全般 房総丘陵1000
清和県民の森は君津市、3,200ヘクタールにも及ぶ広い森林公園です。ダム湖=三島湖、豊英(とよふさ)
湖が有ります。高宕(たかご)山、鹿野山(かのうざん)、大塚山に囲まれて、延長40キロにもなる遊歩道が設け
られています。「森」内の施設としてロッジ村・キャンプ場・オートキャンプ場・スポーツ広場(テニスコート)・デイキ
ャンプ場・木のふるさと館(木工教室)などがあります。各所に駐車場と公衆トイレがあります。自然休養村管理
センターには農産物直売場もあります。釣り宿、商店、民家、農地なども点在しています。サルやシカ、イノシシな
ど野生動物に注意しよう。
平成16年・2004年4月から「森」内の施設の内、いくつかが閉鎖されました。森林館(管理事務所は木のふる
さと館へ移転)、三島湖展望コース、宿原(しゅくばら)橋コース、鍵掛橋コース。森林館へ通ずる道には通行止め
の標識がされました。フィールドアスレチックはその後、音事協の森になり、サイクリングロードは廃道になりまし
た。
県指定の天然記念物「三島の白樫」=ウラジロガシの木が木和田橋に近い民家の敷地内に「山の神」として大
事にされています。「下の台2.1−香木原(かぎはら)8.4」の標識の裏手の道を上がったところの赤い屋根、
青い庇の渡邊家の母屋と二階屋の裏手に有ります。家人にお断わりしてから見学したい。高さ16メートル。幹周
り5.8メートル。樹齢数百年。
広い「森」のうち、事務所に近いコースを集めました。
@ 県指定の天然記念物「三島の白樫」=ウラジロガシの木 |
@小袋沢コース
旧サイクリングロード「ほたるの里」に近いところから分岐し、東側の山を登リます。北回りと南回りがあって、稜
線で合流します。林道渕ヶ沢奥米線とも接続します。
@−1 バス停下の台からバス停奥畑−旧サイクリングロード(廃道)
かつては立派なサイクリングロードでした。小袋沢(こぶくろざわ)コースのアプローチですが、廃道状態になり、
各所に土砂崩れもあって、舗装面が全然見えないほど土砂と枯れ葉等が積もっています。
バス停下の台→0.15←右丁字路(豊英島・八幡台橋)→0.25←小袋沢コース分岐→0.15←
旧サイクリングロード入口(出口)の分岐右折→0.15←*国道左折→0.05←バス停奥畑→0.05←
鍵掛橋→0.05←白鳥隧道→0.05←バス停ロマンの森(共和国)
*国道右折→0.10←バス停上の台→0.10←バス停下の台
ほたるの里のみち(0.05 片道)
JR内房線木更津駅又は君津駅下車。中島行きバス乗車。バス停鈴木病院前乃至バス停中島でコミュニティ
バス中島・豊英線に乗り換える。バス停豊英下の台で下車。
JR内房線木更津駅下車。東口発の急行バス、亀田病院行き乗車。バス停下の台で下車。
バス停の南側から鎌田屋旅館と豊英ダムの道に入る。ダムの先で車は通行止め。八幡台橋は施錠され、整
備が進まないと豊英島には渡れない。ここまでは周囲に田畑があって、路面に問題はない。植林地の中を抜け
た附近から枯れ葉が多くなる。左側の枝沢を「沢筋廻り」で通過するところから落石も増える。沢側の路肩にはネ
ットフェンスが張られていたが、今は骨組みだけで中段にトラロープが一本張り渡されている。トンネルをくぐる
と、道に崩落がある。徒歩の通行には差し支えない。橋があり、二つ目の橋の袂にはベンチがある。小さな崩落
箇所が度々ある。
左側に小袋沢コースの分岐がある。南北コースの入口は一つだ。
直進すると橋が二つ連続し、トンネルをくぐる。トンネルはコウモリの巣と化している。やや長いので懐中電灯を
使用しよう。その後路面は小さな倒木だけになる。右下にはほたるの里からの道が合流する。その先に民家が
あって、林道渕ヶ沢線=関東ふれあいの道に出る。ここで右に曲がる。先程のほたるの里の道を右から合流さ
せてから、木和田橋を渡り国道に出る。
左へ曲がってバス停奥畑、更に進んでバス停ロマンの森共和国だ。
右へ曲がってバス停上の台、バス停下の台だ。
ほたるの里は右岸の道で川と反対側の湿地には緩い水流が作られていて、幼虫の住処になっている。途中に
一箇所、ベンチテーブルがある。「清和ほたるの里を守る会」の設置した看板がある。全長は片道5分ほどであ
る。
