内浦山県民の森 1230

全般                      房総丘陵1000
 安房小湊(こみなと)の北側の国境の山の南側に展開する294ヘクタールの面積の森林公園で、かつてA、
B、C、Dなどのハイキングコースがありました。その後、A、B、C、Dの各コースは通行止めになりました。安房
小湊駅から県民の森を抜け、麻綿原(まめんばら)高原に至る林道奥谷(おくやつ)線は全面舗装道路で関東ふ
れあいの道でもあります。総合センター(管理事務所)、公共の宿せせらぎ、中央芝生広場、ログキャビン、オー
トキャンプ場、キャンプ場、バーベキュー場、文化体育館、グランド、野外ステージ、茶室、研修室、炭焼小屋など
の施設があります。A、B、C、Dのコースは通行止めになりましたが、森内のコースの一部をセラピーコースとし
て設定されています。
 鴨川市コミュニティーバスがデマンドで安房鴨川駅から内浦山県民の森までの路線を設定しました。従来の鯛
の浦の路線の延長の形です。

@ 桜の満開。中央は野外ステージ。

@ 県道285号内浦山線−関東ふれあいの道 20 海と森をつなぐみちの一部
 安房小湊駅→0.15(0.10東寄りの道路)←変電所の丁字路→0.30←奥谷橋→0.15←
大山祇神社入口→0.10←内浦山県民の森(総合センター)
 JR外房線安房小湊駅下車。駅前の道路を右へ曲がる。左へカーブしたところに、左への分岐が有り、これに
入る。今までの道路との立体交差の道路は、陸橋で道路と線路を越える。県道内浦山(うちうらやま)公園線で
県民の森まで全線舗装道路が延び、途中二軒の宿泊施設がある。
 門柱を見た後、左側に大風沢(おおびぞ)橋があり、その先に施設の文化体育館、グランドがある。右側に林
道内浦山線が分岐している。その先にはオートキャンプ場、研修室が沿道にある。ゲートの先には、右側に総合
センターと公共の宿せせらぎが有り、登山届を出す。左側にはキャンプ用の消耗材の販売所があり、職員の駐
車場がある。その先の左側に舗装された広い駐車場、その奥にトイレがある。
 この先、最奥の麻綿原に取り付く十字路まで舗装道路が続いている。

A林道奥谷線−関東ふれあいの道 21 アジサイのみちの一部
 総合センター中央芝生広場から1キロメートルの箇所をセラピーコースの折返し地点としてとしています。A、
B、C、Dのコースは全て通行止めになってしまい、それらのコースとの接続地点の標識が外されましたので、以
下の時間表示も無意味になりました。
 内浦山県民の森(総合センター)→0.10←ABコースの分岐点(第二キャンプ場・茶室入口)
→0.05←CDコースの分岐点→0.10←Bコースの交差点→0.15←Aコースの交差点→0.10←
Cコースの終点→0.15←Dコースの終点→0.10←麻綿原の十字路
 林道奥谷線は内浦山県民の森の中央を貫く全線舗装の林道で、緩く高度を上げながら麻綿原高原に至る。途
中所々に海側の展望がある。遠方からこの山を眺めた時、この林道のために傷ついた山の斜面が痛々しく見え
る。
 広い駐車場から進むと、右手に緑の鉄扉の道が分岐する。これは旧サイクリング道だ。右手に第二キャンプ場
のトイレ、その先にABコース(第二キャンプ場・茶室入口)の分岐点がある。展望台への分岐を二箇所。今度は
左手に樹木園、CDコースの分岐点を見る。その後、カーブを繰り返す道路はBコースの交差点、Aコースの交差
点を経る。Cコース、Dコースの終点を経て東大演習林、麻綿原の十字路に至る。
 総合センターから約1キロのところを折返し地点として戻るのが、セラピーコースのメインコースだ。

