石尊山 1160

全般 △347.6               房総丘陵1000
 石尊山(せきそんさん)の山頂には石祠が三つ並んでいます。三角点は天狗のその僅か東ります。表参道のほ
かに裏参道として、沢山の径があり、四方から登山道が取り付いています。山頂付近に径が多くて、まごつきや
すいです。山の形全体に対する径の位置を推理して進まないと、迷ってしまいます。東側には鉄塔が計3本建っ
ています。また、麻綿原(まめんばら)までの長い尾根歩きも出来ます。山頂には石段があり、これが黄和田(き
わだ)畑側に向いています。(× しゃくそん)
 春日神社の大杉。バス停黄和田車庫・黄和田畑から東へ坂道を上ります。素木鳥居の先に石段が二つ延びて
います。左の石段の先に大木が数本あります。スギ。高さ38メートル、幹周り6.09メートル、樹齢600年。多
数。ほかにイヌシデ等。
 君津市指定文化財 木造十三仏像 バス停黄和田車庫の北側の黄和田畑新道分岐点旧道側北寄りの)三佛
堂。
 JR久留里線は久留里駅・上総亀山駅間の便数が少ないので事前に承知しておかねばなりません。
 上総亀山駅からの香木原、黄和田車庫、七里川温泉の民営バス路線は廃止され、自治体の委託するコミュニ
ティバスになりました。早朝の便は前日までの予約によるデマンドバスで、そのあとの便は従来どおりです。今後
も変遷があるかも知れません。このバス停からの案内です。

@ マテバシイの樹林と孟宗竹に囲まれた径の途中に、休憩場があります。
この写真は古いもので、今は腐ってしまい座ったら折れてしまいそうです。

@七里川温泉から
 バス停黄和田車庫・黄和田畑二又→0.10←国道県道分岐点→0.10←
七里川温泉・バス停七里川温泉北側→0.30=0.25←石尊山
 JR内房線木更津駅乗り換え久留里(くるり)線終点、上総亀山駅下車。黄和田車庫行きバス、又は七里川温
泉行きバス。終点下車。バス停黄和田車庫下車。国道465号線を東へ、その後南へ計約4.5キロ進む。黄和
田畑では新国道が北東へ、旧道が北北西に分岐している。ここから国道465号線のまま南へ進む。国道が東へ
曲がるところで、右よりの主要地方道81号線で清澄(きよすみ)方面南へ入る。
 ここには竣工記念碑という大変立派な石碑がある。林道小原(こばら)線のものだ。西へ下って5分ほどで小原
橋がある。七里川オートキャンプ場の場内七里川右岸の岩壁に雨恋い?(雨乞い)の滝がある。
 81号線へ進んだ七里川(しちりがわ)温泉の建物の北側に、石尊山登り口の標識がある。車のとき、温泉の向
いには温泉の有料駐車場がある。その先の路肩に充分広いところがある。そこにはバス停七里川温泉もあり、
北へ若干戻る。
 建物の北側の細い道路を入る。網の張られた畑地に出たところで、右に曲がって山道に入る。マテバシイの樹
林と孟宗竹に囲まれた径の途中に、休憩場がある。標識に従って、径は左へ曲がっていく。分岐が二つ、右側に
並んでいるところでは、先の分岐に入る。苔生した石灯籠があり、急な石段がある。石段は、だいぶ風化して丸
くなっている。急傾斜でもあるので、気をつけたい。
 石段は石の祠のある頂上に登りつく。左手前に大天狗の祠。中央で大きいのが大山阿夫利神社。右後が小天
狗の祠。その右側に札郷方面、右下への下り径がある。尾根筋で東へ十数メートル進んだ先には三角点があ
る。更に東へ進めば左に北側からの裏参道がある。更に直進すれば鉄塔の脇からコンクリートの舗装道にな
る。山頂付近にはこの他に多数の径が輻輳しているので、注意が必要だ。

A黄和田畑からトンネルの上へ
 バス停黄和田車庫・黄和田畑二又→0.10←国道左折点→0.20=0.15←
トンネルの上の尾根→0.20=0.15←石尊山
 上総亀山駅下車。黄和田車庫行きバス、又は七里川温泉行きバス。終点下車。バス停黄和田車庫のとき国道
465号線を東へ、その後南へ計約4.5キロ進む。新旧国道の分岐点、黄和田畑から国道465号線のまま南へ
進む。国道が東へ曲がるところで、そのまま左よりの国道465号線で大多喜、大原方面へ入る。バス停七里川
温泉下車。県道を北へ進み、国道を東へ進む。
 トンネルの手前左手に、石尊山への標識があり、これへ入る。尾根筋を一つ右側に踏み換えて高度を上げる
と、たちまち尾根筋に着く。尾根筋で右へ折れる。小ピークを巻いて進むと、植林の中に出る。分岐に標識があ
る。直進して表参道で進めば、左に苔生した石灯籠と、風化の進んだ急な石段の前に出て頂上に至る。
 植林の中の分岐を左折して裏参道で進めば、植林の中から頂上三角点のさらに東側に登りつく。今来た径
が、北口だと標識がある。
 トンネルの上に古いトンネルの跡が二つある。入口を見るだけで、入らぬこと。

