神余の里 1625

 日吉神社の参道があり、その入口の角にふれあい神余(かなまり)の里があります。その駐車場の隅に神余を
紹介する絵看板があり、神余(かなまり)周辺ウォーキングマップの看板が設置されました。源頼朝・弘法大師伝
説コースと八犬伝伝説コース、林道コースが紹介されています。いずれも周回コースですが、起点の指定はなく、
所要時間も書かれていません。途中の目標物については詳しく書かれています。
 令和元年(2019年)の台風の後も、神余周辺のハイキング、ウォーキングコースが整備され、更にコースが追
加され、「神余地区ハイキングコースマップ」も作られました。前者で紹介されたコースが若干修正され、後者で
は多数の新コースが紹介されています。台風で荒れた山中の整備は神余の里を豊かにする会のご尽力による
ものです。
 神余地区は広い。北寄りには大高尾(おおだこ)の文字が国土地理院の地形図に見える。角川書店の日本地
名大辞典千葉県1405頁、小字一覧では館山市神余に大高野が見えるが、上ノ台や大高尾はない。
 各コースを任意に分解して紹介します。   
房総丘陵1000
 内房線館山駅、バス安房白浜駅行き豊房線に乗車。バス停上神余、安房大倉、神余小学校前、下神余下車。

A山下集会所 南側出入り口前 岩壁に多数の石仏が

@神余城跡 ○52
 バス停神余小学校前→0.05←神余城跡
 神余小学校の北側、道路に面して急崖が迫っている。南側の道路を東へ進む。墓地西端の階段を登る。登り
きる手前右側に分岐があり、弥勒菩薩像ほかが奉られている。その山道を進むと小祠の祀られた山頂に至る。
その東側には窯跡もある。この附近が主郭だ。踏み跡を辿ると一段低い平地を経て更に一段高いピークに出
る。踏み跡は下生えに覆われて進めない。展望も無い。
 墓地の東端(東電柱神余401柱)から斜面に細い踏み跡を辿る。東西の高地中間の一段低い平地に登りつ
き、合流する。金丸城跡とも。
 神余小学校の南端、プールとの間の道路を東へ入ると学校南門がある。階段を登った校門の直ぐ左手にイロ
ハモミジの古木がある。

A山下城跡 ○90
 バス停安房大倉→0.10←集会所前十字路→0.10←山下城跡
 バス停安房大倉下車、県道を北側に進んだ西側へ下る道路がある。山下(やまもと)橋に銘板はあるが読め
ない。もう一つ川を渡る。南側だけに水面が認められる。道路の大きさより格段に広い十字路の左前の建物は
山下集会所で、外壁が掲示板になっている。その裏口側に細いコンクリート舗装の路が登っている。
 左右の分岐を見送って舗装の急斜面を進む。舗装が途切れ、左側に二本、右直進気味に一本径が分岐して
いる。
 左前の径を進むと尾根筋に出る。尾根先を切られた岩の壁に横穴が穿たれている。大山祇神社の立派な石
碑が祀られている。
 左奥の径を進むと前者の壁の上部にあたる尾根筋を進む。竹薮の中の奇麗な径だが直ぐに小さな頂部に出
る。竹薮の外れだが、樹木が多く展望の無い平地があり、隅にトタン板の倉庫のようなものがある。
 曲輪と腰曲輪の残る山下城跡だが、この二つの径以外の小路には墓地が点在しているので、失礼の無いよう
に深入りしない。
 集会所の入口には看板が無い。岩壁が不規則に穿たれ、地蔵像が奉られている。

