山歩き標準時間の検討

8620

 明石で起きた将棋倒し事件は悲惨でした。ここのページを読むと階段の傾斜が30度なら
水平な時の通路幅に対して、下りなら3倍、上りなら4.5倍の幅が、スムーズな通行が確保
できる最小幅だと結論が導けます。それでも一般通路の通行に対して、階段等がネックに
ならないという程度のことですが。
 高速道路が本線で2、3車線なのに、本線料金所は10ブース以上もあっても、これが渋滞の
原因になることは,今じゃどなたでもご存知です。明石では歩道橋の幅に対して階段の方が
狭かったのですから、ここ降り口で特に激しい混雑になるのは当然です。人災的要素にたいする
ことは割愛します。

 ガイドブック、ガイドマップにはルートの所要時間が記入されています。これをみると二つの
時間が逆方向を向いて書かれています。場所によっては左右同じという記号とともに、ひとつの
時間しか書かれていないところもあります。

登りと下りでは所要時間が異なり、登りの方が多くかかります。水平な道なら登りも下りも
ありません。また山道でも、両方向とも同じ時間がかかれているところもあります。

複数のガイドブック、マップを比べてみますと、同じ場所に同じ時間の書かれているところも
多いですが、微妙に異なっています。またぜんぜん時間の書かれていないルートもあります。
(文末 X各所の比較 参照)

 じゃあ時間がガイドごとに違っていても、僅かならいいですが、大きかったらどちらを信頼したら
いいでしょうか。時間のわからないルートを歩くときには、どうやって時間的な計画をたてたら
いいのでしょうか。 

 関東 山歩き 案内 index  所要時間と言葉 8600  中高年ハイカーのコースタイム 8610

 T先輩に聞いてみましょう

1 文部省 高みへのステップー登山と技術ー第5章無雪期の登山1.歩行(2)歩き方の基本
A歩き方 カ (ア) 
  ここまで章節項をたどると 頂上に着く。いいえ、記述にたどり着く。
ゆっくりした歩き方で平地で一時間約4キロ、登りでは標高差300メートルぐらいに対して
1時間かかる・・・

2 日本交通公社 アウトドア・シリーズ 地図と歩く Part2マイ・ハイキングプラン 地図で
作るハイキングプラン 4.断面図で地図を読む コースタイムを測る 矢澤 湊氏の著 
水平距離100メートルを4ミリ 高さは100メートルを12ミリにした断面図を作る。水平と
ゆるいくだりは5倍、急なくだりは7倍、ゆるい登りは10倍、急な登りは13倍、これらの倍数で
断面図の斜面の斜線の長さをセンチで取った数字を倍したものが分単位の時間です。
わかったかな、わかったら早速やってみよう。

3 山と渓谷社 yamakei mountaineering school 15 山の地図と地形 第1部山の地図第3章
地形図の読み方ー机上登山への挑戦歩く距離とコースタイムを図上で事前に知る方法 
藤本一美氏
 平地では標準として1時間に4〜5キロ歩ける。山地では標準として100メートル登るのに
20〜30分かかる。欄外の注脚に下りの所要時間は上りの2分の1から3分の1が標準。例外も
あるので注意。うーん、これは2〜3割減の間違いじゃないかと私は思いますがねぇ。

4 山と渓谷社 yamakei mountaineering school 15 山の地図と地形 第1部山の地図第15章
地図のコースタイムを考える おおよその目安 田代 博氏
平地では4キロ 登りでは標高差300メートル 下りでは450メートルでそれぞれ1時間 
 この本では注脚で三宅 修氏の案も紹介している。

5 実業之日本 ブルーガイドハイカー 23 駅から登る山歩き 山歩きを楽しくするための
虎の巻 山道を歩く 中田真二氏
 町中では時速4キロ、緩やかな登り1キロを25分、急な登り1キロを40分、鎖場ガレ場
1キロ一時間以上。すなわち緩やかな登りは時速2.4キロ、急な登りは時速1.5キロ、所に
よっては時速1キロを割るという事です。でも緩やかな登りと急な登りの傾斜や標高差につては
手がかりがありません。後述のUの提案を採用すると、緩やかは10パーセント、急は23
パー、所によるとは37にもなります。