@ 管理棟、宿泊棟。広場越しに

BAコース(遊歩道せせらぎコース) ●262 ×
 路面決壊のため通行止めになりました。以下は読み物と化しました。コース北側を廻って林道に下った箇所に
は北側への通行止め表示があります。南側−「右山左谷の緩い下り径」も風化してわからなくなりました。
 内浦山県民の森→0.10←ABコースの分岐点(第二キャンプ場・茶室入口)→0.10←
Bコースとの分岐点→0.30←ABコース連絡点→0.10←別の径の接続点二ヶ所→0.10←
林道横断→0.20←Cコース接続点

 内浦山県民の森を貫く林道を進む。広い駐車場の脇を進み、右側に第二キャンプ場のトイレ、その先右側にA
Bコースの分岐点がある。これに入ると右側には順にバーベキュー場、茶室、水車小屋、炭焼き小屋が並ぶ。左
側に展望台(塔)への径が分岐している。〔ここまでで、戻ること〕
 ここから右岸の径になるが、すぐにBコースと分岐する。Aコースは、左岸へ渡る。壊れかけたベンチがあり、こ
こからは目の前の対岸にBコースの階段を眺める。沢は二俣で、右俣の径になるが、沢の岩の上の水を踏みな
がらの径になる。小さな二俣で左股に進むが、ここには標識がある。その後、沢の谷自身が狭くなり、右岸とも左
岸ともいえないように狭い谷の中を進む。歩きやすい。やや谷の幅が広がって、右岸側を進むと沢筋から離れて
斜面を登る。急な岩にはロープもあるが僅かな登りだ。尾根径に変わって小ピークを左に巻いて少し下ると、そ
のまま下る尾根筋に、Bコースとの連絡路の標識がある。この尾根を乗り越して進むとピークを左に巻いて尾根
筋に出たとき、右後ろから別の径が合流する。Aコースの標識はあっても、そちらの径についての標識は無い。
径の手入れの具合は向うのほうがいい。この別ルートを今度は右へ分けてピーク(●262)を左に巻く。ここから
急な下り径になる。一旦水平路になるが、道路の舗装面が足元に見える。左に尾根筋が続いているのに、これ
を外して右側に下る。林道の脇に少々の平地を持ったところに下りる。
 道路反対側に右山左谷の緩い下り径がある。すぐに沢の左岸に下る。径はこの左岸を僅かだけ上流に進んだ
ところで右岸に渡り、急な斜面をジグザグを繰り返して高度を上げる。尾根筋に取り付く。Cコースだ。
 右へ進めば少々の登りで林道に合流してCコースは終わる。
 左へ進めばDコース連絡路、Bコース終点取り付き、再びDコース連絡路を経て、Dコースを合流させ林道に至
る。
 コースの途中に「だるまノ滝」がある。

CBコース(かぎかずらコース) ×   (かぎかづら)ママ
 ヤマビルが多く発生しているので通行禁止にされました。さらに決壊のために通れません。以下は読み物と
化しました。
 内浦山県民の森→0.10←ABコースの分岐点(第二キャンプ場・茶室入口)→0.10←
Aコースとの分岐点→0.10←ABコース連絡点→0.20←林道横断→0.15←Cコース接続点
 ABコース連絡点→0.20=0.15←Aコース

@ 管理棟と桜
@ 内浦山県民の森 管理棟の玄関

 内浦山県民の森を貫く林道を進む。広い駐車場の脇を進み、右側に第二キャンプ場のトイレ、その先右側に
ABコースの分岐点がある。これに入ると右側には順にバーベキュー場、茶室、炭焼き小屋が並ぶ。左手に展
望台への径が分岐している。
 ここから右岸の径になるが、すぐにAコースと分岐する。Bコースは右岸のまま左手へ登る。県内「各市町村
の木」の植えられた植林地を抜け、小さな上下をして階段を下ると沢の二俣に出る。ここから目の前の対岸に
Aコースの壊れかけたベンチを眺める。左俣の左岸から沢筋で進む。左岸に小さな沢が流れ込んでいるところ
の尾根筋にAコースとの連絡路がある。
 割りと急な尾根登りで岩の尾根を過ぎると緩やかな尾根になる。もう一息登るとAコースの尾根のピークで径
が折れているところに出る。
 沢径が狭くなってきて、標識で右岸に上る。尾根筋を登って小さなピークを回りこむと下り径に変わる。急な下
り少々で緩やかな下りになる。小ピーク前後の急な上下のあとの、緩やかな下りのとき、左下の梢の先に舗装
道路が見える。左側に丸太の段径の急な下りにはロープも垂らされている。左へ尾根筋をそれて、僅かに水
の落ちる沢の露岩の階段を下ると道路に出る。
 奥谷林道を右、麻綿原方面へ僅か進んだ左側にBコースの続きがある。ゆっくり下る径で、露岩の階段で左
岸へ降り、右岸へ渡ってゆるく上流の斜面を進む。尾根の登りに変わると一息でCコースに接続する。
 右へ進めば尾根径で林道に合流してCコースは終わる。
 左へ進めば尾根径でDコース連絡路、CDコースの合流点を経て林道に至る。