@ 表参道は左へ、裏参道は右へ。

B養老渓谷駅から蔵玉林道で
 養老渓谷駅→0.10←宝衛橋南詰め→0.10←分岐直進→0.10←
熊野神社≒夕木台駐車場≒出世観音裏口→0.05←バンガロー村分岐→0.40←林道大福線分岐
→0.45←ハナミョウガの分岐→0.20=0.15←トンネルの上の尾根→0.20=0.15←石尊山
 JR内房線五井(ごい)駅乗り換え、小湊(こみなと)鉄道養老渓谷駅下車。
 養老渓谷駅から宝衛橋を渡り、三又分岐は左の道を選ぶ。吊橋分岐は直進し、左側に熊野神社参道、右側に
市営無料駐車場夕木台(ゆうぎだい)駐車場、左側には出世観音への裏側からの近道がある。バンガロー村へ
の道路の分岐が左側にあり、右側の舗装道路を進む。道路は蔵玉(くらだま)林道に変わる。左側の小山に登
路がある。大日如来とシイの大木(幹周り3メートル)がある。右手に連続して小山に登路がある。ともに小石祠
が祀られている。間知の斜面の巻き尻に狭い急坂がある。道路の上の頂上には量杭がある。北北西の小尾根
には踏み跡がある。林道の右手北側が開けると、大福山(だいふくざん)とその南側の斜面とが眺められる。トン
ネルが連続して、五つ目と六つ目のトンネルの中間で左に分岐する林道大福線に入る。この付近まで舗装道路
だ。
 すぐに未舗装の林道が左側に取り付いていて、これに入る。この南へ向いた林道の右西側の尾根筋には古い
登山道が残っている。未舗装の林道を進むと、左後ろに林道の分岐がある。さらに直進する。
 林道の終点では右よりに山道が取り付いている。逆方向のとき尾根筋左側へ径を巻いて林道の終点に下りる
ように、コースサインが取り付けられている。
 尾根筋の径は左右に小さく巻き道を繰り返す。左手にややまとまった尾根を巻きながら右にカーブする。左が
谷の平地、右が背の低い尾根筋に径が踏み替わる。ここで左側、登りへ径を分岐する。ここは直進の方が道が
よく、倒木とタケ、現われはじめたハナミョウガなどに気を取られて直進しそうだ。左側にいろいろなコースサイン
が取り付けられているが、標識はない。直進は[バス停]仲ノ代に至る。石尊山方向から来たときは、左側(仲ノ
代方向)に引き込まれやすい分岐点で、斜路を下って右後加減に折れるように進んで、上る。
 ハナミョウガを踏む尾根筋を直登で上下する径には主に赤いコースサインがなされている。左に緩やかな踏み
跡に誘い込まれそうなところがあるので、気持ち右よりに踏み跡とコースサインを求める。狭いピークの後、狭い
露岩の急斜面を下る。左右への転落に注意が必要だ。
 下り着いたところには右後ろ方向に立派な踏み跡が水平に付いている。そのまま南へ進むと右後ろ下からトン
ネル脇の径で登ってきた径が取り付いている。
 石尊山方向からきたときはトンネル脇への左下に下る径を分けた後、右側の急な尾根筋に踏み跡がある。薄
い踏み跡だが、これに入る。左側は水平で幅もあるしっかりした径で、コースサインも付いているが、これで進む
と径はすぐに紛らわしくなり、右側の斜面に取り付けられた怪しいコースサインで藪漕ぎの急登を強いられて、右
側の尾根筋に導かれることになる。
 トンネルの脇から登ってきた径と合流すれば、南へ進んで石尊山まではすぐだ。
 この山の周辺にはハナミョウガが多い。

