| 百名山 | 選者 | |||
| 7010 | 日本百名山 | 深田久弥氏 | 日本の各地の山岳地多数を歩いて選定 名山百選集の元祖 |
百 |
| 7020 | 日本二百名山 | 深田クラブ | 深田氏の要領で更に100山を選定 | 二 |
| 7030 | 日本三百名山 | 日本山岳会編 | 同様に100山と、200中から一つを入れ替え | 三 |
| 二百名山、三百名山の選定は意外な経過があります。日本山岳会が三百名山として、 百までは深田久弥氏の百名山をそのまま継承し、次の二百を選んで三百名山として、 検討・修正を重ね、日本山岳会の『山日記』昭和53年版(1978)に発表されました。 それより早く百名山に続く二百名山を選定中だった「深田クラブ」が、その中の99山と 奥只見の荒沢岳の100山を二百名山として選定しました。三百名山の発表の後なのです。 なので前述の二百、三百の選定は便宜上の説明になります。 なぜ二百名山に荒沢岳が入れられ、三百名山には山上ヶ岳が外れているのか。 選者が違うので、若干の行き違いと考えましょう。 これは山と渓谷誌1月号の毎年の付録山の便利帳の巻末の表からの引用です。 また2014年初版第一刷の新版日本三百名山では300の山が百、二百、三百の 仕分けなく掲出されています。(4雄阿寒岳55東吾妻山56西吾妻山ガイド全図 4雌阿寒岳55一切経山56西吾妻山目次および本文というご愛嬌がありますが,。 これらの選定作業に敬意を払えば三百名山には301山を計上するのが最上だと思います。 |
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上記の表から個別の山々へ ハイパーリンクをしています。していないものもあります。
| 百名山 | 選者 |
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| 7045 | 日本百名山漏れ | 深田久弥氏 | 「百名山」出版の「あとがき」から計上 | |
| 7050 | 日本四百名山 | 田中弘士氏 | 300山に加え100山を独自に選ぶ 99 | 四 |
| 7060 | 日本五百名山 | 田中弘士氏 | 400山に加え100山を独自に選ぶ 97 | 五 |
| 7070 | 日本六百名山 | 田中弘士氏 | 500山に加え100山を独自に選ぶ 97 | 六 |
| 7080 | 新日本百名山 | 岩崎元郎氏 | 新感覚で100山を選定、各県最低一山 | 元 |
| 7090 | 日本百低山 泰 | 小林泰彦氏 | 山と渓谷誌345回の連載から100山を 選定 文庫版は更に1山を追加 |
泰 |
| 8010 | 日本百低山 ガ | 日本山岳 ガイド協会 |
共同通信社が配信した「ふるさとの山 高さが故に貴からず」の再編集。幻冬舎 |
ガ |
| 8020 | 日本百低山 渓 | 山と渓谷誌 | 2024年11月号の特集記事 | 渓 |
| 8050 | 全国絶景低山50 | 山と渓谷誌 | 2021年11月号 実際は54山選者18人 | 絶 |
| 8060 | 全国絶景低山100 | 山と渓谷誌 | 2022年11月号 | 景 |
| 8070 | 決定版!全国絶景低山100 | 山と渓谷誌 | 2023年11月号 | 決 |
| これらの表から個別の山々へのハイパーリンクはしていません。 | ||||
どなたの発案か存じませんが番付表というものがあります。又、単に一覧表と
いうものもあります。その一覧表の中で、各種のの理由付けをして、
その総数を百に限ったものが「百選」というかたちで、発表されています。
| 何でもかんでも | 登山 |
地形 |
花 | 木 |
行政 | 行楽 |
旧跡 | |||||
百名人 |
名山 | 低山 |
花の山 |
谷 | 滝 | 峠 | 桜 | 大木 | 道路 | 温泉・湯 |
名勝 |
城 |
| 日本国内全体 | 久弥 元郎 |
小林泰彦 山岳ガイド 山と渓谷誌 |
田中 澄江 |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
| 国内地方別百 | ◎ |
◎ |
◎ |
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山を選ぶというのは少し変な気がしますが、あまりこだわらず、
ハイキングに適した山だと思えばいいじゃぁないかと思います。
日本 |
共通 | 新日本 |
四百名山 |
五百名山 |
六百名山 |
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101 |
100 |
100 |
100 |
100 |
|||||||
36 |
5 |
18 |
45 |
51 |
1003山外 |
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35 |
2 |
15 |
74 |
45 |
45 |
1003山 |
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4 |
52 |
0 |
1 |
0 |
100 |
百100 |
|||||
12 |
17 |
1 |
2 |
2 |
100 |
二100 |
|||||
12 |
9 |
0 |
0 |
1 |
97 |
4 |
三101 |
||||
7 |
7 |
1 |
1003山外151枝番 | ||||||||
| 小林泰彦氏 | 岩崎元郎氏 | 田中弘士氏山と渓谷誌2005年一月号 |
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百名山は全ての山が「日本の山岳標高1003山」に含まれています。二百名山も同様です。三百名山は
二百名山中、荒沢岳を除き三上ヶ岳を加えるとしていますが、ここでは101山としました。この三百名山中
4山は「1003山」には含まれていません。
新たに発表された四百名山には二百名山に選定されている山が一山含まれていますし、続く五百名山では
百名山が一山、二百名山が二山含まれています。同様に六百名山では二百名山が二山、三百名山が各一山
含まれています。またこの4,5,6百名山中「1003山」に含まれる山と含まれない山はほぼ同数です。
この四百五百六百名山は山と渓谷誌平成17年・2005年1月号に掲載されたものです。参考記事としますが、
重用しません。
日本低名山は標高1500メートル以下から選定していることもでもあって、百名山とはあまり関係なく、
「1003山」の内外に同数の山が含まれています。新日本百名山は百名山の山がおよそ半数を占めています。
百低山と同じ山が二山あるのは面白いと思います。田中澄江氏の花の百名山は山を選ぶ基準が異なります
ので、ここでは扱いません。あしからず。
いくら山好きでも日本中の山々を全部行こうというのはナンセンスです。日本中の山というなら二百名山位まで
がいいところで、三百名山や日本百低山や低名山のために全国を回遊するのは、異常だと思います。低い山で
名所旧跡の探訪をするなら山歩きとは違うものになりますし、遠方の山が近隣の山ほど高くなく、、、、。
低山なら自身の居住と近隣の都道府県を廻れば十分でないでしょうか。その意味では「県別百好山」などとして
各県ごとに編集するのはいかかでしょうか。都府県境上の山は両都府県に計上すればいい。
北海道は二百好山。茨城県、千葉県、大阪府、沖縄県は五十好山でもいい。長野県も二百好山でもいいじゃ
ないでしょうか。こうして日本百名山に続いての山歩きの目安を作ったらいい。
また100というきりのいい数字、50も200も。こだわらなくていいじゃないでしょうか。
end