B バス停上神余 カーブミラーの脇には浅間宮の標識があります。

B浅間神社から林道南条線分岐へ
 自性院のスダジイ。本堂の前左寄り、高さ14.5メートル、幹周り4.3メートル。4本に枝分かれしています。ほ
かにイチョウ、クスなど太い木が多い
 バス停上神余→0.10←三又→0.10←社名標柱→0.05←浅間石祠
 社名標柱→0.05←十字路(東電柱神余104柱)→0.05←十字路(別荘地端)→0.05←
無線中継局分岐(支線柱49)→0.10←林道越地原2号線付近・東側の分岐→0.05←
林道南条線分岐→0.10←分岐点(東電柱山荻305柱)→0.10←
安房グリーンライン丁字路山倉線起点
 バス停上神余(かみかなまり)には浅間宮を示す標識がある。ここから舗装道路を東へ上る。直ぐ右下に地蔵
像(複数)、石祠、庚申像が並びベンチもある。
 宮本養鶏の看板が大きい。小さな切り通しの手前右側に浅間神社の石標柱▼が建っている。ここから山道に
入る。すぐに分岐があり、鳥居のある左へ進む。火袋のない灯籠と立派な石祠がある。その裏側は十字路になっ
ている。
 浅間神社の石標柱▼の切り通しからそのまま道路を東へ進んだ十字路(東電柱神余104柱)で南へ坂を登れ
ば草原を前にした峠で右折、溝径を上って石祠裏の十字路に出る。右側に浅間神社石祠の裏の位置だ。左側
にも奇麗な未舗装道があり、京塚山は直進する。
 浅間神社の石標柱▼の建つ切り通しの東、東電柱神余104柱の角を見送ると変則十字路に出る。そのまま
道なりに進むと分譲地の十字路に出る。右折して更に東へ進んで坂道を登る。右後ろに未舗装道がある。高区
第二配水池に通じる径だ。そのまま舗装道路を進む。
 左側の藪の中に小さな切り開きがある。その先、門柱の立つ隣には立ち入り禁止の道路がある。航空標識所
へ行くものだ。右側に林道越地原2号線とそのわずか東側道路の左曲がり部にも右側に舗装道路が取り付く。こ
の舗装道路は館山市畑へ通じている。道路の右曲がり箇所、左側には林道南条線が下っている。そのまま舗装
道路を右東へ進めば、緩く下って安房グリーンラインに丁字路型に取り付く。林道山倉線起点も近い。
 バス停上神余から浅間石祠、附近までは神余周辺ウォーキングマップ・林道コースの一部だ。

C八犬伝伝説コース
 バス停下神余→0.05←塩井戸橋北方の十字路→0.10←山下集会所十字路→0.05←
自性院南入口→0.05←バス停安房大倉
 バス停下神余から西へ下る道路は塩井戸橋を渡ると左側に畑ヶ中(はたけがなか)集会所があり、その前を左
下へ進む。道の右側には石仏大師像の覆い屋と太いイチョウへの石段があり、左側には円い井戸があり水が溢
れている。井戸の水はしょっぱい、飲用は禁止。川面に近い。
 集会所の前を北へ進むと喰い違いの十字路に出る。東寄りの道路を北へ進む。右丁字路で右折、水田を南側
にした細い道路はクランク曲がりして丁字路に突き当たる左折して北へ進む。左側を山裾にした住宅の点在する
道路は右側が水田だ。左側に数段きりの階段の先には六地蔵像が並ぶ。山下集会所だ。北側の十字路を右折
最初の北丁字路に入る。左右住宅地の道路は最後の住宅地への私道を左に太いスダジイを右に見て下り、
川の右岸の径になる。手摺りもない小さな橋を渡ると水田の中の径になり、県道に出る。わずか北側が自性院
の南側入口で、岩の崖に六地蔵像を見る。県道で南へ下り左に分岐する径に入り、これが県道に合流したわず
か先がバス停安房大倉だ。