バス停ロマンの森(共和国)→0.05←バス停サン・ラポール→0.10←バス停県民の森→0.10←
湯ノ沢駐車場の西側→0.05←林道渕ヶ沢線・関東ふれあいの道→0.10←ロッジ村入口→0.20←
旧サイクリングロード入口→0.15←小袋沢コース分岐
コミュニティバス・バス停県民の森で下車。右に管理事務所を見上げる舗装道路を東へ進む。第二駐車場、ト
ンネル、右側と続いて左側に休憩舎、湯ノ沢駐車場と公衆トイレ、オートキャンプ場とキャンプ場入口、林道淵ヶ
沢線分岐と休憩舎。こここから道路は北へ向き、関東ふれあいの道、和の森、豊英大滝、ロッジ村入口、ポンプ
場駐車場、松節隧道、松節橋。左右に農地があると一本の桧の立つ右後ろ分岐がある。関東ふれあいの道の
大きな看板の先、右側に旧サイクリングロードが分岐している。
小袋沢コースへは管理事務所に入山届けを出して、旧サイクリングロードを南から入り、北コースのみ進むの
がいい。
@ 小袋沢南コースの南側の徒渉を伴う径 最上部、岩の段径をこちらへ下ると 関東ふれあいの径でもある林道淵が沢線に出る。手摺が腐ってきました。 |
@−2 小袋沢南コース
小袋沢コース分岐→0.40=0.30←分岐点→0.05←林道渕ヶ沢奥米線
ベンチのある小さな橋のすぐ北側の東側の山に、小袋沢コースを示す標識がある。入って登るとすぐに分岐が
ある。「サイクリングロードが廃道なので南北のコースを周回ルートとして利用してください」との看板がある。右側
の径へ入る。左側からの倒木崩落で道が途切れる。径は下って橋を渡る。床面は朽ちているが足場板が重ねら
れている。ここから登りになる。小尾根の乗り越しで左へ曲がって痩せ尾根に出る。鞍部からひと登りで肩のピー
クに達する。右後方に別の径が合流している僅か先が北コースとの分岐点だ。小袋沢コースの南北コースとも通
行止めの状態であることを示す看板があり、トラロープが張られている。
分岐点をそのまま尾根筋で進めば、小さな上下をして林道渕ヶ沢奥米線=関東ふれあいの道に下る。
分岐点を左へ一旦下ると尾根径を経て、北回りコースに繋がる。
@−3 小袋沢北コース
小袋沢コース分岐→0.30=0.25←管理外の径と北コースとの分岐のピーク
ベンチのある小さな橋のすぐ北側の東側の山に、小袋沢コースを示す標識がある。入って登るとすぐに分岐が
あり、左側の径に入る。この径は急な登りになる。鉄製階段も設置されているほどで、充分な注意が要る。小さな
鞍部と急な下りを繰り返したのち、緩い尾根径の先、丸い緩やかなピークのところを右へ曲がって行く。分岐が
あって左側へ進むと旅名、寂光不動尊へ行く。「森」の管理外だという看板がある。更に右のまま進むと、僅か
3、4段ほどの階段が岩に彫られている。僅かな登りと下りを数回繰り返して南コースに繋がる。
@−4 関東ふれあいの道−旅名コース接続
(バス停香木原→0.30←林道東山線→0.05←林道三間線→0.10←
三間隧道南側林道渕ヶ沢奥米線→0.15←)小袋沢コース入口→0.05←
小袋沢コース南北廻り分岐点→0.20←管理外のコースと北廻りコースとの分岐点
→0.20←旅名・寂光コース分岐点
関東ふれあいの道を香木原から出発し、林道香木原線、途中左側に林道三間(さんま)線の分岐を見送り。林
道渕ヶ沢奥米線へと進む。登りだった道路が平らになった所の右後方に、ハイキングコースの入口がある。ここ
から鋭角に曲がる。
関東ふれあいの道を清和県民の森、オートキャンプ場の脇の山道から林道渕ヶ沢奥米線へと進む。この尾根
筋の道路を北へ進むと左側にハイキングコースの入口がある。
ここから小袋沢南コースとの接続点までは一足だが、それでも小さく上下する。0.2キロメートルで渕ヶ沢奥米
線という標識がある。今しがたの道だ。ここで北側へ分岐して少し下る径が、南北コースの稜線部分だ。痩せ尾
根の径を繰り返したのち右側が開けている。岩の独立したピークがあり、これに繋がる尾根を乗り越して鋭角で
左へ曲がる。東側の斜面は抉れて庇とも洞窟ともいうべき岩壁も見える。痩せ尾根の後、緩やかなピークにさし
かかる。僅か3、4段ほどの階段が岩に彫られている。丸いピークのところを左に曲がって行くのが小袋沢北コー
スだ。右側にこれより北側が「森」の管理外だという看板がある。その方向へ進むと踏み跡がある。少し進むと踏