@ 石の祠の並ぶ山頂。

C仲ノ代から蔵玉林道で
 バス停仲ノ代・林道小仁田線の東端東電柱蔵玉52柱→0.35=0.30←ハナミョウガの分岐
→0.20=0.15←トンネルの上の尾根→0.20=0.15←石尊山
 上総亀山駅下車。黄和田車庫行きバス又は七里川温泉行きバス乗車。バス停仲ノ代下車。
 バス停仲ノ代は国道465号線を東へ、その後南へ計約4キロ。二つのトンネルを抜け、坂道を上ったところ。
西側には林道小仁田線が取り付いている。東電柱52柱の丁字路)から北側へ国道を下ったところ東側に、狭い
コンクリートの斜路が南へ向いている。これを上ってコンクリート舗装の尽きるところで左折すると緩い傾斜の幅
広い径の先で分けなく径に出る。左後ろへVターンする。
 [バス停仲ノ代](国道465号線の丁字路)南東側の斜面がセメントで固められていて、パイプ製手摺の取り付
けられた上り径がある。この斜面を登る。実際は伐採されていないので、刈り込まれるか、冬枯れを待つか、通
行は困難だ。登りきると左手に平地があり、北側からの径に合流して右寄りの山裾の径を登る。
 尾根径になってから暗い植林の径になる。尾根径で馬頭尊を拝したのちは水平の径になる。右側に谷津田だ
ったらしい低い平地を見ながら大きく右周りする。その後左に曲がって、その左の尾根筋が低くなる。右手の低
い平地が谷になって幅を狭める。今度は左に谷の斜面、右が尾根に変わる手前で、右側の尾根に登り径を求
める。溝径が右に分岐する箇所に標識はなく、倒木にコースサインがある程度だ。左寄りに直進すると、蔵玉林
道方面に進んでしまう。
 ハナミョウガを踏む尾根筋を直登で上下する径に入る。やや右に踏み跡とコースサインを求め、狭い露岩の急
斜面を下る。右後方向に踏み跡が水平についているが、そのまま南へ進むと右後ろ下からトンネル脇からの径
で登ってきた径が取り付いている。そのまま南へ進んで石尊山まではすぐだ。

D養老渓谷駅から筒森へ
 蔵玉林道の道が尾根道とすれば、こちらは沢沿いの道になる。奥養老バンガロー村を抜ければ近道だ。
 養老渓谷駅→0.10←宝衛橋南詰め→0.10←白鳥橋への分岐直進→0.10←
出世観音裏参道入口→0.05←バンガロー村分岐→0.15←バンガロー村駐車場
→0.45=0.40←筒森
 養老渓谷駅→0.10←宝衛橋南詰め→0.10←分岐左へ→0.15←バス停吊り橋入口→0.10←
バス停観音橋入口→0.10←バス停弘文洞入口→0.05←共栄橋→0.10←林道塚越線→0.05←
バンガロー村駐車場→0.45=0.40←筒森
 養老渓谷駅から宝衛橋を渡り、三又分岐は左の道を選ぶ。右側に市営無料駐車場夕木台駐車場がある。左
側に出世観音への近道がある。次の道路の分岐を、右側の舗装道を進む。すぐに奥養老バンガロー村の案内
看板があり、左下の狭い道路へ入る。都合、3回案内看板に従って分岐を左へとるとバンガロー村の入口の階
段に出る。これを登ると管理事務所がある。たくさんのバンガローとトイレ、炊事棟などが点在する中を通り抜け
る。橋を渡って登ったところが筒森に至る道路で、ここにはバンガロー村の有料駐車場があり、右へ曲がる。
 養老渓谷駅から宝衛橋を渡り、三又分岐は左の道を選ぶ。右手に市営無料駐車場夕木台駐車場がある。左
手に出世観音への近道がある。次の道路の分岐を、左手に折れる。白鳥橋の吊橋を渡って、表道路バス停吊
橋入口に出る。ここは右手に折れる。右手に観音橋を見ながら温泉郷を抜ける。ユニークなデザインの公衆トイ
レがある更に先、弘文洞入口のバス停のところから右折してトンネルに入り、共栄橋を渡る。塚越(つかごし)林
道の起点を左手に見たあと、塚越隧道を潜る。右手に奥養老バンガロー村の入口になる下りの道があり、左右
にその有料駐車場がある。
 右岸の道で右手に蕪来(かぶらい)の集落を見たあと右手に川が迫る。素掘りのトンネルを潜る。二つ目のトン
ネルを出たとき振り返ると並行していた川も隣のトンネルを潜っている。川回しの跡だ。長いトンネルを抜けたあ
と、牛尻戸上と銘のあるトンネルを潜る。左右に水田のようなものが広がっている。たぶん放棄された水田だろ
う。道路がカーブして低い切り通しを抜けると民家が現われる。筒森(つつもり)の集落の北西の外れで、国道に
出る。左へ行けば永島郷土館もある集落の中心で、右西へ進むと、道路は高度差をカーブで下って筒森もみじ
谷へ、トンネルを潜って黄和田へ至る。共に石尊山への道が繋がる。
 御筒神社境内には大木が目立つ。イヌマキ、スダジイ4本。イチョウはやや細い。