@ 内浦山県民の森 大きな門柱

DCコース(原生林・尾根道コース) ×
 吊り橋は腐食のため通行止め。代替え下流の徒渉地点も決壊、倒木等。このコースも通行止めにされ、以下
は読み物と化しました。
 内浦山県民の森→0.10←ABコースの分岐点(第二キャンプ場・茶室入口)→0.05←
CDコースの分岐点=吊橋Cコースへ→0.20=0.15←CDコース連絡点(下部)→0.10←
Bコース終点→0.15←CDコース連絡点(上部)→0.15←Aコース終点→0.05←林道
 内浦山県民の森を貫く林道を進む。広い駐車場の脇を進み、右側に第二キャンプ場のトイレ、その先にABコ
ースの分岐点がある。更に展望台への分岐があり、今度は左手にCDコースの分岐点がある。
 広い道を下ると広場でベンチテーブルが並んでいる。狭い山道になると、吊橋が見える。この吊橋を渡る。少し
登ると「ふるさとの森」の広場があるが、その直前、これには入らず標識にしたがって、すぐ右手の尾根径を登
る。この尾根径は緩い登りだが、最近丸太の段杭が取り付けられた。ピークの下を左へ巻いて進むと、今度は
丸い緩やかな頂部に出る。Dコースとの連絡路(下部)が左にあり、やはり新しい丸太の段径が見える。
 ここからすこし下って鞍部を経由したのち、又登る。今度は右側に分岐があり、これは下っている。Bコース終
点の取り付きだ。この付近からは周囲の展望はいいが、細かいアップダウンを繰り返す。小ピークの手前で、左
にDコースの連絡路(上部)がある。この小ピークは右に巻く。細かい登りと小ピークを繰り返す。小ピークを左に
巻いた先で、右から別の径が取り付く。Aコース終点の取り付きだ。ここから更に尾根筋を進むと、じきに林道に
出る。
 左が麻綿原方面、右が「森」の中央芝生広場方面だ。