み跡が径らしくなり、痩せ尾根を繰り返して旅名コースに取り付く。右へ進めば寂光山−寂光不動。左側は笠石
−フルーツ村だ。
@ 径は下って橋を渡る。在りし日の姿。今はかなり痛んでいる。通行は可能。 |
@−5 小袋沢南コースの更に南側に並行する径
関東ふれあいの道旧サイクリングロード接続地点付近→0.35=0.30←小袋沢南コース分岐点
小袋沢コースの取り付く旧サイクリング道が、関東ふれあいの道−松節橋の北側と黄和田橋の中間にある。
その僅か南側に狭い舗装道路が取り付いている。左右には水田が展開している。左側の水田、畑と山際との道
で左折する。右手の山の斜面の一段高いところに踏み跡がついている。登ると林の中の緩い斜面に出る。斜面
の左端は急斜面の肩で、林床のシダの脇から林の上部を目指し、その後右へ回りこむ。倒木や広葉樹の枝が
径を塞いでいるところだが、踏み跡が明瞭になる。径は山崎で左へ回り込む。
尾根筋の溝径か脇の土手径で高度を上げると、小尾根を乗り越す。右側の小ピークの脇を抜けると明瞭な踏
み跡の尾根径になる。小さくピーク、鞍部を越えると今度は小ピークを巻く径になる。黄色い300の文字の読め
る境界標のコンクリート杭のあるピークのあと、木段の階段が現われる。その後は痩せ尾根急登に階段がある。
ロープが張られ「整備中につき立ち入り、、」と書かれた標識が、裏返しに取り付けられている。小袋沢南コース
に接続する。
左手に下ると小袋沢南コースだ。直進僅かで、もう一つの分岐点に出る。
この分岐点を左へ一旦下ると尾根径を経て、北回りコースに繋がる。
この分岐点を直進すると小さく上下したあと、林道渕ヶ沢奥米線へ下る。
@−6 小袋沢南コースの南側の徒渉を伴う径
関東ふれあいの道旧サイクリングロード接続地点附近→0.15←徒渉箇所→0.30=0.25←
林道淵ヶ沢奥米線小袋沢コース連絡
小袋沢コースの取り付く旧サイクリングロードが、関東ふれあいの道―松節橋の北側と黄和田橋の中間にあ
る。その僅か南側に狭い舗装道路が取り付いている。左右には水田が展開している。水田や畑に挟まれたコン
クリート舗装道路は緩くカーブして桧林の中に入る。コンクリート道路は丁字路を左に分けて尽きるが、未舗装道
になり下りの山道になる。尾根筋の径になる。左側に二本別の曖昧な分岐があるが、これらを無視した踏み跡
の濃い右側を下ると左右に曲がって沢の右岸に降りる。水流に沿って若干下ったところで左岸に渡るとカーブを
繰り返す急坂径に取り付く。痩せ尾根を置いて再びカーブの急坂の上で植林の平地に出る。左へ低い尾根筋を
辿ると、平地の奥の急斜面を登る。これが痩せ尾根になると、左側にも薄い踏み跡を見せるピークに出るが、尾
根筋を進む。その後は左右に小ピークを巻くが、痩せ尾根を交えた尾根筋に忠実な径が続く。正面に尾根筋直
登を避け右へ巻き径を進むと丸太の段径を登って左に尾根を越す。岩の段径を下ると関東ふれあいの道でもあ
る林道淵ヶ沢線に出る。北側僅かなところにある小袋沢コースの取り付き点に出る。
@ 八幡台橋は施錠され、整備が進まないと豊英島には渡れない。 |
A鍵掛橋コース(平成16年・2004年4月から「森」内のコースとしては閉鎖)
国道410号線、奥畑バス停の南、ロマンの森共和国の北、豊英大橋の北側の小さな吊橋で東へ進み、道路
終点にある農地の脇から尾根筋に取り付く。ロッジ村コースに接続する。
バス停奥畑→0.05←鍵掛橋
バス停ロマンの(森共和国)→0.05←白鳥隧道北側→0.05←鍵掛橋
鍵掛橋→0.25←ロマンの森共和国内へのハイキングコース入口→0.05←展望台
バス停奥畑で下車。国道を南へ進むと、左側に案内看板がある。又は、バス停ロマンの森共和国で下車。バ
ス停ロマンの森共和国から国道を北へ進むと、右側に案内看板がある。
小型車なら通れるだろう狭い幅の吊橋−鍵掛橋がかかっている。左右の水田の先は、樹木であまり見通せな
いが川の蛇行に挟まれた半島だ。水田がなくなると左側の藪の中に数ヶ所コースサインが取り付けられている。
これは見送り、道路は右へカーブする。トンネルを一つくぐった先に農家と農地がある。正面の電気ネットで囲わ
れている農地のネットの角を左へ折れる。狭い道に入る。すぐ左側の尾根筋に上って右折する。左側にも尾根
筋の踏み跡は続いている。