筒森付近の国道では「先住民族」がお歩きになっています。新トンネルが出来ました。

E塚越林道で筒森へ
 共栄橋、奥養老バンガロー村駐車場から尾根筋で筒森へ行かれます。
 養老渓谷駅→0.10←宝衛橋南詰め→0.10←分岐左へ→0.15←バス停吊り橋入口→0.10←
バス停観音橋入口→0.10←バス停弘文洞入口→0.05←共栄橋→0.10←林道塚越線→0.05←
バンガロー村駐車場
 林道塚越線起点→0.05←素掘りトンネル
 バンガロー村駐車場→0.10←素掘りトンネル
 素掘りトンネル→0.10←林道終点→0.10←A標分岐→0.20←筒森
 養老渓谷のハイライト部分中瀬渓谷の南側に共栄橋がある。舗装道路を南へ進む。カーブしながら坂道を登
る。右側に房総ふれあいの道の標識のある分岐は弘文洞跡の上部へ繋がる道だ。
 更に道路を進むと、今度は左側に石の標柱がある。房総ふれあいの道のもので黒御影石の立派なものだ。こ
こが林道塚越線の起点で、この道に入る。右側の山肌からの崩落箇所が多いが、いずれも奇麗に処理されてい
る。短い素掘りのトンネルを潜ると今度は右側に、狭いが天井の高い素掘りのトンネルがある。
 林道塚越線の起点を左に見送り、直進して塚越隧道を潜る。「二つ目のトンネル」は左右に高い法面の切り通
しになっている。バンガロー村の駐車場が左右にある。「村」の裏側の入口でもある。左側の駐車場の脇から左
折して未舗装道路を進む。右手に水田が広がり、その先に小島のような小さな山がある。左側の一段高い水田
に左側への分岐がある。オリエンテーリングの標識もあり、ここで左へ進む。坂道になってこれまでの未舗装が、
舗装された道路になるとトンネルの前にでる。狭いが天井の高い素掘りトンネルでやや長い。地層を見ながらこ
れを潜リ出たところの舗装道路を右折する。
 舗装道路は尾根筋をカーブしながら進む。左カーブの後、左の崖に小さな石塔が三基並ぶ。中央は風化が激
しく何ともわからないが、左側は准胝観世音と読み取れる。右側は上部左右横に並んで牛馬、その下中央は観
世音と縦に読める。道は左右に低い尾根を見ながら進む。この道路が下り加減になると、車輌の転回可能な広
さになったあと、急に狭くなる。その先で舗装道路が終わる。
 右下に分岐する径があるが、これは沢筋に降りてしまう径だ。あくまでも尾根筋の径を進む。−その右下に分
岐するみちはやや急な下りだが手入れが行き届いていて一回の折り返しのあと、広い谷の奥に着く。草地(かつ
ての農地か)と植林の中で径は途切れるが、右手の崖の裾に塚越水路の遺構が見られる。文久三年(1863年)
に完工したというものだ。
 左右の侵蝕のため丸太で痩せ尾根が補強されているところもある。切り通しの径を登ると右に枝尾根が分岐し
ていているが、左側直進の尾根筋を進む。広場に出ると中央に枯れ木があり、白い標識の板がある。但し文字
は擦れて、何もない。それよりもオリエンテーリングの標識のほうが新しい。Aの字がオレンジ色で書かれている。
左側には老川方面からの径がある。
 登りの溝径はその中央が洗面器や軒樋を思わせるほど丸く奇麗に抉られている。尾根筋に変わると右後方向
の尾根筋にも踏み跡がある。逆方向のとき、その北寄りの尾根筋に誘われかねない箇所だ。左に低い尾根の土
手を見ながら左に曲がった後、左折して下り始める。この径の最上部だ。足元が砂岩の階段状になる。左の崖が
穿たれ、地蔵像がたてられている。右側はもう民家の裏手で、小さな畑の脇だ。そのまま進んで舗装道路の終点
に下りる。
 変則的十字路、東電柱筒森34柱で右折して国道に下りる。左側が酒屋で正面は永島郷土館、左折してバス停
筒森の前に至る。そのまま国道を西へ進めば、石尊山へ至る。