B 京塚山ではない、基壇石でもない。ホルトノキの西側の山中。

D源頼朝・弘法大師伝説コース
 バス停下神余→0.05←堰面橋→0.05←久所橋→0.10←塩井戸橋北方の十字路
→0.15=0.10←回国塔前→0.05←アスナロ分岐→0.10←大高尾上ノ台集会所大井戸
 バス停下神余から県道を南へ進む。県道を東へ分岐する細道に入って交通量の多い県道を避けたい。この細
道が再び歩道に合流すると県道の西丁字路に出る。この丁字路のわずか南、西側には堰面地蔵が岩壁に穿た
れた横穴に奉られている。この丁字路を西へ進む。
 西へ進んだ道路の左手の山は低くなり、右手の遠方の山が間近に見えて来ると、久所(くじょ)橋がある。渡っ
て右北丁字路を一旦見送って西へわずか進むと右側の崖が穿たれ久所地蔵が奉られている。足元に注意して
段を登る。
 久所橋の直ぐ西の丁字路を北へ折れ、山裾から水田の中の平坦な道になる。左手に古刹知恩寺の参道を見
送る。住宅地の喰い違いの十字路(右丁字路・塩井戸橋方面のあと左丁字路)で左折して北へ進む。最初の右
丁字路を見送った先左カーブの先右カーブ右手の岩崖に横穴が穿たれ、石造地蔵菩薩立像が奉られている。
その崖の上へ行かれる小径があり、そこには地蔵尊像の浮き彫りされた回国供養塔がある。
 右手に二回の分岐を見送った先、右カーブするとコンクリート舗装道路面は荒れてくる。山の中の未舗装道に
なるが、幅は充分広い。左手に廃屋もある。左側に標識があり、右手の山肌に石塔の基壇がある。そのわずか
下の斜面に回国塔がある。これまでの緩い登り坂は終わり、道の最高部を越えると左にカーブし、木々がなくな
る。センリョウ小屋の並ぶ谷の上部を、西から北へ回り込む。この附近だけは狭い径だ。東に向き直った位置で
コンクリート舗装道路が始まる。左側アスナロだと思われる針葉樹の脇から左手の斜面を登る細道が分岐して
いる。その先に標識がある。左手の藪の中に細道が隠れている。これに入って径が広がると左にカーブ、急な
下りの舗装道路になる。左寄り直進は民家の敷地、右に折れた急な下り道路を進む。水槽の前は上ノ台集会
所、水槽の南側の崖の覆い屋の下が大井戸。斜路の下には東へ進むと山下集会所前の十字路に繋がる道路
が緩く下っている。
 バス停安房大倉→0.10←山下集会所十字路→0.20←舗装終点左丁字路→0.05←ソテツ合流
→0.15←道路合流→0.05←大高尾上ノ台集会所大井戸
 バス停安房大倉下車、県道を北側にむと西側に下る道路がある。山下橋ともう一つ川を渡る。道路より格段に
広い十字路の左前の建物は山下集会所で、外壁が掲示板になっている。右折、北へ進む。突き当り丁字路は左
折、坂道を登る。その後、舗装道路が山の中腹を縫う。右からの小尾根先を右折すると道路は水平になり、左手
がセンリョウ小屋や農地などの平面になる。その先で道路は左丁字路になる。直進も左折も未舗装道で左折す
る。
 センリョウ小屋の敷地を外れると竹藪の中の径になるが、倒竹は無く幅広い。左手が開けると径は二又にな
る。右直進は山径のまま、左への下り径は幅のある道路になって農地の脇、ビニルハウスの前を通り抜ける。
右後ろの道路との合流点ではソテツが数本大きい。★
 舗装道路下りの傾斜が強くなると別の幅広い道路に合流する。左折して東へ下ると山下集会所前の十字路に
繋がるものだ。これを右へ登ると民家が現われる。左手一段上に別の道路が二又分岐している。ここには大井
戸の標識があり、上ノ台集会所がある。
 ソテツ合流→0.05←金明社
 右後ろの道路との合流点ではソテツが数本大きい。★この右後ろの道路に入ると、すぐ右分岐があるが、左
へ。西へ向き直る。すぐ又右分岐があるが、左未舗装道へ。路面は奇麗だ。南西へ向き直る。左手マテバシイ
斜面の山裾に手水石があり、その脇に石祠だった石が積まれている。これが金明社で、標識などはない。神余
周辺マップで紹介されているものだ。東電柱大石483柱の向かい。わずか先に民家が見えるが、そこまでは行
かない。