尾根径を進む。展望台の右手にロマンの森共和国内へのハイキングコースがある。左側の先には展望台−東
屋−がある。ここからはロッジ村コースになる。
Bロッジ村コース
林道渕ヶ沢線にあるロッジ村の付近のコースで(常盤木のみち)(山並みのみち)(ミツバツツジのみち)(フィトン
チッドのみち)(新緑と紅葉のみち)(カワセミのみち)などと細分され、コースの各所に案内看板がある。固有名
称が付けられているのは楽しい。
バス停県民の森から国道410号線を南へ進んだ道路西側右側には駐車場がある。これは清和県民の森第一
駐車場だ。16時半から翌日8時半までは閉鎖される。このほか「森」内に入っても規模の差は有りながらも、各
所に無料駐車場がある。その内のいくつかにはトイレもある。
バス停下の台→0.10←新豊英トンネル南口分岐→0.05←バス停奥畑→0.05←鍵掛橋
→0.05←白鳥隧道→0.05←バス停ロマンの森(共和国)→0.05←バス停サン・ラポール
→0.10←バス停県民の森→0.05←第一駐車場→0.05←尾崎
B−1 常盤木のみち
第一駐車場→0.15=0.10←尾根筋→0.05←小ピーク
第一駐車場のある国道を南へ進み、左へ分岐する旧道へ入る。ここの左側の緩い斜面には各種の木々が植
えられている。とりわけ、ジュウガツザクラ(十月桜)は冬も咲く長い花期なので、11月下旬の紅葉の時期、ヤブ
ツバキの花とその常緑の葉で三色のコントラストを見せる。森林館(跡)からの径を左側に見て進む。
進んですぐ左に「ロッジ村コース」の案内標識があり、これにしたがって山林内の径に入る。ロッジ村コース(常
盤木のみち)と細分されているコースだ。小さな沢を越えてから急な登りになるが、すぐ尾根筋に達する。右へ折
れれば安房高山へ行くコースだが、ここでは左へ折れる。すぐ又分岐に出る。左の尾根筋の径は(山並みのみ
ち)で右側へ下る。尾根径になって、又分岐がある。右に緩く下る分岐が(カワセミのみち)でここでは左の尾根
筋の径を進む。小ピークに出る。左はかなりの急な坂を下る。直進も下りだが、それほどきつい下りでもない。両
者とも(新緑と広葉のみち)とされている。(コヒガンザクラと他種との雑種‐秋から春にかけて開花)
@ 分岐点をそのまま尾根筋で進めば、林道渕ヶ沢奥米線=関東ふれあいの道に 下る。 |
B−2 山並みのみち
バス停県民の森→0.05←尾根筋→0.05←祠のあるピーク→0.05←フィトンチッドのみち取り付き
バス停県民の森が林道渕ヶ沢支線の入口で、南側に管理事務所とデイキャンプ場がある。ここから入ってデイ
キャンプ場を貫く径を登る。径は尾根直登と右への水平路とに分岐する。水平路は東屋を経て、急登して左側か
らの径を合わせる。ピークを右に巻いて尾根筋に出る。どちらも(山並みのみち)で右に行けば尾根伝いに進ん
で(常盤木のみち)に接続するが、左へ行って林道渕ヶ沢支線のトンネルの上を通り、左に(ミツバツツジのみち)
を分岐させて右へ高度を上げると、地蔵像の奉られている分岐に出る。すぐ目の上には小さな祠もある。左側が
(ミツバツツジのみち)で右寄りを進む。鞍部を一つ隔てた緩やかな登り径の途中、左側からロマンの森共和国
のコテージをぬける径が合流し、登り径の更に先、頂上付近で右側からの合流がある。(フィトンチッドのみち)
との取り付き点だ。その先の分岐には展望台−東屋−がある。
B−3 ミツバツツジのみち
バス停県民の森→0.05←祠のあるピーク
バス停県民の森が林道渕ヶ沢支線の入口で、右上に管理事務所を見ながら林道を進む。駐車場があり旧道
が左へ分岐している。これに入っていくらも進まない右側に山道の入口がある。少し登るとベンチが並んでいる。
Sカーブをして高度を上げるとピークに祠がある。(山並みのみち)との取り付き点で、右に曲がれば地蔵像の前
を通って、第一駐車場方面へ。左に曲がれば展望台方面へ行く。
B−4 カワセミのみち
オートキャンプ場=キャンプ場入口→0.05←キャンプ場の奥階段→0.15←小沢の分岐→0.05←
尾根筋
オートキャンプ場の向いがキャンプ場入口だ。キャンプ場の中には大きくて奇麗なトイレがある。場内を抜ける
と、その奥にカラフルな遊歩道案内図がある。その前を通り、下って行くと、鉄製の階段に出る。沢の右岸の径で