D 二つ目のトンネルを出たとき振り返ると並行していた川も隣のトンネルを潜っている。

F老川、琴平神社から筒森へ
 老川から国道465号線を通らずに筒森へ行かれます。
 養老渓谷駅→0.10←宝衛橋南詰め→0.10←分岐左へ→0.15←バス停吊橋入口→0.10←
バス停観音橋入口→0.10←バス停弘文洞入口→0.10←小田代登り口左折箇所直進→0.05←
日枝神社分岐→0.05←老川交差点→0.05←バス停老川橋→0.15←琴平神社→0.15←
A標分岐→0.20←筒森
 老川交差点は東から新道、旧道と粟又の滝方面への道路との交差点。旅館街と郵便局への道路。その道路
と麻綿原方面への道路がK字路型に取り付く交差点。バス停老川橋の標識はその名前の部分が壊れたままで、
向いに「味噌」と書かれた店と材木店がある。
 材木店の前を右折する。崖が抉られて倉庫になっているのを左に見ながら坂道を登る。携帯電話のアンテナ
施設の箇所で左折する。その次、東電柱筒森137柱で左の未舗装道路へ入る。左手の崖には用水道の水溜め
の設備がある。左手に尾根を置いた緩い坂道が一直線に延びている。左手の崖を背負って、二体の石像があ
る。一体は聖徳太子像のようだが、もう一体はわからない。左の尾根の上に建物が見える。わりと新しい石鳥居
には琴平神社と額がかかり、石段が延び、右手には斜路もある。この参道と十字路をなす反対側にも石祠があ
るが、これは台座と屋根の笠石だけだ。境内は奇麗にされている。杉林の中なのだが、スダジイの大木がここを
囲っている。
 シャガの草に径が完全に覆われる。狭い踏み跡になり、枝が徐々に被るようになる。左側は砂取り場の跡地で
草地が見える。正面に小さな尾根があり左右に踏み跡が分岐している。ここには小さなコースサインしかないが、
左手へ進む。枝や草の被りが少なくなると左側の山裾を縫って、広場に出る。枯れ木の上の標識は読めないが
オリエンテーリングのオレンジ色のAの文字を見る。左右に径があり、左へ曲がる。
 登りの溝径を進む。左折して下り始め、そのまま進んで舗装道路の終点だ。
 変則的十字路、東電柱筒森34柱で右折して国道に下りる。

I 毛筆書きの大きな案内標識がある。

G筒森から限りの山へ
 筒森には故事の秘められた山があり、「勝浦」へ至る径があります。山名は「町史」によりました。限山(かぎり
やま)とも書かれます。
 筒森→0.15←限りの山→0.20←麻綿原筒森線東電柱横瀬91柱
 筒森にはバス停があるが、利用しがたい便しかない。バス停の東側が永島郷土館。その向いが酒屋で、その
脇の道を進む。舗装された坂道で道なりに直進する。ヲの字型の道、手前は最奥の民家の玄関に繋がる。突き
当りを左折する奥の道は同じ家の裏庭に通じている。その突き当りを左折してすぐ、右側の山道に入る。
 入口付近だけ草が多い。すぐに杉の林の中の溝径になって、やや急な登りだ。これが水平になりかけたところ
左側にK字型に二本の径が接続している。ここで左前の踏み跡へ進む。下草の少ない杉林の急登わずかで、頂
上に出る。左手北側に緩い頂部が延びている。山名標識も何もないが、これが高塚山だ。
 左側のK字型分岐から直進すると、左手に山の盛り上がりを置いて、右側にも緩いピークがある。落ち葉の地
面がきれいでこのピークにもわけなく行かれる。これが限山、限りの山とされるピークだ。
 高塚山の南側の鞍部が広い。右側の巻き径を進むと第二のピークの辺りで右下への濃い踏み跡の分岐があ
る。ジグザグをして下った後、尾根筋を進む。左下分岐があるが尾根筋のまま進む。杉林の中、マテバシイの並
木の脇を登る。三つに分かれた分岐は中央の登りを選ぶ。竹薮で一旦径は狭くなるが、左側下手に民家の屋根
が見える頃、シャガで未舗装道路が塞がれているのを強行する。出た舗装道路は東電柱横瀬91柱、林野庁境
界見出標529号が赤く目立つ。大田代、老川と麻綿原を結ぶ道路の中ほどで●298ピークの北側だ。大田代・
麻綿原館の道路は房総ふれあいの道麻綿原高原のみちだ。
 高塚山からここまでは紛らわしいところもある。薦められない。幹が赤いペンキで塗られたコースサインは、無
視して進む。
 「町史」の略図によれば北西側が「限りの山」(○280)、南西側が「高塚山」(○280)とされている。限山塚とい
って前方後円墳がみとめられるという。