D 大井戸

E林道コース
 バス停安房大倉→0.10←山下集会所十字路→0.15←バス停上神余
 バス停安房大倉から北へ進んで直ぐ左へ下る。山下橋の先、広い十字路の南西角は山下集会所で右折北へ
進む。突き当り丁字路は右折、坂道を登る。その後、左カーブし北へ向き直る。ゴミ屋敷があるのか、ゴミ袋が
道路に溢れている。その後、細いコンクリート舗装の中腹の径になる。その後、舗装は途切れ途切れになる。再
び幅広い道路になると左側には民家が現われる。その後小川を渡り、三又を右へ。小さな橋、上の橋から県道
に上がり、そのまま北へ進むとわずかでバス停上神余で待合室があり、浅間宮を案内する標識がある。
 バス停上神余→0.10←三又→0.10←社名標柱→0.05←浅間石祠→0.10←K字路
 バス停安房大倉→0.10←東丁字路(東電柱西神余48柱)→0.10←和田前橋
 バス停神余小学校前→0.10←和田前橋
 和田前橋→0.10←加藤林道チェーン→0.10←「分岐点」南分岐2箇所→0.05←舗装道路終点
→0.10←東丁字路→0.10←K字路→0.10←浅間神社
 浅間神社→0.05←十字路(東電柱神余104柱)→0.05←社名標柱
 バス停安房大倉から南へ進む。県道が右へカーブする附近(東電柱西神余48柱)の東側の道路に入る。住宅
地を抜けた農地の先、和田前橋で左折する。
 バス停神余小学校前、わずか北側の落石防止金網の北端で東への道路に入る。東電柱神余434柱。和田前
橋では直進する。
 和田前橋から東へ進むと右側の谷津田への分岐がある。東電柱神余2854柱。尾根コースに合流する加藤南
コースの分岐は見送る。左右に農地が拡がり、道路は山の林にさしかかる。里見桜についての解説板がある。
左にはホタルの里コースの標識がある。加藤林道にはチェーンが張り渡されている。緩い登りと水平が入れ替わ
る道路には右丁字路の緩い上りの道路が取り付く。尾根コースの「分岐点」で標識も立つ。右手に続く谷津の源
頭部にはセンリョウ小屋も見える。これを挟んだ東側には「白浜尾根コース」の道路が丁字路で南へ緩く下ってい
る。二つの丁字路は接近している。東へ進んだ先、右側に畑がある。この北端でこれまでの舗装道路は終わる。
 幅は広いが草の径になる。草深いのは最初だけ、左右の木々が高くなる右カーブ気味の奇麗な未舗装道にな
る。左からの小尾根筋を乗り越える箇所で東(白浜方面)への分岐がある。山を巻く径が続く。その径の左側に
ホルトノキの大木が面している。この大木の直ぐ北側の径の鞍部「K字路」では、西、南、北側に三つ分岐が見え
るが北へ直進する。その後右後ろからの合流径2本があるので逆コースの時は注意が必要だ。
 十字路がある。右側には奇麗な径がある。左側は浅間石祠の裏側の道だ。
 浅間石祠の参道を下ると素木鳥居を潜って石標柱の脇から舗装道路に降りる。
 浅間石祠の裏側からやや急な下りの道を直進すると右側が開ける。草原と二階家が遠望できる鞍部に出る。
正面は径が登っているが、ここで左へ折れ急な坂道を下ると舗装道路との十字路に出る。(東電柱神余104柱)
左折した先には浅間神社の石標柱が建っている。  

D 久所地蔵 今日も奇麗に供養されている。

F尾根コース
 バス停下神余≒ふれあい神余の里→0.10←三又分岐→0.10←加藤南コース分岐→0.20←
白浜谷津コース分岐→0.15←分岐点(南分岐2箇所)→0.05←舗装道路終点→0.10←東分岐
→0.10←K字路→0.10←浅間神社
 バス停下神余のわずか北、東側にふれあい神余の里がある。ここでは日を決めて農産物の直売場が開かれ
る。この神余周辺コースの整備をなさっている団体の基地でもある。広い駐車場の隅にはウォーキングを案内す
る絵看板地図がある。東側へ進むと日枝神社の石段の下に出る。日枝神社の社殿は瓦葺入母屋造りの大きな
もので、拝殿は唯一神明造りだ。その左側に道路がある。 K-4尾根コース
 コンクリート舗装の狭い道路は神社の右側から上ってきた道路を合わせ、尾根筋を東へ辿る。左右の開けた
位置には神余小学校への道路が左に分岐している。
 各所に腕木型標識があり、加藤林道との接続箇所「分岐点」、ふれあい「神余の里」との距離が表示されてい
る。東へ尾根筋を進む。
 左手、加藤南コースへの入口標識が有る。令和元年(2019年)の台風の被害がひどく、多数の倒木がコース
に覆い被さり、トンネルを形成している箇所が複数ある。「迂回路」と表示されて本来のコースから外れて新規に
開かれた径に案内される箇所も複数ある。コース整備が大変だったことが分かる。
 右下へV字型の溝径が分岐し「白浜谷津コース」の標識が有る。左側の痩せ尾根の方へ進む。竹薮脇の切り
開かれた狭い径が幅広い緩い下りにかわると「マテバシイの森」という標識がある。緩やかな盛り上がりに左右を
挟まれた径は左折を案内される。時計回りに広い谷の源頭部を半周したのち、下りの径はコンクリート舗装にか
わり、傾斜を強める。
 右に谷津の平地を見下ろすと「分岐点」に至り、加藤林道に丁字路型に接合する。
 左西はわずか下って林道の起点へ。右東は谷津の源頭部から右丁字路で舗装道路が分岐している。これは
「白浜尾根コース」だ。二箇所の南分岐は接近している。更に東へ進めば舗装終点で畑の北端に至る。