川原は広い。これより先に行かないでという看板がある。(常盤木のみち)に近い尾根径で小さな崩落のため歩
きにくいところがあり、これを意味しているのだ。沢筋の径は左右に渡りなおす。右岸で川筋のカーブしていると
ころに標識があり、対岸に小さな沢がある。その脇には階段状の径が作られている。若干風化で傷んでいるが、
その小沢の左岸の径で登って行く。折り返して沢筋とは離れる。ジグザグを繰り返す。崩落のところも難なく登っ
て小尾根筋に並行していくと、(常盤木のみち)の尾根筋に出る。ここにも立ち入らないでとの看板がある。(少々
の崩落なので、じきに手入れされ通行止めは解除されるであろう。しかし、谷の断面がU字型で、降雨時に逃げ
場の無い沢筋を歩くので、十分注意したい)
B ロッジ村コース入口 |
B−5 新緑と紅葉のみち
オートキャンプ場=キャンプ場入口→0.20=0.15←二つ目の小ピーク→0.05=0.10←東屋
→0.05←バス停県民の森
林道渕ヶ沢支線をキャンプ場入口から西へ進むと、右側に広い湯ノ沢橋駐車場がある。そこには、大きくて奇
麗な公衆トイレがある。道路の左右に山道の入口がある。左側の径に入ると緩やかに登って尾根筋に取り付
く。(山並みのみち)が接続する二つ目の小ピークでは右側に下りの段々が作られている。完全に手入れされ、
階段の上り下りのようだ。又そこまでしなければ危険なほど急な斜面だ。目の前に舗装道路が見えるようにな
るが、その直前で右へ曲がり、東屋の裏手に出て、林道渕ヶ沢支線に降りる。
バス停県民の森が林道渕ヶ沢支線の入口で、右上に管理事務所を見ながら林道を進む。駐車場があり、トン
ネルがある。これをくぐると右手に東屋がある。その裏側にこの径のもう一方の入口がある。
B−6 フィトンチッドのみち
ロッジ村入口→0.20←展望台→0.10=0.15←キャンプ場入口=オートキャンプ場
ロッジ村入口には小さな駐車場があり、その向い北寄りに登り口がある。少し登るとロッジ村の奥の外れをこ
の径が通っているのがわかる。順調に高度を上げると左側に東屋がある。展望台と案内されている箇所だ。右
側の分岐は鍵掛橋へ行くコースで、左側へ進む。僅か進んだ先の分岐では直進の径は(山並みのみち)で、左
に曲がる。緩く下って、道路と東屋が見える。道路に出れば、その反対側に(新緑と紅葉のみち)の入口がある。
道路に並行して左へ進むと、更に左に折れて小さいピークを登る径と、右側道路沿いのまま進む径とがある。ど
ちらもその先で合流して、湯ノ沢橋駐車場の奥に出る。駐車場の入口近くには大きな公衆トイレがあり、道路の
橋を渡るとキャンプ場の入口とオートキャンプ場がある。オートキャンプ場の入口にも小さいながらもトイレがある。
C三間モミジコース及び山の神コース
旧名 遊歩道Aコース及び旧名 遊歩道Bコース
関東ふれあいの道にもなっている林道香木原線のほぼ中央に、南へ伸びる林道三間線がある。その終点近く
に二つの登り口がある。二つのコースとも尾根を走る林道渕ヶ沢奥米線に取り付く。(これが
原則登り主体のガ
イドになります)
交通機関の便は至って不便だ。林道香木原線の三間線の取り付き寄り東の東山線の取り付きに駐車スペー
スがある。三間線は最近の手入れで奇麗だが、それより更に新しい崩落があって、車の通行には注意が必要
だ。林道三間線側のコースの取り付き付近、林道三間線の終点部分にはそれぞれ駐車可能なスペースはある。
清和県民の森ロッジ村付近に接続する林道渕ヶ沢線または関東ふれあいの道山道部分で林道渕ヶ沢奥米線に
出る。県民の森内から林道渕ヶ沢奥米線に登り、三間モミジコース、山の神コースどちらかからで、往復するのも
いい。コースの所要時間について清和県民の森の時間と距離が掲出されている。三間モミジコース三間線側か
らの入口→0.35=0.30←林道渕ヶ沢奥米線、760メートル。山の神コース三間線側からの入口→0.30=
0.25←林道渕ヶ沢奥米線、670メートル。
林道香木原線林道三間線分岐→0.30=0.35←三間モミジコース、山の神コースとも
→0.25=0.20←林道渕ヶ沢奥米線
C 三間線の終点には多数の川トンネルがある。これはそのひとつ。右が旧河床 |
林道渕ヶ沢奥米線関東ふれあいの道分岐点→0.05←三間モミジコース入口
