三舟山 1260

 三舟山 △138.7                房総丘陵1000
 君津駅の南側、君津市と富津市との境界に横たわる、なだらかな丘陵が三舟山です。戦国時代永禄十年
(1567年)北条氏が陣をはった古戦場でもあります。
 頂上は広い平坦地で刈り払いの手入れもよく各所にベンチもあります。マテバシイの太い木が全体に多く、桜
の太い木もあり、ミツバツツジの木も遊歩道沿いに植えられています。
 君津駅からバス便(君津市企画政策課コミュニティバス)がありますが、歩いたほうがいいでしょう。マイカー用
には三舟の里案内所に広い駐車場があります。
 君津市保存樹木 法巖寺のイチョウ

@ 君津駅南口から南へ進んだ駅前大橋(愛称ふれあい橋)越しに見る三舟山の全景

@君津駅南口から房総往還を歩いて
 バス停自動車学校前→0.05←房総往還標識(上湯江登り口)
 君津駅南口→0.15←駅前大橋→0.05←新十字路・仮植場(東電柱中富174柱)→0.10←
江川橋南詰め十字路→0.10←房総往還標識(上湯江登り口)
 房総往還標識(上湯江登り口)→0.20←分岐→0.10←記念林碑・地蔵像石標の分岐→0.15←
三舟山陣跡→0.05←三舟山展望台(塔)
 内房線君津駅下車、南口へ。南口の駅前広場には大きな公衆トイレがある。君津市のコミュニティバス小
糸川循環線の内回りに乗車、バス停自動車学校前で下車する。1時間に1便程度ある。自動車学校前は「イ」
の字型の交差点で、右折してすぐに左へ曲がる。交差点との関係もあって、車輌は一方通行になっている道路
だ。突き当りを左折すると、すぐ右手に「遺産名 房総往還」の標識と腕木型の案内標識がある。
 駅から南へ進み、小糸川に出る。新しい橋(駅前大橋・愛称ふれあい橋)が平成18年(2006年)9月に完成し
た。左右に長い台形の三舟山が中央に複数の鉄塔を立てて横たわっている。「御船」が本名ではなかろうかと
思わせる形だ。
 橋を渡りそのまま君津中央通りを南下する。北西角が仮植場になっているへいない通りの新しい十字路(東
電柱中富174柱)は西・中富、東・下湯江に通じる道路だ。
 江川橋南詰めの新十字路で左折、東へ進む。北側にだけ歩道がある広い道路が左カーブする箇所、右直進
の狭いほうの道路へ進む。(東電柱下湯江61柱、東電柱下湯江62柱)三舟山の西山裾を縫う道路との十字路
の先、右手に「遺産名 房総往還」の標識と腕木型の案内標識がある。房総往還の標識に従って右折する。畑
と雑木の間を抜ける舗装道路は、再び標識で案内されて、三又を右へ進む。ここの右後ろの細い道路は法厳
寺南側の参道入口につながる道路だ。畑の一角には大きな椰子の木がある。正面に三舟山全体が低く展開
している。
 房総往還はこの付近、海沿いから国道127号線付近まで複数の経路があり、この道はその一つだ。
 林の中◆に入ると、再び三又に出るが、ここにも標識があって、右へ入る。暗い林の中の径の途中、左手の
土手の上に、石の標識が倒れている。千葉縣、上総国、君津村などの文字が読みとれる。苔生した古いもの
だ。釜神橋の南詰めにあるものと同じ形式のものだ。右手の墓所には地蔵像が奉られている。車が入れそうな
幅の道になると、残念なことに左右の疎林の中に廃棄物が目立つ。
 昭和3年(1928年)11月、昭和天皇即位の御大礼の記念林碑の石柱を左に見ると、未舗装道の「L型曲が
り」に入る。左側直進のわずか先で、道路は舗装されて左へカーブする。ここには地蔵尊像の刻まれた道標が
あり、3方向の地名が2面に彫られている。「ほんごう」の径が石の裏手の踏み跡を示している。「さ奴起」の方
向はNTTの看板の裏手にあるわりと広い道を示している。これが房総往還の南方向だ。ここからNTTドコモの
無線中継所(送信鉄塔)まで、緩やかにカーブして登る舗装道路になる。東電柱前久保162柱付近ではすれ違
い用の退避場ではないが、道路が膨らんでいる。
 舗装道路はフェンスに囲まれた鉄塔(複数)を右に見て、未舗装道になる。チェーンが張られている。マテバシイ
の林の中にも車が止められそうなスペースがあるが、ここまでも車を入れるのは遠慮したい。
 下草の刈り払われたマテバシイ林の中の径になると、三舟山陣跡の説明看板があり、山頂の遊歩道が左
から合流する。小香(しょうこう)駐車場からの「オオシマザクラロード」で、その右側へ進むと、僅か先に「ソメイ
ヨシノロード」が左手下から登ってくる。
 ここにはベンチが並び、サクラの並木もある。左側が山の肩で、右手は広い平坦な頂上だ。ベンチテーブルの
セットが6台左側に、仮設のトイレが右側に並んでいる。ここで、右側の刈り払いの中へ進んで突き当たった刈
り払いの限度を左へ数歩進むと、小さな塚状の盛土の中に三角点標がある。
 遊歩道は山の肩を北東方向へ進む。ベンチの並ぶ休憩所と丸太造りの展望台(塔)がある。手摺りや幅木が
粗いので注意したい。北側の展望がいい。東京湾北半分もよく眺められる。
 林の中◆に入ると、再び三又に出るが、ここにも標識があるが、左の方が広い道のままなので、そちらへ進む。
左後ろには別のやはり広い道がある。これは真東の一軒家の道路に繋がっている道だ。隠れた十字路なのだ。
 先へ進むと高度をあげ、杉の多い道は右に、次に左に分岐があるが直線で登る。登りついた尾根筋は小香駐
車場からの径の内、オオシマザクラロードとされていた径の二ヶ所のベンチの中間だ。右折して陣跡分岐、ソメ
イヨシノロード分岐、トイレ前、展望台(塔)と続く。展望台(塔)は丸太造りの大きなもので、北西方向の展望がい
い。

◎ 小糸川右岸から三舟山の全景

 駅前大橋→0.10←釜神橋
 駅前大橋が掛かる小糸川の右岸はこの橋の西側からかなり遠方の東側まで車道の南側グリーンベルトを隔て
て、遊歩道、サイクリングロードが繋がっている。サクラ、サツキツツジ、サザンカ。川岸側はアジサイ、フヨウ。水
辺にはカモ、サギ。房総往還というのがこの付近だと、説明の看板がある。その昔、橋は無く渡し舟か徒渉だった
と、書かれていた。わずか先の釜神(かまがみ)橋で小糸川を渡る。東側しか歩道がない橋なので、狭い歩道でも
そちらで渡りたい。車輌の通行は多い。
 駅前大橋を渡り、小糸川左岸、河川管理通路を東へ進む。サクラ、アジサイなどを眺めながら釜神橋に出る。
この橋の南詰め東側には古い石柱が立っている。下の方で貞元村と読める。これより貞元だというものだ。
 新十字路・仮植場(東電柱中富174柱)→0.10←富西寺・中富公会堂・石上神社
 
新十字路を西へ進む。小さな桜公園があり緩いZカーブをしてやや北寄りになった西向き道路は住宅地の小
十字路に出て左折する。この道路が右にカーブする路地の先に富西寺がある。この地の名士、大草平内廟が
あり、大堂が建築予定だ。ここに近い中富公会堂には外から使える地区の人用のトイレがある。建物の周囲、
石上神社の境内にはケヤキ、タブノキの太い木がある。多数の石碑、石塔、石仏が並んでいる。