G大倉北コース
 バス停安房大倉→0.10←南北コース分岐点→0.15←山径複線分岐→0.25←K字路→0.10←
浅間神社
 バス停安房大倉の東側の二又を北東へ進み、右丁字路(東電柱神余236柱)を右折、斜路に入る。右側は谷
津を見下ろす。左側に枝谷津へ入る道路がある。その谷津の左岸相当の山裾の南延長の位置に大倉北コース
と南コースと分岐を示す腕木型標識が立つ。
 直進する道路は谷津の湿地を埋めた道路に変わる箇所もあるが山裾の良道のまま進む。谷津を渡って左岸
の径に変わる。幅広い溝径で登るが山腹の径になって左下に谷津の平地をかなり下方に見る。右丁字路分岐
★に入るとSカーブする急登の溝径になる。大木を道の左側に見ると道の傾斜が緩み左丁字路で▼別径が登
ってきている。
 右丁字路★を直進すると技か先で再び右丁字路に出る。下生えの陰に直進する径が隠れているが、笹竹を
切り開いた右折の径を辿る。丁字路▼に突き当たり左折する。わずかな複線だ。
 右カーブの痩せ尾根から杉並木の径、左巻きの緩い上りを進む。やや傾斜が強くなると小さな崖に突き当た
る。左へ巻く位置には下生えの中に細い径があるが、標識もあり右折、幅広い登りで東へ向く。痩せ尾根を右
カーブして水平な径の僅か先で腕木型標識が多方向を案内する「K字路」に出る。北が浅間神社。南東は林道
コース、南だけが下りの溝径で大倉南コースだ。
 (K字路は変則十字路でもいい。ナ字路ではちょっと変。工夫の名付けです)

F 神余の里 神余ふれあい広場 左端に「尾根コース」の標識

H大倉南コース
 バス停安房大倉→0.10←南北コース分岐点→0.10←加藤北コース合流分岐→0.10←
ロープと段径(再合流箇所)→0.15←ホタルの里コース合流点→0.20=0.15←K字路→0.10←
浅間神社
 バス停安房大倉から東側の二又に入り丁字路を右折、谷津を右手に見下ろす道から南北コースの分岐点を
目指す。谷津を横断した先やや西寄りに丸太を束ねた小橋で左岸側へ上がる。東へ進み緩い斜路で高度を上
げる。右南側の視野が広がると右へカーブ、Sカーブの急登の後、林の中になって南方向へ登る。
 登り切った位置から尾根を乗り越えると別径加藤北コースが合流する。その径は右後ろから合流し、東へ進
んで直ぐ又右に分岐する。そちらは南コースとはほとんど並行している。双方とも下生えが濃い。左へ尾根筋を
踏み越えて北へ進む。下りの左巻き径から段径の整備された斜面を水平と登りを交え、南へ急登する。尾根筋
からロープの垂らされた段径で尾根筋南側の径へ踏み替える。
 後ろの西側にも水平な径がある。先ほどの加藤北コースの合流分岐の再合流だ。東へ進む。北側に大きな
根裏を見せて根返った大木が二本ある痩せ尾根は、人工的な盛土のようで幅は狭いが水平だ。南側が切れ落
ちている。このような盛り土の土手径の痩せ尾根が複数回ある。痩せ尾根径が左巻き径にかわる箇所、ホタル
の里コースの合流がある。

 右に尾根を置いた左巻き径は巾広いが、緩く左右にカーブしながら高度を上げる。右手の尾根が低くなると倒
木複数の為その下を繰る。この倒木の位置で右巻き径にかわる。「倒木」は太く複数で折り重なっているが奇麗
に処理され、「倒木のトンネル」であるほか通行に問題ない。
 左の尾根筋へ左折すると「ビューポイント」に着く。南西側に緑の山並みが眺められる。右折して右巻き径を左
右にカーブ。左右に尾根筋の高いV溝径になり、これが傾斜を強めると右折してK字路に達する。各方向を案内
する腕木型標識が立っている。