→0.05←山の神コース入口=林道の三又→0.25=0.30←オートキャンプ場
西側の林道渕ヶ沢奥米線から林道香木原線に入ってトンネルをひとつ潜った先に、南側へ林道三間線が取り
付いている。
東側鴨川有料道路から林道香木原線に入って右北側に林道東山線を見る。その後トンネルを三つ潜った後、
左手に林道三間線が取り付いている。
長さ100メーター前後のトンネルを三つ潜って、右岸の道路から右側の川筋を見ると、正面の小尾根の根元
に穴が穿たれている。その小尾根の山崎には、ペンキの塗られた鉄製階段が取り付けられている。その南側に
この階段の登り口に至る土手があり、大きく蛇行する川筋が目の前で川トンネルの中へ入っていく。
三間モミジコースはこの階段を登る。杉の植林の平地が広がっている。モミジの林だ。この中を直進して、緩や
かな尾根に取り付いて、左折する。シダの小ピークに着くと周囲の展望がいい。尾根筋は若干左に折れて小さく
上下を繰り返しながら高度を上げる。最高地点のピークからは西側に小さな谷を挟んで、関東ふれあいの道が
林道から登山道に替わる地点に設けられた休憩所が手にとるように見える。ここから径は左にそれて尾根筋を
下る。尾根筋を左に巻くと林道に出る。
林道に出て右北側には小さなトンネルがあって、そのすぐ先には関東ふれあいの道の休憩所に出る。
林道に出て左南側へ進むと山の神コースの取り付き点を左側に見る。
山の神コースは三間モミジコース登り口の鉄製階段を見送る。切り通しを通り抜けると、右側に川トンネルの出
口があり、川が蛇行して遠ざかっているのが見える。川トンネルの尾根筋がこのコースの登り口だ。始めはジグ
ザグで急斜面の高度を稼ぐが、緩いのぼりになって一旦左にそれて再び尾根筋登りになる。どちらが高いとも言
いがたい同じくらいの高さのピークを二つ越えると左に折れて急階段の下りになる。途中の露岩の一画に小石祠
があり、小さな鳥居を潜って林道に出る。
林道に出て右側へ進むと三間モミジコースの取り付き点を右側に見る。
林道に出て左側へ進むとすぐに林道渕ヶ沢線の三又に出る。右折すると、細かく左右に曲がる道路を下って津
々越(つづこえ)橋を渡って清和県民の森オートキャンプ場前にある林道の分岐点に出る。
三間モミジコース、山の神コースの取り付いた先には、まだ林道三間線は奥へ続いている。終点で川筋に降り
ると、飛び石で川面に下りられる。
両コースの取り付き付近の地形は、川が西へ蛇行したところはそのままで、東へ蛇行したところは埋め立てら
れて、川筋が林道になっている。東に向いた山崎には川のトンネルが掘られている。この川のトンネルが複数、
連続して見られる。
◎ 尾根筋崩落の危険箇所はすみやかに対応される。今はない。 |
D東屋のコース
県民の森管理事務所の南側に展開しているデイキャンプ場の中を通り、南へ進むと東屋がある。更に南へ進
んで森林館跡への分岐点付近で、又道路へ下るコースだ。「森」では、コース名を付けていないようだ。
県民の森管理事務所→0.10←第一駐車場
道路から入って管理事務所への径を僅かに進むと、その前庭と、右側にデイキャンプ場が広がる。この右寄り
のデイキャンプ場を抜けて登っていく径を進む。左手にロッジ村コースへの枝道を分けて直進すると東屋に出
る。東屋の西側は、デイキャンプ場の南端になり、道路を挟んだ向いの山、川又大塚山が高い。東屋の東側に
は別の径がとりついている。急な登りでロッジ村コースに繋がる径だ。
南側へほとんど水平な径で進む。右西から食い込む沢筋のために左右に曲がる径には、転落防止の柵がなさ
れている。丸太階段の径を下り、左に通行止めにされた森林館跡への径を見送ると、道路に下りる。この道路も
森林館跡へ行く道路で通行止めにされている。右側が国道で、そのまま南へ進む歩道がついている。通行車輌
に注意して歩道のない西側の側道を進むと、フェンスの途切れているところがある。駐車場への近道で、ここか
ら駐車場の北外れに入る。道路に面した「森」の第一駐車場の入口には、飲み物の自動販売機とこの駐車場が
16時半から翌8時まで閉鎖されるとの看板とがある。
E紅葉まつりのコース
バス停県民の森・第一駐車場→0.05←右岸
バス停県民の森から国道の西側を南へ進むと右側に広場があり、その南側に「森」の作業員用の休憩舎があ