A三舟の里案内所まで 
 以前から広い駐車場だったが、平成20年(2008年)4月に「三舟の里案内所」が完成し、駐車場も再整備さ
れ、トイレも出来た。駐車場のやや奥だ。午前9時から午後5時まで月曜日を除き利用できる。土日には農産
物の直売場も開かれる。
 A−1 君津駅から
 房総往還標識(上湯江登り口)→0.25←三舟の里案内所
 上湯江登り口になる房総往還の標識のある曲がり角に出る。この標識に並んで腕木型の標識の左側「上湯
江、小香」の方向へ進む。右側に低い山、左側に田畑の道路が三又になる。ここにも腕木型の標識があり、小
香郡ダム、三舟山小香登り口の方向へ進む。右側の山が道路に迫った所に三舟の里案内所があり、その
わずか手前に案内看板と登山道がある。
 三舟の里に至る手前の道路がZ型にカーブする所で左へ入ると、梅田川の左岸に出る。げんべい下の滝
という小さな段差の脇から左岸を進む道路がある。ホタルの里コース遊歩道といい、三舟の里駐車場入口にあ
った看板が紹介する道だ。

@ 山頂の一角には展望台(塔)があります。手摺りが不足で中へ落ちそう。

 A−2 国道16号線から
 東京、千葉方面からの国道16号線が直進のまま、127号線に変わる。常代の交差点には左折が鹿野山への
道だと道路案内がある。その次の交差点(バス停周南口)を右折する。緩くカーブを繰り返す道路には白地に赤
のコミュニティバスのバス停がある。「貞元小前」からまもなく、右手に中層アパートの並ぶ交差点の左側に、三舟
山への標識がある。「貞元社宅前」だ。
 左折して突き当りを右折すると、三又に出る。標識に従って、ここを左折、三舟山小香登り口の方向へ進む。
右側の山が道路に迫った所、右側に三舟の里案内所の駐車場がある。奇麗な広い駐車場だ。

B三舟の里案内所駐車場から
 B−1 ミツバツツジの小径(こみち)
 三舟の里案内所駐車場→0.10←分岐→0.10←三舟山陣跡→0.05←三舟山展望台休憩所
 三舟の里案内所駐車場→0.10←分岐→0.15←三舟山展望台休憩所(アジサイの小径経由)
 駐車場のすぐ北側の山の斜面に、左へ登っている径がある。この入口に重ねて看板がある。「ミツバツツジの
小径」と右側への矢印が書かれている。駐車場内を「右へ」進み、一旦、表の道路に出る。北側に三舟山の地図
看板が有る。三舟山アメニティロードと案内される。その脇から細い舗装道路が登っている。左側には繰り返し、
墓所がある。
 未舗装道になり、車止めのチェーンが張られている。左側の斜面にミツバツツジやオオシマザクラの苗木が植
えられたという君津市農林振興課の看板がある。水田の谷を挟んで、南側の山の斜面の頂部に三舟山展望台
(塔)が見上げられる。
 この遊歩道は三又▼に出る。左は「ソメイヨシノロード」、右は「オオシマザクラロード」と標識されている。どちら
もほとんど同じ時間かかって、陣跡付近で合流する。
 右側の径▼「オオシマザクラロード」は、そのまま登り続ける。坂道を登りきった箇所には二ヶ所、ベンチがあ
る。右側には下りの別の径の分岐もある。もう一箇所ベンチがあり、尾根筋の径は水平になる。右側のマテバ
シイの林床が刈り込まれているのを見たわずか先には、三舟山陣跡を紹介する看板がある。■そこには右側
に分岐する径がある。房総往還で君津駅方面へ繋がる径だ。
 左側の径▼「ソメイヨシノロード」は、そのままの高さ、水平やや下り加減の径だ。幅広い径になる所、左側にアジサイの小径が分岐する。「マムシに注意」という標識の上で、尾根筋の径に合流する。右側のやや先には、三舟山陣跡の看板がある。■
 広い平坦な頂の一角で、左側へ少々進んで、6台のベンチテーブルセットが左側に、トイレが右側にある。トイ
レの裏から刈り込まれた頂上の平地を右側へ進んで、刈り分けに突き当たると、その左側に三角点の標石があ
る。
 遊歩道を進んでわずかで、展望台(塔)とベンチの並ぶ休憩所に出る。
 左側の径「ソメイヨシノロード」の途中、幅広い谷の中の径になる所、左側に分岐するアジサイの小径が分岐し
ている。幅広いごく緩い下りの段径は左へ折れて先ほどの「ソメイヨシノロード」とは逆向きになる。狭い急な段
径を登ると右へ折り返す。その次、左へ折り返すジグザグ径になるのだが、ここには直登の段径もある。ジグ
ザグの径は4回の右折をして高度を上げる。登り着くと展望台(塔)のすぐ下だ。

@ 三角点標石

 B−2 小香観音堂
 三舟の里案内所駐車場→0.05←観音堂入口→0.10←三舟山展望台休憩所
 三舟の里案内所の建物、トイレ側から道路に出て、南へ進む。右手の谷津田が尾根先になるところに、「六番
札所、小香観音堂」と書かれた標柱が建っている。坂道を登ると子育て地蔵尊の石像がある。左側にお堂があ
る。尊像は十一面観音だそうだ。
 この径はこの山にしてはやや急で、一部丸太の段坂になっている。登りつくと、展望台(塔)とベンチの並ぶ休
憩所の前だ。

 B−3 谷筋の道
 三舟の里案内所駐車場→0.05←終点
 表の道路を南へ進むと三舟の里案内所の南端の位置に差し掛かる。ここには未舗装道が右に分岐している。
 三舟の里案内所の建物左端部から小さく下ると未舗装道に降る。
 三舟山の馬蹄形になった中央部は幅のある谷で、水田等農地に利用されている。この中央に谷の奥へと未舗
装道が伸びている。周囲は棚田だ。僅か先で道路は尽きる。左手には岩の崖が草木に隠れている。

C本郷・飯野から
 C−1 飯野児童遊園地から
 君津駅南口→0.15←駅前大橋→0.05←新十字路・仮植場(東電柱中富174柱)→0.10←
江川橋南詰め十字路→0.20←飯野児童遊園地西方十字路→0.05←飯野児童遊園地→0.15←
記念林碑≒地蔵像石標→0.15←三舟山陣跡→0.05←三舟山展望台休憩所
 君津駅から南へ進む。駅前大橋、へいない通り。江川橋南詰め十字路からは西側だけに歩道がある。東側
は水田を置いて三舟山の全容が見渡せる。長い直進の道路が僅かに右に折れる十字路には茶色いガードポ
ールが多数並ぶ。ここで左折、東へ進むと右側に飯野児童遊園地がある。遊具が並ぶ広場があり、これに面
して本郷区集会場の建物がある。この看板は表の道路からは見えにくい。この十字路はそのまま東進する。
 左側に長屋門が見えると道路は二又になる。左側の登りの坂道を進む。未舗装道になる。丁字路に出ると
正面やや左側に記念林の碑が建っている。左側はやや狭い未舗装道。右へ折れると僅か先で道路は左へカ
ーブする。ここには地蔵尊像の刻まれた道標があり、3方向が道案内されている。ここからは携帯電話の中継
所(送信鉄塔)まで、緩やかにカーブして登る舗装道路を進む。