6 朝日新聞社 週刊ビジュアルシリーズ 百名山 そのある号に、または全号かしら。
 コース図に標高差50メートルごとに〇印を付け、距離500メートルごとに◇印をつける。
それぞれを1ポイントとして数え、4ポイントで30分、8ポイントで1時間とするというものです。
これは標高差を400メートル一時間、距離を4キロを一時間として、それぞれ計算し合算する
ことと同じことです。
 登りとも下りとも言わないで、その山の急さ加減の雰囲気をつかむのが趣旨だそうだ。なんか
変な感じ。

7 昭文社版どこでもアウトドア奥多摩・奥秩父を登る 大菩薩・奥武蔵 ご利用にあたって
 1時間で登る標高差は一般的に300m程度、くだりの場合では400〜500mと言われています。
とかかれています。距離につては言及していません。

8 けやき出版 奥多摩・秩父100の山と峠 本書のガイドについて
1時間で登れる高さの目安は約300mで、下山の時間は400〜450です。もちろん、これは
あくまで目安です。とかかれています。距離につては言及していません。

9 変なのみつけたの。著作名著者名 控えなかった。立ち読みよ。だって6の内容と似ていた
んだもん。
 コースタイムについて1章10数余節も当てていました。力作よね。でも内容は6と同じよ。
1ポイント7分半で計算するんですって。下りはどうだったか、斜め読みでは無理ね。(これじゃ
アブちゃんにほうこくできないわ) f

そのほかにも若干ありますが、数多い登山のノウハウ本・ガイドブックの数ほどには、この
問題に触れているものは多くありません。なかには決め手がないと改訂版を書き換えたノウ
ハウ本もあります。ほかの問題はびにいりさいに入り、詳しく重複して解説していても、
この問題は一言も触れていない
本が多いのです。
山と渓谷誌1991年6月号「低山ハイクに学ぶ山歩きの基礎2」三宅修氏
主婦と生活社「初めての山歩き」伊藤幸司氏
成美堂出版・使い図解コーチ・登山 安田正人氏 廃版 昭和57年発行
土屋書店 山歩き入門 折立文彦氏
ベースボールマガジン社 すばらしき登山 山中保一氏
朋文堂 昭和32年度版 登山の基礎 山崎安治氏金坂一郎氏----これは古い。どこで
見つけたのだったか忘れたよ。 思い出した。神保町の悠久堂さんで見つけた立ち読みよ。
あんまり古い本だったので買わなかったんです。
  「ニッチノバイヨ」 これは、すれ違ったベテランハイカーがおっしゃった言葉ですが、今から
すると何の符丁だったんでしょうか、もう聞きようがありません。いずれ、わかる日が来ると
思います。 end  

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U 「アバウティアン ルーザー」 さんが提案する方法。 龍崎 阿夫登

1  5万分の1の縮尺の地図を用意します。
2  道を
国道級のまっ平らな舗装道路ほぼ平らな舗装道路山道の三種に分けます。
3  登り、下りの傾斜の始まる個所、傾斜が大きく変わる個所、登りと下りが変わる個所等を
ポイントします。
4  前述のポイントの標高を等高線から
正確に読みとり、標高差を計算しておきます。
5  道の縦断面図を書きます。

     ポイント間の地図上の距離をミリ単位で測ります。
曲がりくねりは適当に。
     
国道級の道は0.625倍平らな道は0.75倍未舗装道路や山道などはそのまま
     1.00倍で。
      各ポイントの標高差を
登りに使う道は100メートルを15ミリ下りに使う道は100メートルを
     10ミリ
にして直角三角形のような縦断面図を書きます。
      アップダウンが激しくて
めんどくさい尾根筋の道は、地図上の距離を1.5倍して、
     その間の標高差は
無視して、適当に水平線で縦断面図に換えます。
6  
こうしてできた縦断面図の斜線の長さが1ミリ=1分になります。10パーセント未満の割増しを
して数字のお尻を丸めて
しまいます。
7  1で指定の縮尺の地図がないときは、5でいう
距離を調整してください。
8  3でいう傾斜が大きく変わる個所はめんどうですから
無視してかまいません
9  4の
標高はできるだけ正確に読み取ってください。真面目にやれよ!
10 5で言う
「適当」は「いいかげんでかまわない」という意味です。!!!ほんとうに。真面目に
やらなくてもいいんです
かねぇ面どくさけりゃ適当に
11  
国道級の道平らな道は 3〜5 の作業は省略して適当に所要時間を決めてしまいま
しょう
。「ほんとうに」 問題は山道ですから。  「いいのよ、この程度で」
                                     by アバウティアン ルーザー
end
  