I京塚山 ●161
 浅間神社とK字路の中間東側に京塚山があります。
 浅間神社→0.05←京塚山
 
浅間神社の東側の径を南へ進むと細い分岐が左に2ヶ所連続する。いずれも右側の比較的広く濃い直進側
を進む。幅広い尾根の筋にマテバシイの疎林の広がる径には腕木型標識も有る。この径が左右とも低い尾根
筋に挟まれて下りかける位置で、左手東側◆、土手状の尾根に入る。疎らな木の先、マテバシイの疎林の中の
平地に登りつく。不定形の北側の肩の位置で水平な平地の先、南側の肩の位置も僅かに高い。経塚に由来す
るものも、特定の高地もわからない。
 右側の土手は直ぐに消えて下りの斜面になるが、東側◆の斜面は笹の山になる。その南端で斜面が消える
箇所には細い踏み跡が笹の中、東へ上っている。痩せ尾根径はK字路に至る。

 東側、谷を挟んでサル研究施設がある。  

F 神余の里 日吉神社の参道 石段と鳥居

J白浜ダム
 道の駅白浜野島崎またはバス停花の南房→0.10←大原台南入口交差点→0.05←
大原台駐車場東丁字路
 バス停松原神社前→0.05←泉橋→0.15←大原台駐車場東丁字路
 大原台駐車場東丁字路→0.05←滝山入口丁字路→0.15←
白浜谷津コース入口分岐(東電柱川下364柱)→0.10←保全地域看板分岐→0.10←
山径分岐(東電柱川下250柱)→0.10←白浜ダム
 館山駅からJRバス2号線安房白浜駅行き(神戸回り)、または日東バス安房白浜駅行き(豊房回り)に乗車。
バス停花の南房下車。道の駅白浜野島崎は奇麗な建物で花の直売場もある。広い駐車場とトイレもある。西側
の道路を北へ進んだ最初の十字路が国道410号線でそのわずか東側がバス停花の南房だ。北側に見えるテレ
ビ中継所の鉄塔を置いた尖塔が如き山は虚空蔵山で、道路は右東へカーブする。カーブの次の十字路で左折、
急坂の道路を上る。大原台駐車場東丁字路■は直進する。
 館山駅から日東バス安房白浜駅行き(豊房回り)に乗車。松原神社前下車。わずか北側にある東丁字路を東
へ進んで泉橋を渡る。右側は山の斜面だが、これが広い大原台駐車場に変わる。そのまま進み、丁字路■に
出て左折する。
 滝山入口を経て林道白浜線を北へ進むと、左側に白浜谷津コースの入口になる丁字路を見送る。右側に自然
環境保全地域の大きな地図入り看板が立ち、斜路が分岐している。更に北へ進むと、右側にキャンプ場もある。
水道橋(無銘)を渡る。桜並木と水仙やアジサイなどの花が見られる。西側が草原になった後、再び山林になる
箇所に小さな山道が見られる。(東電柱川下250柱)大きな民家が西側にあったのち、道路は右へカーブする。
左側にコンクリートの斜路を見た先、左カーブを曲がると厳重なネットフェンスが囲う白浜ダムに出る。