 C−2 鉄塔巡視路から
 飯野児童遊園地→0.05←東電柱前久保199柱=21号案内標柱→0.25=0.20←
地蔵像石標≒記念林碑→0.15←三舟山陣跡→0.05←三舟山展望台休憩所
 君津駅から進んで、自動車学校前の交差点を右折し、左側二本目の道路に入る。県道159号君津大貫線で
南へ進む。
 左側に飯野児童遊園地があった僅か南、5分ともかからず、左側の山が道路に迫る所に、鉄塔巡視路を示す
黄色い標柱が建っている。21号の数字が確かめられる。道路の反対側は東電柱前久保199柱だ。
 最初だけがやや急な登りの登山道で、ヒノキ林の中の径になる。この林のはずれから最初の鉄塔までだけが、
径は狭く刈り込みが悪い。21号鉄塔からはマテバシイの落ち葉が厚く積もった薄暗いほどの径になる。緩く上下
する径だ。赤い鉄塔の下に出る。
 樹林が途切れると、舗装道路の始まりの所に出る。左手には道標がある。今来た径は石標の裏側方向の
径だ。左折する未舗装道は、記念林の碑の前の丁字路へ行く。またNTTの看板の裏手の幅広い径は、房総往
還南側の径だ。
 緩やかにカーブして登る正面の舗装道路を進む。

@ 広い平らな山頂 休憩小屋 東屋

D 相野谷(房総往還南側)
 飯野児童遊園地→0.05←東電前久保199柱=21号案内柱→0.20←相野谷切り通し
→0.10=0.05←地蔵像石標→0.15←三舟山陣跡→0.05←三舟山展望台休憩所

 君津駅から南へ進む。駅前大橋、へいない通り。江川橋南詰め十字路からは西側だけに歩道がある。東側
は水田を置いて三舟山の全容が見渡せる。長い直進の道路が僅かに右に折れる十字路には茶色いガードポ
ールが多数並ぶ。ここで東へ進むと飯野児童遊園地に至るが、そのまま南へ直進する。
 次の本郷十字路は北西側が下飯野方面への新道、南西側が上飯野への道路。左折してやや上りの斜路か
ら三舟山裾を巻く道路との三又に至る。右へ進んで左手に三舟山の裾を巻く道を南から南東へ進む。その山
裾に切り通しがあり、左手に小さな道標がある。南、かのう山、さぬき と彫られている。「落石の恐れあり立ち
入り禁止」看板も立つ。この切り通しに入る。わずかな距離だが「山歩き」に慣れていない人は入らぬこと。左
右の崖からの崩落のせいで路面は荒れている。
 途中「24号」の標識がある。その急な坂径に入ると切り通しの壁の中に狭いプラスチックの段径が分岐して
いる。すぐに二又になり、今度は左へ進む。急傾斜の径は鉄塔の基部を右下に見下ろして更に登って行く。白
いガードレールを跨ぐと東電柱前久保162柱の前の舗装道路に出る。右側へ進んで無線中継場から三舟山
頂上に至る。但し、この径は利用しないこと。
 切り通しから道路を直進すると左手に地蔵堂がある。山の垂壁を四角く穿って、地蔵尊像三体が奉られてい
る。山砂の壁に生えたコケやシダ類が、像の周囲を飾っている。南東へ進むと一障揚水機場のある十字路に
出る。

E三舟の里案内所から郡ダムまで
 三舟の里案内所駐車場→0.05←小香観音堂入口→0.10←東電柱小香142柱→0.05←丁字路
→0.05←郡ダム駐車場
 三舟の里案内所の建物左側のトイレ側から道路に出て南へ進む。5分とかからない右側に小香観音堂への分
岐がある。更に南へ進むと左東側の山の裾にニューサイランが栽培され、右側はこの一角だけ植木畑になって
いる。東電柱小香142柱が近い。狭いコンクリート舗装の道路が分岐している。更に南へ進み道路が左に曲が
ると、湖畔の丁字路に出る。左手には駐車場と公衆トイレがある。郡(こおり)ダムに沿って東へ進む。右手にダ
ム管理事務所へ行く道路があり、広い駐車場がその道路の左側にある。ダムの道路はゲートで施錠されている
が、人だけの通行用の入口が脇にあって湖畔一周の遊歩道を案内していたが、一時通行止め処理されてしまっ
た。

A 三舟の里案内所の建物

F郡ダムから相野谷までと旗本山
 郡ダム入口駐車場→0.05←三舟の里との丁字路→0.05←障子谷方面への三叉路→0.05←
相谷256柱→0.10←27号鉄塔入口→0.05←青年館→0.10←十字路
(一障揚水機場)
→0.05←相野谷切り通し
 十字路
(一障揚水機場)→0.05←八幡神社・旗本山
 郡ダム入口の駐車場の北側、道路を西に進み、ダム湖を左に見ながら駐車場と公衆トイレのある丁字路を直
進気味左へ折れる。次の交差点の右へ鋭角に折れて下る。5分と進まない右側には畑地の脇に奇麗な農道
が北へ向いている。東電柱相谷256柱。崖下の小祠と八坂神社参道の石段がある。右側の谷に民家が遠望で
きるのは一色の集落で、そのわずか先の尾根先端には27号鉄塔の案内標柱が立っている。若宮八幡神社の
参道が右手にある。一色障子谷青年館の敷地には公衆電話がある。西側に広く水田の見渡せる十字路を右
折して坂道を登ると、右側の崖を穿った地蔵堂があり、道路の最高部右側には荒れた径が切開かれている。
「落石のため通行禁止」と標示されている。
 一障揚水機場が南東角にある十字路を右折すると相野谷地蔵堂から相野谷切り通しに向うが、西へ直進する
と右側に八幡神社、左側に大正寺がある。更に西へ進み、丁字路を右折北へ進む。西側は相野谷集会所の東
に続く広場で桜の木が多い。道路が右カーブする左手、ツツジの垣根に囲まれた太い桜木の繁る「塚」のよう
な園地がある。これが旗本山・八幡山の砦跡だ。西寄りには馬頭観音、牛頭観音ほか多数の石塔が並んでい
る。

G南側から
  G−1 小香観音堂更に南側の尾根筋から
 三舟の里案内所駐車場→0.05←小香観音堂入口→0.10←東電柱小香142柱→0.10←
●107ピーク北の鞍部→0.15=0.10←小祠のピーク→0.10←三舟山展望台休憩所
 三舟の里案内所から道路を南へ進む。小香観音堂への分岐の更に南にニューサイラン、右側は植木畑にな
っている箇所がある。東電柱小香142柱が近い。狭いコンクリート舗装の道路が分岐していて、これに入る。左
へカーブして林の中に入り未舗装道になる。猪の柵を見て、更に緩い傾斜を登るとチェーンを潜り、右へ鋭角に
曲がる。分岐は左へ進む。左側の林の中に道が延びている。尾根筋の鞍部だ。この鞍部の南側には●107の
ピークがあり、西側には竹林の中に踏み跡が南北にある。左手に尾根を置いて未舗装道が登っている。これを
進む。この道路はすぐ笹竹の藪の前で尽きる。左側マテバシイの並木の尾根に踏み跡がある。先ほどの鞍部
の箇所からこの突き当りまでの間に左側マテバシイの並木の下に移る。径は直ぐに小さな下りに転ずる。
 水平の鞍部は小笹が径を隠す踏み跡になるが、緩く登り始めると右手に尾根がある。右側がやや高い斜面を
水平に進む。踏み跡はかなり明瞭なものになる。下草のない鞍部に出てから右側に寄って尾根筋を辿るように
する。ここは下りの時、最初に達する鞍部で、そのままの方向にも踏み跡があるが、気持ちのいい鞍部と小ピ
ークを経て径が紛れてしまうので、注意したい。
 左手のマテバシイの並木は真中に径がある。しかしこれは左右の枝や小さな倒木などで歩きにくい。並木から
右手に出た所植林との間が幅広く開いていて下草がない。枯れた小枝を踏む径で能率よく高度を稼ぐ。小さ
なピークを越えると左右に溝径状の別の踏み跡がある。これを右折する所には壊れかけた小さな石祠があ
る。直進の狭い踏み跡には笹が若干被る緩い下りで、進んでわずか登ると、三舟山の花見広場の最奥に登り
着く。太い桜と下草の茂っている所、刈られた所を選んで進めば砂利の敷かれた遊歩道に出る。標識は
花見広場と書かれ、展望台と陣跡の中間の所だ。これを右折すれば休憩の東屋やベンチ、展望台(塔)も
ある休憩所に至る。