EDコース(鹿道コース) ●292 ×
 吊り橋は腐食のため通行止め。代替え下流の徒渉地点も決壊、倒木等。このコースも通行止めにされ、以下
は読み物と化しました。
 内浦山県民の森→0.10←ABコースの分岐点(第二キャンプ場・茶室入口)→0.05←
CDコースの分岐点=吊橋Dコースへ→0.20←CDコース連絡点(下部)→0.35←
CDコース連絡点(上部)→0.10=0.05←東側区域外コース分岐点→0.35=0.30←林道
 CDコース連絡点(下部)→0.05←Cコース
 CDコース連絡点(上部)→0.05←Cコース
 内浦山県民の森を貫く林道を進む。広い駐車場の脇を進み、右側に第二キャンプ場のトイレ、その先にABコ
ースの分岐点がある。更に展望台への分岐があり、今度は左側にCDコースの分岐点がある。これに入って吊
橋を渡る。少し登って「ふるさとの森」の広場に入る。ベンチテーブルが並んでいる。奥に道具小屋があり、この
前を通る。右山左谷の斜面をほぼ水平に縫う径で、かなり左下に水が流れている。小尾根の出っ張りの所にC
コースとの連絡路(下部)がある。これははじめこそ急だがどんどん傾斜が緩やかになっていく。新しい丸太の段
々を登って着いたピークは、丸いなだらかな頂部で、Cコースに丁字型に取り付いている。
 右側に薄い踏み跡を見ても、これらには入らないこと、都合二ヶ所あるCコースとの連絡路には必ず標識があ
る。小尾根の山崎が緩やかで休憩にいい場所や、炭焼き窯跡などでコースを外れてもいい場所が有るが、深入
りはできない。特に左手の沢が激しい蛇行を繰り返し、河床を覗けるが、その河岸のほとんどは垂壁だ。急な登
りで沢筋を離れたあと、今度は急な下りで又下る。土砂崩れで、スラブが剥き出しになって、これを巻いていると
ころだ。再び山崎になって、この尾根を下りかけるところにCコースの連絡路(上部)がある。
 急な尾根筋の直登路だが、僅かな距離でCコースに上り着いてしまう。Cコースの径は右が下りで、ピークを巻
いて更に高度を上げる。
 小さな尾根を下ると左岸に降りる。オヨネブチの沢でここからは、沢筋を遡る。はじめは左岸で進む。小さな沢
が右側から合流している。水は減って、径は右岸でも左岸でもなく、細かく踏みかえる。右岸に標識があって、こ
こから沢を離れる。尾根の斜面を右岸で下流方向に進んで高度を上げるが、一回だけの折り返しで尾根筋に上
りつく。尾根筋の東の尾根方向にも踏み跡がある。三等三角点宇那へつながる径だが、「森」管理外になるので
立ち入らない。中央広場と林道までの距離が所々に案内されている。左手の別の尾根筋に明瞭な踏み跡がある
箇所が、もう一箇所ある。下りの時は、そちらに引き込まれないように注意が必要だ。天狗の石祠を見る尾根筋
で、DコースはここではVターンになる。もう充分高度を上げているので、小ピークを越えるたび周囲の展望がい
い。大木の鞍部の尾根を通り越すと、じきに林道に出る。(●292)この附近がコースとしては一番高いところ
だ。
 左は麻綿原方面、右は「森」の中央広場管理棟方面だ。
 Cコースの連絡路(上部)の取り付き附近、沢通過の附近では物音に充分気を付けること。サルやシカに出会う
ことが多い所だ。

A 林道奥谷線の紅葉

F展望台のコース
 広場の周囲は木立で囲まれて展望はわずかしかありません。傷んだベンチがあります。中央の展望塔は鉄製
で、だいぶ傷んでいました。将来の復活が楽しみな塔でしたが、完全に撤去されました。(最上部からは周囲の
梢を越して360度の好展望が得られました)
 F−1 第二キャンプ場のトイレの先に第二キャンプ場入口と茶室への入口がある。右折してこれを進む。右
手に炭焼き小屋があり、左手に展望台への径が分岐している。かなり急な径だがそれだけ効率よく高度を上げる。
すぐに展望台の広場の一角に登りつく。

 F−2 第二キャンプ場のトイレの先に第二キャンプ場入口と茶室への入口がある。左に樹木園の標識を見た
先の右手に展望台への入口がある。細い緩やかな山道には丸太の段々が埋め込まれている。進んですぐ別の
径に取り付く。右手は、「森」のメンテナンス資材置場への径で、立ち入らないこと。左に曲がってすぐに尾根筋な
る。丁字路でこれを右へ曲がると、そこがもう展望台の広場の一角だ。

 F−3 第二キャンプ場のトイレの先に第二キャンプ場入口と茶室への入口、更に展望台への分岐があり、こ
れを見送ると、今度は左側にCDコースの分岐点があり、右側には二箇所目の展望台への分岐がある。尾根径
を登ると小ピークに出る。ピークで右に折れる。
 逆方向で来た時、ピークでは直進しそうだが、左手に丸太の段径を見つけて下ること。
 尾根筋をほとんど水平に進むと右側から別の径が取り付く。その先が展望台の広場の一角だ。