H筒森から物見塚を経て
 筒森→0.10←星井畑への分岐→0.05←国道の分岐もみじ谷の看板→0.05←分岐を右へ
→0.30=0.25←石尊山
 筒森トンネルの先カーブの右手に永島郷土館があり、古い民家に民俗資料が展示されている。この筒森には
バス停があるが、よそ者には利用できる便はない。養老渓谷蕪来からの道を右手から合流させる。ヘアピンカー
ブを右に曲がり、やや開けた所を抜けると右手が山に替わり、左手に筒森もみじ谷の標識がある。ここで左手に
入る。
 すぐに又分岐があり、右手の登り加減の道に入る。物見塚の集落を抜け植林の中の道を通り抜けると、左へ
曲がる。道路の終点には数台分の駐車スペースが有る。道路にはバリケードがある。道路を登ると(山頂から数
えて)三基目の鉄塔が右手にある。二基目の鉄塔の前で道は右へ曲がる。この鉄塔の脇を左に見て進むと、石
尊山の南側の分岐に至る。一基目の鉄塔の前で、これまでの舗装道路は尽き、その脇を小径で抜ける。僅か登
ると右手北側からの裏参道が合流し、そのまま尾根筋少々で三角点に出る。その僅か先が、石祠の並ぶ石尊
山の山頂だ。

J 大岩壁でポーズのハイカー

I筒森から筒森もみじ谷・小倉野を経て 
 筒森→0.10←星井畑への分岐→0.05←国道の分岐もみじ谷の看板→0.05←分岐を左へ
→0.15←戸越橋→0.30=0.25←麻綿原への尾根筋(小倉野分岐)→0.35←石尊山
 国道465号線の筒森より西側までは物見塚の案内と同じ。養老渓谷蕪来からの道を右手から合流させる。ヘ
アピンカーブを右に曲がりやや開けた所を抜けると右手が山に替わり、左手に筒森もみじ谷の標識がある。ここ
で左手に入る。
 すぐに又分岐があり、右手の登り加減の道は物見塚の集落を抜ける道で、左手の水平な道を進む。左手に筒
森川を見てきたが、小倉野(こぐらの)第一橋で右岸へ渡る。道路の脇に駐車スペースが広がっている。この先
が筒森もみじ谷と看板される川筋で、更に先、戸越橋で左岸へ渡る。ここには広い駐車場があって、その奥には
仮設ながら公衆トイレが設置されいる。将来は粟又橋並みに改善されるかも知れません。このあたりからが、こ
こでは紅葉が一番きれいなところで、更に道路を小倉野の集落へ向かう。坂道だが、ここでは左手の川を挟んだ
対岸の山の斜面が紅葉する。集落に入って道路が右手へカーブするとすぐ三叉路だ。左は屋敷への私道。右が
砂利敷きの林道で、すぐに又右へカーブする。このカーブ地点、「筒森支139」柱の脇で、この林道から離れ左
手の細い山道へ入る。標識はなく、ほかに紛らわしい細道が取り付いている。流水でV字に抉られた路面の山
道だ。
 東京大学千葉演習林の大きな看板のある鞍部に出る。看板の脇から尾根の右を巻いて南へ進めば、麻綿原
方面だ。北側へは東よりの巻き道と、丸いなだらかな尾根筋の直登路で、北へ進む。石尊山のすぐ南側で東京
大学千葉演習林の大きな看板のある分岐に出る。
 看板の分岐を右へ進むと、石尊山の東へ径は巻いていき、2番目の鉄塔の前を通る。別の舗装道路に出て左
手に折れる。1番目の鉄塔で道路は尽き、そのまま直進すると三角点に至る。 看板の分岐を左へ進むと、石尊
山の西へ径は巻いていき、墨書きの大きな標識のある分岐に出る。直進すると、七里川温泉の登り口へ下ってし
まう。右へ曲がり、径の途中でもう一度右へ曲がると、札郷と方向の示された下り口のある石尊山の石祠の前に
出る。