B 北側に三舟山の地図看板が有る。三舟山アメニティロードと案内される。
その脇から細い舗装道路が登っている。

 G−2 東電柱相谷256柱から ●107
 東電柱相谷256柱→0.30=0.25←●107ピーク北の鞍部
 道路の北側の幅広い谷に畑地が拡がっている。その西側には奥へ進む農道がある。東電柱相谷256柱の所
だ。この農道に入って直ぐ左にマテバシイの大木があり、幅広い山道がある。この径に入る。マテバシイの
並木の径で幅広くやや下っている。左下には舗装道路が並行している。この径が右へ鋭角で曲がる所、狭い
急な尾根筋がありこれに飛びつく。急傾斜と狭い尾根は下部だけで、傾斜を緩め、幅を広げ、赤いプラスチック
の杭もある。右下には先ほどの並木径と藪を透かして道路が見える。右側から別の尾根を合流させて左へ曲が
る。ほとんど水平な尾根径にはコンクリート標柱もある。右側へ下る踏み跡がたびたび現れるが、尾根筋を忠実
に上下する。尾根筋の左右に踏み跡が分かれる所でも尾根筋を選んでマテバシイの並木を歩く。左手の幅
広い谷にはシイの樹林が見事なシルエットを見せる。左側から尾根筋が合流して右へ曲がって緩く登る。最高部
が●107ピークで下りに転じて、孟宗竹の右端を進む。踏み跡が曖昧になって水平に変わる。そのまま北へ竹
林の径は続いているが、右側が明るい所でそちらへ進む。ピーク北側の鞍部からは尾根筋を忠実に進んで
三舟山へ向かう。

 G−3 一色集落から
 一色集落入口→0.10←●107ピーク北の鞍部
 一色集落への舗装道路を忠実に辿る。この舗装の尽きた所、左側には最奥の民家があり、右側には未舗
装道がまだ延びている。右側の畑の奥に栗林が展開している。この栗林の割と手前からこの栗林に入る。踏み
跡はない。その右端の若干左側から栗林の奥を左へ進むと、幅広い径に出る。Zカーブして竹林の中を進むと、
一段上の水平な所で右後ろから曖昧な踏み跡の合流を迎える。竹林の径はまだ北へ繋がっているが、右手側
の明るい所でそちらへ進む。ここが尾根筋の鞍部で、左北側へ尾根筋を忠実に進んで三舟山へ向かう。
 舗装道路を忠実に辿り、舗装が途切れ周囲が畑、栗林になる。そのまま進むと、直進と左分岐の径になる。こ
の分岐点のやや手前右側の栗林に入る。踏み跡はない。その奥から左へ進むと幅広い径に出る。右カーブして
竹林の中を進むと、一段上の水平な所に出る。竹林の径はまだ南へ繋がっているが、左側の明るい所で
そちらへ進む。ここが尾根筋の鞍部で、左北側へ尾根筋を忠実に進んで三舟山へ向かう。
 この径はどちらも栗林の中で径がなくなってしまうこと、他者の栗林の中を通過することでもあり、お薦めできな
い。

D 往還の南側、道路との取り付き 立ち入り禁止処理がされている。

 G−4 障子谷 東電鉄塔27号から
 東電鉄塔27号案内標柱→0.25=0.20←小祠のピーク→0.10←三舟山展望台休憩所
 郡ダムから南へ、その後三又を西へ道路を進む。北側は三舟山の南斜面で谷と尾根が入れ替わり、この道
路に迫っている。尾根の先端が道路に迫っている所、東電鉄塔案内の黄色い標柱がある。
 小橋を渡ってプラスチック段径で効率よく高度を上げると、すぐに鉄塔の下に出る。
27号の文字が見える。左奥から尾根筋を目指す。尾根筋には薄いが確実な踏み跡が続いている。この尾根筋
が下りにかかると尾根筋は歩きにくく、左側に誘われて下りやすい。右手の尾根筋を忠実に辿る。
 痩せ尾根の鞍部に立つと左側には倒竹が多いが溝径が下っている。これは上りのときの尾根筋の一つ西側
の谷の奥に繋がる径だが、民家の奥からが藪で覆われてわかりにくい径の分岐だ。痩せ尾根の右側には別の
民家の屋根が見える。上りの痩せ尾根には孟宗竹が径にそびえている。直線的な登り径は一回左へジグザグ
して元の尾根筋で高度を上げる。もう一度径が左へ振れる所には珍しく大きな枯れ木が横たわっている。腰掛
けにいい大きさだ。ここでは左カーブする踏み跡を外して右へ直登する。下草の被りは少ない。左側に浅い小
さな穴があり、これに繋がる溝径が左側に延びている。この斜面を登りきると分岐のピークに達する。
 右側が丸いピークの頂上で曖昧な踏み跡がそちらにも繋がっている。壊れかけた小さな石祠を見て左直進の
狭い踏み跡を進む。三舟山の花見広場の最奥に登り着き、花見広場の標識の所を右折すれば休憩も出来
る展望台(塔)だ。

H虚空蔵山 ●101
 東電柱27号案内標柱→0.05←泉汲寺→0.20=0.15←虚空蔵山
 東電柱27号案内標柱を見たあと更に西へ進んで左南側の交差点、二つめを左折する。一色障子谷青年館の
角だ。すぐ十字路がある。左には泉汲寺の門柱がすぐ先に見える。境内は奇麗に手入れされ、吉野ふれあい
広場の看板の裏は2面のゲートボールのグランドだ。
 十字路を直進し、三又を左へ曲がる。左右に最奥の民家を見た先、左手にスレート葺きの大きな倉庫があり、
ここで左折する。果樹畑のコンクリート道から小径に変わり、山に突き当たる。セイダカアワダチソウをかわして
左手に曲がり、山肌を登る。最初だけ草が茂るが、急な未舗装道は三又に出る。左側は下りで右側の鋭角曲が
りの方向へ進み、南向きになる。
 左側に地蔵尊像と墓石が並ぶ。その南側は鞍部を隔てて更に高い。南へ向き直った鞍部の中央には井戸だ
った深い穴が開いているので注意したい。明瞭な踏み跡はないが、刺の木(カラスザンショウ)の幹をかわして
適当に進めば最頂部に出る。しかし展望はない。
 三舟山に出陣した北条軍を迎え撃つ守兵がこの山に対峙し、西側の旗本山からの別動隊により、北条軍は崩
れたという。