適当真面目の精度の比は5倍ないし7.5倍です。
end 

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V解説 龍崎 阿夫登

 電車汽車飛行機。交通機関に乗れば、所要時間も時刻表まで有ってよくわかります。でも
車で行くと時間は若干崩れます。道路が混んでいたり、空いていたりしていますから。歩いた
場合は町の中ではあまり狂いませんが、それでもショウウィンドウの素敵な・・・・に目を
とられたり、お友達に偶然であったり・・・おまけに歩きつかれたり。ましてザックに重い荷物を
詰め込んで。「あなたのよりは軽いけど」坂道階段ばかり歩くのでは、くたびれて疲れて、、、
それでもいくつかのガイドブックを見るとそれなりに所要時間が書いてあります。でもその
時間はガイドブックごとに若干違っています。それらの一番大きい数字を自分のプランの時間
配分にするのもおかしいけど、それ以上に時間がかかっちゃうの。くたびれて疲れてゆっくり
歩かざるを得ないスピードはどれくらいでしょうかね。坂道階段ばかりではぜんぜん進めない
どころか汗が眼に入るばかりで歩けないわ。休憩休憩。この休憩は所要時間に含めない
するなら、30分や1時間くらいは休憩しないで連続して歩け(!)るくらいにもっとゆっくり歩きま
しょうよ。休憩も5分か10分ぐらいで、すぐ出発しちゃうんじゃ、もっとゆっくり歩きましょ。
てな具合でドンドンスピードが落ちる。競走じゃないんだからマイペースでいいの。景色を
眺めて、お花を愛でて・・・。こうした時のスピードはいったいどのくらいでしょうかね。
 先輩に聞いてみましたが、今ひとつ納得いかないの。平地なら距離だけで時間を出し
ましょう。傾斜が急になったら標高差で時間を出します。標高差300メートル距離4キロの
角度より緩い登りはどうしましょう。標高差300メートル距離8キロの登山道は1時間か
2時間か。標高差300メートル距離12キロの登山道は1時間か3時間か。そんなことを言って
たら、きりがありません。傾斜の一様な登山道を選んで、この部分を通過したときの所要
時間を調べます。
 場所名:所要時間T:距離L:標高差Hの4項目の表を作ります。
次に所要時間を一時間にして距離L:標高差Hの数字を比例計算します。
sankaku kankei wo enman ni seisan shite、
hutari kiri no aida gara wo、 sagurou to surunone. dooshite Tsan wa mi wo hiitano
kasira.Lsan demoHsan demo nakatta none. (L:H)の組み合わせを座標にプロットします。
サンプズ 天の川が現れてくれればいいが、丸い雲しか出てこなければ失敗。ソウカン
ケイスウ、カイキチョク(キョク)セン 
お天気が悪くて思うように歩けなかった。雪で滑って
歩きつらかった。くたびれてしもう、てもう歩けないって、愚痴って歩いていた。そういうときの
プロットは消します。調子よく歩いて、何人か先の人を追抜いた。(まずそんなことはないけどね)
 もしそんなときのプロットがあっても未練を断ち切ってこれも消します。ヒヒョウホンゴサノ
ハイジョ

 
a(X=0.5キロ:Y=300メートル),b(X=2キロ:Y=300メートル)、
c(X=3キロ:Y=0メートル)、d(X=4キロ:Y=0メートル)の四点の四辺形の周辺に「天の
川」が現れればよし、現れなければ、また屁理屈をつけていくつかのプロットを消します。
ブンプケイジョウノスイソク c付近にはいくつかのプロットがあったがd付近にはあまりない。
林道歩きをしたときなど-山歩きとはいえないときこのd付近のプロットが有った。このことから、
ほぼ平らな舗装道の歩行時速を4km/h、山道歩きの時速を3km/hと決めます。また不動産屋の
広告の駅から10分などというのは1分80メートルで計算されていますので4.8km/hという
数字もひとつの目安になります。 これより速く歩くのはもう早過ぎるほうになります。一里を
半時(一時間)歩くとすれば3.927km/hがこのときの速度です。こうして水平な道の時の時速を
決定しました。ただし道路の状況によって変えるという条件を付けてですが。Xセッペンノケッテイ
 
