い水平な平地の右西端踏み跡が続く。浅い曖昧な切割りの付近が、滝原橋の
真西の位置だ。その後わずかで、尾根筋の平地は急登の尾根になる。ここが荏柄城跡の城域だ。炭焼き窯の跡
らしき地形もある。標高にして170メートル付近だ。標高200メートル以上の尾根からオモウ沢の西側へも城域
は続き、その尾根には三山石碑が建っているという。
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| E 東大演習林 河川洞と道路の」トンネル。 府馬清氏が著作の中で蛇頭洞と 名付けたもの。 |
H高水城跡 ○110
上総亀山駅西側500メートルほどの位置、高さ110メートルの山が、県教育委員会の調査報告書では(亀山
城跡候補)高水城跡とされ、図示されています。
上総亀山駅→0.10←高水自治会館・不動堂附近→0.10←三叉→0.10←水田脇入口→0.05←
山頂
上総亀山駅→0.10←高水自治会館・不動堂附近→0.10←山頂
水田脇→0.10←高水自治会館・不動堂附近(休耕田経由)
駅から西へ進み、高架の下を左折し高水第三踏切を渡り、突き当たりの三叉を左へ下る。又、上って水田の
脇に出る。道路が緩くクランク曲がりするところ、藪に小さな入口がある。小径を登って直ぐに尾根筋の十字路
に出る。左折して植林の中の緩い登りを進むと、最上部に出る。北東側にやや狭い尾根筋がある。高水自治会
館と不動堂がある分岐だ。高水第三踏切を渡り、突き当たりの三叉を左へ下る。又、上って水田の脇に出る。
道路が緩くクランク曲がりするところ、藪に小さな入口がある。小径を登って直ぐに尾根筋の十字路に出る。左
折して植林の中の緩い登りを進むと、最上部に出る。北東側にやや狭い尾根筋がある。
高水自治会館と不動堂の東側、国道の高架橋高水大橋の東詰め、南側に高水城跡の山が切られたセメント
の法面がある。その東端、潅木の中に赤い境界杭があり、狭い切り開きの踏み跡が登っている。一段登ると平
地に出て曖昧な踏み跡しかないが、一旦狭い尾根筋になって頂上に至る。
遺構はこれらの径からはわからない。曲輪、腰曲輪、空堀、土塁があるという。
尾根筋の十字路を直進すると東へ下る。休耕されて長いと思われる水田脇の水路を仮橋★で渡る。右南へ進
めば水路は自然の小川の河原になる。用水路が橋になってこの小川の上を横断している。小川の右岸は垂直な
崖が切り立っている。小川の水流は小櫃川本流へ落差をもって落ちている。用水路はこの小川の左右の山裾と
もトンネルだ。(この滝は亀山ダム西側行き止まりの道路−狭い舗装道路へ左折−未舗装道を右折北へ−林の
中へ入って東へ下る−堤防のアルミ梯子−河原を西へ進んでも、高い岩壁が濡れている右岸を眺めるだけで、
滝とは認めがたい。
仮橋★から左北へ進めば小さな河川洞を見たあと、右岸へ渡る。コンクリート舗装の急坂を登って高水大
橋の東詰めに至る。 房総丘陵 1000
| H 国道に面して圓盛院入口の看板が建っている。この附近国道は「改良」された。 |
| D−5 小仁田大橋上流の川廻しの「河川洞」を四郎治川下流側から |
| D−5 小仁田大橋上流の川廻しトンネルの上部の石仏、 左馬頭観音菩薩、右地蔵菩薩。 |