G 南へ進むと左手にニューサイランが栽培されている。狭いコンクリート舗装の道路が、

I郡ダム (ダム周囲の道は一時閉鎖され、又開放されました。)
 I−1 遊歩道(右回り)
 バス停郡入口→0.25←郡ダム入口駐車場→0.05←左に分岐あり→0.20←ダム南東の十字路
→0.10←花はなの里分岐→0.10←ゲート→0.05←障子谷方面との三叉路→0.05←
三舟の里との丁字路→0.05←郡ダム駐車場
 郡ダム入口駐車場には遊歩道案内の看板地図があり、各種の注意事項が書かれている。構内道路へのゲー
トの脇に人だけ通行可能の狭い通路が開いている。右側に湖水が広がり左側に管理事務所、北側の景色が見
られる。左側の斜面へ分岐する道があリ、右に折れて広い舗装道路をしていたダムは舗装道路から砂利の道に
なる。左右に曲がって段径の上りから山道にかわる。しかし路面の整地は非常にいいので、安心して歩かれる。
又、痩せ尾根の径でも充分広いが、左右に柵が作られて、転落の心配は全然無い。
 ダム南西の十字路では正面と左分岐の径に対して通行禁止の立派な看板があり、右側に曲がる。この正面の
径は岩富観音に通じる径だ。これまでの径は舗装道路に変わる。左右共に樹木の道だ。左側に広い切開きが
あって、花はなの里の看板がある。左下へ下る径があり、左上へ登る径もある。上への径の先には小社があ
り、その僅か上へも進められる。そこからは展望がいい。
 左手12番コンクリート杭の切り通しには奥に径が続いているが、入らないほうがいい。ゲートの脇にやはり人
用の通路があるた。これを出ると一般道だ。右側には斜面と湖水が見える。三又と駐車場、公衆トイレのある丁
字路とを左手に見送って北から東へ向き直り、駐車場に戻る。この駐車場にゲートはない。
 北へ進んで集落の道路を通り、バス停郡入口から東へ進んで国道に出る。

 I−2.北東のピーク
 郡ダム入口駐車場→0.05←左に分岐あり→0.05←ピーク(杉林)
 ダムを東に進んだ所、左側に未舗装道が分岐している。道路の終点から右へ進めば杉林の中、ピークに達す
る。展望はない。南へダム湖東側の尾根筋に観測道が続いているが、遊歩道ではないので進入しない方がい
い。
 桧林の鞍部から北東へ向かって下る径は水田に出て、郡ダムと国道を結ぶ県道に正福寺南側で合流する。ま
た、「車椅子通行無理」の看板の立つ遊歩道が砂利道に変わった付近の「ロープ」の東側が尾根上の十字路で、
東へ下れば水田の脇から国道127号線小山野青年館の角に出る。遊歩道が段径で若干高くなって尾根筋の山
道に変わった所、左後ろに「ロープ」の張られた位置で合流する。●75ピークの僅か南側で、ダム南東の十字路
まで10分ほどの位置だ。
 小山野青年館から国道を北へ進めばバス停郡入口が西側にある十字路へ至る。

I 郡ダム

J新山公会堂 百騎坂 ○50
 頼朝の軍勢が通ったとき、百騎だったという。今も百坂(ももさか)という地名です。
 郡ダム入口駐車場→0.05←三舟の里との丁字路→0.05←障子谷方面との三叉路→0.05←
ゲート→0.10←新山公会堂
 新山公会堂→0.10←花はなの里分岐(経由してダム湖畔)
 新山公会堂→0.05←正覚院
 新山公会堂→0.05←竜岳神社→0.10←裏山の鞍部
 新山公会堂→0.05←竜岳神社分岐→0.10←仏手石丁字路→0.10←三又→0.10←
小十字路(東電柱亀沢167柱)→0.05←丁字路前の民家
 郡ダム周囲回遊の道を左回りに進む。道路からゲートで遊歩道に入る所は右側道路を進む。オートキャン
プ場の看板の目立つ左分岐の道路へ進む。左手に再びある分岐の建物が新山公会堂だ。
 新山公会堂の角を左折する。進んで二つめの左分岐の山肌にオートキャンプ場の案内がある。これに従って
進むと管理事務所と食堂喫茶店を兼ねた建物を右手に、その敷地を抜けて山道を登れば郡ダム南側の道路に
接合する。右上へ登る径があり、その径の先には小社がある。そのわずか上へも進められる。そこからは展望
がいい。
 新山公会堂の前を直進し、左手に墓地のある丁字路(東電柱上162柱)を右折する。正面の山裾を左へと道
路を進むと、正覚院の寺堂が市の指定文化財だという標柱とこの寺が各種の巡礼の番所だとする看板がある。
参道の入口には由緒書きの看板が有り、16世紀の創建。享保三年(1718年)の本堂が指定文化財だそうだ。
奇麗な境内で、墓地の宝篋印塔は立派なもので隅飾りが大きい。堂裏の山も奇麗に手入れされ、ピクニック向
きだ。仏教教科書のような看板が複数ある。
 先ほどの正面の山裾を右手に廻り込み梅田橋からの道路との変則十字路を左折する。三社の名前の石碑が
あり、中央の社名が竜岳神社になっている。御影石の明神鳥居から石段を登って簡素な拝殿前に至る。その右
手に裏山への参道がある。登り着いた尾根筋には磐長姫命の石碑があり、左手には多数の石の並ぶ拝所があ
る。山水講の石碑もある。磐長姫命の石碑の裏側には踏み跡が続いている。小ピーク四つ超えたあとの鞍部で
踏み跡は乱れるが、正覚寺の本堂裏の屋根が近い。
 梅田橋からとの変則十字路を西へ直進する。左側丁字路分岐の位置右側には仏手石(ぶっしゅせき)の古道
標が建つ。右は鹿野山道、左は佐貫へ。旧字で刻まれている。安政四年(1857年)のものだ。南へ進んだ道路
は右手に百坂堰の脇を抜ける。三又を右へ進んで未舗装道に変わって切通し坂を登る。
 右側に秋葉神社の石段が上がっている。社殿には秋葉山の扁額が掛かり、シイの太い木もある。南北の尾根
筋に踏み跡があり、南側は鉄塔に至る。
 石段の下から南へ住宅地と農地の入れ替わる舗装道路を下ると小さな十字路に出る。(東電柱亀沢167柱)
西へ進むと大きな交差点(上岩入公会堂が左先に見える)に出て横断、わずか先で丁字路の民家に出る。小久
保大塚山方面から佐貫町駅へと繋がる。

K郡ダムから岩富観音へ
 K−1 三百騎坂東側の径
 石橋山の蜂起に敗れた源頼朝は安房に逃れ、加勢の軍勢を集めてこの付近を通る時、三百余の軍勢に膨れ
上がったという。正確にはこの径とは異なるかもしれません。
 国道127号線東電柱小山野39柱分岐→0.10←三百騎坂峠部→0.05←ダム南東の十字路
 国道127号線が左右とも低い山に囲まれる。西に狭い道路があって谷が入っている。東電柱小山野39柱が
ある。奥の住人の駐車場だろうかその付近だけ道路が広い。狭い道路には小奇麗な家が並ぶ。最奥から数え
て二軒目の家への丁字路の取り付き部、右側、草の山の斜面に飛びつく。地形図では黒実線が引かれている
が道路はない。斜面に「始め踏み跡」はないが、登るに連れて草の中に地形が径型になり、右へそれて踏み跡
が径らしくなる。谷をSカーブで登って峠に出る。左右に別径が登ってきている。右は郡ダム、左は岩富観音へ
至る。正面西側には幅広い溝径が下っているが、これは下らないこと。
 この三百騎坂峠部から尾根筋、南側小山野随道上部附近が小山野城跡だということだ。

I 郡ダム西側のゲート。歩行者の入口は通行止め処理されました。又開けられました。

 K−2 三百騎坂西側の径
 これは三百騎坂西側の径ではないかもしれませんが、この径で西側から尾根筋に至ります。
 新山公会堂→0.10←クランク折れ→0.10←三百騎坂峠部→0.15←32号案内標柱分岐
 新山公会堂の角から東へ進む。オートキャンプ場の看板を左手に見ながら直進する。正面の山には送電鉄塔
が見え隠れする。水田の脇の道路がクランク曲がりして坂道になる。右手に倉庫を見て左へ曲がって舗装道は
泥岩の路面になる。急な斜路の左右にはNTTと東電の細い電柱が並ぶ。道の傾斜が緩むと複数の廃屋が並
ぶ。これを抜けると右側が山肌の樹木に囲まれた狭い径になる。丁字路は左へ折れれば1分ほどの距離で峠
部を経て郡ダムに至る。右へ進めば岩富観音へ至る。