次に前述のa、b、cの三点を経過する直線はありえませんが、曲線なら有りそう。しかし
曲線では表現が複雑になる。登山道の傾斜角度を出して17°を境にして二つの直線を組み
合わせるのもおかしなものだし。b、c間をどう結ぶのかが一番問題だ。またc付近ではこの
「直線」「曲線」の接線はX=3キロという縦線がほしい。キョクチニヨルスイソクこれから候補に
あげたのは放物線を横にしたものを移動させたもの。円乃至楕円ではどうだろうか。楕円で
あれば係数を介して円と同じ。水平速度と垂直速度が係数を介して同じ扱いを受けることになる。
オナジジスウ (X=1キロ:Y=300メートル)が1時間かかる斜面だとする著書があったが、
先ほどの私の散布図からするとこれは一時間よりかなり小さいほうになる。一時間かかる斜面
としてはb(X=2キロ:Y=300メートル)の組み合わせのほうが、適切だと先の図から読み取り、
さきのc(X=3キロ:Y=0メートル)の二点から楕円の方程式を求めました。
 ここでいう散布図はもうずいぶん前に作ったものでここにアップできるほどの体裁を備えて
いませんのであしからず。
 Yセッペンノケッテイこうして出てきた402.5は半端なので400と置き換えます。
T^2=(L/3)^2+(H/400)^2
が仮決定されます。 a(X=0.5キロ:Y=300メートル)は46分、
b(X=2キロ:Y=300メートル)60分、
c(X=3キロ:Y=0メートル)60分と計算されます。30度(X=0.7キロ:Y=400メートル)の
ときの計算結果と90度の(X=0キロ:Y=400メートル)計算結果は2.7%ほど変わるだけ
ですから30度以上の傾斜は距離にかかわらず標高差で計算する事と考えていいと考えます。
実際に90度の傾斜はなく、のっぽビルの階段を登ったときに置き換えるといいでしょう。その
ときでも実際は30度程度の傾斜の階段を登っている事になります。計算結果は、時間どころか
分秒まで出ますが、5分か10分単位に適当に処理するのがふさわしいと思います。ストップ
ウォッチで時間分秒まで読む競走をしているのではないのですから。まして疲れたくたびれたと
文句ばっかりたれている生身の人間が相手ですから。距離は地図から適当に測る。曲がり
くねりも適当に。標高差は等高線から出来るだけ正確に読み取る。両者の精度の比は5倍以上
あってもかまわない。 下りは登りの1.5倍も下っている事があることからも先の式は
T^2=(L/3)^2+(H/600)^2
と改めます。
 先輩に聞いてみますとやはり登りの数字が1.5倍になっています。実際に下りの調子よく
駆け下りるようなときの所要時間は、ここでは問題になりませんし、このような下山は「落ちる
状態で」危険なだけで体力を著しく消耗します。ここでいう山歩きの標準時間の検討の対象では
ないと考えます。こうして出来た方程式を先の散布図に重ねて作図して大違いのないことを
確認します。
 3キロは5万分の1地図では6センチ−60ミリになり、60分になります。以下はUの・・提案する方法。
にもどります。 end f

関東 山歩き 案内 index  所要時間と言葉 8600  中高年ハイカーのコースタイム 8610 

W ?????

 三変数の解析に当たり、一変数の数値を固定すべく変更したとき、他のニ変数も正比例する
単位の異なるTを1時間に固定して距離、標高差の二変数の関係に整理する。
散布図 相関係数 回帰直線曲線 非標本誤差の排除 分布形状の推測 X切片の決定 
極値による推測 同じ次数 Y切片の決定 日地の倍 end

X 各所の比較

   1 大菩薩嶺

ガイドブック類

黒岳 大峠   大峠 雁ガ腹摺山

方向

 