A林道奥谷線 Aコースとの交差点北側

G樹木園とツバキの森
 内浦山県民の森を貫く林道を進む。広い駐車場の脇を進み、右側に第二キャンプ場のトイレ、その先に第二キ
ャンプ場入口と茶室への入口がある。左側に樹木園への分岐がある。下るとすぐに林道と並行して西へ進む。
林道へ登る径が一ヶ所ある。更に直進すると、ツバキの森と東屋がある。広場の東端に出る。
 左側には通行止めになった吊橋があり、右より直進は休憩所の広場を抜け、坂を折返して登って林道に出る。

H林道内浦山線
 内浦山県民の森→0.25←勝浦ダム南側の道路終点
 県道内浦山公園線を進み、門柱を見た後、左側に大風沢橋がある。右側には林道内浦山線が分岐している。
この先には県民の森のオートキャンプ場、研修室が沿道にある。この研修室の内部のトイレが外部から利用で
きる。棟の中には立ち入れないように工夫されているのだ。緩い登りの舗装道路は、はじめ左に山、途中で尾根
を踏み換えて右に山の道路になる。最近の土砂崩れを直したと思われるところでは西側の展望がいい。もみの
郷会所(かいしょ)=会所生活環境保全林=勝浦ダムの南側の道路にて取り付く。ここまでは勝浦ダム側から車
輌での接近が可能で、転回できるスペースもある。左手には、道路が繋がっているが、門が有って閉ざされてい
る。脇に歩行者用の足元の工夫がされ、道路を進むと会所分校跡=もみの木庵へ至る。

I旧サイクリング道 ×
 内浦山県民の森→0.15←旧サイクリング道路終点
 内浦山県民の森を貫く林道を進む。広い駐車場の脇を進むとすぐ右側に緑の鉄扉があり、完全に施錠されて
います。かつてサイクリングロードとされていた道です。以下は通行出来た時のもので、今は読み物と化しまし
た。
 道路のアスファルトの中央には白線が引かれている。一箇所橋があって右岸から左岸へ渡る。傾斜がきつくな
るとこの舗装道路は終点だ。これを限度に戻ること。
 この道は中沢の滝への入口にもなっているが、立入禁止だ。

B Aコース 痩せ尾根にかかる陸橋です。 もう見られません。

J三等三角点宇那 △211.8 ×
 県民の森Dコースは通行禁止になり、管理外になってしました。以下は読み物と化しました。三等三角点宇
那の南に好展望の磐座があります。
 CDコース連絡点(上部))→0.10=0.05←東側区域外コース分岐点→0.35=0.30←
林道奥谷線(Dコース終点)
 東側区域外コース分岐点→0.20←三等三角点宇那

 CDコース連絡点(上部)を西へ進み、沢筋から右岸側の斜面を登る。1回折り返すと尾根筋に登り着く。左手
東側の尾根筋に緩い登りの径がある。林道1153、中央広場3366、区域外の分岐点だ。この左側の尾根に入
る。小ピーク、コブを左右に巻く径が続く。右側にシダの平原を見下ろしたのち、痩せ尾根を下る箇所に小展望
があり、三角点宇那のピークが正面に端正な姿を見せる。ピーク北側には境界見出し標があり、右側に水平な
巻き径、左寄り正面に下生えの少ない直登路が分岐している。直登すれば僅かで三等三角点宇那の山頂に達
する。
やや右寄りに尾根筋を辿る。小さな鞍部を経て、沖見磐座に出る。東側一部を除く周囲300余度の素晴らしい展
望が得られる。沖の海も見渡せる。露岩を辿って南へ進むと西側の巻き径と合流して涅槃磐に達する。
 境界見出し標の分岐を右巻き径で進むと、右側の小尾根の先に下生えが少なくなり西側に展望がある。この
尾根の元が三角点の位置だ。小さな崩落箇所の先、倒木のため通りにくい箇所がある。その左側の岩の斜面
が沖見磐座の真下だ。尾根筋に出ると、直登路と合流して涅槃磐に達する。     房総丘陵 1000