 K−3 三百騎坂南西側の径
 新山公会堂の付近からは送電線巡視路でも尾根筋へ行かれます。
 新山公会堂→0.10←北側に分岐→0.10←32案内標柱分岐
 新山公会堂の前を南へ進む。西側には竜岳神社の山が水田越しに見える。墓地のある丁字路(東電柱上16
2柱)には32号案内標柱があり、左手の崖には穴が穿たれ地蔵尊像が奉られている。六道能化地蔵と木札に
書かれている。ほかに小さな大日如来文字塔が害獣避けの串に囲まれている。
 上り径の傾斜が緩むと、右側に急坂の径が分岐している。30号鉄塔の基部が見える。溝径になると右後ろか
ら径が合流する。径にはゴルフボールが多数転がっている。右下にある打ち放し場からのもので
大変危険な径だ。左側に分岐がある。オートキャンプ場に近い丁字路へ至る径だ。左手に尾根があり、プラスチ
ックの段径が登っている。31号鉄塔に至るものだ。奇麗な尾根筋を経て、尾根筋の三又に出る。32号鉄塔へ
の案内標柱がある。左は郡ダム、右は岩富観音へ至る分岐だ。旧道のトンネル上部だ。

 K−4 旧道トンネル前から(東電巡視路を辿る)
 国道丁字路→0.10←企業駐車場の門→0.10←54号鉄塔
 国道127号線には「複々線」状態で西側に生活道路が並行している。これが尽きる所、右手に分岐する。
東電柱小山野46柱。34.1の水準点があり、52号鉄塔案内標柱がある。上空には送電線が交差している。左
手に大きな会社の駐車場の門も有る。中に入り駐車場内大きな排水溝に沿って進むと、尾根筋の最端部に至
る。二本の鉄塔案内標柱が並ぶ。かなり急な尾根径でプラスチックの段がなければ登れない。53号鉄塔からは
小さく上下を繰り返す。左カーブになると滑り防止のトラロープが張り廻されている。尾根筋に出ると54号鉄塔の
下だ。右北西側には鋭角で分岐した径があり、郡ダム方面へ至る。左手は浅い鞍部を経て尾根径になり、岩富
観音へ至る。

M 国道127号で小山野隧道の南、東丁字路に信号がある。
これを東へ折れると直ぐ左手に斜路が分岐している。

L郡ダムから岩富観音まで
 郡ダムから岩富観音まで、周囲から幾つかの登路を分岐合流させて岩富観音へと径が繋がっています。
 郡ダム入口駐車場→0.05←左に分岐あり→0.20←ダム南東の十字路→0.05←三百騎坂峠部
→0.15←32号案内標柱分岐→0.10←54号鉄塔分岐→0.10←岩富観音裏参道分岐(瓜子坂上)
→0.10←仁王門前
 郡ダム南東の十字路は湖面からは遠い。右西側は幅広下りの径がSカーブしながら下っている。東側は草の
多い狭い径があり、正面には下生えの少ない尾根径が南へ向いている。これが緩く下ってカーブすると、径の鞍
部に出る。
 鞍部=峠の左は谷に沿い、カーブしながら径が下っている。右も西へ幅広い下り径があるが、この径には入ら
ないこと。この鞍部=峠を南へ進んだ僅か先に右丁字路の山径分岐がある。新山方面はここから西へ進む。南
への径は右側に山を置いてかなり東へ巻く緩い上りだ。右側の尾根に径が近づくと、これまでの下生えは笹もま
じえて通行不能なほどになる。尾根筋に径を求めるが程よく元の踏み跡に戻ること。尾根筋に奇麗な分岐があ
り、32号鉄塔がある。朱ないしオレンジ色と白色で塗り分けられている。ここからは通りやすい。孟宗竹の林も
径を塞ぐものではない。三又には32号案内標柱がある。
 この三又を右へ進むと新山南側の丁字路に至る。左寄りを進むと数本の倒木が重なって径を塞いでいる。ここ
が旧道の小山野隧道の上部だ。
 54号鉄塔の真下を通ると左手に鋭角をなして別径が合流している。34.1水準点があり国道に合流する道路
に至るものだ。浅い鞍部を経て篠の多い尾根径にかわっていく。二本のコンクリート電柱と支線の黄色いビニル
を笹の中に求めて左寄りに進む。小山野隧道の上部だ。笹は多いが確実な踏み跡に出る。暫くはこの笹の茂み
の中に踏み跡を辿る。時々木の幹にコースサインが見える。左下から登ってくる幅広い径に合流する。左側の
下りは瓜子坂を下って小山野堰から国道に至る岩富観音の裏参道だ。そのまま南へ進めば岩富観音だ。
 三百騎坂峠部から瓜子坂にかけてが小山野城跡とされている。

M岩富観音 ○112 岩富城跡 岩富山
 上総三十四ヶ所観音霊場22番、新上総三十四ヶ所観音霊場18番、上総八十八ヶ所霊場6番。妙覚山岩富
寺、ご本尊は不動明王。千手観世音菩薩像も奉る。昭和20年(1945年)5月8日戦災のため焼失、今は仮堂
だ.。平成では1年、6年の5年に一度の御開帳だという。令和は未調査だが同じだと推測される。古くは岩富城
跡でもある。
 M−1 裏参道
 バス停郡入口→0.25←小松橋西十字路→0.10←東福院西十字路→0.10←小山野神社南三又
 国道から分岐(小山野神社南側)→0.05←街灯分岐→0.10←
小山野隧道上部との分岐(瓜子坂上)→0.10←仁王門前
 君津駅南口からコミュニティバスでバス停郡入口へ。国道に出て南へ。ガソリンスタンドの南の十字路を左
折。小松橋を渡り右折。国道と並行する道路を南へ進む。東側に東福院のある丁字路も南へ。小山野神社の
修理された高い石段の下を通ると西側国道に出るが、この三叉を左へ進む。
 国道127号線の東側分岐は必要以上に幅広い。しかし未舗装道だ。東側に並行した未舗装道に取り付いた
小山野神社の石段が遠くからでも見える。小山野堰を右側に見ながら、その上部で右側へ廻り込む。街灯のあ
る分岐は右寄りへ進む。左側には住宅や畑地がある。右側の山の斜面が岩壁になると左側は二回目の畑地に
なり、瓜子坂の径は草が多い。左側も山になると径に草はなくなる。右側には笹の尾根があって小山野隧道、郡
ダムに至る径が合流している。左側には尾根筋への径がいくつか分岐する坂径を登る。右側から幅広い径が合
流し、岩富観音仁王門の前に至る。

M−4 御太刀神社 入口 右側に由緒書き看板

 M−2 表参道
 バス停君津グランドゴルフ→0.05←バス停周南入口→0.05←バス停岩富南口→0.05←
高速道君津26号南→0.15←国道信号の丁字路→0.10←仁王門前
 JR佐貫町駅からバスで鹿野山、マザー牧場行きへ乗車。バス停岩富南口で下車。県道を東へ進み、直ぐ先で
左折。市道を進むと斜面が下りに転じたとき高速道の高架がある。ここから道路は下りになり、右側に岩富山を
眺めるようになる。歩道のないダンプ街道なので充分気を付けたい。国道127号 の信号の手前、斜路の表参
道がある。
 国道127号で小山野隧道の南、左丁字路に信号がある。これを東へ折れると直ぐ左手に斜路が分岐してい
る。ガードフェンスで通行止めにされているので車での進入は出来ない。Sカーブのコンクリート斜路の途中には
送電鉄塔がある。ここが賑わっている寺院なら駐車場にちょうどいい広場のあと、もう一登りすると左側、瓜子坂
からの径が合流する。
 左側の幅広い径には倉庫があり、奥の堂に繋がる。仁王門の前には南へ下る径を挟んで子育てないし子安地
蔵尊像がある。門への石段を上ると堂の前に至る。左手には一段高い所へ至る斜路がある。登ると仁王門の
屋根より高く、展望がいい。