山と渓谷 山の便利帳 主要登山地行程表 大菩薩 2004 0.40 1.30   1.00

  0.40

山と渓谷 山の便利帳 主要登山地行程表 大菩薩 2003 0.40 1.30   1.00

  0.40

昭文社 山と高原地図 大菩薩嶺 1.00 1.30   1.00

0.40

ゼンリン 地球の風 登山ハイク 奥多摩大菩薩 0.50 1.15   1.00

0.40

実業之日本社ブルーガイドハイカー4東京付近の山   1.15    

0.40

実業之日本社 甲斐の山旅・甲州百山       1.00

0.30

山梨日日新聞社 山梨のハイクコース       1.00

0.35

山と渓谷 アルペンガイド別冊 東京周辺の山       1.00

0.40

ヤマケイ アルペンガイド10 奥秩父・大菩薩       1.00

0.40

昭文社 関東の山あるき100選、奥多摩奥秩父を登る       1.00

0.40

 着色部分が所要時間について、他者との違いが著しいところです。
他者に比べやや大きめの数字の「昭文社 山と高原地図 大菩薩嶺」の
さらに10分も多い。山の便利帳の方は差が大きすぎる。end

   2 奥多摩

ガイドブック類

刈寄山 入山峠   市道山 市道山

方向

→市道山 →市道山  

入山峠←

刈寄山←

昭文社 山と高原地図 奥多摩

2.35

2.20

 

2.20

2.40

山と渓谷社版 アルペンガイド別冊東京周辺の山 1988

2.05

1.50

 

1.30

1.55

山と渓谷社版 アルペンガイド9奥多摩・奥武蔵

2.15

1.50

 

1.30

2.05

実業之日本社版 ブルーガイドオールガイド東京付近の山 1988

2.10

1.55

 

1.35

1.55

実業之日本社版 ブルーガイド4東京付近の山 1998      

1.30

1.55

実業之日本社版 ブルーガイド12奥多摩・奥武蔵の山々

2.20

       
東京新聞出版局版 岳人ポケットガイド 分冊形式 10奥多摩

2.15

2.00

 

2.00

2.25

ゼンリン版 地球の風 登山ハイク 分冊形式 3奥多摩大菩薩

2.20

2.05

 

1.55

2.20

山と渓谷社版 分県登山ガイド 東京都      

1.50

2.10

かもがわ出版 奥多摩山歩き一周トレール

2.20

       
昭文社版 どこでもアウトドア奥多摩・奥秩父を登る 大菩薩・奥武蔵

2.35

2.20

 

2.20

2.40

山と渓谷社版 山と渓谷 山の便利帳 主要登山地行程表 奥多摩 2004

.15

     

2.05

山と渓谷社版 山と渓谷 山の便利帳 主要登山地行程表 奥多摩 2003

.15

     

2.05

1実登 無雪期 少人数 好天        

2.07

実登 無雪期 多人数 好天

     

1.25

1.47

3実登 積雪期 少人数 降雪  

2.18

     

 着色部分が所要時間について、他者との違いが著しいところです。
入山峠・市道山間峰見通りは2時間前後の時間が設定され、奥多摩としてはやや長い時間に
なっています。中間にこれといった目立つものがなく、小ピークと鞍部の繰り返しで、それさえも
巻き道があったりします。ある意味で退屈な山道が延々続くといった感じになります。刈寄山
南の入山峠で時間をはかっているガイドとこれを飛ばして市道山刈寄山間で時間をはかって
いるガイドがあってやや変則的な比較表になりました。昭文社の方はやや長めに設定されて
います。山と渓谷社は短めです。2 無雪期 多人数 好天時の構成メンバーは大変だったろう
なあと改めて思います。

関東 山歩き 案内 index  所要時間と言葉 8600  中高年ハイカーのコースタイム 8610  

 

 竜崎さんの名前が誤変換だったのを最近直しました。大体、走り書きを原稿だって、えばってる
だけだもの、名前くらい間違っていたって、かまうもんかぁ。
 数ページごとに間違いのあるガイドブックだって、売り出されてんだから、世の中には。付箋用意してたら
たらなくなっちゃって、半分までいかないでやり直したわよ。あの本たら、、、、、、」

 房総丘陵1000  の 全般1020 中の案内とみち に 簡略な所要時間の決定方法がありました。

 道路では距離の200メートルを3ミリ、山道では200メートルを4ミリ、初歩の岩登りを思わせる激しい上下を
伴う山道では200メートルを6ミリに直した長さでで、直角三角形の一辺を描き、登りの道は標高差20メートルを
3ミリ、下りでは20メートルを2ミリに直して、直角三角形のもう一辺を描きます。この直角三角形の斜辺の長さ
1ミリを所要時間1分として出た数字とも比較検討して、10パーセント未満の割り増しし、5分単位に調整します。

 僅かに4行でした。