る。細い径でその脇に出る。
第一駐車場から国道の西側を北へ進む。「橋」を渡ると左側に「森」の休憩舎があり、細い径でその脇に出る。
国道の西側は歩道がないので通行には気をつけること。休憩舎の脇を通ると左側は急斜面なのでトラロープ
が張られている。右側は平坦地でベンチテーブルが数台散在している。樹木には標本名が取り付けられている。
水平に進んだのち、左へカーブして緩く下っていく。左側にベンチテーブルの並ぶ平坦地を抜け、炭焼き窯の跡
から右岸の急傾斜を下る。鉱泉の取泉施設の向かいの位置に降りる。秋の紅葉まつりの季節なら、もっとゆっく
り歩きたい。
この右岸の径は川又大塚山登路の徒渉箇所に繋がるが、ここでは案内しない。
Fオートキャンプ場から尾根筋へ−関東ふれあいの道 23 滝のあるみちの一部
バス停県民の森→0.10←湯ノ沢駐車場の西側→0.05←林道渕ヶ沢線・関東ふれあいの道分岐
→0.40=0.35←尾根筋の休憩所=林道渕ヶ沢奥米線→0.10←小袋沢コース接続点
林道渕ヶ沢線・関東ふれあいの道分岐→0.10←ロッジ村入口→0.20←旧サイクリングロード入口
→0.15←*国道左折→0.05←バス停奥畑→0.05←鍵掛橋→0.05←白鳥隧道→0.05←
バス停ロマンの森(共和国)
*国道右折→0.10←バス停上の台→0.10←バス停下の台
バス停県民の森は林道渕ヶ沢支線の入口で、右上に管理事務所を見ながら林道を進む。駐車場がありトンネ
ルがある。最初に右、その先で左に東屋を見て更に進む。湯ノ沢駐車場の先、林道の分岐点に出る。オートキャ
ンプ場の脇だ。分岐を左北側に進むと、すぐ右側に登り口がある。関東ふれあいの道の標識もある。
やや右へ曲がって進むと尾根筋に出る。尾根筋直登の急な一直線だ。ピークから見下ろすと、いましがたの登
りの径が真下の足元に見える。この後、急な上り下りを繰り返す。ピーク毎に展望がいい。下り径の急勾配がや
や緩やかになると、プラスチックの段型や手摺柵が設置されている。ベンチテーブルの置かれた広場の先は林
道渕ヶ沢奥米線だ。
右南に曲がれば、トンネルをくぐって、三間モミジコース、山の神コースの登り口を左に見る。
左北に曲がれば、左の尾根に丸太の手摺の石階段を見た後、小袋沢コースの取り付き点を左に眺めて右へ
ゆっくり下っていく。
関東ふれあいの道はバス停香木原から林道香木原線を経て前述のコースを辿って、オートキャンプ場付近に
下る。「登り口」としたところだ。このあと「県民の森」内を北へ進む。右手に「和の森−なごみのもり」という広場が
あり、その一角に豊英大滝を右岸から俯瞰する展望台がある。斜面に水平なテラスが造られているものだ。橋を
渡って右側の岩に造られたコンクリートの幅広い階段を上り下りすると、左岸の川面から下流側に降りられる。
夏は子供達の遊び場になる。滝は落ちる滝ではなく滑滝で、古い地図には大戸場滝と書かれている。これがコ
ースの副名称だ。舗装道路を進む。ロッジ村入口、旧サイクリングロード分岐、ほたるの里、黄和田橋を渡る。
国道がすぐ左側に見える丁字路を左折する。国道を左折すればバス停奥畑へ。国道を右折すれば新豊英トン
ネルを抜けてバス停上の台へ。
国道がすぐ左手に見える丁字路を右折して、旧道を進むのが関東ふれあいの道の設定だ。国道へ西側から
取り付いた左側がバス停上の台だ。
I 山腹の喫茶店の先の温室のところを左折すると展望台に至る。 |
G旧日本興亜千葉・房総の森林 ●243
日本興和とは契約が切れてコースの整備はなされなくなりました。以下は読み物と化しました。
関東ふれあいの道分岐→0.20=0.15←山頂
県民の森の中、湯ノ沢橋駐車場から東へ進む。駐車場の入口近くには大きな公衆トイレがあり、道路の橋を渡
るとキャンプ場の入口とオートキャンプ場がある。オートキャンプ場の入口にも小さいながらもトイレがある。その
先が林道渕ヶ沢線の三又で左側には関東ふれあいの道の分岐が見える。右折して津々越橋の南詰めに蹴上げ
の高い段径の入口がある。(日本興亜千葉・房総の森林(もり)という看板が建っていて、日本興亜おもいやり倶看板は撤去され段径の入口にはロープが張り渡されている)
楽部2009年6月と設置趣旨が書かれている。
緩い斜面、桧の苗木林のあと、右寄りから左寄りに尾根筋を辿るとピークを右に巻き、最高点のあと緩い斜面