 M−3 南参道
 高速道君津26号南→0.05←作木橋→0.20=0.15←仁王門
 高速道君津26の函渠を潜って高速道の北側を東へ進む。急勾配の道路は高速道より高くなり、右側に作木
橋が、左側ススキの茂みの中に携帯電話のアンテナ塔がある。
 ススキの中を北へ進むと、雑木の枝に覆われた踏み跡がある。確実な踏み跡だが笹の中に径が消える。左へ
笹を「漕ぐ」と法面上部の崖に出る。これがやはりシイの木で塞がれた所で右へ笹を「漕ぐ」と再び踏み跡に
出る。この踏み跡が地面の切れ落ちでなくなっている所だ。その後はここが城だった時の堀割りを抜ける。右
に切り通しの分岐、左手に枝尾根、虎口への分岐など岩富城址の遺構が草の中に隠れている。切通しの坂を登
ると仁王門の前に出る。左手には地蔵尊の拝所があり、右手仁王門の石段を上る。

N神明山 下飯野観音堂入口丁字路(東電柱飛付66柱)から望む。

 M−4 御太刀神社 ○100
 阿久留王を祀った阿久留王塚がある一方、これを討った日本武尊を祀った神社が郡ダム東方の皿引にあり
ます。
 バス停周南公民館入口→0.05←十字路→0.10←はちみつ工房前交差点→0.10←御太刀神社
 君津駅下車南口。コミニティバス小糸川循環君津グランドゴルフ場行きに乗車。周南(すなみ)公民
館入口で下車。県道をそのまま進み、十字路を東へ進む。高速道を潜る。道路は左カーブし、「はちみつ工房」
の前に出る。東側には御太刀(みたち)神社の由緒書きの看板がある。
 国道127号線、小山野交差点から東へ入る。コミュニティバスの走る道路との交差点の先、高速道を潜る。道
路は左カーブし、「はちみつ工房」の前に出る。東側に、御太刀神社の由緒の書かれた看板がある。左側やや
登りの道路を進む。最後の民家のあと急カーブを繰り返して畑地を抜け、急勾配になって林を抜け水道施設に
出る。ここからは狭い山道になる。左側にヤマザクラが多数に幹分かれした喬木がある。周囲は植林だが、ヤマ
ザクラが多い。小さな階段の左手には御嶽神社の石祠と浅間大神の石碑が並ぶ。鳥居の脇には相当の大きさ
だったと推測される切り株があり、その脇を抜けて社殿の前庭に出る。社は瓦葺の質素なものだ。その裏手は
尾根筋の浅い鞍部で、まだ先がわずかに高いが径はない。

N神明山 △66.4
 富津市役所の北東側にあるこんもりとしたピークです。
 大貫駅→0.30←富津市役所郵便局丁字路→0.05←バス停下飯野→0.05←
下飯野観音堂入口丁字路(東電柱飛付66柱)
 下飯野観音堂入口丁字路(東電柱飛付66柱)→0.10←神明山山頂
 下飯野観音堂入口丁字路(東電柱飛付66柱)→0.05←丁字路(東電柱飛付147柱)
→0.15=0.10←神明山山頂
 大貫駅東口と青堀駅を結ぶバス路線に乗車、バス停下飯野で下車、東へ進む。
 富津市役所から郵便局の丁字路を北へ進むと道路に歩道がなくなる。東に並行する道路を進むと墓地に出て
右折する。左折した場合は県道のバス停下飯野の交差点だ。
 新道路の歩道は旧道路の名残だ。道路の南側の住宅が途切れた所で右折する。新道との余地が三日月型
の余地を見せている。東電柱飛付66柱。南へ進む。下飯野観音堂の墓地の前を過ぎると未舗装道は山道にな
り、左へ折れる。最初の分岐は左へ登る。尾根先を急傾斜でジグザグしながら登る枯葉で埋もれた溝径はマテ
バシイの木が太い。径の傾斜が緩むと数段きりの石段の上に出て右に曲がれば山頂だ。手前に常磐神社、古
峯神社の石祠が祀られ、平地の奥に塚がある。小御嶽神社、浅間(閨j大神、参明(?)藤開山の石碑(明治8年
・1875年)が並んでいる。マテバシイの大きな株が周囲に多く、下生えは少ない。塚の裏側には大きいが浅い
堀切があり、これで隔てられて同じくらいの高さの塚がある。そこには三角点の標石もある。南東他三方向にマ
テバシイの大きな株の並ぶ尾根筋が下っている。
 観音堂入口の丁字路(66柱)で右折せず直進し、新道路が左へカーブし始める箇所(飛付147柱)で右側へ
進む。細い舗装道路だが、左に参道に繋がる径がある。これを進む。日当たりのいい草の平地に出ると径は右
折して真西へ向かう。数段きりの石段を複数回、水平で直進の径はマテバシイに囲まれた並木の径だ。急登の
石段が終わり、最後の石段の右側に別径の合流があり、頂上に出る。正面に浅間大神の塚がある。
 君津駅南口→0.15←駅前大橋→0.05←新十字路・仮植場(東電柱中富174柱)→0.10←
江川橋南詰め十字路→0.20←飯野児童遊園地西方十字路→0.05←本郷新十字路・三叉路
→0.10←大福寺→0.10←丁字路(東電柱飛付147柱)→0.15=0.10←神明山山頂

 君津駅から南へ進み、三舟山南西角の本郷十字路で西へ進む。大福寺北側の東西の道路が南へカーブした
位置に東寄り登山口になる丁字路がある。
 大福寺→0.10←秋葉神社
 
大福寺の境内に入って直ぐの所にはクスノキが太い。門柱から外、西側へ進んだ所には寺の駐車場が
あり、南側の山の斜面には墓地が拡がる。更に西へ進んだ上飯野集会所の斜向いの小さな杜は弁天神社だ。
円形の人工池の中に社がある。小奇麗に手入れされている。北側は溜池・堰谷の堰でこの池の西側の道路を
南西に進む。十字路を南へ進んで住宅が途切れた先、左へ細道をカーブして細い石段の下に取り付く。この上
にはブロック造の奇麗な秋葉神社が祀られている。谷間の中の小高地なので展望は小さい。

P 貞元 味楽囲さだもと店

O納戸山 △60.9
 バス停水道山下→0.05←山頂電波塔群
 君津駅北口からバスが出ている。わずか東側にバス停水道山下があり、ここから北へ斜路を進む。左カーブし
た道路が右へ分岐する三叉を左へ進む。傾斜の増した道路の周囲は住宅地で、水道施設の固い門扉の前に辿
り着く。その手前、南側に電波塔への段径が草に覆われている。
 山頂は高いフェンスの囲いが複数、その中に水道施設もある。展望は望めない。納戸山遺跡だという。三角
点標石にも接せられなかった。