J 左下の舗装道路を見てこれに下り、右南に折れて進めばすぐに
麻綿原高原のお寺妙法生寺に出る。

J石尊山から麻綿原高原へ
 石尊山から麻綿原までは東京大学千葉演習林との境界をなす尾根を辿る、比較的長い尾根歩きです。歩きや
すい明瞭な尾根径が続いています。分岐が数ヶ所ありますが、標識が取り付けられており、これを見逃さなけれ
ば迷うことはありません。かつて(平成15年2003.11.26)の「お騒がせ」のため、標識やコースサインが増や
されました。
 石尊山→0.35←小倉野分岐→0.15←大岩壁→0.25←モミの大木もみじ郎→0.30←
モミの大木もみ太郎→0.05←横瀬分岐→0.15=0.10←タブノキ分岐→0.05←馬頭観音分岐
→0.10←尾根舗装道路上→0.15(尾根筋経由)=0.10(道路経由)←
麻綿原高原丁字路=妙法生寺南側→0.05←一杯水林道入口十字路
 石尊山の石祠の並ぶ頂上には三つの径が取り付いている。石段の表参道。三角点への径。三つ目、急な下
りの径が石段の脇に下っている。石段下の表参道の僅か南側に並んでいた別の径に丁字型に取り付き、左に
折れる。毛筆書きの大きな標識がある径に丁字型で取り付く。右へ曲がると更に分岐を右にとって七里川温泉
に下る径で、ここでは左へ折れる。
 山頂の南斜面を東へ水平に進み、右に曲がって南へ進む。石尊山の南に延びる尾根筋で、東大の大きな看
板のある三又に出る。
 左後になる径は、尾根筋の東側を北に進んだ後に、石尊山の東西方向の頂上の東の外れ、二基目の鉄塔の
前に至る道だ。
 演習林の看板の脇を南へ進む。西側に東大演習林の谷を眺めたあと、尾根筋を左手へ巻く。札郷への分岐
のあと小さな緩やかなピークを右、左に二つ巻く。直登するのがいい。東大の敷地の境界石(コンクリート標柱)
と赤いN番のプラスチック杭がある。再び東大演習林の看板が右手にある。コンクリート標が正面の緩い尾根筋
に続いているが、それには入らない。左寄り下る谷型の踏み跡は小倉野(こぐらの)へ至る径だ。看板の下の細
いながらも明瞭な踏み跡を下り気味で東大の中へ入るように進む。
 標識やマーキングが最近増やされた。左手の枝尾根に踏み跡が分岐するところには、右手直進の直登があ
る。尾根径では西側の展望がいい。大岩壁の北側で右側の径で下り、大岩壁の下に出る。左側にも薄い踏み
跡がある。この付近ではルート全体が南北方向であるのに、尾根筋に従って径が大きく蛇行しているので注意
が必要だ。
 N番のプラスチック杭を辿る。紛らわしい箇所には適切な位置に白ペンキ塗りの標識がある。径に接近してモ
ミの太い木が多い。湿潤した谷の径から再び尾根筋に変わる。「もみじ郎」の名札のついたモミの大木(幹周り
3.8メートル)が立つ。ヒメユズリハの標識のある木に続いてモミの大木「もみ太郎」(同4.7メートル)の直後
に、径は左にカーブしたやや曖昧な踏み跡になる。台地に登ると左手に横瀬への分岐がある。右側に「タブノキ」
の標識を見る左側には、右手の水平な径と分かれて、やや登る分岐があり、これに入る。この付近がこの一帯
では一番高いところになる。その後小さく下って、又登る。右手に馬頭観音(文久三年1863年)のある分岐で
は、その右手の径には入らず尾根筋を忠実に辿って登る。割りと大きな尾根筋を右に巻くのを最後に、狭い尾
根筋へ出る。左後ろに折れて右巻き径を進めば小尾根の上に出る。
 左下の舗装道路を見てこれに下り、右南に折れて進めばすぐに麻綿原高原のお寺(妙法生寺みょうほうしょう
じ)に出る。又、左下の舗装道路に下りずに、この狭い尾根筋には踏み跡が南に続いているので、これを進めば
緩い登りで天照宮(麻綿原高原○360)の裏に出る。初日山といいこに辺りでは一番高い。麻綿原アジサイの花
園の一角だ。ここからはアジサイ園が展望できる。
 麻綿原の丁字路を左東へ折れれば、六地蔵像前を経て、町営駐車場に至る。きれいな公衆便所もある。但し
破損して、永く直されないで、使用不能だ。丁字路を南へ直進すれば、舗装道路を進んで十字路に出る。右西
側はゲートをすり抜けて、未舗装道一杯水林道で、清澄寺境内へ。直進は舗装道路林道天津線で神明神社へ。
左東側は舗装道路林道奥谷(おくやつ)線で内浦山県民の森中央広場に至る。
 このコースのうち東大演習林の境界にはN番の標識が埋め込まれている。N33大岩壁。N40仲沢。N48濁川
北282。N58濁川356横瀬への分岐。
 ※右側に「タブノキ」の標識を見るところでは左側の溝状の径とは別に、右手に水平な径が分かれている。この
径は尾根筋で進むが、この径には入らないこと。馬頭観音像が右手にある分岐でも、この真西の奇麗な水平な
径に入らないこと。この径は水平な巻き径の後、ジグザグ径になってからどんどん下り、沢の右岸に着く。沢を上
流へ数メートル左岸で斜面を登る。左岸の急斜面に切られた細い径、枝沢の源頭部、枝沢の切れ込みを渡り、
炭焼き釜の跡、枝沢をパイプと腐った木切れで出来た危険な小橋、広い砂利舗装の林道(菖蒲沢)を経て、一杯
水林道に丁字路で接続する。左東は麻綿原高原入口の十字路、右西は2.5キロで清澄寺バス停に至る。この
附近は東大演習林内でハイカー進入禁止の範囲内だ。