の平地に至る。ルート以外は急斜面なので径をそれないようにすれば問題ない。入口の看板の他、僅かにトラロ
ープが張られているが施設類は何もない。最頂部は●243だ。
H自然観察路
清和県民の森は管理下の遊歩道を一部見直してネーミングを改め、再構成しています。セラピーコースもそう
です。自然観察路では月一回ほどの予定でインストラクターによる観察会が催されます。参加には廉価な保険料
がいります。
バス停県民の森→0.05←祠のあるピーク→0.05←展望台→0.10=0.15←
湯ノ沢駐車場の西側→0.10←バス停県民の森
バス停から林道に入ると、右上に管理事務所を見る位置左側に駐車場があり、自然観察路情報掲示板があ
る。「ミツバツツジのみち」のように左側の旧道を進み、山道を登る。祠のあるピーク、地蔵像の前から「山並み
のみち」のように展望台を目指すと東屋がある。僅か径を戻って「フィトンチッドのみち」を下る。湯ノ沢駐車場の
西端の更に西側、林道沿いの東屋附近に降りる。林道を西へ進んでトンネルを抜ければ一周だ。
自然観察をしながらの通行ではおよそ2〜3倍の時間がかかる。観察路情報掲示板までの一周を1時間15分
ないし20分程度が「森」のガイドマップの表示だ。
◎ 清和県民の森 事務所 木のふるさと館 右寄りが無料休憩所 |
Iロマンの森共和国
国道410号線を挟んで40万平方メートルに展開する民営のアウトドア・グリーンリゾートです。オートキャンプ、
キャンピングロッジ、コテージなどがあります。ホテルと日帰り入浴のできる露天風呂もあります。同名のバス停
があます。場所は清和県民の森の中にあるとも言い換えられそうな場所です。
二本のコースが「アドベンチャーコース」として設定されています。いずれも尾根筋で、清和県民の森のハイキン
グコースに接続しています。
コミュニティバス中島・豊英線バス停ロマンの森共和国、木更津駅東口発の急行バス亀田病院行きバス停ロマ
ンの森下車。バス停は同じ位置です。
国道の西側には階段があり、これを登ると、施設に通じる道路の三又に出る。右上側は食堂や日帰り温泉の
あるホテル部分への道路だ。左上は躑躅(つつじ)橋で国道を渡り、ロマンの森共和国の入口へ至ります。
I−1 コテージ通過の径
バス停ロマンの森(共和国)→0.15←清和県民の森の尾根筋コース
バス停から国道の西側の階段を上がり、道路に出て左へ折れる。躑躅橋で国道を渡って坂道を進む。ゲート
に入り、共和国の通関門の手前で右側に取り付いている急な傾斜の道路を登る。左下に園内の建物の裏手を
見下ろす。三又を右に曲がって左にカーブを曲がると一直線の道路の左右にコテージが並ぶ。一番奥の一軒手
前に標識があって、左へ曲がる。アンテナのところで左折して尾根筋の径になる。緩い傾斜で高度を上げるいい
径だ。ピークを直登し、僅か下って県民の森の尾根筋のコースに取り付く。
右に曲がれば木のふるさと館方面へ行く。左へ進めば右にキャンプ場の分岐、更に展望台とロッジ村の分岐
がある。鍵掛橋コースは「森」の管理からはずされたが、しばらくはいい状態が続くであろう。その先左側にもう一
つのロマンの森のハイキングコースの入口があり、ユニークな標識がある。
◎ 管理事務所へ行く階段と奥の駐車場へ行く道路。国道から 桜が満開です。 |
I−2 ハーブガーデン通過の径
バス停ロマンの森(共和国)→0.15←清和県民の森の尾根筋コース
ゲートに入り、共和国の通関門を通る。ここでは入園料金が必要だ。園内各所に各種の施設があるが、池の
左側を進んで、ハーブガーデン入口の看板で坂道を登る。山腹の喫茶店の先の温室のところを左折すると展望
台に至る。展望台の裏から更に尾根筋を進む。右下から階段で登ってくる径を合流させたあと、痩せ根が続く。
左側の木々には黄色のロープが張られて注意を喚起している。径が急傾斜になると県民の森の尾根筋のコース
に取り付く。ここにはユニークな標識がある。
上部への最短コースだが、北よりには森神様を祀る神社などがあって、斜面を細い径が縫っている。
右へ曲がって展望台とロッジ村への分岐、更にキャンプ場への分岐等尾根径が南に延びている。左側へも奇
麗な径が伸びているが、清和県民の森の管理外になった鍵掛橋コースだ。 房総丘陵 1000