K白浜谷津コース
 大原台駐車場東丁字路→0.05←滝山入口丁字路→0.15←
白浜谷津コース入口分岐(東電柱川下364柱)→0.10←不動橋→0.15←左折分岐箇所→0.10←
神余尾根コース合流→0.05←「分岐点」
 大原台駐車場東丁字路、滝山入口を経て林道白浜線を北へ進む。左丁字路の土手には白浜谷津コース入口
を示す腕木型標識が立つ。(東電柱川下364柱)
 左折すると緩く右へカーブ。住宅地と農地の混ざる舗装道路が未舗装道になると、左右は竹薮になる。右に大
きな門構えを見た先、空き地の角の右丁字路を右折する。(東電柱川下436柱)
 一直線の緩い下りの先、昭和26年(1951年)8月の銘板の不動橋に出る。紀元2613年とも書かれ、カナ書
きの橋名が変体カナなのは面白い。橋上からは奇麗な河床が眺められる。
 小さく坂を登った先の小鞍部は左側の谷筋の源頭部を越えるもの。更に上った平地では短距離を置いた要所
に案内標識が立ち、「あか」いリボンのコースサインが連続する。幅広い谷津の右岸。小さな左股の枝谷津と
枝尾根先を縫って左右に振れながら進む。やや広い谷津を渡るが、これも左股の一つで、渡った先には今の谷
津の左岸側を進むように標識がある。二俣の中尾根の位置だ。右股の右岸側に廻り込む踏み跡があるのでこ
れには入らない。
 左側の谷は幅広い谷のようだが木々が多くて全容はわからない、幅広い緩斜面を登る。これが狭まって最近
の整備のコースになる。「圏谷」に似た地形の下に出て右岸側へ反時計廻りに進む。右に折れてV字型の溝径
を登ると谷の源頭部が造る痩せ尾根の西端、尾根コースに接続する。白浜谷津コースの標識が立つ。
 左西はふれあい神余の里へ。右東は地形図に黒破線もない尾根径を経て「分岐点」の丁字路で加藤林道に接
続する。
 リボンの色は厳密には「赤」ではないが、カラフルな「あか」に変わりない。

L神余 白浜尾根コース 白浜ダム近くの分岐点の斜路

L白浜尾根コース
 大原台駐車場東丁字路→0.05←滝山入口丁字路→0.20←
白浜谷津コース入口分岐(東電柱川下364柱)→0.10←保全地域看板分岐→0.10←
山径分岐(東電柱川下250柱)→0.10←斜路分岐・白浜ダム→0.20←尾根分岐→0.20←
加藤林道丁字路「分岐点」南分岐2箇所の東側
 大原台駐車場東丁字路、滝山入口を経て林道白浜線に入り、白浜ダムを目指す。
 白浜ダムのわずか手前、カーブの西側にコンクリート斜路が取り付いている。緩やかな傾斜から水平な未舗装
道になり、直ぐに山の斜面を登る。右側に尾根筋を置く巻き径が続く。迂回路もある。径が荒れたので神余の団
体が代替の径を左側にひらいたもの。全体に歩き易い水平な巻き径が続く。左側にビューポイントと標識される
分岐がある。わずかな距離で一段上がると南への展望があり、海も見える。右へZ型で折り返し、尾根筋を進
む。鞍部の東側を小階段で降り、左へ折れる。右手の分岐を見送る。峠部の西側には切り開かれた見晴らしの
いい幅広い谷が見える。これは台風でかなりの木々が倒れたもの。先ほどのZ型折り返しも「本道」が倒木で埋
もれた対応だ。
 右山の巻き径が続く。左側は杉の植林の幅のある谷だ。径が下ると谷津を渡る。左が下流、右が上流で踏み
跡は濃くないが、幸い谷津の両岸に標識がある。渡った谷津の右岸側の径を進むと、右北側の枝谷津の口を横
断する。コンクリート舗装の板が半分浮いている。西寄りには廃小屋も見える。
 再び右山の巻き径になる。右へ緩くカーブ、左岸の谷が広くて明るくなると、この谷津左岸側を緩く上って加藤
林道に接続する。白浜尾根コースの標識が立つ。
 左西は谷津の源頭部を挟んで神余の里の尾根コースの「分岐点」から加藤林道の起点に達する。右東は緩く
下って畑の北端でコンクリート舗装道路が尽きる。
 白浜ダム手前のコンクリート斜路に行き着く手前、道路が右へカーブした先左側の低い崖へ上れる小径があ
る。急過ぎてお薦めできないが登路は直ぐに緩やかな斜路になってコンクリート舗装の斜路からの径が水平な
未舗装道から山道になる箇所に合流する。道路は東電柱川下258柱の先、10メートル足らずでコンクリート舗
装の斜路に至る。