P貞元花の道 新御堂コース
 君津市に設立された貞元地域まちづくり推進員会が設定した貞元花の道 散歩マップ―みどりの古里「貞元」
を歩く―には、JAきみつの直売所味楽囲(みらい)さだもと店を起点とした七つのコースが紹介されています。
 @三保(みよ)野稲荷コース B三舟台コース C三舟山・郡ダムコース D郡ダム散歩道コース Eポケットパ
ーク・小糸川コース は君津駅から駅前大橋に達してから東へ進んで 味楽囲 へ行くもの。F三舟山遊歩道コ
ースが有ります。そのAとして紹介されている新御堂コースを反時計廻りで紹介します。
 里山の豊かな木々の中を通り、「頂上」からは奇麗な景色を眺め、江川の動植物や江川花の道も楽しめます。
(3.4Km)―ということです。
 君津駅南口→0.15←駅前大橋→0.05←新十字路・仮植場(東電柱中富174柱)→0.15←
出羽橋→0.10←味楽囲さだもと店→0.10←三保野稲荷丁字路→0.15←好展望の丁字路
頂上
→0.10←最勝福寺東の丁字路→0.05←新高橋→0.10←清水橋→0.10←味楽囲さだもと店
 君津駅下車、南口から南へ進み、駅前大橋を渡りそのまま君津中央通りを南下する。北西角が仮植場になっ
ている「へいない通り」の新しい十字路(東電柱中富174柱)を左折東へ進む。神将寺の境内が奇麗で、タブノ
キが太い。細いながら喬木も多い。出羽橋の先を直進して、味楽囲さだもと店の交差点に至る。
 味楽囲さだもと店は広い駐車場の奥に直売場の建物があり、その東端にはトイレがあり、ガソリンスタンドも
ある。
 西側の道路を南へ進む。貞元橋の南詰め江川の左岸はこのコースと稲荷コースとの復路だ。直進した突き当
たりの直ぐ左側は三保野稲荷社で、湧き水がある。東へ進んだ突き当たりを右折、緩い登りの道路を進む。開
けた場所に出ると三つに分かれた交差点で、左に折れる。奇麗な住宅が途切れると未舗装道になり暗い切り通
しを抜け杉林の脇を抜け、舗装道路の丁字路に出る。「マップ」で「頂上」としているところで、東側が眺められる。
ここで左折、緩く下る道路は最勝福寺の墓地を抜けて寺の東側の丁字路に出る。右折すれば境内に入る。左折
して江川の左岸に出る。この左岸は未舗装道だ。桜の木があり、アジサイも混じる。清水橋では稲荷コースが合
流する。その方向へ数歩進んだところには清水の不動尊が奉られ、ここにも清水が湧いている。そのまま川岸を
進んで貞元橋に至り、右折して味楽囲へ戻る。

◎ 関山水利記念碑

Q人見山 △67.5
 山頂には人見神社の社殿が建ち、菱形基線測点標と三角点があります。
 Q−1 表参道
 青堀駅→0.15←大堀交差点→0.05←鳥居→0.10←山頂
 内房線青堀駅下車。国道16号線を東へ進む。大堀中央の交差点を渡る。大堀神明神社の駐車場隅
には三界万霊供養塔・道標がある。隣地の塀のため片方の道案内が読みにくい。立派な社殿の神明神社の参
道入口の先にはバス停青堀中央がある。信号のある交差点大堀を右折し、中橋で小糸川を渡る。北側に人見
山南側の緑の斜面が望まれる。二つ目の交差点左丁字路を左折北進する。別当寺だった青蓮寺の境内西側
の道路沿いにタブノキ二本が太いが二本とも頭部を切られ、西入口脇の方は幹の空洞化が進んでいる。塀越し
に奇麗に手入れされた境内が眺められる。
 寛政年間(1789年〜1801年)の手水石が右側にあり、石段の上には石鳥居が大きい。この鳥居の左側に
は古峰神社の小社がある。右手に分岐する裏参道を見送り、左側の階段を登ると金毘羅神社がある。ここから
急な階段の参道が続く。左に折れる箇所、右側の小径は裏参道への短い連絡道だ。あとわずか階段を登ると山
頂、人見神社の社殿の前に達する。
 正面には造化之神三柱を御祭神とする人見神社の拝殿本殿がある。裾を翻した随身石像が左右に座る。右
側に明治時代に妙見菩薩が移された観音堂がある。共にコンクリート造だ。
 正参道が登り着いた位置左側には社務所が建つ。その北側には見晴らし台への階段、末社の社、用務車や
車祓いのための車道があり、本殿に続く。一段高い見晴らし台へ進むと西側に広く好展望が得られる。南へ進
むと社務所の軒先の高さの地面に菱形基線測点標、浅間大神石碑(山水)がある。北へ進むとトイレが建ち、車
道へ続く歩道も西側に延びている。
 正参道が登り着いた位置右側には納札所があり、その奥に三角点の標石がある。南側が展望される。

 Q−2 裏参道
 青堀駅→0.15←大堀交差点→0.05←鳥居→0.05←車道K字路→0.05←山頂
 参道の石段を登った石鳥居の先、参道が左に折れる箇所右側に山道が分岐している。段径はよく手入れされ
ているが、急傾斜の右下には青蓮寺の墓地や堂宇を見下ろせる。コンクリート擁壁の下、左折するとコンクリー
ト舗装の広い道路に合流する。わずか先には標柱の建つ旧道の入口がある。左右逆のK字路だ。この段径に
入って直ぐ左に下る細い径があるが、これは正参道との連絡径だ。段径を登りきると山頂、人見神社の社殿脇
に達する。
 この裏参道が登り着いた左側には納札所、その奥に三角点の標石がある。同じく右側には不動明王(寛政十
年、1798年)観音・勢至両菩薩(上に阿弥陀如来の連華座があり、下には二体の獅子がある)、地蔵菩薩等の
石像と風化の進んだ石が並んでいる。その先は観音堂と人見神社の本殿だ。

Q 人見山 南側から望む

 Q−3 車の参道
 大堀交差点→0.10←バス停神門→0.10←裏参道K字路→0.05←山頂
 大堀の交差点から更に国道を進む。人見橋からは低いが長い山並の西端になる人見山の北西側を眺める。
この附近から神社の参道入口を目指すのは、遠廻りになる。
 バス停神門の僅か手前横断歩道橋の位置で右折、山並みへ向う。国道16号線を君津方面から来るとこの位
置の予告看板が出ている。
 住宅地を抜け山裾に達するとコンクリート舗装の急傾斜になる。左手にはガードパイプで区切られた歩道もあ
る。この道路の傾斜が緩むと東側に人見神社の駐車場がある。ゲートもなく広い砂利舗装のものだ。車道は右
カーブして再び傾斜を強める。左側に標柱が建ち、裏参道を案内している。裏参道下りの方はわかりにくいが、
都合逆K字路になっている。車道の左側山裾は道路に余地があってこの附近にも駐車が可能だ。道路が左へ
カーブする箇所、左側にタブノキが太い。注連縄が巻かれている。右手の車止めの先は西側の山の肩を歩く遊
歩道への入口だ。
 社殿の裏手に登り着く。右側には見晴らし台北端のトイレがあり、左側は本殿の西側の裏手になる。参明藤開
山碑があり、用務車等の駐車箇所にもなっている。但し、一般者はここまでは車を入れないこと。

R 三直城跡 (みのう)
 バス停君津文化ホール→0.05←北入口→0.10←主郭
 君津文化ホールの交差点北西側、君津バスターミナルの北側に迫る山が城跡だ。東側の道路を北へ緩い斜
路を上る。この左西側の斜面が主郭の斜面になる。道路が水平になって左折。西へ向いた道路の北側は住宅
地。南側は竹薮を中心とした山林。
 一画に未舗装道が竹薮へ南進している。細い山道にかわって左へカーブ。やや離れて土塁らしき地形も認
められる。低い土橋を上った先に疎林に覆われた平地、曲輪らしきものに出る。三方向は山林の斜面になって
いる。
 筍生産の私有地であろう。入山は時期を避け、遺構を見た後は速やかに出郭しよう。   房総丘陵 1000

○ 内裏塚古墳南側上り口

 房総丘陵 1000

○ 内裏塚古墳南側上り口にある看板