J 馬頭観音像が右手に、、、、、。水平な巻き径の、、、、沢の右岸に着く。
真根沢歩道と真根坂歩道の交差点にもなる沢渡り箇所。右手に標識がある。

K追原千年カエデ
 吊橋は君津市で通行止め処理がされました。対岸の山径の途中には東大の通行禁止看板があります。以下
の記事は読み物になりました。行かれません。
 カエデ 高さ10メートル以上。直径140センチの太い木です。
 バス停奥清澄→0.10←バス停清澄温泉跡→0.10←吊橋→0.05←屈曲部→0.10←千年カエデ
 君津市内だが交通機関は外房線安房天津駅からのバス、清澄線の終点、バス停奥清澄の方が近い。札郷ト
ンネルの南北出入口には路肩に広いところがあり、駐車場としての利用が可能だ。また、札郷橋、堂沢橋の周
辺も路肩にゆとりがある。吊橋の附近は道路だけの狭いものだ。ここには応滝坊観音堂が東側に建っている。
いつも奇麗に手入れされている。
 吊橋を渡って左岸の道路を遡って、最初の分岐を右へ登る。北方向へ折り返して杉林の南端から林内のきれ
いな径を進む。倉庫の先で径は下る。幅深さとも1メートル程の谷を板橋で渡る。左杉林、右に幅広い谷の右岸
を進む。この幅広い窪地を渡って一段登ると、屋敷跡だという石垣があり、大きな幹のカエデが聳える。安全対
策のされていない古井戸が複数あるので注意したい。何処も昼でも薄暗い。
 窪地の谷を右岸のまま進むと墓地と神社に続く石段がある。
 バス停清澄温泉は路線縮小され、バス停白岩館前がバス停奥清澄になり、鴨川市のコミュニティバスになっ
た。民間に業務委託している。清澄寺以北のこのバス停はデマンド運行になっている。バス停清澄温泉跡には
バスの回転場が残っている。

L 黄和田橋の小滝 倒木に重なるのは一段目の
滑滝、左端から登れる。中段は目立たない。上段が
続く3段の滝。
この滝は地形図に滝のマークのある千葉県内では
珍しいものです。でも県内各所の滝を紹介する他者の本、
ネットにも紹介されていません。

L黄和田橋の小滝
 黄和田橋から僅かに小沢を遡上すると小さな滝があります。地理院の地図でも滝のマークのあるものです。
でも他者の滝案内の書籍には見かけません。
 バス停七里川温泉→0.15←黄和田橋→0.15←吊橋→0.10←バス停清澄温泉跡→0.10←
バス停奥清澄
 バス停七里川温泉から南へ県道を進む。トンネルを抜けた先、法面防護工事の終わった先に黄和田橋があ
る。枝沢を渡る橋なので欄干の文字がなければ見落としかねない。ここから僅かに南へ進んだ路側から本流の
右岸へ降りる。かなり急な斜面だ。斜面は事実上ゴミの河原だ。河口付近でも小さな浸食が進んで右岸側で枝
沢に入る。足元は岩肌の出ているところ、倒木をかわさねばならないところ、あまり高度を上げずに滝の正面に
出る。三段の下段は緩い滑滝状でこれは危険なく岩肌を上れる。その上に10メートほどの中段、半分隠れ加減
で上段の滝が短く見える。
 黄和田橋からそのまま県道を南へ進めば、吊橋、バス停清澄温泉跡、バス停奥清澄だ。

K 追原千年カエデ 色付いたときに行こうよねぇ。いいえ、もういけません。行けません。

 房総丘陵 1000