M東分岐のコース
 白浜尾根コースの途中に浅間神社方面への別近道が合流します。
 大原台駐車場東丁字路→0.05←滝山入口丁字路→0.20←
白浜谷津コース入口分岐(東電柱川下364柱)→0.10←保全地域看板分岐→0.10←
山径分岐(東電柱川下250柱)→0.10←斜路分岐・白浜ダム→0.20←尾根分岐
→0.20=0.15←東分岐→0.10←K字路→0.10←浅間神社
 大原台駐車場東丁字路、滝山入口を経て林道白浜線に入り、白浜ダムを目指す。
 白浜ダムのわずか手前、カーブの西側にコンクリート斜路が取り付いている。緩やかな傾斜から水平な未舗装
道になり、直ぐに山の斜面を登る。右側に尾根筋を置く巻き径が続く。迂回路もある。径が荒れたので神余の団
体が代替の径を左側にひらいたもの。全体に歩き易い水平な巻き径が続く。右へZ型で折り返し、尾根筋を進
む。鞍部の東側を小階段で降り、左へ折れる。右手の分岐に入る。

 始めは左に尾根筋を置く右巻き径だが直ぐに尾根筋の径になる。左巻き径、右巻き径、尾根径と径の形状が
たびたび変わる。わずかな上りで左巻き左カーブの水平路に出た所、右手の尾根のマテバシイの木々が太く高
くなると崖に突き当たる。加藤林道延長に合流する「東分岐」だ。3方向を示す腕木型標識は右を「浅間神社」、
左を「分岐点」今来た方向を「白浜方面」と案内している。
 右へZ型で折り返す箇所はそのまま左カーブして峠部の西側の見晴らしのいい箇所に出るのが台風前の径
で、この径が復活するとこの附近の径の取り付きが変わる。

N加藤北コース
 バス停神余小学校前→0.05←尾根先小径分岐→0.20=0.15←大倉南コース合流分岐
→0.05←大倉南コースロープ段径箇所
 バス停神余小学校前から北へ進み二つ目の右東分岐に入る。東電柱神余249柱。東へ進んだ道路が左手
に岩壁を見せる位置で左北へ折れる。東電柱神余419柱。コンクリート舗装道路の斜路の最初の分岐は右へ。
個人の玄関に接近し、右側の小尾根先に細い溝径が分岐している。
 入ると加藤北コースをの標識がある。幅のある尾根径になり、竹薮に入りそうな所、左手の斜面の細い切り開
き径へ入る。濃い竹の中の径は直ぐに尾根筋、右巻き径になる。左穂岩壁には時々横穴がある。票h式がった
先、尾根筋になるが、又径が荒れている。山崎曲がりをすると大倉南コースとの合流点に出る。その直ぐ東側で
大倉南コースは終えん筋を北へ跨ぐコースと南のまま進むコースに分かれる。北へのコースは大倉南コースへ。
南側のコースは南へ曲がるが山崎を巻く径で奇麗で幅広いいい径だ。肥大rへ寄って尾根筋に接近すると、尾根
筋の北側一段下に山径が平行している。荒れた径を巻き、奇麗な径を巻くと左手に段径とロープが見える。大倉
南コースとの最合流点だ。

O加藤南コース
 バス停神余小学校前→0.10←和田前橋→0.20=0.15←尾根コース合流点(展望台)
 和田前橋から東へわずか進んだ右手の巾広い谷津田の中に奇麗なコンクリート舗装道路が分岐している。東
電柱神余285柱。道路は谷津田の中央を進み、尾根先の左側から分岐して尾根の中に入る。急な登りが緩い
山道にかわり、二度目の径のピークには標識がある。痩せ尾根にかわって右へ折れると右下へ下って、尾根コ
ースに合流する。一時展望台の標識があった箇所だ。東側は倒木のトンネル状態だが通行に支障は無い。

Pホタルの里コース
 バス停神余小学校前→0.10←和田前橋→0.10←加藤林道チェーン(ホタルの里コース入口)
→0.10←小尾根先分岐→0.10←大倉南コース合流点→0.20=0.15←K字路→0.10←
浅間神社
 
林道コース、和田前橋から加藤林道に入る箇所。北側の谷筋の道に入る。左下に倉庫を見た後、コンクリート
舗装の道路は荒れてくる。谷津田の左岸の径はこれを横断して右岸に渡ったところ古いベンチが置かれている。
左手の尾根筋先に標式があって、荒れた斜面を登る。直ぐに奇麗な径になって右巻きの多い径を登る。尾根筋
が左カーブすると左巻きの径に変わって西寄りに向き直り大倉南コースに合流する。西側は細い痩せ尾根。右
側は左巻きの径だ。
    房総丘陵 1000